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バイト・トリガーを持つシンキングペンシル ~ KARASHI 80 SW DarTwicher~

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こんにちは!メガバス・スタッフの中澤です。
早いもので11月も末となりシーバス・ハイシーズンも後半戦に入りまして、深夜・明け方の冷え込みが、いよいよ身に染みるようになってきておりますが、釣り場にはベイト豊富、そしてそれを捕食に来るシーバスを始めとしたフィッシュイーターも豊富とあって、大勢の釣り人で賑わっております!
私も時間を作っては足繁く釣り場へと通っておりますが、さすがハイシーズン真っ盛りとあって平日・休日問わず釣り人が多い!(笑)
 
此の日は夕刻よりポイントに入り竿を振ったのですが、仕事を終えた釣り人たちが続々と釣り場に現れ、夕マズメを楽しもうと等間隔に浜に並びキャストを始めます。
そうして両岸からルアーを投げ込まれ続けるプレッシャーたるや相当の影響があろうと思われ・・・我先に釣りたい釣り人同士競うようにルアーを投げれば投げるほど、高まる緊張に魚は警戒し、口を使わなくなるらしく、そこから3時間当たりなし・・・。浜に集った釣り人誰一人の竿も曲がりません。(笑)
さすれば、いよいよ見切りをつける釣り人が現れ、一人釣り場を離れれば、それに誘われるように別の釣り人も帰り支度をし始め・・・
そんな感じで何とも言えない諦めムードが浜に漂い始めると、そこからは雰囲気に流されるかのように次々と皆釣り場を去っていき・・・
気がつけば浜には私一人がポツリと残されてしまいました。(笑)
 
しかしながら、長いこと此の釣りをしていると、このやっかいな「プレッシャー」というものの影響を確実に感じられるようになると共に、そのプレッシャーが急速に抜けた際に期待できる可能性もまた知っていたりします。
 
シーバス・アングラーなら当然ご存知の通り、基本プレッシャーが掛かり、魚が口を使わなくなった状況下では、できるだけ「ナチュラルな喰わせ」が有効になることから、えてしてシンキングペンシルが効果的なことが多く、シビアさの度合いに応じては、ご多分にもれず「ルアーサイズが小さくなる」的な傾向があります。
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そこで此の日、私が投入してみたのがメガバス新兵器の KARASHI 80 SW DarTwicher でありまして・・・
晩秋というハイシーズンに使うには「小ぶり」に感じられる80mmというサイズ感が、この日のプレッシャー状況には丁度良いのではないかという勘と、シンキングペンシルとしては珍しく「ダートゥイッチャー」と名付けられるほどの運動性能を持つことから、その優れたアクション性能に期待してみました!
 
というわけで早速・・・両岸から3時間、大勢の釣り人から多種多様なルアーを投げ込まれ、強烈なプレッシャーがかかった釣り場に、如何にも小ぶりな KARASHI 80 SW DarTwicher を投入!
 
先刻までの四方から連射されるルアーの着水音もすっかり無くなり、打って変わって一気に静かになった「流れ」に対し、 カラシ80 SW ダートゥイッチャー を馴染ませ、まずはオーソドックスにシンプルな「タダ巻き」で泳がせまして、しらばくトレースコースを転々と変えながら、水面直下を漂うように泳がせて魚からの反応を伺ってみたのですが・・・音沙汰なし。(苦笑)
 
いよいよ「皆と一緒に諦めた方が賢明か?」と弱気になり始めていたところに、進んだ下げ潮が効き始め、ポイントに僅かに「流れ」が効き始める。すると、その流れに紛れてベイトフィッシュがなんぼか下り始めているらしく、なんとなしに真っ暗な水面に魚の気配が漂い始めます。
 
とは言え・・・特に目に見えてボイルが始まるとか、破裂音が聞こえるとかいった明白なシーバスっ気は一切見られません。
急速に釣り人のプレッシャーが消え、多少なりとも「流れ」が効き、ベイトの気配も生じた「ここぞ!」というタイミング・・・。目に見える範囲では何も起きていない。これもプレッシャーの影響だろうか?
 
シーバスに襲われるでもなく、時折線を描きつつ暗い水面を流れ下っていくベイト達の様が何となく気になります。
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そこで今度は KARASHI 80 SW DarTwicher をU字ターンで流れに馴染ませつつ、時折リトリーブを早めつつ水面まで浮かせ、小さなトゥイッチを散発的に加えることで、水面での一瞬のドッグウォークで蠢きつつ、また水面直下を静かに泳ぎ下らせてみたところ・・・
U字ターンの頂点過ぎに繰り出した カラシ80 SW DarTwicher の水面直下ドッグウォークの直後に、突如「ドン!」という衝撃とともにリトリーブが止められ、フッキングする間もなく強烈にドラグが鳴り始めました!?
 
魚は流芯の流れに乗って一気に走り下るも、先述の通り幸いな事に釣り場には既に私以外誰も居ないので、好きなだけラインを放出して魚の好きなように走らせます。
 
深みまで逃げこんだ魚は、今度は水中で激しいヘッドシェイクを何発も見舞ってきて、そのたびに殴られるような乱暴な衝撃がロッドに伝わります!
 
十分に水深のある深みでもエラ洗い等の派手な抵抗をみせない挙動から大物であることが勘ぐられたし、何よりロッドの先に感じる重量感が十分にそれを伝えていたので、そこからは、ひたすら丁寧に・・・。
 
KARASHI 80 SW DarTwicher の決して大きいとは言い難いフックに過剰な力が掛からぬように、私以外誰もいない広大な浜辺を存分に活かし、ゆっくりと落ち着いて魚の抵抗をいなし続け・・・無事ランディング!
 
そうして浜に打ちあがったのは、予想通りにパンパンに太ったブ厚い体高のランカーヒラスズキさんでした!
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ハイシーズン、確実にグッドサイズの魚が産卵前の荒食いの為、釣り場に現れる中、当然それを楽しむ為に釣り人が集中し、期待の中、皆でルアーを投げ続けることで生じるハイプレッシャー・・・。
 
そういった状況だからこそ「プレッシャーに強く、喰わせる能力が高い」とされるシンキングペンシルが当然多用され、それ故にシーバス側に警戒されている感触。
いたる方向から流れに向かって投げ込まれる様々なシンキングペンシル。どれも「穏やかに静かに魚を誘う」という、いわば画一的なアピールが魚に怪しまれている可能性・・・。
 
本能に従った荒食い時期ですから、恐らく魚側も捕食はしたい・・・でも怪しい。
水面に着水しては静かに、ただただ流れを横切っていく「小魚風なもの」を、恐らくシーバス達は追尾している。
 
流芯を横切っていくシンキングペンシルを、僅かに深いレンジ、少し後方にポジションをとって、本物の餌(ベイト)なのか、はたまた不自然なもの(ルアー)なのか、迷いながら、ゆっくりと追尾し続けている。
 
そうして只々、変化無く一様に大人しく泳ぎきるルアー達を見て興味を失い、益々警戒心を増すと・・・。
恐らくスレが進行していない状況ならば、流芯を抜ける時、シンキングペンシルが微かにバランスを崩した際にバイトするのやもしれません。
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ならばどうでしょう?
シーバス達がシンキングペンシルを追尾している姿を想像しつつ、バイトしようかどうか判断しかねている最中に、凝視している(ベイトと思しき)シンキングペンシルが、我が身の危険を察知した小魚が水面方向に飛び出し逃げるように、突如水面付近でダートし「逃げるそぶり」を見せたら?
 
「シンプルさ」故に食わせ能力の高いシンキングペンシルが、その「シンプルさ」故に大勢に多用されると見切られやすいという矛盾・・・
そこに次の一手として、瞬発的なダートあるいは水中ドッグウォークといった回避挙動を加味することで「フィッシュイーターのバイト判断を急かす」機能、いわばバイト・トリガーが搭載されたシンキングペンシルである KARASHI 80 SW DarTwicher
 
晩秋、釣り人過多でハイプレッシャーな流れの中に狡猾に隠れ潜み続けるランカーサイズにも口を使わせうるトリガーベイト!
動けるシンキングペンシル! カラシ 80 SW DarTwicher ! 是非、お試し下さい!
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【使用タックル】
ロッド Cookai 空海 CK-96MS
リール 3000番
ライン PE 1.2号 + ナイロン25lb
ルアー KARASHI 80 SW DarTwicher ( PM SENSING RED  HEAD )

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