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BMCの後継者                  〝エクリプス ランドラゴ〟

全国に名を馳せる名河川。

九頭竜川で生まれたスイミングペンシル。


2015年9月発売。

120Fと90Fの2モデルがラインナップされている

エクリプス ランドラゴ。


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角がない流線形フォルム。水馴染みの良さが伺える。


自身、『最もBMCに近いルアー』だと思っている。


何かと比較されてしまう両者。

以前、「BMCの二番煎じ」というような記事も見かけた。


確かにそうなのかもしれない。

人の視点はそれぞれ。それも一つの心象。

ただ、自身は好意的に捉えている側。


fimoアーカイブから遡ってみてほしい。

そこにはBMCの産みの親であり

かつてノースクラフトを率いた北出氏のブログが残っている。




その北出氏と当時

BMCのプロトテストを積んでいたのが

エクリプステスターの岡崎氏である。


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流れと搗ち合わない〟ミノーとは一味違ったアクションが魅力。




BMC開発段階から中枢で携わった人物が

ランドラゴ監修者であることを認識すると

その見え方は随分と変わってくる。


世に出すにあたり

少なからず生半可なモノを出すことは考えられない。

ブラッシュアップが計られていることは容易に想像できた。



BMCイズム


単に概要を読む限り、BMCとは何も変わらない。

120Fは潜行レンジ、アクションをほぼ忠実に踏襲。

メーカーの謳う千鳥アクションはBMCに匹敵する秀逸さ。


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BMC直系の血脈。DNAは名作そのもの。


レンジ内での遊び方に

自由が感じられ、アクロバット性能も光る。

縦横無尽に泳ぎ回る様は素晴らしいの一言。


スライド、スラロームも文句のつけようが無い上に

その一連の動作に突如入る

無重力感のある浮上アクションは芸術。


『魚に的を絞らせず見切らせない』

そんな意図まで感じることができる。


飛距離に関してはBMCよりも多少、飛びに磨き。

同じ120mmでも、ランドラゴが3g重い23g。

そのためキャスタビリティは良好に感じるところだ。


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シーバスルアーでの淡水設計はほんの一握り。


90Fは120Fよりもアクションが大人しい。

潜行レンジも淡水50cmで概ね狂いなく。

サイズは適度な小粒感があり、自重は14g。

文句無しの飛びを見せてくれる。


浮力の兼ね合いか、90Fは「浮き<潜り」気質。

縦方向への跳ね具合は

120Fよりも幾分抑えられていると感じた。
 

軌道のブレが少ないことで、的の絞り易さが想定され

90Fは『見せて喰わせる』方向に振ってありそうだ。


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小場所をじっくり攻める時にも重宝する90F。


フォロー要員としても心強く

特性を捉えれば、拾える魚はもっと増えるのかもしれない。


120F、90Fと使い分けることで

様々なシチュエーションに対応できそうである。


後に投稿を控える

各プラグ編でも記しているのだが


スイミングペンシルの負の特徴。

「ウエイトボール戻りの難」

ランドラゴはそこも考慮され、設計してある模様。


実際に高確率でウエイトは自動的に戻るのだろう。

しかし、遠投した先のことは分からない。


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着水時の泳ぎ出しに大きく関わる重心移動ウエイト。ワンジャークで起動させる。


着水からアクションまでの空白の間。

タイムラグが生じやすいスイミングペンシル。


BMCと同様

ウエイトの戻し動作はこちらが行うようにしている。



偉大な軌跡を辿れるか


ほぼBMC。

真打ちはランドラゴだと思う。

ポテンシャルは申し分なく一級品。


そんなルアーに個性を求めるのは酷だが

オリジナリティを感じる要素は限りなく少ない。


個性が無いのが個性なのか。

「名作」と呼ぶには道理的に納得しない自分もいる。


BMC難民は少なくとも一定数存在するだろう。

その時に選ばれ、先頭に立てるか。


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ランドラゴが背負う宿命はあまりに巨大。


期待は大きい。それだけに反動も大きい。

これが持って生まれた星。

真価が問われるのはこれからかもしれない。


だが、懸念材料がある。

オンラインストアの取り扱いが少なく、一部は定価超え。

現状、最寄りの店頭に並んでいるだろうか

オークションは正常値。


不気味だ。


「清流鱸」に特化された性能。

シャローのストリームゲームにおいて強力な一手。


自身、ランドラゴは

BMCの影に隠れてしまい

使う機会が減ってしまっていた。


食わず嫌いも背に腹は代えられない。

今シーズンは多用していくことにする。


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今シーズンの緊急テーマ、スイミングペンシル。そんな一年があってもいい。


『流速で遊ぶファンタジスタ』


名作の本質を知る

血脈の色濃いルアー。

その真髄をしかと見定めていきたい。



※YouTubeには水中アクション動画が複数あります。
  動画、リンク貼りませんので気になる方はそちらを。

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