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▼ BMCの後継者 〝アピア バレーヌ〟
スイミングペンシルに属するルアー達。
主観に基づき。ご容赦を。
令和生まれの新進気鋭
2022年秋に発売されたバレーヌ。
このタイミングでの発売は色々と想像した。
散るモノあれば咲くモノもある。アピアが放つ新星とは。
スイミングペンシルとしては、数年振りの新作ではないか。
監修者はアピアプロスタッフの濱本氏である。
2023年1月時点。どうやら流通が停止中の模様。
オンラインは取扱店が少なく、品切れ多数。
メーカー予測よりも需要が上回ったことが理由だとか。
このカテゴリーにおける
市場ニーズ把握は難しさが伴うだろう。
安定した流通が望まれる。
そのため、まだ極一部のアングラーしか
手にしていない現状だと考えられる。
心なしか
これまでのアピア製品プロモーションを考えると
いささかトーン控えめなリリースだった気がした。
まずはスロースタートで
需要を測りたかったのだろうか。策士。
秘められたポテンシャル。全国のストリームライダー達にどう響くか。
ただそれでも
「アピアが出した」
ここに大きな意義があると思う。
長らく新しいルアーが出ずにいたニッチな領域。
バレーヌの登場でスイミングペンシルが脚光を浴びるか。
謎多き新星。
起爆剤になることを期待したい。
多彩な持ち球を駆使する技巧派
サイズ125mm 自重22g。
フォルム、アクション、潜行レンジについても同様。
スペックは少なくとも
王道を行くスイミングペンシルである。
ディティールに目を凝らすと
ヘッド部分がフラットフォルムになっている。
この部分に水流を当てることにより
抵抗感が生まれ、挙動把握に繋がるのだろう。
見覚えがあるこの外観。
廃盤となったモンスターヒッター156Fを彷彿とさせる。
自身の好みを挟むなら「好みでない」
バレーヌに関してもYouTubeで
水中アクション動画を観ることができ
映像ではロールが入っていることが分かる。
ホロ系カラーでは明滅効果が期待できる。
遊泳力も兼ね備え、ルアーバランスも良好に感じた。
だが、同時に気になる点もあった。
主に止水域でのことだろう
ルアーがストップした際に
ヘッドが〝コクリ〟とお辞儀する。
BMCにはない動きである。
バレーヌのウエイト配置は4箇所。
最前部と最後部の固定ウエイトに加え
ヘッド部の直ぐ後方に小規模なサブ重心移動。
更にその後方に飛距離を司るメイン重心移動が設けてある。
肝心要は「小規模なサブ重心移動」と解く。
重心ボールの戻し、飛距離の補助
それら両方を考慮した結果
「この位置に、このギミック」だと汲み取った。
各重心移動のウエイトボールが定位置へ戻った状態では
フロント寄りの重心となり、静止時は頭下がり。
起動時はヘッド部分のフラットな面で水流をキャッチ。
後方へ移行する水流が背中を押さえることで
頭下がりを矯正し、上体を起こすのだと推測される。
このお辞儀。
ストップ&ゴーならアクション中の一変化にはなる。
自身はこの動作が妙に引っ掛かった。
終始流れの中で使うなら、そのような間も無いと思われ
自身の好みによる心象のため気にしないで頂きたい。
メーカー表記では潜行レンジ10~50cmとある。
これが海水、淡水どちら参考なのかは不明。
出来れば追加表記を願いたいところ。
塩分濃度は無視できない要素だからだ。
全体的なアクションはBMCと同じく
水流をアクション転換する力には
非常に長けているものを感じた。
縦に長過ぎず、横に太過ぎず。水抜けと水受けの両立が期待される。
潜行レンジ内でのアクションは多彩。
潜行、浮上、跳ね、ダート、スラロームに加え
ヒネリで魅せるロールはバレーヌならでは。
ここにオリジナリティが感じられる。
その点、BMCはここまでのロールは入らない。
バレーヌのロール特性を生かすなら
「巻き」を意識することでもっと面白くなりそうだ。
また、スイミングペンシルの中では
アクションにメリハリも感じられるため
ジャーキング等の入力で目先を変えていけるのも強味だろう。
新星は名作をも喰らうか
BMCの血脈を継ぎつつ
持ち球の多さにより、性能の引き出しは多いと感じた。
ヘッド寄りの重心バランスは
ジャークベイトにも通じる設計であり
流し、巻き、アクション入力と
全てをこなす能力を兼備している。
普段、スイミングペンシルに馴染みがないアングラーでも
バレーヌならジャークベイトの延長線上で
比較的抵抗感無く、実戦投下できるのではないと。
懐は深く、面白い存在になる可能性は十分秘めている。
ナイトゲームだけではむしろ勿体ない。
デイゲームでも積極的に使っていけることだろう。
BMCは10年以上昔のルアー。
今も色褪せることはなく、現代のシーバスシーンでも通用する。
しかし、その10年の間には
道具の進化、メソッドの昇華、トレンドの移り変わりと
シーバスシーンは様変わりした。
BMCには注がれなかった
「時代背景」というエッセンスは
バレーヌへフィードバックされているに違いない。
ドリフトマスターが鍛え上げた実力は
疑いの余地はなく、折り紙つきだろう。
ルアーポテンシャルの高さを感じている由縁でもある。
将来のシーバスシーンをも見据えるNewスイミングペンシル。
一気に真打ちへ躍り出るか。活躍が期待される。
名作を超えていくのはバレーヌなのかもしれない。
自身もまだまだ投げ足りないため
シーズンを通してその性能に踏み込んでみたい。
※YouTubeには水中アクション動画が複数あります。
こちらには動画、リンク貼りませんので気になる方はそちらを。
- 2023年3月13日
- コメント(1)
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