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ブルージュは何者なのか



ブルージュ、苦手かもしれん


ビッグベイトはジョイクロ178から入った身なので

そこがビッグベイト原点になってまして。

長らく使ってきたせいか

S字軌道が細胞に刷り込まれています


スムーズなS字は「無駄な動きが無いね」という

ある種の信仰的暗示にも掛かってるのかもしれません。


まずそれが根底にあります。


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ワタシの基準は178。ブルージュは果たして何者。


ブルージュ。

厳密もなにも。

ジョイクロ178とは別物なので

単純に比較するのもおかしな話なのです。


しかしながら

『ブルージュが何者であるのか?』

それを推し量るにはジョイクロとの比較が必要でした。


果たして

ブルージュでの実績、経験は積めているのだろうか。

ワタシの中では未知の領域が大きく残ってるルアーです。


まず初めに躓いたこと。


「これはS字じゃない。ちょっと違うわ。」


その泳ぎを飲み込むまでに少々時間が掛かりました。


そうです。

そもそも、メーカーのホームページには

一言も「S字」とは書かれていません。


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ブルージュのフィッシュテール。ハードグミ並みの硬さ。


ワタシが勝手に


「フィッシュテールあるなら…」


〝S字ありき〟で思い先走っていました。


じゃあ、何だと。

その解釈は後半で再び触れます。


当初、ワタシに必要だったのは

ブルージュを「S字系」から切り離して考えることでした。



特性を読み解く


ルアーの使用感を書くにあたり

よくこんな例えを耳に(目に)します。


「オートマ性」と「マニュアル性」


ブルージュを使ってみて感じたことは

どちらも半々くらいの要素を兼ね備えているように思います。


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ワタシはほぼ巻きでの使用。


オートマ性の要素は「巻き」に由来。

水流を受け、ボディを左右に振るスマートな泳ぎ。


うまく言えませんが、ブルージュの場合

S字ではなく、スネークアクションなのかもしれません。


マニュアル性の要素は「入力」

ロッドアクションやリーリング

その強弱による任意的な入力により

キレのあるトリッキーアクションを織り込めます。


ブルージュの「オートマ性」と「マニュアル性」

どちらも「できる」ではなく「やる」

バランスの両立が絶妙なんだろうと思うところです


そういった観点でいくと

ワタシがジョイクロ178使う場合


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流速下でのアクションはルアーに委ねます。


自発的なS字軌道を期待していて

流れの中での動き方、アクション後半に見られる慣性。

178が持つ性質の内、ややオートマ寄りな一面に頼ります。


ということは

巻きだけで終わらず

こちら側からアクションさせて変化を生み出し

魚にアプローチしていく方が

もっとブルージュの良さを感じられるのかもしれません。



どのセッティングを煮詰めるか


ブルージュはラインナップが豊富。
 

アングラー次第で

いろいろ試せるもの面白いところです。


①F(フローティング)+スイムテール


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一番オーソドックスな組み合わせ。



使用頻度が高いこの組み合わせ。

主にオートマ性重視の巻きの釣りに使っています。

ドリフトもこの仕様がほとんど。入力ではあまり使いません。


②F(フローティング)+フィッシュテール

クイック性とグライド距離が向上します。

アクションのキレが良くなりますので、動かしたい時はこちら。

マニュアル性重視の組み合わせです。


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試されてる感のあるブルージュ。テールが変わるだけで別物に。


③SS(スローシンキング)+スイムテール
 
SSを淡水域使うと沈下速度が早く

シャロー帯でのレンジコントロールがシビアです。


急流や圧の強い場面でのドリフトで使ったりしますが

「ブルージュでないといけない」とは感じてません。


③SS(スローシンキング)+フィッシュテール


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中層から下狙い。淡水では結構ピーキーです。


スイムテールよりも更に沈下速度が早くなります。

急流で中層を引きたい時や連続的な入力では登板率高め。

水中ストラクチャーに当てに行くイメージで使います。


2種類のテールがある訳ですが

特にフィッシュテール装着時の「泳ぎの抜け感」


オリジナルはハードグミ並みに硬く

水流へのグリップは効いてないように思います。


滑りの良さ。

「S字とは違う」と感じたのはここにあるようでした。


「F」フローティングを巻きで使うと

そこそこのレンジが入ります。体感、淡水で50cm程。

意外と潜ることが分かりました。


潜行レンジを0cm~50cmとした場合

30cmをキープするのは難しさがあります。


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制御せず、遊ばせる


これを前向きに捉えれば

50cm間で『ルアーが遊べる』とも言えるんじゃないか?


一応はビッグベイトの括りに入るブルージュを

ワタシはスイミングペンシルと解釈し使っています。


レンジをキープしていくよりは

潜行幅を利用して、縦横無尽に遊んでもらう魂胆です。



ビッグベイトフィネス


ビッグベイトをお使いの方は皆さん感じている〝繊細さ〟

決して大味じゃないとはこれまでにもログで書いてきました。


2ozクラスでもテールまで合わせればアンダー200mm。


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「今となっては」たかが200mm。されど200mm。


手頃サイズとは言えど

実際にバイトに持ち込むには

アングラー側の技量が試される部分です。


ワタシが心掛けているのは

動かすにしても、動かさないにしても

『そのルアーをどうしたいのか』


ルアーに意図を持たすと言いましょうか。

着水からピックアップまでの間にストーリー性は詰めたいなと。


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特異性高いラボスペック。テールは一転してソフトグミの柔らかさ。


ビッグベイトも選択肢が多くある中で

ブルージュにはフィネスな釣りを期待して使っています。


巻き良し、アクションさせて良し。

そこそこのサイズ感とS字系とは異なるアクションの質。


他のルアーでは反応しなかった場所から

ブルージュでバイトが出たという体験も

数回遭遇しました。


フィネスが具体的に何を指すか。

獲り切れていなかった魚がまだ沢山いるはず。

そこにブルージュを当てていけばどうなるか。


インプレというよりは自主学習の経過報告になりましたが

白羽の矢が立つ局面は多いと。


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ジョイクロと同じように使っては芸がない。


ルアー毎に得意なシチュエーションやアクション。


そこを自分なりに噛み砕きながら

釣り場にどう落とし込んでいけるか。


釣りは一生楽しめますね。


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