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BMCの後継者                  〝タックルハウス K2R〟

スイミングペンシルを語るなら外せない。

もう一つの名作。


2013年8月リリース。

タックルハウス K2R


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川鱸には欠かせない。自身、BMCと双璧を成す存在。


フローティングとサスペンドの2種類。

今回はフローティングモデルについて書いていく。


今年、発売して10年を迎える逸品。

スイミングペンシルの中ではロングセラーであり

非常にコアな愛用者も多いことでも知られる


スペックはサイズ112mm。

フローティングは自重19.5g。


ボディは太過ぎず細過ぎない、絶妙さ。

キャストフィールはシャープで飛距離も申し分ない。

毎度、流石はK-TENである。


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シーバス界、S級の重鎮。タックルハウスは日本の宝。


タックルハウス ルアーデザイナー

二宮氏が手掛けた品というだけあり

理論、設計、ギミックは

マニア達を唸らせたに違いない。


手に取り、使い、その思考に触れることは

ルアーマンにとって至高の嗜みでもある。


タックルハウスが提唱する

「スイミングペンシルとは何か」

我々アングラー側に問う世界観には脱帽する。



革新の継承『R-unit 2.0』


「スイミングペンシル、一つの完成形」


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川鱸ジャンキー御用達。これほどの名作が今後生まれるのだろうか。


自身はそう思っている。


基本性能もさることながら

このルアーの代名詞となるギミック【R-unit】


内部構造を担う一部分でありながら

これほどまでに存在感を示すギミックは

そうそう無いと思われる。


この力学的メカニズムは理解しておきたいところ。

これにより、BMCとの決定的な違いが生まれる。


K2Rはヘッド上部からの水流と顎下部からの水流を

双方で受け、バランスを図り、アクションへ変換。


このことは二宮氏のブログ

「K-TEN Laboratory」に書かれてある。


これだけであれば

他と大きくは変わらない。

ここで顔を出すのがR-unit】


K2Rには『R-unit 2.0』が搭載。


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 R-unit2.0にガラス玉が採用されたサマーリバーリミテッドMNカラー「ラムネ」


これは【R-unit】の簡易版と表されている。


既存のスイミングペンシルは

水流が強くなるに従いアクションも大きく

振り幅もワイドになり、やがて破断する。

「水流依存型」とも言えるだろう。


しかし、K2Rは少々異なる。

水流が強くなり、ボディが揺さぶられる程

R-unit 2.0』が作用し

アクションを制御する方向に働く仕組み。


s6vsf8wcr9ko2xjzs9zf_480_480-1fa3ba1a.jpgK2Rの心臓部R-unit 2.0』 このギミックあってこそK2Rたる由縁。


ただし

簡易版と言うだけあって

その力価は極めてマイルド。

ルアーの自由度はしっかり残してある心象だ。


一般的なルアー内部の構造上

ボディが傾く方へウエイトも連動するが

振り子式ウエイトである【R-unit】

ボディの傾きとは逆方向にウエイトが移動する仕組み。


その上、このウエイトホールは

円筒状となっていることから

ウエイトボールが右、左と回転するケースも生じるはず


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じゃじゃ馬な一面も。K2Rには意思が宿ってるように感じる。


時にはボディの動きをスポイル。時には同調。

こんな機構は他に見当たらない。


そのため、水流の変化が必ずしも

ルアーアクションにリンクしていない。


想像する範疇を越えたところでルアーがアクションしている。

ングラー側が手元で感じ、掌握するのは至難の技だ。


流れに投じた時

K2Rがどのようにアクションしているのか

自身は全く想像が追いつかない。

手懐ける等、容易いことではないと思い知らされる。


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タックルハウスらしいデザイン。


何より

アングラー側が試されている感は凄まじい。


ワイドなトリッキーアクションこそ少ないが

暴れ過ぎず、常に細かい変化を刻みながら

直進性に優れた、ブレの少ない軌道でトレースできる。


しかし、それはあくまで自身の主観に過ぎず。

【R-unit】はその遥か斜め上をいっているに違いない。



双璧が刻んだ〝血脈と血統〟


「BMCの血脈」という趣旨で書いているが

毛並みは大きく異なり

K2Rは独自路線をひた走るルアーである。


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K-TENシリーズに共通する「鼻先から背中に伸びる背張りのライン」やはり美しい。


ディティールこそ

双方リップの無いペンシルなのだが

宿る性質は陽と陰。


〝BMCの血脈〟

〝K2Rの血統〟


似て非なるもの。

〝ストリームライダー〟を名乗るなら

この二種類は押さておきたい。


これほどの名作でありながら流通量は少ない。

最寄りの店頭、陳列面積は今もあるだろうか。

マニアックなルアーだけに敷居が高いのか。


積極的に推す店は少ないように思え

ホコリを被って、動けずにいるK2Rは何度も見かけた。


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流行り廃りは置き去りに。K2Rが見る世界は更に気高い。


カラーリングはタックルハウス伝統カラー。

いちユーザーとしては、もう少しレパートリーが欲しい。


ウエイトボールの戻りは補助が懸命。

K2Rも力加減次第ではラインを拾うため馴れがいる。

自身はジャークではなくトゥイッチで起動。


他のカテゴリーとは違い

スイミングペンシルはプラグごとに

明確な違いを見出しづらいように思う。

その中でもK2Rとなれば更に特殊性が増す。


しかし、使い込むことで

その違いに気付き、理解できる瞬間が必ずくる。


BMC亡き今、K2Rはその対極として

これからもアングラーに問いかけるだろう。


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〝あなたの良き思い出のために〟


『スイミングペンシルとは何か』


自身も道半ば。

釣り人生を掛けて、未だ開かずの扉に挑みたい。



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