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▼ BMCの後継者 〝タックルハウス K2R〟
スイミングペンシルに属するルアー達。
主観に基づき。ご容赦を。
王国からの〝answer〟
スイミングペンシルを語るなら外せない。
もう一つの名作。
2013年8月リリース。
タックルハウス K2R
フローティングとサスペンドの2種類。
今回はフローティングモデルについて書いていく。
今年、発売して10年を迎える逸品。
スイミングペンシルの中ではロングセラーであり
非常にコアな愛用者も多いことでも知られる。
スペックはサイズ112mm。
フローティングは自重19.5g。
ボディは太過ぎず細過ぎない、絶妙さ。
キャストフィールはシャープで飛距離も申し分ない。
毎度、流石はK-TENである。
タックルハウス ルアーデザイナー
二宮氏が手掛けた品というだけあり
理論、設計、ギミックは
マニア達を唸らせたに違いない。
手に取り、使い、その思考に触れることは
ルアーマンにとって至高の嗜みでもある。
タックルハウスが提唱する
「スイミングペンシルとは何か」
我々アングラー側に問う世界観には脱帽する。
革新の継承『R-unit 2.0』
「スイミングペンシル、一つの完成形」
自身はそう思っている。
基本性能もさることながら
このルアーの代名詞となるギミック【R-unit】
内部構造を担う一部分でありながら
これほどまでに存在感を示すギミックは
そうそう無いと思われる。
この力学的メカニズムは理解しておきたいところ。
これにより、BMCとの決定的な違いが生まれる。
K2Rはヘッド上部からの水流と顎下部からの水流を
双方で受け、バランスを図り、アクションへ変換。
このことは二宮氏のブログ
「K-TEN Laboratory」に書かれてある。
これだけであれば
他と大きくは変わらない。
ここで顔を出すのが【R-unit】
K2Rには『R-unit 2.0』が搭載。
これは【R-unit】の簡易版と表されている。
既存のスイミングペンシルは
水流が強くなるに従いアクションも大きく
振り幅もワイドになり、やがて破断する。
「水流依存型」とも言えるだろう。
しかし、K2Rは少々異なる。
水流が強くなり、ボディが揺さぶられる程
『R-unit 2.0』が作用し
アクションを制御する方向に働く仕組み。
ただし
簡易版と言うだけあって
その力価は極めてマイルド。
ルアーの自由度はしっかり残してある心象だ。
一般的なルアー内部の構造上
ボディが傾く方へウエイトも連動するが
振り子式ウエイトである【R-unit】は
ボディの傾きとは逆方向にウエイトが移動する仕組み。
その上、このウエイトホールは
円筒状となっていることから
ウエイトボールが右、左と回転するケースも生じるはず。
時にはボディの動きをスポイル。時には同調。
こんな機構は他に見当たらない。
そのため、水流の変化が必ずしも
ルアーアクションにリンクしていない。
想像する範疇を越えたところでルアーがアクションしている。
アングラー側が手元で感じ、掌握するのは至難の技だ。
流れに投じた時
K2Rがどのようにアクションしているのか
自身は全く想像が追いつかない。
手懐ける等、容易いことではないと思い知らされる。
タックルハウスらしいデザイン。
何より
アングラー側が試されている感は凄まじい。
ワイドなトリッキーアクションこそ少ないが
暴れ過ぎず、常に細かい変化を刻みながら
直進性に優れた、ブレの少ない軌道でトレースできる。
しかし、それはあくまで自身の主観に過ぎず。
【R-unit】はその遥か斜め上をいっているに違いない。
双璧が刻んだ〝血脈と血統〟
「BMCの血脈」という趣旨で書いているが
毛並みは大きく異なり
K2Rは独自路線をひた走るルアーである。
ディティールこそ
双方リップの無いペンシルなのだが
宿る性質は陽と陰。
〝BMCの血脈〟
〝K2Rの血統〟
似て非なるもの。
〝ストリームライダー〟を名乗るなら
この二種類は押さておきたい。
これほどの名作でありながら流通量は少ない。
最寄りの店頭、陳列面積は今もあるだろうか。
マニアックなルアーだけに敷居が高いのか。
積極的に推す店は少ないように思え
ホコリを被って、動けずにいるK2Rは何度も見かけた。
カラーリングはタックルハウス伝統カラー。
いちユーザーとしては、もう少しレパートリーが欲しい。
ウエイトボールの戻りは補助が懸命。
K2Rも力加減次第ではラインを拾うため馴れがいる。
自身はジャークではなくトゥイッチで起動。
他のカテゴリーとは違い
スイミングペンシルはプラグごとに
明確な違いを見出しづらいように思う。
その中でもK2Rとなれば更に特殊性が増す。
しかし、使い込むことで
その違いに気付き、理解できる瞬間が必ずくる。
BMC亡き今、K2Rはその対極として
これからもアングラーに問いかけるだろう。
『スイミングペンシルとは何か』
自身も道半ば。
釣り人生を掛けて、未だ開かずの扉に挑みたい。
- 2023年2月21日
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