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様々なエリアと河川をひと月見て回ってみて

2021年もひと月が経過し、「明日か?明日来るのか?」と花粉の到来にも怯える今日この頃。

幸い今年は花粉飛散量は少ないと聞きましたがどうでしょうか。個人的には飛散量の多い少ないよりか、飛散するかしないかみたいな日が来ることを切に願っているのですが(笑)



今年一年で訪れなければならない88水系のうち、約10パーセントに当たる9水系をこのひと月で見て回りました。

一言で見て回ったといっても、その水系の特徴をどの程度紐解くことが出来たのかが非常に重要になってくるのですが、ざっくり言うと"その水系の河口域から中・上流域までを足を使ってじっくり目に焼き付けてゆくこと"を、自分は見て回ったと言う基準にしています。

分母が88水系なので見て回るのが1水系一回きりだとしても、自身の釣行ペースだとやはりほぼ一年掛かってしまうような計算になってしまいます。

日本には四季がありますが、その四季を考慮せずに釣りは成立しないと言っても過言ではない程、フィールドやそこに営みを形成する水中生物、スズキ達は様々な一面を見せてくれます。

そう考えると最低でも春夏秋冬のそれぞれの川の表情を見て回った方がいいとは思いますが、今回の狙ってメーターオーバーのスズキを獲るという目標においては、一度88水系を全て見て回った自分の目を信じてみようと思っています。


例えば、一度も見ていない水系を選択肢から除外しようとしたところで、その水系を除外した理由はどうやったって出てこないでしょう。

そのにあるのは、一度も見たことがないという事実が全てです。

推測で選択肢を判断するのではなく、全ては点と点を繋いだ線上で起こる必然でなければなりません。

その必然の純度を織り成す基準を、自分の中でどのレベルまで持っていけるかというところですが、人間には寿命があり1日は24時間であることからも、求める部分と排除する部分のバランスは絶対に考慮しなければならないところ。

何が良いのか悪いのかも客観的視点で見ればもちろんありますが、一貫してブレることのない自分の中の基準が、自分らしさと自分なりの狙いから繋がる1匹に近付く為の必須条件だと思っています。



北薩エリア、南薩エリア、鹿児島市内エリア、錦江湾奥エリア、大隅半島エリア。現状はこの5つのエリアに分けてフィールドを見ているのですが、このひと月ではこの中から3つのエリアを見て回りました。

そこで感じたことは、「エリアが変わればフィールドの表情は明確に変わる」ということでした。

水温ひとつとってもそう。見て回る過程において必ず持ち歩くのが水温計です。

例えば、この季節特有の冷たい北西風をほぼ真正面から受けるようなエリアでは、河川内の水温はほぼ一桁に近かったです。その一方で、河口からそう遠くない距離に深場を持つようなエリアだと、海水が遡る上げ潮時には15℃を軽く超えてきたりします。

今はまだ答えを出すような時ではありませんが、"水温から見えてくる水中の状況"みたいなものが、後々のデータとしてかなり貴重になってくると予感がします。むしろ、全ての考察における基礎はこの水温ベースで構築されてきそうだと、改めて確信しているところです。


このひと月で見つけた主なベイトと水中生物は、アミ・カニ・クルクルバチ・フグ・ボラ・イナッコ・ハゼ類・チヌといったところで、ライトを照らしたら一瞬で逃げましたが平たいサッパやコノシロみたいなシルエットを持つ群れも、目にすることが出来ました。

それらがいたエリアと潮汐のタイミング、そして外気温と風向きまで考慮した水温は?これらのことを、実際に見て感じて考察に繋げるのが実に面白くて。

今までの釣りならば、魚が居るところを見つけたらある程度そこに通って引き出しを増やそうとするような釣りをしていたでしょう。

けれども今は、「昨日はあのエリアだったけれど今日はこっちのエリアに行ってみよう」というような、まるっきり別なシチュエーションに飛び込んでいきます。

そうすることで、表面的ではあるかもしれないけれど、エリア毎の状況が短期間である程度把握出来るということに気付けました。今更ですが(笑)

ひとつのエリアしか知らなければ、なぜ今ボラの群れがそのエリアにいるのか理解出来なかったかもしれません。居るエリアと居ないエリアの違いを、水温という数値データだけをベースにしてみても、様々な考察に繋がることが出来るのです。

「この川からベイトが抜けるのは川の水温が下がる時かな?」

「この川って実は冬らしい冬は訪れないんじゃない?」

「やっぱりベイトが留まれるのはこのエリアか」

それが正しいか正しくないかは置いておいて、自分なりの判断を下すことが出来るかどうかが、スズキ釣りにおけるスキルを身に付けるってことに繋がるんじゃないかと、改めて思った次第です。



今年中に見なければならない水系は、あと79水系となりました。1月の31日を引いてあと334日で79水系ですから、単純計算で4日で1水系回らなければならない計算です。

実際に行動を開始して思ったこととしては、やはり鹿児島の端にある河川は遠いですね。移動してじっくり河川を見て…となると、それなりの時間は必要になってきます。

一年の内で丸一日休みが何回あるのか?というところも、鹿児島本土全水系制覇への非常に大きなカギを握ります。

とにかく時間を大切にしなければならないのと、見て回る順序なども先を読みながらでなければ、「あの河川はこの時期には絶対行っておきたかった」みたいなことにもなりかねません。

釣りに行ってもロッドを濡らさず帰宅することを、あとどれだけ出来るか?逆に言えば、ロッドを出している時点で「それでいいのか?」と自問自答しなければいけません。

「おいおいそれで良いのかよ?楽しいのかよ?」

ってまた思われそうですが、やってみると楽しいんです(笑)

前から薄々勘付いていると述べていますが、たぶん自分は魚を釣ることが第一としてあるのではなく、「それらの行為を織り成す事情と、基盤として揺るがない自然と共にあること」が好きなんだと思います。

その証拠に、「釣りに行ってくる」と言って家を出てロッドなんて一度も出さず「ただいま」と帰宅しても、満足しながら寝る前に一杯やる自分がいるのです。

(一杯やるヒマあったら、一個知識を身に付けるべきなんですがねぇ…笑)


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