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煇眼は赤く

10月に入ったというのに一向弱まる気配のない日差しがフィールドを灼いていた。
中途半端に刈られた護岸の雑草が、足首から脛に掛けてチクチクと刺さる。
それでも水辺に影を落としてしまわぬよう、噴き出す汗と共にジッと我慢してしゃがみ込む。
草の隙間からロッドを出し、草の頭スレスレから水面を見渡す。
一心不乱に…

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こと歩く

氷点下になる夜と違って、一度歩き出せば汗が滲むような日光を浴びる午後。
けれど日陰は涼しく、吹く風に当たれば少し肌寒い。
そんな12月をひとり、こと歩く。
パキパキと乾いた音を鳴らすススキを掻き分けて川岸に降りると、水面にぐわりと波紋が広がる。
ここで一体何をしているのか?
ここが安全なのか?
いつも鯉と…

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人間灯台

灯光は辺りを照らす。
そこに在り続ける限りずっと照らす。
航行する者の道標として、あるいはその光源を憧れる者の拠り所として。
薄暮を迎えた河岸におれ以外は誰もいない。
やや強い風が顔に吹きつける。
水面の音を聞き逃したくないから嫌いな防寒着のフードを、惜しむことなく早々に被る。
やがて遠くの空が明るく光…

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落葉

色付く役目を終えた葉が車道脇を埋めていた。
その光景を見て、数週間前から「イチョウの紅葉を見に行きたい」と言っていた妻の言葉が蘇る。
人生でまだ一度もキャンプをしたことがないという妻が「キャンプをしてみたい」と言うものだから、幼少の頃から家族で使っていた懐かしのテントを実家かや預かってきたものの、ま…

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フクロウみたいに犬が鳴く

目的地への道中、畑道の傍で西に向かって一斉に咲くコスモスを見つけ車を停める。
運転席のドアを開けると、コスモスの匂いが風に乗り一斉に吹いてきた。
間近で見る花びらは一寸の曇りさえなく鮮やかに発色していて、ピンクや赤、それに黄色のアクセントを付け風に揺れている。
陽光を浴びた花びらをまじまじと見る。おれ…

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シングルフックバーブレスに鱗

思い描いていた原因に対し真実はまったく違うかも知れない…と、再び静寂に包まれた川辺で、シングルフックバーブレスに刺さった鱗を見て思う。
8月に入ってからスズキの口を掴むまでが地味に長い道のりを歩んでいて、その原因としては新しいタックルを導入したことにある。
オリジナルロッドのMellow Noise89は3月に手元に…

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微睡み

初めてバルサを削ってから7年が経った。
ただ作ることが楽しかった頃と比べると今は少し違う。
作っても作っても次から次へと湧き出す課題に終わりが見えず、焦燥感すら覚えるようになった。
その原因はハンドメイドルアーでメーターオーバーのスズキを狙って獲るという夢に、1095日という期間を定めたことに他ならない。

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雨降りの十三夜月

「もうすぐ携帯のアラームが鳴る頃か…」
 
浅い眠りの中でおぼろげに浮かんだ予感は、車の天井を叩きつける激しい雨音にかき消された。
 
 
自然で遊ばせてもらう釣りだから、思い通りにいかないことなんて山ほどある。どれだけ予定を組んだって、どれだけ予測を立てたって、それらは簡単に無になることも当たり前のよ…

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実釣をせずフィールドを駆け回った日々が実釣開始の一匹に繋がる

ろくにロッドも出さず93水系136河川を駆け回った日々…実に213日間。ロッドを出さなかった最たる理由は「とてもじゃないが実釣をしていたら365日かけてもフィールド全てを把握できそうにないから」でした。
 
1095日のスズキは第二ステージへ。メーターシーバスを狙うフィールドの分母を17水系18河川1エリアに絞り、実釣ベ…

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【1095日のスズキ】フィールドの分母を絞る 〜17水系18河川1エリアへ〜

"93水系136河川"
 
鹿児島を舞台にメーターシーバスを狙う上で、フィールドの分母を知るために見て回った河川の数です。
 
分母を知る必要については、今年の初めに書いたログ【その両腕に夢魚を抱け】 フィールドの分母を知る (fimosw.com)の通り。
 
次のステージに進む為に、今思っていることを書き残しておこうと思い…

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