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▼ 梅雨のスペクタクルワン・スズキ
- ジャンル:釣行記
- (SUNLINE -サンライン-, SUBROC -サブロック-, Staccato78MHSS-HX, 下流域, TULALA -ツララ-, ハク・イナッコ・ボラ, SEABASS -スズキ-, NIGHT -ナイトゲーム-, 18 STELLA 3000MHG, RIVER -河川-, SHIMANO -シマノ-, Pazdesign -パズデザイン-, POZIDRIVE garage -ポジドライブガレージ-)
追いかけた先に望んだ景色が開けることは少ないが、追いかけなきゃ見れない景色があるのは明白だ。
狙った条件のピースがハマることは少ないが、狙わなきゃパズルが完成する権利を得られないことは明白だ。
今日はスズキからの反応を得られるだろうか?
それは明日だろうか?いや、一年後だろうか?
小さなホーム河川の全景は見渡せず、ひとりの釣り人の一生くらいでは果たして、地平線さえも見えるかどうかわからない。
だから、その日の釣行がGOODだろうがBADだろうが、常に考える。
続ける。とにかく考え続ける。
それがスズキ釣りであることは、僕にとっては明白だ。
■ スペクタクルワン・フッコ
毎年梅雨時期のスズキ釣りは、フィールドに立つという段階でなかなか思うように上手くはいかず、中途半端に終わってしまうことが多い。
仕事との兼ね合いもさることながら、何よりも大きいのは梅雨前線による自然災害への警戒を含んだ、気象条件との兼ね合いだ。
洪水警報が出されていながら河川に近付いたり、不安定な低気圧による稲光うごめく黒雲の下でロッドを振りかざし、命を落とすリスクを追ってやる釣りに魅力は1ミリも感じない。
春にマイクロベイトと呼ばれたハクたちは、イナッコにはなりきれないもののやや大きい個体も見られ始める梅雨時期。
全国的に見てもハクパターンによる釣果が目立ち、個人的にも岸際に群れるハクたちを襲うシャローのスズキにターゲットを絞るわけだが…
"この時期にデッカイのが獲りたい"
そう思ってみるものの、今やっているハクパターンの釣りでは、その1匹に辿り着ける気が正直全くしない。
"TULALA Staccato78MHSS-HX × Pozidrivegarage SPANK WALKER133F"
だからこその、強竿にボリュームのあるプラグという選択。個人的な今までの実績はない。なぜなら、やったことすらない。
テレビで繰り返される梅雨前線接近の天気予報。すぐにスマホで週間予報を確認してみると、ズラリと並んだ雨マークが10日間程続いた後に晴れマークが並んでいた。
おそらくこれが、2020年の梅雨前線の最後のブギィになるだろう。"それら"を充分に踏まえた上で、この機会を逃すわけにはいかない。
欲しいのは梅雨の一本。ただそれだけだ。
仕事を定時で上がり直行したホーム河川。今日から始まるはずだった雨予報はまさかの大外れとなり、まだ充分に残る日没前の明るさはクリアウォーターの川底を透かして見せた。
上手くいかないのを逆に好都合と捉えられるメンタルは、ここ数年でしっかりと意識しながら身につけてきたつもり。
久しぶりにきたホーム河川の水中のストラクチャーの位置を再把握しながら、あらゆる感触を確認してゆく。
"フックに引っ掛かってきたハク。順調に育ってきている個体も見えるこの時期だが、岸際に群れるメインサイズはハクは、これよりもまだまだ小さい状況だ"
やがて迎えた日没が合図のように、シャローエリアにスズキの捕食音が響きハク達が水面を爆ぜる。
集中しつつも僅かな疑念を拭い切れず、目で辿るスパンクウォーカーの後方に生まれる波紋は下流へと消え行き、間髪入れず至近距離で新しいスズキの捕食が水面を爆ぜる。
ダメなのか?
同じところを納得いくまで通したら、次の狙いに切り替える。それを幾度と繰り返し、決して短くはない時間が経過した頃。
立ち位置より少し下流の方で、スズキの捕食音が響いた。今までそのスポットでは捕食は出ていなかったはず。
そこは、平均水深30センチ程のドシャローに、少し掘れた地形変化が絡むスポット。捕食のピンスポットの予想は、比較的容易い。
間違いないように慎重に繰り出したキャストが、一投目で決まる。
ダウンから巻いてきたスパンクウォーカーを明確な衝撃が襲い、潜る水深などないドシャローを背鰭を出しながら盛大な横走りを見せてくれた。
"梅雨のスペクタクルワン・フッコ"
ハクパターンにボリュームあるプラグという選択肢でキャッチした、自身のハクパターンのスズキ釣りのセオリーを覆す1匹。
思い描くスズキサイズではないが、そんな野暮な事など言うまでもない。スペクタクルと呼ぶにふさわしいヒットだった。
■ スペクタクルワン・スズキ
"狙いは梅雨のスペクタクルな一本。もちろんルアーはPozidrivegarage SPANK WALKER133F"
僕の見立てなんて最初から存在しなかったかのように、同行者のSさんは自分の釣りで次々と魚を掛けていた。
雨予報が外れた翌日からは釣りの二文字など思い浮かばない程の豪雨が鹿児島を打ち付け、河川の増水が落ち着くと思った夕暮れにSさんをホーム河川に招き入れ、共にロッドを振っていた。
やや増水の名残は見られるが確実に回復傾向に向かっており、濁りは強いけれど岸際にはちゃんとハクの群れが定位し、日没前からセイゴがボイルしている好条件。
いつもならココと決めた場所で粘る釣りをするが、同行者がいるということで川全体をチェックし、的確なランガンが出来る様に常に考え続けた。
移動した先でも、Sさんはコンスタントに魚からの反応を得る。時折混じるマゴチも良い型揃いだ。ただ、あまりに無反応が続く僕に、Sさんはこう聞いた。
「今日は、おっきいルアーしか投げないんですか?」
その質問の返答は、用意していたわけじゃないけどスッと出た。
「僕が狙ってるスズキは、スペシャルなルアーでしか釣れないんですよ。スペクタクルワン・スズキですから」
「え?す、すぺ…なんて?」
笑いながら聞き返すSさんに、笑いながらもう一度伝えてみた。伝わるかどうかは特にどちらでも良い。重要なことは、言葉じゃない。
気付けばもう、釣り開始から4時間近くが経過している頃だった。
望んでいた一匹をいざ手中におさめると、達成感というよりも安堵感に似た何かが感情を支配していたと思う。
"ノーバイトの4時間…いや、これまでのありとあらゆる時間が報われたとも思える至福の瞬間"
それは、ややアップクロスに巻いてきたスパンクウォーカーを、トンッと軽い力で叩くようなバイトだった。
ヒット後も激しいエラ洗いをすることはなく、走る方向も距離をコントロール出来ている。リールを巻ける時にしっかり巻くと、頭をこちらに向けて寄ってきているのがわかった。
何があるかわからないこの濁りの中、不必要に長引くファイトなどしたくはない。一気に片をつけようとずり上げる直前、水中に見えた魚体を見て初めてサイズ感が掴めた。
まだ元気なうちにランディングしたこともあってか、フィッシュグリップで掴んでから物凄く暴れた。
すぐに水中に浸けようと川に入り、その魚体をまじまじと見つめる。駆け付けてくれたSさんはスズキを見て、僕よりも興奮していた。
掴めなかったサイズ感に、胸元に差したスタッカート78の強さを改めて知った。
"時に弱気になりながらも、信じて投げ続けたポジドライブガレージのスパンクウォーカー133F。ヒットカラーはレッドヘッド"
この川で人生初のトロフィーサイズを釣ってから、もう3年の月日が経過していた。
当時は次の目標は90アップだと意気込んだものの、やはり思うようにはいかないものだと尽く実感させられた。
サイズの目標を掲げるが、釣れたらいつも"サイズじゃない喜び"を感じる。ボウズが続いた先の一匹も、連発している最中の一匹も、同行者が釣った一匹もどれも大事な一本。
"スズキ釣りはやっぱりサイズじゃないよなぁ"
この川で2本目となるトロフィーは、水位を落としても尚下げの流れが濃く出る濁りの中へ還っていった。
「どこで掛けたんですか?」
この前一緒に釣りをした河川中流域の瀬で、僕が聞いた質問と同じことを、今度はSさんが僕に聞いてきた。
"誰とでも共に"なんてスズキ釣りは、たぶん僕には一生しない。だから狙いは、いつもどこか他人とは違う。
この日まで、この川での僕の釣りを知る人は、気の知れた相棒ただ一人だった。
僕は、"その質問"に答えた。
日付けが変わろうとする頃、僕らは竿を納めた。
川を引き上げる時にもらったSさんからの言葉は、いつまでも僕の心に残るだろうと思った。
小さなホーム河川の全景は見渡せず、ひとりの釣り人の一生くらいでは果たして地平線さえも見えるかどうかわからない。
だから、その日の釣行がGOODだろうがBADだろうが、常に考える。
続ける。とにかく考え続ける。
そして実行する。とにかく実行し続ける。
それが僕にとっての、スズキ釣りだ。
【タックル&ウェア】
[ロッド]TULALA Staccato78MHSS-HX
[リール]SHIMANO 18 STELLA 3000MHG(C3000スプール)
[メインライン]SUNLINE CAREER HIGH6 1.2号(20lb.class)
[リーダー]SUNLINE CUT IN SHOCK LEADER FRUOLOCARBON 20lb.
[ゲームベスト]SUBROC V-one VEST A-TACS LE X
[ウェーダー]Pazdesign BS BOOTS FOOT WADER V
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- 2020年7月10日
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