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対象魚

堰上シーバスとの邂逅

  • ジャンル:日記/一般

 

初めまして、S.R.S.Cのゲンと申します。

私は普段、湘南エリアのメジャー河川相模川でシーバスを追いかけています。
「湘南シーバスは10日に1匹釣れれば良い方」なんて言われたりしますが、現実はもっと厳しいものです(笑)。
中には「日本一難しい川」とまで言う人もいるほどです。

そんな難攻不落の相模川で、かれこれ5〜6年もの間、ずっと狙い続けていた一本にようやく巡り合えた話をつらつらと書いてみようと思います。

最初に断っておきますが、少し長くなりますので、お時間のある時にゆっくり読んでいただけると嬉しいです。
 

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相模川シーバスの遡上限界点

 

まず、相模川のローカルアングラーの間では、河口域・下流・中流・上流の4つのエリアに分けられています。
これらのエリアは相模川に架かる橋を境にしています。

河口から湘南大橋までが河口域、湘南大橋〜馬入橋までが下流域、馬入橋〜銀河大橋までが中流域、そして銀河大橋〜神川橋までが上流域と呼ばれています(おそらくですが)。

神川橋の下流端から寒川堰の上流100mまでは禁漁区、つまり釣り禁止です。

一般的には、この寒川堰がシーバスの遡上限界点と言われています。
 

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ただ、アユはこの堰を越えて遡上しているはず。
ならば、堰よりも上にもシーバスはいるんじゃないか? そう考えたのが、私が堰上シーバスを狙うようになったきっかけです。

 

難攻不落の相模川で、さらなる“無理ゲー”に挑む

 

堰上シーバスに挑み始めた当初は、寒川堰のすぐ上流あたりからエントリーしていました。

バスアングラーが喜びそうなポイントに入っては、ブラックバスやコイと格闘する日々。
そもそも個体数が少なく、釣るのが難しいと言われている相模川で、さらにその堰上を狙うなんて、完全に変態ですよね

自分なりに可能性がありそうなポイントをGoogleマップを頼りに巡っては、反応がないことを確かめていく釣りでした。

バスアングラーに遭遇しては「スモールですか?」と聞かれ、「いいえ、シーバスです!」と答えると、「……シーバスってこの辺にもいるんですか?」というやり取りを何度繰り返したことか。
 

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それでも、居ると信じてチャレンジし続けました。

たとえ何度ボウズをくらったとしても、そこで諦めてしまったら、まるで逃げたみたいになるのが嫌だったんですよね(笑)。

 

ある方との出会い

 

堰上に関してはボウズ続きだった私ですが、堰上以外ではそれなりにシーバスを釣っていました。

そんなある日、湘南のローカルアングラーならご存知の方も多いと思いますが、ご縁があってCharさんと一緒に釣りをさせていただく機会に恵まれました。

間近で見るCharさんの釣りは、非常に勉強になることばかりで、話される内容の一つ一つがとても新鮮に感じられました。

言葉の説得力なのでしょうか。

キャスト技術やルアーを操る上手さはもちろんのこと、それ以上に、シーバスの生態、フィールドの特性、ルアーの特性、流れの変化、気候、ベイトなど、複合的な要素をどう捉え、どう釣りに落とし込んでいくかというロジックが、本当に勉強になりました。
 

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※写真は無関係です


そんな刺激的な釣行後、アドレナリンが出過ぎて抑えきれず、その足でそのまま堰上へGo!でした(笑)。

釣れる気しかしませんでしたね!

 

複合的要素を釣りに落とし込む


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ただ流れがあるだけではダメ、朝まずめという最高のタイミングだけでもダメ。
さまざまな要素が複雑に絡み合い、そしてちゃんとベイトがいる場所——。

そんな思考を巡らせながら、ポイントを絞り込んでいきました。

時間的にはまさにドンピシャの朝まずめ

流れがあるならあの辺。

近雨は降っていないから、支流からの合流も薄そうだな。

遡上したアユが溜まるなら……あのチャラ瀬か、はたまたあのカーブが……。

結局、チャラ瀬周りで、駆け上がりがあり、流れが当たるポイントにエントリーしました。

 

対峙

 

私の中では、流れが速いところ=スキッドスライダーが一番強い。

カゲロウでも良かったのですが、あいにく普段はロストするのが嫌でボックスに入れておらず(笑)。

手持ちのルアーで勝負できるとしたら、スキッドスライダー一択でした。

1投目。
アップクロスに投げて瀬の上にルアーを落とし、流れのヨレができているあたりに流し込んでいく。

…無反応。

2投目。
今度はクロスから反転流に流し込む。

ルアーがわずかにフラついた瞬間……

下から食い上げてきて、ドンッ!
 

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最高の出方でした。

手元に伝わる重さは大したことありませんでしたが、トルクが半端なく強い
さすが、ここまで上がってくる個体です。

流れも相まって、なかなか寄ってきませんでした。
手前まで寄せても、また沖へ走り出す——これを何度も繰り返したので、腕がパンパンになりました(笑)。

体感では10分以上やり取りをした後、ようやく観念したようで、なんとかキャッチすることができました。
 

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辿り着いたその先

 

サイズこそ大したことないですが、この魚との出会いは、まさにS.R.S.Cで掲げている三箇条を体現しているようでした。
 

  • 居ないは甘え

  • 価値ある1本を求めて

  • 現場至上主義


ずっと一人で追いかけていた時にはかすりもしなかったのに、様々な出会いがあり、自分の心境や釣りとの向き合い方に変化が生まれた結果、最高の一本に出会えたのだと思っています。
 

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皆さんもぜひ、最高の出会いを求めて試行錯誤してみてください。

「無理だ」「居ない」「可能性がない」と諦めている魚でも、きちんとロジックを組み立ててアプローチすれば、最高の一本に出会えるかもしれません

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