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ベイトの溜まりどころ

「まぁ別に誰か居てもいい」
 
そんな気持ちで向かったホーム河川の水際には、案の定先行者の姿があった。
 
ココと決めたポイントにひたすら張り付く釣りをする自分だけど、こういう何かを変える必要を強制的に選ばざるを得ないような要素は、今後は逆に好都合。ここから上流へ行こうか下流へ行こうか考えながら準備をしていると…あら?スタスタと先行者が戻ってきた。
 
いつもの立ち位置が空いてる、いつものホーム河川…
 
迷っているからなのかいつもより色々と考えつつも、結局先行者の足跡の少し後ろに立ってこの日の釣りを開始した。
 
 
■ フロートモデルの4つのCork-コルク-
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ブランク自体は去年の2019年製作だと思うけど、それもちょっと曖昧な記憶。そんなコルクを4つ、8月の暑い時期に仕上げてみた。
 
青空塗装でエアブラシを使うのも億劫だなぁと思ってたところに、"そういう味もあるんだな"と思わせてくれる名プラグがSNS界隈を賑わせていたのに影響されて、レッドヘッドは筆塗りでボッと大胆に塗ってやった。
 
ペイントアイのお手本はアンパンマン号だけど、狙ってか狙わずか久々過ぎて緊張した手元は震えに震えこの有様。
 
"良い子が出来たなぁ"
 
意気揚々とスイムチェックに行って、海面にポチャンと浮かばせてみると驚きの事実が。
 
「浮いとるやないかっ!」
 
ライトモデルだと思って背中にネーム入れまでしたのに、ウルトラライトモデルだったのねこの子達は。当時の自分の思惑がてんで思い出せない。
 
とりあえず4つそれぞれに持つ個性を把握しながら、少しだけ自分のわがままを追加させてもらう。
 
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それぞれの個性を活かす方向のウエイトチューニング。
 
4つの中の比較という意味で、例えば浮き姿勢が水平よりやや前傾ならフロントアイの前にウエイトを貼る。若干尻下がりでトッププラグとしてのドッグウォークアクションに光を当てれそうなものは、輪郭を際立たせる意味でテール寄りにウエイトを追加…といった具合。
 
作り手だから、色んな要素をひとつずつ思い返せる。そしてチューニングという名の検証で、次に繋げる。
 
ただ、このフロートモデルとなった4つのコルク達は設計図に一切残しておらず、どの重さのウエイトをいくつどこに埋め込んだのかわからないし、そもそもブランクのまま放置したくらいだから記憶にも当然ない。
 
似た様なのは作れてももう二度と同じものは生まれないプラグ、になってしまったということだ(笑)
 
 
■ ベイトの溜まりどころ
水絡み優先のフロントにウエイトチューンを施したコルクの操作感が気に入って、様々な角度に打ち込み流れを当てながらそのアクションや挙動を確認していく"スイムチェックモード"に開始早々突入するが、夢中になってもうそれしか投げない状態になり掛けつつも、やはり五感は刻一刻とその時を迎える川面を捉え続けている。
 
緩やかに上昇する水位。止まったり流れたりする川本来の水、暗闇の向こうから押し寄せる海水。ただその勢いは今日はない。月の出の遅い小潮周り。こんな日にド級が口を使ったりするんじゃねぇかなぁ、なんて思う。
 
ベイトのボラの存在はあるものの、前日のような期待感が持てる挙動は感じない。上げ潮が緩やかに差してフィールドの準備は整った、というところでいつもの立ち位置をスッと離れた。
 
"上げ潮と共に今日は新しい立ち位置を探す"
 
7年間通ったホーム河川で一度もちゃんとやらなかった、ここから上流への踏査を開始する。"上げ潮と共に"という点がキモで、ある一定のエリアから…おっと。これ以上は言わない。別に他人は興味のないことだよなぁ?笑
 
ひとつ、ふたつ…見つけたベイトの溜まりどころを、今はまだ偽物の宝の地図に刻んでゆく。
 
 
 
潮位200センチ近くでもパシャパシャと水飛沫を上げながら対岸に渡れるシャローエリア。
 
その中で腰まで濡らす水深のあるスポットが持つ意味。秋の空気から冬の空気を纏い始めた川面から、緩やかに川霧が立ち登るスポットが持つ意味。
 
キャストが楽しいから?ルアーを作りたいから?おっきな鱸を釣りたいから?
 
ちっぽけな欲望を横目に、ホーム河川の水の流れはこの日も呼吸を繰り返していた。
 
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【タックル&ウェア】
[ロッド]Fishman Beams RIPLOUT 7.8ML
[リール]DAIWA ZILLON SVTW 1016SV-SH
[メインライン]YAMATOYO PE RESIN SHELLER 2号(AVE 27lb.) 150m
[リーダー]VARIVAS VEP SHOCK READER 25lb.
[ゲームベスト]SUBROC V-one VEST A-TACS LE X
[ウェーダー]Pazdesign BS BOOTS FOOT WADER V
[アイウェア]Zeque JAZ × 伊藤光学 ナイトオレンジ
 
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