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原点回帰 〜始まりのクラッチを切る〜

左手にはFishman Beams RIPLOUT7.8ML。握り込むベイトリールはDAIWA ZILLON SVTW 1016SV-SH。
 
ラインは当時慣れ親しんだヤマトヨテグスのPEレジンシェラー2号に、リーダーはメインで使用していたバリバスVEPショックリーダー25ポンド。
 
結ぶルアーは、9センチのシンキングペンシル"Cork-コルク-"。(シンキングスイムベイトって言った方が正しいかなぁなんて最近は思ったり)


 
ここ2年で僕の釣りは様々な経験と影響を受けて自分自身でも成長出来たと思う部分もあるけれど、7年前にベイトタックルとハンドメイドルアーを持って始めたスズキ釣りの原点に立ち返れば何が見えるだろう?
 
そう思い始めてからは釣りをしなくても家でバルサを触ればワクワクし、脳内釣行はますます加速する。そうして迎えた実釣行は、梅雨時期にスペクタクルなスズキをキャッチして以来となる"いつもの小さなホーム河川"。
 
もちろん、そのフィールド選択に一片の迷いなど無く、だ。
 
 

■ 90ミリシンキングスイムベイト"Cork-コルク-" ■
「4」に設定していたブレーキダイヤルを、ふたつ締めて「6」に設定し直す。最後にこのタックルを使ったのがいつか思い出せない中では、身体に染み付いているはずのブレーキ設定すら疑心暗鬼になる。
 
やや緊張を含み指先から放たれた一投目。
 
ショートグリップの左手の引き付けスピード、スプールの回転音、低い放物線を描くラインの軌道。
 
「あぁ、こんな感じだったよな」
 
一瞬で蘇るリプラウトとジリオンの息吹き。着水したルアーの息吹きは、ジリオンのハンドルノブを掴み回す最後の最後。いや、厳密に言えばサミングし"水面に置いたその瞬間"から泳ぎ出す。
 
90ミリシンキングペンシル改め、90ミリシンキングスイムベイト"Cork-コルク-"。
 
スピニングとベイトじゃ、コルクはまるで違う性格を見せ水中を遊ぶ。その無邪気な様を、ロッドで見守るかハンドルで見守るか。
 
水面を切る波紋、入水角度により左右に揺れるPEライン、ピックアップ直前に目視で確認するS字スイム。
 
ベイトタックルと自作ルアーしか持たず、スズキ釣りをこの小さなホーム河川で始めた頃の自分が、ブレーキダイヤルをひとつ緩めてニ投目のクラッチを切った。
 
 

■ 変わらない川の呼吸 ■
仕事から帰宅した妻と入れ替わるように家を出た。車のフロントガラスを打つ雨音は時折激しさを増し、ただでさえ休日を楽しんだ人々で混む国道の日暮れ時を、さらに混雑させていた。
 
通常の2倍もの時間を掛けてやってきたホーム河川は、釣りがしやすい時期だけど先行者は無し。予報を裏切って降り続ける雨のおかげだろう。
 
潮位は下げ切らないまま上げが始まる小潮。最干から2時間程が経とうとする川面は、上げ潮の影響を受け始め柔らかく水位を上昇させようとしているのが見て取れる。
 
あちこちにベイトの波紋が広がるのを確認する。様々な表情を見せながらも一年を通してこの川を支配するボラの群れ。
 
前日から降り続く雨の影響は、水質に変化をもたらしているだろうか。至近距離でないと濁りの確信は掴めないが、この条件下でのボラの存在は期待を持つには十分過ぎる要素だ。
 
 
何年経っても、何回来ても、この川の呼吸は変わらないんだって今日も思った。5ヶ月程の期間を空けておきながら久しぶりに感じない景色が広がり、人間が生み出す匂いだけどこの川の匂いでもある香りが鼻を通り、風向きが変わると鼻をつく程のボラの臭いがした。
 
徐々に陸地を飲み込む水際にウェーダーを濡らさず後退りする。
この川は雨の影響を受けるとヒラスズキが入ってくる。それすらちっとも、変わっていなかった。
 
 
久しぶりのリプラウトだし、ましてやファイトの感覚なんてさらに久しぶり。普段使っているプレジールアンサーとは桁違いのスピードとパワーで収束しようとするリプラウトのベリーに誘導されるがままに、慌ててジリオンのハンドルを巻いた。
 
2年間身体に染み込ませたプレジールアンサーとステラの巻き感と、ブランク明けのリプラウトとジリオンの巻き感を分析しながら、幸先良いいファーストフィッシュに心の中で笑みが溢れる。
 
タグを打つには小さ過ぎるヒラセイゴはフィッシュグリップを開放する前から既に暴れ、最後の最後まで水飛沫を散らしまくって暗がりにすっ飛んでいった。
 
 

■ 来年の決意に向けての準備期間 ■
- ゴンゴンゴンっと良い首振りは、コルクが地味に大好物だと僕は勝手に思う黒鯛 -
 
スズキ釣りにおける楽しみの基準は人それぞれあり、他人と比較しようがしまいが自由だ。けど本当はみんな知っている。自分と対一匹の魚におけるただそれだけの話だってことを。
 
来年の目標に向けた準備期間に、この日の釣行から突入すると宣言する。その決意は自分を悩ませることにもなるだろうし、外的要因などを考慮すればやり通せるか?という不安も始めからある。そして今も完全には拭いきれず、何か保険を掛けようとする弱気な心がちらほらと顔を覗かせる。
 
その一方で、来年だけという"たった一年"と定めた短い期間で何が分かるというんだ?という思いも抱き始めた。この目標には最終的なゴールがあって、そこに辿り着くための通過点にしようとしている自分がいる。
 
"来年一年でゴールまで行けよ"
 
その決意は、この準備期間に根付くものなのかどうなのか。今の自分にそれらを決める確信的要素は、まだ今の自分に備わっていないことだけは事実だ。
 
 
 
【タックル&ウェア】
[ロッド]Fishman Beams RIPLOUT 7.8ML
[リール]DAIWA ZILLON SVTW 1016SV-SH
[メインライン]YAMATOYO PE RESIN SHELLER 2号(AVE 27lb.) 150m
[リーダー]VARIVAS VEP SHOCK READER 25lb.
[ゲームベスト]SUBROC V-one VEST A-TACS LE X
[ウェーダー]Pazdesign BS BOOTS FOOT WADER V
[アイウェア]Zeque JAZ × 伊藤光学 ナイトオレンジ
 
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