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▼ 2020年8月発売!イギータ5インチの誕生秘話
- ジャンル:日記/一般
- (イギ―タ5インチ, Yusuke Takada, 琵琶湖, バス)
こんにちは。トランスセンデンスのビックリマン高田です。
ついに発売が2020年8月に決定しました。
イギータ5インチです。
TranscendenceはNewブランド SENCESからリリースします。

メーカー公式ページはこちら
価格や発売の正確な情報は近々改めて発表しますので楽しみにしていてください。
初回は6色のカラーラインナップで展開します。
写真左から
・MOシュリンプ
・スイーパーミノー
・琵琶湖のベイト
・ハイシャクロー
・サモーンシャッド
・ブルーシャドー
2年以上かけて現場で徹底的に完成させた、ニューコンセプトルアー。
春夏秋冬、全国各地で効果的なので是非ともご検討ください。
今回は発売前ということで
イギータ誕生のストーリーを少しお話しします。
2年前のとある夜。
琵琶湖のほとりの車中で後輩Iと粘土を捏ねていました。
真冬のビッグバスゲームを想定した強力なスイミング用ソフトベイトを作ろうと。
狙いはベイトをたらふく捕食しているデカイ個体。
今まで使っていたシャッドテールワームでは強すぎるけど、ミノーシェイプのルアーでは弱すぎる…というシチュエーションが多くあって、そこを埋めるソフトベイトが欲しかったのです。
また、実用ベースで言うと、今までのソフトベイトよりも優れた食わせの明滅やノーシンカーでも吹っ飛ぶ飛距離も必要でした。
そんなことを考えながらこねた粘土はこちら。

なにこれって感じですね(笑)
この粘土の状態にもう一工夫欲しい…
後輩が出したアイディアは食わせの要素になるスタビライザーテールをつけることでした。
このスタビライザーテールが後にイギータに命を吹き込みます。
それからワームの原型を作るため四苦八苦しました。
安定してスイミングさせなければいけない。でも安定しすぎてもいけない。
当初の形状から幅広ボディに変更して、低重心化させました。
スタビライザーテールはペラペラの薄いものを装着予定でしたが、手流しではうまく流れないというトラブルが発生し、思い切ってボリュームを持たせてみました。
そして出来上がったファーストプロト。
その容姿から“エビフライ"と呼ばれていました。
ブサイクなプロトのエビフライを持って琵琶湖に行く道中。
寄り道した狩野川で我慢できずに、スイムテスト。
ちょうど一緒に釣りをしていたトラセンテスターの木村と一緒にその泳ぎを見て驚愕。
いきなり狙った通りの動きが出ていました。
これは釣れるわ…と。
予想通り、琵琶湖についた1投目。
メジャーポイント、先行者が撃った直後にも関わらず、ドゥン!

思った通りの反応。
当時はプルクラもプロトでしたね(笑)

丸呑み…
いきなりの本気食いにビビりました。
この冬はブサイクなプロトを使い続けました。
最も驚いたのは、他のビッグベイトやワーム、ジグで散々通した場所で最後に一投したエビフライにロクマルが食ったこと。

同行していたテスターの山田も驚いていました。
そして、明滅する力、フラフラと揺れるスイミング。偶然厚みを持ったスタビライザーテール。
釣れる理由が少しずつわかってくることで、ブラッシュアップするべき点も見えてきた冬でした。

ロクマルの口。この頃からこのワームは丸呑み、もしくは上下の顎の硬い部分の直下に掛かることが多いですね。
そのあと、サイズ違いも作ったりして見ました。

この3インチは今も開発中です(笑)
この頃になるとだいぶ今のイギータに近づいてきました。
5インチの方も今のフラット&ロングボディに変更。
当初はボディを海老反りにしていましたが、フラットでもより良い動きが出せる形状を見つける事が出来ました。

ようやくワームらしい形になってきたのです。
スイミング用のワームのため、最初はノンソルトからスタートしました。
そして柔らかさを求めて、ハンドポワード製法で作っておりました。昔のアメモノのようなモチモチ感。
感覚を理想に近づけていきました。
ここから連日のテスト。
成果は上々でしたが…

動きこそよくソコソコ釣れるものの、求めている破壊力はありません。
ここから塩の含有量の調整の戦いが始まりました。
塩の含有量を5%、10%と変えていきながらベストな組み合わせを探っていきました。
そしてこの頃に、エビフライという仮称で呼ばれていたプロトワームに“イギータ5インチ"と言う正式名称を名付けました。
由来はもちろん、コロンビア代表の伝説のGK。
レネ・イギータ。
理由はジグヘッドでしゃくった時に、まさにスコーピオンキックのようなクルンっ!と言う一回転の動きを見せるから。
ピンと来ない人はググってみてください(笑)
話が脱線し他ので本題に戻すと…
その試行錯誤の中でイギータは驚異的な釣果を叩き出し始めました。

↑ハンドポワードイギータ軍団。実はこの中でもマテリアルが何種類もあります。
自分はもちろん、作るきっかけになった後輩、琵琶湖の先輩、後輩など多くの人が恐ろしい釣果を叩き出し始めました。

↑冬だけの釣果。釣れてない冬だっただけに余計にイギータのポテンシャルを感じました。
ボディフォルムは狙い通り。マテリアルの柔らかさや、塩の加減も素晴らしい。

南湖で5キロオーバーまで飛び出すほど…
ですが、欲が生まれてきました。
ボディ上部にフックを刺すための印が欲しい、あとはテール上部にも極小さい突起が欲しい…
それは何を意味するかといえば、完成形とも言えるハンドポワードのマテリアルを全て捨て、インジュエクションで再度、理想のマテリアルを模索しなければいけないと言う事でした。
ハンドポワードは流し込んで成形する方法。ボディ上部にデザインを入れることは出来ないからです。
これにはトラセンスタッフのマサも「勘弁してよ(笑)」
と言っていましたが、
金や時間がかかったとしても絶対妥協したくないと言う気持ちをスタッフは理解してくれていました。
そこからインジェクション化。合わせてミリ単位で金型を修正。
上がってきたインジェクション第一号のマテリアルの硬さは理想から程遠いものでした。

↑硬さが気に入らなかったボツプロト。伝わらないくらい細かい部分かもしれませんが、釣りにおいては大事な事。
ため息を付いている暇もなく、柔らかさ、塩の含有量、カラーによってはラメを見直しました。
そこから調整を繰り返し、春にやっとのことで、納得できる理想の硬さが出ました。
比重も柔らかさも申し分なし。
ハンドポワードのモデルと変わらない、バスが大好きなマテリアルに仕上がったのです。
これで完成…ではありません。
そこからはちゃんと釣れるのか、最終確認のための徹底テスト。
人間本位の釣れる、釣れないと言う視点は意味がありません。
答えは魚に聞くしかないのです。




琵琶湖はもちろん、ダムや野池でもテスト。
ようやくGOが出せました。
みなさんお待たせしてすみません。
頑張って作ったので、すごくいいルアーに仕上がったと思います。
発売まであと1ヶ月。
イギータ5インチがあなたの夢の羅針盤になりますように。
ビックリマン高田
ついに発売が2020年8月に決定しました。
イギータ5インチです。
TranscendenceはNewブランド SENCESからリリースします。

メーカー公式ページはこちら
価格や発売の正確な情報は近々改めて発表しますので楽しみにしていてください。
初回は6色のカラーラインナップで展開します。
写真左から
・MOシュリンプ
・スイーパーミノー
・琵琶湖のベイト
・ハイシャクロー
・サモーンシャッド
・ブルーシャドー
2年以上かけて現場で徹底的に完成させた、ニューコンセプトルアー。
春夏秋冬、全国各地で効果的なので是非ともご検討ください。
今回は発売前ということで
イギータ誕生のストーリーを少しお話しします。
2年前のとある夜。
琵琶湖のほとりの車中で後輩Iと粘土を捏ねていました。
真冬のビッグバスゲームを想定した強力なスイミング用ソフトベイトを作ろうと。
狙いはベイトをたらふく捕食しているデカイ個体。
今まで使っていたシャッドテールワームでは強すぎるけど、ミノーシェイプのルアーでは弱すぎる…というシチュエーションが多くあって、そこを埋めるソフトベイトが欲しかったのです。
また、実用ベースで言うと、今までのソフトベイトよりも優れた食わせの明滅やノーシンカーでも吹っ飛ぶ飛距離も必要でした。
そんなことを考えながらこねた粘土はこちら。

なにこれって感じですね(笑)
この粘土の状態にもう一工夫欲しい…
後輩が出したアイディアは食わせの要素になるスタビライザーテールをつけることでした。
このスタビライザーテールが後にイギータに命を吹き込みます。
それからワームの原型を作るため四苦八苦しました。
安定してスイミングさせなければいけない。でも安定しすぎてもいけない。
当初の形状から幅広ボディに変更して、低重心化させました。
スタビライザーテールはペラペラの薄いものを装着予定でしたが、手流しではうまく流れないというトラブルが発生し、思い切ってボリュームを持たせてみました。
そして出来上がったファーストプロト。
その容姿から“エビフライ"と呼ばれていました。
ブサイクなプロトのエビフライを持って琵琶湖に行く道中。
寄り道した狩野川で我慢できずに、スイムテスト。
ちょうど一緒に釣りをしていたトラセンテスターの木村と一緒にその泳ぎを見て驚愕。
いきなり狙った通りの動きが出ていました。
これは釣れるわ…と。
予想通り、琵琶湖についた1投目。
メジャーポイント、先行者が撃った直後にも関わらず、ドゥン!

思った通りの反応。
当時はプルクラもプロトでしたね(笑)

丸呑み…
いきなりの本気食いにビビりました。
この冬はブサイクなプロトを使い続けました。
最も驚いたのは、他のビッグベイトやワーム、ジグで散々通した場所で最後に一投したエビフライにロクマルが食ったこと。

同行していたテスターの山田も驚いていました。
そして、明滅する力、フラフラと揺れるスイミング。偶然厚みを持ったスタビライザーテール。
釣れる理由が少しずつわかってくることで、ブラッシュアップするべき点も見えてきた冬でした。

ロクマルの口。この頃からこのワームは丸呑み、もしくは上下の顎の硬い部分の直下に掛かることが多いですね。
そのあと、サイズ違いも作ったりして見ました。

この3インチは今も開発中です(笑)
この頃になるとだいぶ今のイギータに近づいてきました。
5インチの方も今のフラット&ロングボディに変更。
当初はボディを海老反りにしていましたが、フラットでもより良い動きが出せる形状を見つける事が出来ました。

ようやくワームらしい形になってきたのです。
スイミング用のワームのため、最初はノンソルトからスタートしました。
そして柔らかさを求めて、ハンドポワード製法で作っておりました。昔のアメモノのようなモチモチ感。
感覚を理想に近づけていきました。
ここから連日のテスト。
成果は上々でしたが…

動きこそよくソコソコ釣れるものの、求めている破壊力はありません。
ここから塩の含有量の調整の戦いが始まりました。
塩の含有量を5%、10%と変えていきながらベストな組み合わせを探っていきました。
そしてこの頃に、エビフライという仮称で呼ばれていたプロトワームに“イギータ5インチ"と言う正式名称を名付けました。
由来はもちろん、コロンビア代表の伝説のGK。
レネ・イギータ。
理由はジグヘッドでしゃくった時に、まさにスコーピオンキックのようなクルンっ!と言う一回転の動きを見せるから。
ピンと来ない人はググってみてください(笑)
話が脱線し他ので本題に戻すと…
その試行錯誤の中でイギータは驚異的な釣果を叩き出し始めました。

↑ハンドポワードイギータ軍団。実はこの中でもマテリアルが何種類もあります。
自分はもちろん、作るきっかけになった後輩、琵琶湖の先輩、後輩など多くの人が恐ろしい釣果を叩き出し始めました。

↑冬だけの釣果。釣れてない冬だっただけに余計にイギータのポテンシャルを感じました。
ボディフォルムは狙い通り。マテリアルの柔らかさや、塩の加減も素晴らしい。

南湖で5キロオーバーまで飛び出すほど…
ですが、欲が生まれてきました。
ボディ上部にフックを刺すための印が欲しい、あとはテール上部にも極小さい突起が欲しい…
それは何を意味するかといえば、完成形とも言えるハンドポワードのマテリアルを全て捨て、インジュエクションで再度、理想のマテリアルを模索しなければいけないと言う事でした。
ハンドポワードは流し込んで成形する方法。ボディ上部にデザインを入れることは出来ないからです。
これにはトラセンスタッフのマサも「勘弁してよ(笑)」
と言っていましたが、
金や時間がかかったとしても絶対妥協したくないと言う気持ちをスタッフは理解してくれていました。
そこからインジェクション化。合わせてミリ単位で金型を修正。
上がってきたインジェクション第一号のマテリアルの硬さは理想から程遠いものでした。

↑硬さが気に入らなかったボツプロト。伝わらないくらい細かい部分かもしれませんが、釣りにおいては大事な事。
ため息を付いている暇もなく、柔らかさ、塩の含有量、カラーによってはラメを見直しました。
そこから調整を繰り返し、春にやっとのことで、納得できる理想の硬さが出ました。
比重も柔らかさも申し分なし。
ハンドポワードのモデルと変わらない、バスが大好きなマテリアルに仕上がったのです。
これで完成…ではありません。
そこからはちゃんと釣れるのか、最終確認のための徹底テスト。
人間本位の釣れる、釣れないと言う視点は意味がありません。
答えは魚に聞くしかないのです。




琵琶湖はもちろん、ダムや野池でもテスト。
ようやくGOが出せました。
みなさんお待たせしてすみません。
頑張って作ったので、すごくいいルアーに仕上がったと思います。
発売まであと1ヶ月。
イギータ5インチがあなたの夢の羅針盤になりますように。
ビックリマン高田
- 2020年7月11日
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