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ヒラメの釣れた時間帯を凄いデータ数でグラフにしてみました。

ヒラメの釣れる時間帯の考察



ヒラメっぱりさんからデータをお借りして、釣れた時間をグラフにしてみようと思いました。
https://hirameppari.com/

 


まず去年のデータから。
2021年


データ数は280枚のヒラメ。

データを考察してみます

目立って釣れているのは6時台。

6時台の前後もたくさん釣れております。

そして特徴的なのは昼の12時に向けて奇麗な曲線を描きながら釣果が減衰しています。

また、午後の14時から17時にもう一度小規模なピークがあるように感じます。

気になるのが朝まずめがどのくらい釣れるのかという事。

ピークがどれほど釣果に影響するのか、昼と比べてみます。

3~9時 は192匹 10時~18時 88匹

朝は6時間で昼の8時間のおよそ2倍強釣れています。

このデータをどう見るかは人それぞれだと思います。

自分は昼は人は少ない割に釣れているな、という印象を持ちました。

3時、4時台も人が多ければもっと釣れているかもしれません。


これをツイッターに投稿したところ、結構反響があってその中に季節や水温で分けてどうなるかやってみたら面白そう、という意見がありました。

自分も面白そうだったのでやってみました。

まず、ちょっと自分がインチキなんじゃないか、と思っている冬は朝まずめが釣れない、というのを分析してみたいと思います。


データは2016年~2020年までの1~3月までのデータ、402枚のヒラメ。

この時期のヒラメのデータは貴重なのでありがたいです。



先ほどとは打って変わってデータが乱雑。

考察してみると、さきほどは12時台が最低だったけど、昼の最低ラインが20枚くらいで午後は安定している。

11時台になぜか山がある。

6,7,8時はそれでも結構釣れている。

これもデータの捉え方は人それぞれ。

自分はやっぱり朝まずめの方が釣れているし、他の時間帯の、例えば夕まずめなどにピークがないので昼になんとなく釣りに行っている人が多いのでは?と思いました。



次にハイシーズン、10、11月のヒラメの枚数を先ほどと同じ年数でグラフにしてみます。
データ数は1071。



まず、さきほどのデータは402でハイシーズンが1071ということは、完全オフシーズンだと思われていた期間でもハイシーズンの半分弱くらいは釣れるという事が驚き。

行けば釣れる、行かなきゃ釣れない、という根性論ではなく、実際真冬でも結構釣れるという事らしいです。


このデータを考察してみると、2021年のグラフと似ています。

やはり6時台が一番釣れてそこから減衰していき、16時頃に小規模なピークがあるように見えます。

しかし、16時頃と11時を比べると大差ないので夕まずめだから特別釣れるかというと微妙なところ。

ここら辺は釣りで言われていることに釣り人の数が影響しているように思います。

6時と7時を比べてみると、7時にはもう帰る、という人は少ないでしょうから、ここら辺の減衰はたしかにあるように思います。

ただ、11時ごろにサーフに行くと殆ど人は帰っているのでなんとも言えないところ。
 

結果感想


自分がヒラメの釣果を見て思ったのは、釣果は人の行動に左右されるところが多い、と思いました。

ヒラメは朝まずめが非常に人が多いですが、昼は殆ど人が居ません。

知りたい事としては、6時~12時は曲線を描きながらキレイに減衰していきますが、6時前は人が多ければこれと対称になる、難しい言葉で言えば時間対称性があるかどうか、という事が知りたいです。

釣り人の数に釣果が左右されていると減衰している理由が分かってしまうけど、夜もそこそこ釣れればヒラメの移動のせいかもしれない、と言えます。

段々ヒラメが集まって来て6時をピークに段々と12時に向けて居なくなるのか、それとも6時に何かイベントがあってそこが急に釣れるのかは人の数が微妙なので何とも言えません。

16年~20年のデータでは秋は4時に7枚しか釣れていませんが去年のデータだと4時は22枚釣れています。

秋と夏のデータの混合が考えられるので全体を通すとそれだけの差があるのかもしれませんし、暗いうちは釣り人が殆どいない、ということかもしれません。

まとめ


1,6時が一番釣果があって大体はそこから減衰する。

2,冬季もやはり6時が一番釣れるけど、他はどの時間も大差のない釣果だった。(6時は他時間のおよそ倍釣れる)


注意点として、釣果があるからと言ってそれが本当にヒラメが釣れるかどうか、というのとは話が別です。

人の数が多ければ釣れる数が増えるのは当たり前の事です。

そこから前後を分析してみて、前の時間と後の時間は人の差がそれほどないだろう、と仮定して分析してみると、昼に向けての減衰効果は信ぴょう性が高いと思います。

そこは昼に人が減るだけではなく朝にサーフに居るヒラメがゆっくりと抜けていくスピードの大きさが含まれていると思います。

では、ヒラメが来るときはゆっくりなのか、それとも大挙して6時に押し寄せて来るのか、そこは今後の課題ですが、面倒なので多分やりません。

恐らくシラスが原因であろうとは思います。

シラスはゆっくりとしか泳がないので抜けるスピードが遅くなっていると自分は仮説を立てています。

 

やっぱりやってみました。





詳しい説明は省きますが、これは線形回帰分析というもの。(glm)general linear modelかな?

モデル式がY=Ae^-axに従って減衰しているとするとします。

そうすると大体こんな関数になるでしょ、という感じ。

データの対数を取って分析してみました。



2月16日修正しました

以前書いたものはよく見たら6時から12時じゃなくて全体のデータ使っちゃってました。

計算結果は、2021通年の朝まずめの減衰率はa=-2.8くらい

複数年のハイシーズンの減衰率はa=-3.2くらい

そうするとハイシーズンの方が減衰率が高い、と言えます。



これまた不思議な結果。

ハイシーズンの方が日中ずっと釣れてそうな感じがするけど、実はハイシーズンほど朝まずめの依存度が高い模様。

これも単数年で分割して交差検証してみたりすると尚面白いかもしれません。

データ数が増えると朝まずめの依存度が高くなるのか、それとも正しいものに収束しているのかもしれません。

もし朝まずめの依存度、というものが高いなら昼に釣れる最低ラインもどんどん低くなるはずです。(午後はもっと低くなるはず)

にもかかわらず、大体12時には底をついているのを見ると、

2つの仮説を立ててみます。

1,釣果は人の数に左右されやすいので一定数いる昼アングラーが釣果を稼いでいる

2、朝まずめに回遊してきたヒラメと普段からサーフに居る一定数のヒラメがいる

こう考えると減衰率が午後にまで影響を及ぼさない理由に納得がいきます。

大学生のレポートみたくなりましたがこれで終わりにしたいと思います。

信じるか信じないかはあなた次第です(やりすぎ都市伝説)

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