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▼ イワシだけで考えるサーフヒラメのQ&A
- ジャンル:日記/一般
- (サーフヒラメ=イワシ理論)
Q ヒラメがなぜサーフに居るか?
A ヒラメがサーフに居る理由はカタクチ以外に考えられない。
ヒラメの胃内容物で偏りがあったのはカタクチのみ。
時期や場所による偏りもあるものの、ドジョウすらその偏りがある。
論拠1
Twitterで集めた茨城のヒラメの胃内容物。
論拠2
若狭湾西部海域における ヒラメの漁業生物学的研究
https://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/documents/vol8.pdf
胃内容物で2400ほどのデータで800ほどのカタクチに偏りあり。
80cm以上の座布団でも5割はカタクチ。
他に偏りはあるとは言えない。(あるとしてもイカナゴ)
論拠3 安定同位体⽐から読み解く仙台湾の⾷物網構造
http://tnfri.fra.affrc.go.jp/pub/letter/30/30-1.pdf
これによれば、ヒラメは6割がカタクチ4割がイカナゴとの事。
信頼性高い。
結論としてヒラメのベイトはカタクチだけと多方面からみて言える。
他にも資料は多数ある。(例 ヒラメの生物学と資源培養)
Q イワシがなぜサーフに居るのか
A 自分の仮説は二つ。
一つ目の仮説
ヒラメはシラスを追ってやってくる、という説。
資料
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010074197
この論文によれば、カタクチシラスは夜間浮くという性質がある。
それが浅海波で打ち寄せられる、という説。
このためにヒラメは朝まずめが良く釣れる、という説明にもなっている。
また、カタクチイワシは夜間は群れを解いている。
この性質もサーフにカタクチが寄せられる原因になるのではないかと考えている。
二つ目の仮説
河口から流れてきたり、サーフの砂に付いている植物プランクトンの珪藻類を追いかけてイワシがやってくるという説。
論拠
https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/suishi/kanri/kenkyuhokoku/documents/39-5.pdf
この論文によれば、カタクチイワシは植物プランクトンに14℃では水温よりも選好性があった。
サーフの砂に珪藻類が付いているのは「砂浜海岸の生態学」に書いてある。
サヨリ、ボラ、コノシロ等、植物プランクトンを食べる魚がサーフに居るのも同様の理由。
これらの魚がいる時はイワシが居る可能性もあり、ヒラメが居る可能性もある。
ドジョウを連続的に食べているヒラメが居るように、これらの魚を食べているヒラメも居るが、植物プランクトンが交絡因子であるという説。
Q 離岸流が釣れると言われているのはなぜ
A 離岸流が海浜流の一種だから
資料
海浜流の説明
仮説として、イワシはサーフでは波で流されるのでブレイクラインを超えてやってくる。
もし、波が原因で釣れるなら海浜流の一連の流れがあれば離岸流によらずにヒラメが釣れるはず。
この画像は自分の一昨年までのヒラメの釣れた地形。
離岸流は確かに釣れるものの全体の4割。(n=53)
自分の釣り方という限定的な状況ではあるものの、離岸流以外にもヒラメは釣れる。
また、前述の朝まずめにヒラメが釣れる理由について波によってシラスが寄っているから、という事にも海浜流が釣れる、と言える。
海浜流は離岸流を包み、海浜流の上位概念は波、であるので、地形は波が大事、というのが自説。
Q サーフヒラメにシーズンがあるのは何故か
A カタクチイワシの回遊時期だから
資料1
http://www.sea-net.pref.fukuoka.jp/gaiyo/kenkyuu/Vol01/k1-1.pdf
資料2
http://snf.fra.affrc.go.jp/cont_jp/shigen/Cont_Fish_Res_Jpn_Sea_44.pdf
西日本はヒラメは回遊ルートが南下西進すると言われており、カタクチも一緒。
また魚類学 下 によるとカタクチイワシの回遊ルートと上記の資料1の中に書いてある、茨城のヒラメの回遊ルート時期が一緒、という事で自分の仮説には一応合理性がある。
自分が思う事について。
自分のサーフヒラメ=イワシ理論は一応、根拠やデータはあります。
しかし、これを「科学」と言ってしまうと科学を少しは齧ったことあるので穴だらけ。
釣りだから言える、という感じ。
それでも他の人に伝えるために結構な数の論文を読んだり専門書を読んだり、データを取ったりしました。
まぁ殆ど間違いないな、という感触はあります。
実は釣りを始めて3回目の時にはカタクチだけがベイトかも、と思うほどカタクチが入って好調に感じたので何年もかかったのは証拠的なものをそろえるのに時間が掛かっている感じ。
ゆくゆくは科学的なものとリンクしていったらいいなぁ、と思っています。
- 2022年3月8日
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