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データから考察するサーフヒラメ。朝まずめの真実と地形仮説。

以前、ヒラメの釣果と時間について考察しました。

https://www.fimosw.com/u/bluetrain/mdpseod9czu46e


最近荒れていて暇だったので改めてもう一回色々検討してみました。

まず、自分の朝まずめの理論についてお話します。

「ヒラメという魚は完全にイワシだけを追って回遊している」という仮説の元、イワシの夜間の生態がヒラメの朝まずめの回遊を決めている、という仮説です。

イワシと夜間の生態について概略は、

1、イワシは夜間は睡眠のために浮袋を膨らませて群れを解いて遊泳力が落ちている。


2、そのために、浅瀬に入る波の力によって海岸に押し寄せられ、朝まずめになると日照量によって浮袋のガスが減り遊泳力を取り戻す。

3、その際にイワシが群れになるのでヒラメが沢山釣れる、

です。


この仮説が正しいなら、「朝まずめは日の出の時間に左右される」はず。


日の出の時間は月によって左右されるので月別ごとの釣果を比べれば、朝まずめが日の出に左右されているかどうか調べられる。



いつも通り、ヒラメっぱりさんにデータをお借りして表にまとめてみました。

https://hirameppari.com/





上が6月のデータ、下が11月のデータ。

最頻値(一番釣果が多いところ)は6月では日の出の4時であるのに対し、11月では6時。

このままで結論を出してしまうのはまだ早い。

もし釣り人が日の出前後に多いことを考えると、日の出に左右されてしまう。

しかし、時間の変化率を見てみると、朝まずめの影響があるのは大体4時間。

これは平日と祝日が全部足されているけど、「エクストリーム出社」されている方の事を考えても、日の出から大体4時間で朝まずめが終わっているので、人の多寡によらず、日の出からの時間のみで釣果が決まっていることが分かる。(ここの理屈すごく難しいです)

エクストリーム出社のおかげでヒラメの朝まずめが分かりました。

ここまでで、本当にどうやら日の出と朝まずめはかなり因果関係(原因と結果の関係)にありそうなことが分かりました。



ついでに気になっていた、千葉と茨城のヒラメの時間帯別の釣果を見てみます。

下の2つは千葉の6月と11月の釣果






下の2つは茨城の6月と11月の釣果






考察すると、やはり6月は千葉でも茨城でも4時の日の出時間が釣れています。

11月は千葉は7時、茨城は6時になっています。

ここで気になることが、茨城に起きています。

茨城の6月では朝まずめの釣果が最頻値から2時間後には三分の一になっています。

しかし、11月では2時間後でも半分にもなっていません。


ここで一つ仮説を立てました。

それは、「潮の満ち引きが激しいほど、地形が悪いので早くヒラメが抜けてしまう」という説。

千葉では99サーフと南房の釣果が混じっています。

データから見ると、千葉は朝まずめからの減衰が茨城よりも明らかに少ないです。(特に6月)

これは南房のような磯からみの地帯の釣果が入っているから、と推測。


恐らく、ヒラメの回遊には地形によって抜けやすかったり、抜けずらい性質があって昼に釣ろうと思うと抜けずらい方が釣りやすそうです。

自分の理論でいうと、開放性水域の方が回遊性が高く、閉鎖性水域の方が回遊性が低い、ということになります。


ちょっとわかりずらいので、仮説と自分の理論から釣り方を導出してみます。

・朝まずめはイワシを追いかけてきているから日の出から釣れる

・地形によって抜けずらさがありそう


これを自分の理論で変換すると、


・イワシが昼に居るなら、釣れる時は朝まずめと同じくらいに釣れそう(イワシが原因なら釣果が朝まずめの時間帯によらないはず。イワシ→朝まずめ→釣果 だから)

・イワシが居ないなら、抜けずらい状態になっているポイントの方がいい。また天候は凪の方がいい。(イワシが寄ってきて抜けたあともヒラメが居残るため。)


もっと端的にまとめると、

「昼間はベイトっ気が無いなら風裏、波裏のポイント狙い」に絞ってもいいかもしれません。

また、新しい仮説が立てられたので、昼の釣行に活かしたいと思います。

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