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BORN TO EAT 8月号-日々ひたすら絶望のロケと焚火のおじさん-






暑い。毎年だが暑すぎて何もやる気が出ない。
クーラーが効いた事務所でモデルガンをいじってるレッドです。


さて、BORN TO EAT8月号です!!





★日々ひたすら絶望のロケ★

毎年ロケをやってると何回か絶望的状況に直面する時がある。

 
・本命ポイントが大ゴケ。
・シーバスが完全にお留守。
・ポイントが大荒れまたは豪雨で大増水。
・ベイトっ気ゼロ。
・急な冷え込みで魚が消える。
・日照り続きで大渇水。
・前日に刺し網が入って魚が消えた。
などなど。


最近の地球温暖化とやらで、毎年ルーチンだったパターンも崩れ気味な世知辛いご時世。
このまま気温が上昇し続ければ10年後には東京湾のシーバスゲームなんぞ絵空事になりかねない。


現にひと昔前まで盛んだった東京湾のマコカレイやアイナメなんてめったに見なくなってしまった。
あんなに普通にいっぱいいたのにねぇ...


まぁ、そんな気候変動のせいもあるのか、実にキワどいロケが増えたような気がする。
後ほど動画を見返してみれば「なんだ、普通に釣れてるじゃん」って思うかも知れない。
だが、現場ではボウズ紙一重のロケが結構多かったりするものだ。





★ロケを飛ばしそうな時★

1回のロケはたいてい3日間がデフォ。
2日目終わった時点で釣果が無いと 「飛ばし」 か 「リスケ」 の話になる。


「飛ばし」 にしても撮影経費はかかるし「リスケ」 になったら経費2倍。
精神衛生上甚だよろしく無い。
丸く収めるにはサッサと釣るしかない。
ランカーなら1本でもいいが、フッコクラスなら3本がハードル。
さて、どうするか。


ルアー縛りの場合は全く違う場所へ移動して釣る事はだいたいOK。
『この川で釣るのがお題』ならば、中流下流を無視してひたすら河口で回遊待ちや橋脚明暗をひたすらランガンという選択肢もある。


BORN TO EAT6月号で紹介した天草のヒラスズキなんて神風級のレアケースで、久保田君とコラボでロケしたぶらりシーバスフィッシングIN神奈川も改めて見返すとかなり苦しいロケだった。
湘南シーバスがお題なのに途中になぜか千葉県の河川で釣りがはまる展開。


 


3日目の最後に再び湘南に戻るのだがなかなか釣れず、残り10分とラーメン屋の話をしている時に70アップがヒットするという実に危険極まりないロケだった。




★ルアーに頼りたくないが…★

このルアーを投げれば必ず釣れる!ってのがあれば素晴らしいのだが、なかなかそんなものは無い。


今回はリバーのウエ―ディングゲームについて考察してみる。


実は何回か釣果に恵まれないロケの中でギリギリこのルアーを使ってボウズを免れた!!っというルアーがある。
それがナンバーセブンなのであるが、実はウエイト張ってチューンしてある。


 


 
ウエーディングというと夜にシャローを狙うことが多い。メインで使うのはシャローランナー、シンキングペンシル、トップウォーターといったあたり。

 


サブで時々投げるのが軽めのバイブレーションだ。

 


たいていのウエーディングゲームはこれで事足りはずなのだが…
よく考えてみるとメインで使う3種は表層から40㎝までは事細かく攻めが効いている。


一方でバイブを使えばボトム付近はカバーできる。
だが、40㎝からボトムのチョイ上のレンジをちゃんと狙おうとすると、この手持ちでは不十分ではないか?
シンペンを沈めるかバイブをロッドを立てて早引きするか。
いずれにしてもミノーが不在のレンジですよね。





★40~80㎝のレンジに入れる★

ここで、じゃあ港湾用のシンキングミノーを入れとこう…っと思うかもしれないが、コノ手のルアーはオカッパリの足場の高さを考えて設計されているのが多いから、ウェーディングで使うと案外深く入るものが多く、ボトムを叩いてしまう。


ウェーディングゲームで40~80㎝程度のレンジを攻めるには、シャローランナーのスローシンキングチューンをしたものが使いやすいと思っている。


使用感はシャローランナーそのものでレンジが入る。
自分はナンバーセブンの下あご付近に重りを張り付け、ヘッドダウン気味にして、レンジが入るよう調整して使用していた。


 


確実にシーバスが居るはずなのに口を使わない。
多くは人的プレッシャーにより表層レンジで食わなくなっていることが多い。
その他にも減水や水温の変化、濁り具合、表層の風当たりが原因で表層レンジでアタリが出ないことも考えられる。




そんな時に40~80㎝のレンジを考えて攻略する事。


これをオススメしたいのだ。
ってワケで個人的に楽しんで使っていたナンバーセブンのウエイトチューンだが、内部ウエイトを調整して新たに『ハングオーバー』という名称でコソコソ9月に限定販売することにした。



 
NUMBER SEVEN 117F SHO HANGOVER

 
頭が重いハングオーバーチューンです。
ハングオーバー=二日酔い
そう、二日酔いアクションです(どんなアクションだよ)



表層レンジ攻略があくまでメインではあるが、アタリが出ない時に使ってみてください!!




★今月はバトルロケだぁ★

年に2回ほど組まれるバトル企画。
なかなか気力体力共にだいぶ削られるロケ。
なにせこの暑さのロケだ。
ジジイには大変厳しいデイゲームはご遠慮いただきたい。


今回のロケ場所は関東河川。
ここ最近は護岸工事が積極的に進められており、工事個所を迂回遠回りしないと入れない場所が多い。


とりあえず下見だけはしておいた方が良いだろうと思い、暑さの続くロケの4~5日前、入りそうなポイントをザラっと見て来た時の話しである。


まず向かったのはまだ明るい時間帯の上流エリア。
実は7月上旬にスカパーVODの企画で『霞水系でシーバスを狙う(デイゲーム限定)』という、これまたこの時期にデイゲームという無茶なロケがあった。


さすがにこの暑さのデイゲームではサイズは出なかったが、ロケ最終日の夕方に連発したポイントがあった。
もしこのパターンが続いてくれればラッキーである。
んで、同じ時間帯に同じルアーを放ってみたのだが、7月上旬に比べてベイト(イナッコ)がだいぶ減っていた。
あまり追われている様子も無く、釣果は一匹のみ。


 




上流エリアでまたイチからベイトのいるエリアを探すのもめんどくさいので、ここはこれで切り上げる。




★チョイ下のエリア★

すぐ下流付近をザラっと流す。
そもそもこの日は夜の潮がほとんど動かない日。
釣果は期待薄。
ベイトは案外多いが、シーバスのボイルらしきもの無し。
南西風が当たりなんだか雰囲気はあるのだが、30分ほどキャストしてみてバイト無し。


見切って対岸へ移動して車のドアを開けるとボイル音。
天麩羅を上げているようなジャジャジャジャー!!っというベイトの逃げる音。



いるな。


装備品やルアーを抜かりなく持って川辺へ。
ここは護岸からのキャストと葦際のウェーディングポイントだ。


目の前の足元でいきなりボイルが出ていたのでジグザグ80のCHモヒートを通すといきなりヒット!
50cmくらいのサイズだが、バトルでは貴重な5ポイント魚。


 




まだまだ釣れそうなので、ルアーはそのままで歩きながらキャストしているとすぐに2匹目。
やはりちょうど50㎝くらい。


 




この後も次々とヒットするが、なんかサイズみんな一緒なのでいちいち自撮りするのが面倒臭くなってくる。
結局ここでは50㎝の金太郎飴サイズが6匹。



ちなみに今回の写真は自撮りで非常に雑!!
ライティングが地面に直置きなので顔が化け物みたいになってますが、そこはスルーでお願いシャス!!


 




★橋の明暗はどうだ?★

続いて橋がかかる明暗付近。
ちなみにこの日は潮が下がらないので、橋下のウェーディングはパス。
かと言って橋前後のエリアは工事個所が多く、立ち入れる箇所は限られる。


とりあえず入れそうな場所でウェーディング。
ここも岸際にはイナッコが入り、散発でボイルが出ているが、ウェーディングしたのにも関わらずボイル音からしてセイゴっぽい。
ってか、ジグザグに食って来たのは2匹とも予想通りのセイゴクラス。


 




とはいえ、バトルなら30㎝以上あれば3ポイント魚だ。
何も釣れないよりかはポイント稼げそうなエリアではある。


続いて向かったのは橋より少し下流の護岸エリア。
ここも散発でボイルが出ており、割とロコアングラーが多く入る場所なので、少しスレ気味のように感じる。
また足元にブロック、目の前に竹グイ、ボトムには捨て石が多くなんかやたら引っ掛けやすい。


1時間ほどロッドを振って2バイト1バラシ。
ややシャロー気味なので、朝夕マヅメ絡みで潮位の高い時間にチャンスがありそう。





★下流エリアもチェック★

明るい漁港回りは数人のアングラーの姿。
自分はそこから少し離れた薄暗い護岸をひたすら歩いてボイルを探す。
ドン付きで大型のボイル音に遭遇!!
全くボイル位置が見えないが、音の周辺へ数投するとドンッと明確なアタリが来る。


バシっとフックセットしてさぁ寄せるぞ!!っと思った瞬間にエラ洗い!!ゴフッゴフッとゆっくりと首を振るシーバス。
デカイ!!っと浮かれ気分になりかけた瞬間にルアーが飛ばされる。


 
「ブワッ…バレた…」
 

 
 
その後、あちこちで聞こえた大型のボイル音は鎮火。
完全にチャンスを逃した臭い。
いーや、このまま帰れないだろう…。


あきらめが悪く、対岸の漁港へ様子を見に行くと、相変わらず港内はベイトでギッチリ。
シーバスの大ボイル大会となっていたが、生憎どこも港内は釣り禁止。
ボイルの派手さに心奪われるが、ベイト密度の高い場所はルアーへの反応は思いのほか悪い。


逆にこういうエリアに隣接したベイト薄目のストラクチャーや護岸際の単発ボイル野郎の方が断然ルアーに反応する。
ドッグから少し離れた暗めの護岸でキャスト開始するとすぐにジグザグ80で50㎝クラスをゲット。


 

 
続けてネチネチ定点ボイルにスウィングウォブラー85Sを通していると数回の誤爆。
それでもしつこく通していると70㎝までは行かないもののそこそこサイズがヒットした。


 



顔がキモいはスルーで。
 
 
ってことで、バトル前のプラはそこそこ数は出たものの、ロケ当日の最大の悩みのタネは照明。
これ結構魚散るのよね。
真っ暗な足元でのバイト多いからねぇ。



 
★焚火おじさん★

釣具業界も下火、キャンプ業界も下火。
コロナ下で‘密’が避けられるレジャーとして盛り上がった釣りとキャンプは完全鎮火。
程度に良い中古品が溢れて流通し、メーカーにはお金が落ちてきまてん。



チーン...


心なしか釣り場もすいてるし、人気のキャンプ場もだいぶ予約が取りやすくなった昨今です。
キャンプと言えば焚き火‼煙臭くなるのを承知で薪をくべます。
ゆらゆらと揺れる炎を見ながらジンを飲むのがたまりせん。


 


そんな焚き火をする時に重要なのが焚き火台であります!!!

 


さてこれまで一体何台の焚き火台を買ったのか。
思い出したくもないのですが、改めて思い返してみます。




焚き火は旅であり、道なのです。



納得する一台に出会うためひたすら買い続けるしかありません。
基本的には装飾コテコテなヤツよりシンプルなのが好みです。


まずはカナダ製のスポルテスってメーカーの焚き火台。
まぁまぁ高い。
素材は厚めのステンレス(SUS304)製で、オメガの腕時計と同じ素材!


 


とにかく何回使っても曲がらない。
横に積み上げていく薪が綺麗に下から燃焼。



あぁ〜美しい!!
実に美しい!!



ソロ用のコッヘル、メスティン、ヤカンなら問題なし。
ソロキャンでは頻繁に使用。


 


 
欠点⇒木炭はイマイチ不向き、網焼き無理。
細かい燃えカスがやたら落ちる…
でもイイ♡
他には無いデザインセンス♪
美しいのぉ~





★煙突効果といったらコレ★

‘煙突効果’ってご存じ?
煙突の下部と煙突上部の温度差があると浮力が発生し、上部から排煙、下部から空気を吸気という流れが発生しますですね。


この煙突効果により景気いい燃焼効率を発揮するのがソロストーブ。


 

 

一旦燃え出すと、縦に伸びる炎がまた美しいのよねぇ。

 


そんでもって、下から吸い上げた空気が上から出る穴があるんだけど、その穴からこれまた綺麗な火の筋がボヨヨ~~ンてな具合で出るの。


もろ空気の流れが目で見てわかるこの感動を是非あなたにもお届けしたいっ!!
使い込んだ時のボディの焼き色ったら、青焼けしたマフラーみたいな色味が付く。




これがたまんねぇ~



ただね、この手の円筒型の焚き火台は上の穴から薪をいれなきゃならない。
コレ、案外面倒臭いっす。
巨大サイズならポンポン上から投げ込めるけど、ソロキャンサイズのソロストーブだと薪を小さく割らなきゃならんのですよ。


このソロストーブを見た友人が一斗缶を使って同じ構造(煙突効果を発揮する)即席焚き火台を作った。


 


これがね、中華料理やるのに丁度エエ強火の火加減が出るのさ!!
中華料理は火力が命。
チャーハンと麻婆豆腐がたまなく旨くできるんだぜぇ~


 




★結局なんなんだよ★

ドッカと重い鉄板やダッチオーブン使うときはクラウドファンディングで見っけたプロノドアーズってとこの焚き火台。

 


足が末広がりになってるから重いの大丈夫。

 


畳んでも小さい。
まぁ時々登場かなぁ。


全然使わずに倉庫の肥しになりつつあるのも多数。
スチール製の頑丈なヤツが欲しくて買ってみたフォールマウンテンの焚き火台。
変形とは無縁だし、ガシガシ使えるんだがとにかく重い!
そしてやっぱり錆びる。
まぁこれが味なんだが。


東京クラフトのマクライト。
予約してまで買ってみたけど。
う~むこれならピコグリルでもいいような。
東京クラフトからもう1個。
KUBERU。これも使ってないなぁ。
斜めに薪を置く斬新なデザインですごくカッコイイ!だけど調理する時、袖が燃える。とにかく熱い!!!




じゃ結局なんなんだよって話。



やっぱソロにはピコグリルに帰結してしまうんですがね。
そんな中、最近見っけたダッグノットの焚き火台がすこぶる調子良いのです。


 


タイプ的にずばりピコグリルなんですが、なんてゆーか改良版的な感じなんですよ。
戦闘機でいうと紫電改みたいな。


何が違うって、ピコグリルってパーツが全部バラバラで組み上げるでしょ。
ダッグノットは袋から取り出して開くだけでピコグリルのあの形状になるんです。
しかも薪を置くところのアーチ形状まで一緒。
もう、なんか当分これだな。
しばらく使ったら変形とか出てくるかも知れんけど。


キャンプ好きな人いたら、是非イベントかなんかの際に良さげな焚き火台教えて下さいね~!!


 



8月号はここまで。
それではまた~!!
次回9月号は9月1日から3日の間に公開します!!




BORN TO EAT 7月号
年に一度の北海道遠征とサンライズ出雲は山岳路線へ-
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-出る出る詐欺とさぁどうするRED?-
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