チヌとグロー

昨年から、とあるポイントに夜ヘチをやりに通っている。

というのも、何故かその50mも無いエリアだけ反応が良く、片道歩くだけで大体4~5匹は反応出るから。

「ちゃんと」落とせればの話だけど…結構バラすんだけどね(爆)

しかも家からチャリで数分の距離。

仕事終わりにちょいと出て、小一時間で帰宅という気軽さもポイントが高い(ポイントだけにw)。


ただ面白い事に、そのエリア前後では反応が激減する。

当初は理由が解らなかったが、通う事で見えてきた事がある。それが…



闇w



東京のど真ん中で闇ってのは想像がつかないと思うが、確かにそのエリアだけ異様に暗い。

あ、静岡のポイントと比べちゃいけませんがw

具体的にはそこだけ街灯がなく、かつビルの狭間になってて窓明かりが入ってこない。

そんな場所なので、「見えない・蚊だらけ・カップルまみれ」という釣人三重苦となり、荒れてないのも理由かとw

というのも、ただ暗いだけなら橋下だって同条件だが、近辺の橋下ではそう釣れない。

やはり夜の橋下となれば常に釣り人が入っており、荒れてるのだろうと。

ただ、鋼のメンタルさえあればパラダイスかと言われると、そう簡単な話ではない。

(多分)釣り人が来ない理由…それは



見えねぇ



そのポイント、壁に合わせると落とすことが出来ず、しかもラインは流されるので落ちてる事すら判らない。

かといって、壁から離すとヘチ釣りの定石で反応が一気に落ちる。

当然糸なんて全く見えないので、余程ガッツリ反転しない限りアタリすら取れない。

そもそも使っているのがミジ貝という真っ黒な貝故、風が強い日など特に何処に落ちたのかもわからない。

先程「ちゃんと」と書いたのがそれで、強風だと反応ゼロの事もある。

それは単に壁から離れてた場所(酷い時は足元)に落ちてただけというオチがつく場所でもある。


そんな場所故、「見える」ようにすれば釣果安定するんじゃないかなーと思案していた矢先、とある製品が目に入った。

「夜光針」

確かにこれなら、餌の場所を把握出来る→落とすべき場所に落とせる→釣果安定。

しかも製品名が「夜光チヌ」という位だから即採用しようと思ったが、冷静に考えると全く使えない。

というのは針の殆どが餌の中にあり、かつ、どーせ夜光塗料だろうから直ぐに削れ落ちる→ただの針w

更に、ただでさえ警戒心が強いというチヌ。光ってたら逃げるだろうとw

更に更に「夜光チヌ」のチヌは黒鯛用という意味ではなく、あくまで「チヌ針」という規格の夜光バージョン。

という事でコイツは却下し、次の策を練る。

そもそも、夜のチヌはグローにどう反応するのか?

これまで試したことが無かったので、そこから検証を始める。


一番初めに試したのが、グローのティンセル。

以前岸ジギ用に購入した物があったので、コイツを針のチモトに数cmだけ結んでやってみた。



これなら見ようによってはアミエビっぽいし、それ程違和感も無いだろうと。

実際に、いちいち光に当てなくても無いよりは遥かに視認性が良くなり、落とす場所も安定した。

検証がてら10日程テストした結果…



撃沈



いや、釣れない事は無い。

実際の検証方法だが、先ずはティンセル付で片道を落としていく。

で、スタート地点まで戻り、今度は全く同条件のティンセル無で片道を落としていく。

この程度なら、ティンセルの浮力なんて無視出来るからね。

10日の内、この形で7日・逆パターン(無→付)で3日やった結果として、逆パターン抜きで1:4。

逆パターンでやった3日は「付」の釣果が0になった為、明らかにグローを見切ってると思われる。
(あくまでこの場所での話であり、他エリアの事は全く知りません)

という事でこの形は却下し、次のパターンを模索する。

落とす際は餌の近くにあり、落としてる最中は離れている必要がある。

という事で採用したのが



夜光浮き



これを遊動状態でシンカーの上に入れておけば、落としてる間は浮いてくれるので影響が無いだろうと。

ただ、余りに大きいとこれまた警戒心を煽るだろうという事で、某海外通販で4㎜の物を見つける(500ヶ入り100円w)





超快適










ティンセルよりも遥かに見やすく、かつ影響も最小限なのか釣果が実績数とほぼ変わらず安定した。

上手くいくと、今度はもっと改良したくなるもんで(爆)

これなら、ラインにも付けちゃえば糸の動きも判る→もっとバイト取れるんじゃね? と。

で、当初この玉をラインにシモリ浮き代わりに並べてみたのだが、一つ問題が。


浮く


これはこれでも良いのだが、私の釣りは基本手感度。

その為、落ちるスピードが変わると釣りが変わってしまう為、違う意味でのストレスに。

そこで今度は探した中で一番細い2㎜の夜光ゴム管を用意し、レジンで固定。



GLS(グローラインシステム)と名付けやってみると、これが狙い通り。

ラインの止まりアタリも取れるようになった。









しかしながらコイツにも欠点があり、「風に弱い」。

ゴム管が出っ張ってる分か風に煽られやすく、またなまじ見える分暴れてるゴム管の動きに惑わされる。


という事で、風が強い時は浮き1ヶのみ・風が無い時はGLSを入れていけばいいかなと。

もし夜にヘチ釣りされている方で同じ様な悩みを持ってた方、真似しても良いのよw









 

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