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▼ マッチ・ザ・マッチボウ
神器出現
長らく釣りをしていると
珠玉のルアーに巡り会うことがあります。
好んで使用するルアーは沢山あって
甲乙は付けられませんが、実績を振り返った時に
頭一つ、二つ飛び抜けている存在がいることに気づきます。
各々のフィールドによって、釣れ筋のルアーは変わりますし
トレンドやマインドにも大きく揺さぶられるので
正解/不正解で推し量るものでもないかなとは思います。
ワタシ、度々『神器』という表現を使います。
その意図は
「定番」「鉄板」「マスト」をも超えてしまったモノ。
山鱸の神器 TKRP90
川鱸の神器 BMC120F
落鮎の神器 JOINTED CLAW178
ワタシの嗜好を差し引いても
「これしか使えないシチュエーション」
「これでしか喰わない魚が確実に居る」
今、その領域に達していると感じているルアーがあります。
ありそうでなかった〝SR〟
稚鮎の神器。120F。
サイズ:120㎜ ウエイト:13.5g
リング : #3 フック:#8✕3
潜行レンジ:水面~10cm
恥ずかしながら、マッチボウを知るキッカケは
パズデザインに携わらせてもらうようになってからです。
今思うと、見逃していた可能性は高かったなと。
店舗事情等あるのかもしれませんが
近隣の釣具屋で実物を見かける機会はありませんでした。
小助川テスターが贈る、マッチボウとは。
・絶妙なボディーフォルムが幅広いベイトにマッチ!
Too muchにならない絶妙なボリューム感は小型ベイトからハイボリュームなベイトまで幅広くマッチする。(パズデザインHPより一部抜粋)
このマッチボウ、非常にスリムです。
ワタシは初見の時に『稚鮎』を連想しました。
アングラー次第で
「バチ」「イナッコ」「イワシ」「サヨリ」と
様々なシチュエーションに変換できるかもしれません。
また、シャローランナーと聞いて
大半の方はリップレス、もしくはダーターカップを
真っ先に思い浮かべるんじゃないでしょうか。
マッチボウはリップが設けてあるのも特徴。
潜行レンジは淡水でもアンダー20cm未満。
シーバスルアー最激戦ジャンルおいて
マッチボウはそれらの〝シャローエリアスタンダード〟とは
ひと味違うルアーです。
隠しきれない釣獲力
マッチボウには100Fと120Fがあります。
ワタシはベイトタックルでも投げやすい120Fをよく使います。
「特定のベイトに的を絞っていない」マッチボウ。
ただ、ベイトの種類、サイズ感によっては
他に最善なるルアーは数多くあるだろうなと。
最も真価を感じられたのは
先発よりは「後々の一手」
他でコンタクトが得られなかった状況下から
もう一本を絞り出してくるフィネスな一面は大きな強みです。
おそらく
魚にしっかり見せて喰わせるタイプのルアー。
この手のルアーはある意味、誤魔化しが利きません。
稚鮎を追って遡上する魚は偏食傾向にあります。
特にクリアウォーターで魚が視力を最大限 利かす時
稚鮎を選り好みし、的確に捕食する個体へ如実な差が出ます。
釣果は昨年今頃のログに散りばめてますのでご参考までに。
しかし、それらのログには載っていない
ワタシ的、マッチボウ史上
最大のインパクトを残した魚でログを締めます。
衝撃の一撃
昨年8月下旬。ナイトゲーム。
数日前まで纏まった雨が降っていた、とある清流域。
最終遡上組と思われる約10cm前後の稚鮎が溜まる場所。
増水が利いており、流れ具合は最高の塩梅。
流芯を介しながら
アップストリームで流していく釣りを展開。
複数のルアーをローテーションし、反応を伺う。
時間が経過するにつれ
セイゴのような小気味の良いアタリが数回。
ここでマッチボウ120Fに変更。
少しずつ立ち位置を変えながら
流れの筋を探っていると明確なバイト。
上がってきたのは25cm程のキビレでした。
キビレ、クロダイも純淡水域まで差す魚なので
驚きはありませんでしたが、この増水は思いの外
海の魚たちを引き寄せていたのかもしれません。
キビレをリリース後
場所は休めず、キャスト再開。
今度は流芯を切るように
マッチボウをトレースしていくこと数投。
強烈な一撃を浴びました。
アワセが決まった瞬間から
流芯に乗り、一気に下流へ駆け抜ける魚。
「ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」
鳴き止まらない 引き出されていくライン。
リングは強化リング3番。
フックはRB-MH #6✕#8✕#6
主導権がアチラに。パワーファイトは論外。
幸い、障害物のないオープンエリアだったため
持久戦も視野に焦らず、丁寧さに徹しました。
この時はまだ
ランカークラスの鱸だと信じてました。
しかし、なかなか寄らない魚
一進一退のような、縮まらない一定の距離感。
「これ鯉だわ」
トルクフルで重々しい引きは
それ以外、思いつく余地もありませんでした。
再三、流芯への突っ込みを繰り返しながら
少しずつ間合いが狭まり、ランディング態勢へ。
最後の詰めで転ばぬよう
ボガに手をかけ、灯りが照らす先にいたのは
アタリからキャッチするまでの壮絶さ。すべて納得。
まさかのアカメというオチ。
全く予期しなかったエリアにまで差していた魚。
自然界の逞しさと人の滑稽な常識に、してやられました。
無事にリリース。
消えていく背中を見届けました。
いやはや
一番驚いたのはマッチボウだったことでしょう。
それにしてもマッチし過ぎましたね。
Pazdesign サポーター 宮﨑
- 2024年7月16日
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