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膨張式ライフジャケット(DAIWA DF-2203) ボンベキット交換

 しょっちゅうではないけど、一回は耳にしたことのある釣り人あるあるのひとつ…
 
「車の中でライフジャケットが作動して膨らんじゃってさ〜」
 
"ふ〜ん、そんなことあるんだなぁ"くらいに思って釣り人生を送ってきた私。
 
とある休日、釣り道具のメンテナンスでもするかと車のドア開けたら、ゴトゴトと物が落ちてきた。
 
「なんだ?」と状況が掴めず落ちてきたものを拾い、元のあった場所に直そうと思ったら…
 
「ん?…んん?……おぉ、マジか(汗)」
 
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膨張式ライフジャケット、作動して膨らんでました(笑)
 
ボンベキットの交換もですが、今までちゃんと把握していなかった膨張式ライフジャケットの日常メンテナンスやカートリッジ有効期限などについて、私がこの機会に学んだことを"よくないひとつの例として(苦笑)"ご紹介したいと思います。
 
 

■ 膨張式ライフジャケットのカートリッジ有効期限
 さて、膨らんでしまったライフジャケットを前にまずはどうしたらいいのか…とわからなかったので、とりあえず取扱説明書を引っ張り出してきました。
 
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"ちなみに私が使用しているライフジャケットは、ダイワのDF-2203というTYPE A(全ての航行区域に適用)のもの"
 
ひと通り読み進めていく中でカートリッジの有効期限について書かれていて、取扱説明書の裏に貼ってあったシールを見て唖然とする。
 
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4年も前に切れとる(汗)
 
まぁぶっちゃけますと、有効期限があることは知っていたんです。ただ期限をちゃんと確認することなく、ズルズルとここまでやってきてしまいました…
 
冒頭にも述べましたが、ここがまさに"よくない例"ですね(反省)
 
肝心のカートリッジはというと、こんな感じのモノでした↓
 
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"左がカートリッジ、右がボンベ"
 
新品(正常)のカートリッジの先端は緑のパーツがついてるとのことですが、現状は赤いパーツが付いてる感じ。
緑のパーツなんか見当たらなかったけどなぁと、もう一度車に戻って探してみると…
 
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ありました。地面に。ドア開けたタイミングで、コロコロと落ちていったんでしょうね。
 
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とりあえず、今回はカートリッジの作動による膨張だったことがわかりました。
 
じゃあなんで作動したのか?
 
よく聞くのは、「夏場の車内が暑くて〜」とか、「雨に濡れたままにしてたら〜」とかでしょうか。
 
今回の私の場合は、季節的にそんなに車内は暑くないし雨にも濡らしていない。
 
"有効期限が大幅に過ぎた劣化したカートリッジを使用していたこと"が、最大の原因かと思われます(猛反省)
 
「あ、そういえば自分のは有効期限いつかな?」って思われた方、今すぐ確認することをオススメ致します!(←私が言うな。笑)
 
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"カートリッジにも有効期限は記載されてます!"
 
 

■ ボンベキット(A-KIT)交換
 ボンベキットにも数種類あるようです。説明書にあった通り、"A-KIT"と呼ばれる種類のものをネット注文にて取り寄せました。
 
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"Takashina 水感知式(自動膨張式)ライフジャケット用ボンベキット"
 
ボンベキットが揃ったので交換作業に入りますが、まずは膨らんでしまった気室のエアー抜きから。
 
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"この赤い筒の先端にある緑のパーツを押してエアーを抜く。逆に作動時に膨らみが足りない時は、ここから口でエアーを送る"
 
ちなみにカートリッジは有効期限がありますが、この膨らむ気室については取替推奨期限はないのかな?と疑問に思い取扱説明書を読んでみたんですが、私は見つけ切れませんでした。
 
とはいえ日常メンテナンス項目はちゃんと記載されており、その中で"気室を膨らまして24時間以上放置し漏れがない事"というような項目がありました。
 
ボンベキットが届くまで長いこと膨らましていて漏れがないこと・目立った痛みや汚れも皆無であることから問題ないと判断しました。
 
 エアー抜きと気室の点検が終わったら、ボンベキット交換の準備完了。
 
説明書をよく読みながら、気室をたたんでいきます。
 
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これまた同様に説明書をよく読み、古いボンベキットを取り外し新しいボンベキットへと交換します。
 
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"新しいカートリッジ有効期限は2023年7月"
 
ちょっとだけ最後の気室の収納向きと細かな折り込み方に手間取りましたが、ボンベキットから伸びる手動起動のヒモが一番表にちゃんと来るようにして、カバーの中におさめて作業終了です。
 
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■ 着けるだけじゃダメ!"メンテナンスしてこそのライフジャケット"であるということを改めて認識
 冒頭でも述べましたが、今回はよくない例として敢えて紹介しました。
 
そもそもカートリッジの有効期限は、とうの昔に切れています。
メンテナンスもせずにただ装着してきただけのライフジャケットは果たして、"本当の意味での着用と言えるのかどうか"と自身で強く思いました。
 
けれどおそらく、"私のようにメンテナンスを怠っている人は、少なからずいるんじゃないか"とも思うのです。
 
もしメンテナンスをしていないライフジャケットがあるのならば、どうか一度チェックしてみるきっかけになれば幸いです。
 
恥ずかしながら自分のルーズさを露呈することになりましたが、このログで少しでも何かを感じて頂けたら尚幸いです。
 
"せっかく付けていたのに、不具合で正しく機能せずに命を落としてしまうことがないように"
 
もしかすると、水中でなく車内で作動してくれていたからこそ、私はこうしてログを書けているのかもしれません。
 
これまで足りていなかった安全に対する意識と知識を改めて、私自身もこれからの釣り人生を事故無きよう気を引き締めていきたいと思います。
 
 
※ライフジャケットのことがよくわかる動画のリンクを貼っておきます。実際にどのように作動するのか、どのような浮遊状態になるのか、フィールドシチュエーション毎のライフジャケットの種類選定など…とても価値ある動画と思いますのでまだ見てない方は是非!
 
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