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アップ・ダウンの呪縛


あなたは今、川辺に立っている。

その想像力 少しだけ拝借したい。



頭の中では365日 川が流れている


アップストリームとダウンストリームにまつわる話。


川での鱸釣りに『流れ』は最重要項目。

流れが生じていれば必然的に

アップ、またはダウンのシチュエーションが生まれる。

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絶え間なく流れ続けるフィールド「川」

今が旬。落鮎シーズンとなれば

盛んに「アップストリーム」という言葉が多用される。


ルアーを上流側へ投じ
流された弱ったベイトを演出し、喰わせる仕業。


理屈は納得でき、それを信じて疑うことはないのだが

実際の現場において その物理的距離感を

アングラー側はどう感じているのだろうか。

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流れの速さ、太さ、筋道等、考慮したい要素は多い。

流速によりけりだが

例えればアップストリームは「向かい風」。

プラグは流れに押し戻され、降下してくる。


ダウンストリームは「追い風」。

プラグは流れに反し、遡上することとなる。


ここまではアングラー共通の基礎知識かと思う。




主導権は糸フケが握る


本題。

このアップかダウンかの判断材料の一つは

「アングラーの立ち位置」が関係しているだろう。

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上流側がアップ。下流側がダウン。ここに落とし穴がある。

一般的にはアングラー自らが境界線となり

アップ、ダウンの区別しているのではないだろうか。


ここが今回の本質。


糸フケの存在である。

〝ラインが流れを受ける〟

この過程において、必ず糸フケが生じる。


特にドリフトの釣りでは

敢えて巻かないこともあるためラインの膨らみは顕著に現れる。

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筋の走り方を理解する大切さ。直接投げ込むか、流し込むか。大きく違う。

止水域。アングラーから一直線上にルアーがある場合
そのルアーはアングラー目掛けて真っ直ぐ泳いでくる。

一方、流水域ではラインに膨らみが生じるため
ルアーはライン上をなぞって向かってくることになる。 


結果的にはどちらも帰ってくるのだが

アプローチの性質違いはイメージできるだろう。



そのルアーはドコを目指すのか


ルアーの頭が「どこを向いて」
ルアーの軌道は「どこに向かうのか」


ここまでを含め考えると

例えルアーが目の前を通過し、下流側にあったとしても

ラインに引っ張られるルアーが下流側に頭を向けているのなら

それはダウンストリームではなく

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川でなくとも〝流れ〟に投じればこそ。

『持続するアップストリーム』と解釈している。


ダウンストリームは下流側を泳ぐルアーが

ラインの膨らみ頂点に差し掛かる少し前のポイント。


ルアーがアングラー側に泳ぎ出してくるタイミングが

アップ・ダウンの切り返し点だと自身は考えている。


『アップストリーム』自体は仕掛けずとも

ラインがルアーを先導するなら

思っている以上に遭遇している言えるだろう。

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1キャストで数回反転させることもしばしば。ラインの行方にアンテナを張りたい。

尚、このあたりの詳しい解説は

有頂天さんが既に書いておられます。

是非ブログを探してみられては。


冒頭に例えた「追い風」「向かい風」の意。

逆転考察すると、これまた面白い思考に駆られる。





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