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▼ ジョインテッドクロー178
- ジャンル:日記/一般
- (fimo, 【fimoアイテム】, fimoフィールドモニター, 考察, 【fimoオリカラ】, ビッグベイト)
前回のネコソギXXXに続き
インプレとはちょっと趣向を変えまして。
マニアックな視点でこのルアーを掘り下げます。
もう 能書きはいらない。
それでも書く!笑
過去に2度。
fimoからオリカラが発売になったJOINTED CLAW 178。
fimo10周年記念で発売の際は
邪道の新さん監修のカラーもリリース。
シーバスシーンにビッグベイトを根付かせ
1ジャンルを築いた、キーマンならぬ「キールアー」
今更御託を並べることが烏滸がましい程
名実共に認知された逸品。
JOINTED CLAW 178にはワタシも思い入れがあります。
私見を混ぜながらログを書いていきます。
改めて JOINTED CLAW
このリップレスルアー「鮎邪・ジョインテッドクロー」は、既存のルアーには存在しない、と言うよりも「出すことのできなかった」、S字の軌道を描くアクションをただ巻くだけで演出します。
(ガンクラフトHPより一部抜粋)
和歌山に本社を置くのルアーメーカー。
2019年には発売15周年を迎えたという元祖S字系。
そこから3年経った2022年現在。
18周年。
もうそんなになりますか…
当時生まれた子が大人の階段登る頃 笑
そりゃ年もとるはずですわ!涙
ロングセラーまっしぐら。
発売当初の衝撃は『革命』だったんじゃないですかね。
バスがどこからともなくワラワラ湧いてくるあの映像。
動画を観た人達を異次元へ引きズリ込む。
虜になったアングラー、数知れず。
ワタシもそれに漏れずここにおります。
シーバス×JOINTED CLAW
本題に参ります。
元祖S字系ビッグベイト
通称「ジョイクロ」
ネットでは検索にかこつけて「女医黒」など。
バス界は基より、シーバス界でも不動の人気。
fimoがオリカラを発売したジョイクロ。
モデルは【178】
サイズ:178mm
タイプ:フローティング
重さ:2ozクラス(約54g)
リング:4番
フック:フロント1番、リヤ2番
fimoオリカラはソルト仕様。
フックはカルティバST-46が純正になります。
ワタシが178を使い始めた頃は
まだエイムスのソルトモデルが無くて
バス仕様のオリジナル178を使ってましたね。
フックはオリジナルの純正カルティバST-36BCから
1ランク上の強度にあたるカルティバST46、ガマSPMHに交換。
fimoオリカラの純正はST-46。fimoフックならMHが同クラス。
カルティバの特徴は伸びる。ガマは折れる。
刺さりはガマ推しですけども、魚との綱引きにおいて
カルティバのSTはポキッとならない分、粘る感覚があります。
ST-46が標準仕様のfimoオリカラは
そのまま純正を使って、ダメになったら
fimoフックへ交換する予定です。
番手はフロントをMH1番、リヤMH2番。
もしくは、フロントにH1番、リヤH2番と使い分けています。
お馴染みのフォルム。
・リップレス
・2連結(2ジョイント)
・フラットサイド
・尾ビレを模したエストラーマテール
アクションは伝家の宝刀。
これぞS字!という教科書的な映像です。
このS字軌道はシーバスにも効果絶大でした。
フローティングかぁ…
ジョイクロにはfimoだけでなく
shopカラーや問屋カラー、コラボカラーなど。
尋常じゃないくらいの様々なオリカラが存在します。
そのほとんどが、バス界隈でのリリース。
この場合、だいたいのオリカラは
フローティングのみ販売されることが多いんです。
そこが悲しみ。。
ワタシ、178のフローティングは使わなくて… 汗
理由がいくつかあるんですが
178のフローティングはレンジキープが難しいこと。
水を噛むまでにタイムラグができること。
水噛み後は割りとレンジが入ること。
fimoオリカラはフローティングのみ。ウエイト貼らねば。
レンジが入ること自体は悪くはないんですが
そこへの出し入れがアングラー主導ではなくなり
178次第になってしまうんです。
それだとリップが無いジョイクロは
レンジが安定せず、挙動を見失いがち。
シンプルに言うと使いづらいんですよね。
『TYPE 15-SS』
178には数種類の「TYPE」が展開されています。
シーバス用として販売されているのは2種類。
・フローティング
・シンキング
バス用での展開は現行が2種類。廃盤が2種類。
・フローティング
・15-SS
・20-SS ※廃盤
・25-SS ※廃盤
ワタシは「15-SS」を好んで使っています。
178は水に同調させいんです。面倒くさい拘り。
「15-SS」とは淡水水温15℃でスローシンキングの意味ですね。
ワタシが淡水域での使用という点も一理ありますが
長年のトライ&エラーで泣かされ続けたことで
今では淡水、汽水、稀の海水でも
塩分比重と水馴染み感触を自己消化。
178のコントロールに不安を感じることが無くなりました。
フローティングはフローティングペンシル
「15-SS」はシンキングペンシル
そんな風にも捉えてます。
もし3回目の発売があるのなら。
「15-SS」を検討お願いします本部様 爆
ザキミヤごときが!ぺっ!
が、オチ。
ビッグベイトはもう大きくない
178。
そのポテンシャルは今も尚。
ビッグベイトはオールシーズン使う方もいれば
スポット的にお使いの方もいらっしゃると思います。
落鮎やコノシロ、ベイトサイズが大きくなる時期は
特に出番が多くなる類いのルアーではあります。
2点式ジョイントは下半身のロール抑制に貢献してると思われます。
フィールドも様々なシチュエーションがある中
流れを側面へ当てた時に際立つ「強さ」
良い思いをされたアングラーは多いことでしょう。
タックルの充実も大きな追い風。
敷居は低くなり
苦手意識や抵抗感もだいぶ払拭されてるなと感じます。
現在のシーバスシーンは
ジャイアントベイトに一躍脚光。
今となっては
ビッグベイトは「大きくない」
そう言われるまでになりました。
それだけ、2ozクラスが成熟した証拠なのかもしれません。
〝178はフィネス〟
「食わせの切り札」的扱いでもおかしくはない 笑
そんな過渡期を迎えるビッグベイトですが
このビッグベイトでの経験は
ジャイアントベイトに大きく影響する
最近特にそう思います。
メンタル的な部分が大半を占めるんですけども 笑
意のままに操るために
水面、水中でルアーがどうなっているか。
そのイメージと実態の整合性。
アングラーの意図がルアーに入力できているか。
その解析度が限りなくリンクしていなければ
制御不能なじゃじゃ馬を投げているだけ。
ワタシはそう考えてるんです。
178はロッド操作にも反応するビッグベイトです。
でも一番の真骨頂はドリフトでの流し。これがS級。
そこがワタシの基礎。
178にはその基礎が詰まってます。
ビッグベイトは古い。
時代はジャイアントベイト。
これ、本末転倒に陥る大きな落とし穴。
ここから始まった系譜。
178は一つの原点であり、現点でもあります。
〝Sの血脈〟
これからも色褪せないんでしょうね。
フィールドモニター ザキミヤ
- 2022年5月18日
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