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▼ アラスカ釣行2012 その2
- ジャンル:釣行記
- (area-釣行記-)
アラスカ釣行2012 その2
その1はこちらから。
PCの方はBGMをどうぞ。
朝、いつの間にか寝入ってしまった僕は、けたたましい目覚ましの音で目が覚めた。
いよいよ、キングサーモンに挑む日がやってきたのである。
どんな河かも、どんな流れかも、どんな釣り方かもよくわからない。
わからないなりに想像して持ってきたタックルで、どう挑むのか。

朝の空気を吸いに部屋を出ると、大量の蚊が襲いかかってきた。
またたくまに数十の蚊が僕の周りを囲む。
蚊の一つ一つが大きく、動きは鈍いのだが、衣服の上からも血を吸おうと針を刺してくる。
何匹か両手でパチンとやっつけたが、その手のひらの成果を眺めている間に他のところを刺されるような感じ。
こりゃたまらん。
僕は急いで部屋に戻って、虫除けスプレーを塗った。

ケンさん達の部屋に行き、朝食を作って食べる。
今朝はサンドウィッチとオレンジジュース。
とっととやっつけて、準備を終えてロッジを出る。
ロッジの前にはすでにガイドの人らしき人や車や、他のお客さん、そして車のトランクに大きなゴムボートが用意されていた。

外に出てすぐにわかったことがあった。
日本の虫除けはまるで効果が無いのである。
日本で最も虫除け効果の高い製品は医薬品の虫ペールなんだけど、それをしっかり塗ったのに知らない間に10ヶ所ほどやられていた。
小屋の中から、貸しヒップブーツを選んで車に乗り込む。

アラスカの河はニュージーランドの河などで問題になっているディディーモの移入防止のため、フェルトソールのウェーダーが禁止になっている。
ディディーモ問題、日本の美しい渓流を守るためにも、釣り人の高い意識が必要だ。

ぜひこのサイトで知識を得て欲しい。
「ディディーモを広げるな。」
今日は土曜日という事もあり、お客さんがいっぱいいるようだ。
話を聞くと、彼らはフィンランドからキングサーモンを釣りに来たと言っていた。
世界中からキングサーモンを狙う猛者が集まっている。
その時はそう思った。
車の中には大量の蚊がいた。
刺されてはたまらないので、移動時間の1時間ほどで僕は数十の蚊を撃墜しながらの移動となった。

車は荒れたダート道をひたすら走り、1時間ほどでようやくボートを下ろすポイントに到着した。


釣り方はこうだ。
まずはボートで川を下りながらの移動。
動力は無しで、ガイドがオールで漕いで中州や岸際の浅瀬に乗り付ける。
そこで釣って、また移動して、、、、
という感じらしい。
まずは早々にフィンランドチームが河に出て行く。
彼らは貸し竿だった。

僕らも船に乗る。
「My name is Brad.」
僕らを担当するガイドはそう名乗った。

彼とは5日間の全釣行を共にすることになるのだが、、、、

初日、僕が用意したタックルはシイラタックルをベースにしたもの。
ロッドはソルティガのドラド70S、リールはソルティガの4000。

PEラインは5号を200m巻いた。
結論からいうと、これはベストに近かった。
他にもマグロ用のタックルを用意しておいたが、これは結局出番が来ることが無かった。
岸を漕ぎ出てから30分近く、河の中を流れに流れ、僕らはようやく一つの岸にたどり着いた。
200m上流で川の流れが左右に割れ、中洲になっている。
その中洲が再度合流してくるところの右岸。
奥側を本流の流れが走り、僕らの手前は右岸側を流れてきた流れのとろみになっている。
Brad は水深2.5mだ、と足下を差して言った。
気温は12度だ。河の水温は10度前後くらいで、川面を流れてくる空気はかなりひんやりしていた。
ビコウさんがアウタージャケットをもう1枚羽織ったので、僕も今はいいけど、これは確実に冷えてくるなと思ったのでヘリーハンセンのウェアをまとう。
一方、ケンさんは、「気合い入ってきたぜ!」と上着を脱いてTシャツ1枚になった。

なんていうか、つくづく魅力的な人だ。
で、釣り開始。
まず僕らはルアーマンであるので、キングサーモンもルアーフィッシングで仕留めたいという願望があった。
そう考えていたが、何はともあれ、まずはキングサーモンをこの手にすることが目標である。
だから、Bradが薦める餌釣りの仕掛けを僕らは結んだ。

どんな仕掛けかというと、こんな感じだ。
80lbフロロカーボンのラインに、シングルフックを2つ結び、その間には2~3cmほどのフロートを入れる。
そして上の針にループを用意しておき、赤いネットで包んだ乾燥イクラを結びつける。
これがリグである。

リーダーは50cmほどのところに三方サルカンを結び、その一つに20~30gくらいの糸鉛を輪ゴムで結びつけるリグである。

オモリがボトムの石などに引っかかっても、ワゴムが切れて仕掛けは無事に回収できるということ。
三方サルカンのもう片方にはメインラインを結ぶ。
僕はビミニツイストでダブルラインを作り、そこにチチワ結びでつないだ。
エサはイクラに何かの粉をまぶせて、乾燥イクラみたいになったもの。

釣り方は言葉で書くと簡単そうだが、奥の深い難しい釣り方だった。
まずはアップストリームにキャスト。

45度~70度くらいの角度で30mくらい上流側に投げ込む。
流れに乗せながらラインスラックを回収するとボトムを感知できるようになる。
コンコンコンコンコン・・・・・流れに洗われて丸くなった頭蓋骨~拳位の大きさの丸い石がボトムである。
その上をシンカーがコンコンと引きずられていくので、それを感じながら仕掛けを下流へと流していく。

この時、ラインが余りすぎていると流れにラインが持っていかれてオモリを下流に引っ張ることになり、仕掛けが早く流れやすくなって喰いも悪いし、石と石の間にラインが挟まれてオモリが引っかかりやすくなる。
エサと針は、フロート材とのバランスが取れ、ボトムのちょっと上をふわふわと転がりながら流れている感じ。
要するに、サケの鼻っ面に流し込んでやらないと口を使わないということ。
アユの転がし釣りのように、流れにしっかりと対応して仕掛けを流し続けないといけない。

バイトはその流れの中に転がっている大石や地形のちょっとした変化があるところで良く出る。
同じ立ち位置で何度も何度も投げていると、根掛かりしやすい場所、何も無い場所、バイトが出やすいヨレがある場所、などがだんだんとわかってくるのだ。
そこに確信を持てるようになると、結構この釣りは魚をヒットさせることができるようになる。
このポイントでは誰もバイトが無い。
開高健が著書に書いていた、アラスカでキングサーモンを手にするのは、1年間に延べ80000人が訪れて7000本くらいとか。
簡単では、なさそうだった。
ポイント移動することに。

新しいポイントに付くと、フィンランドチームが先に来ていた。
ボートにはキングサーモンが3本結んであった。

こいつがキングか。
しばし、見とれた後に話を聞くと、全てここでヒットしたという。
こちらのガイドが僕らの仕掛けを見て、これではダメだという感じで、乾燥イクラから生イクラにエサを変えてくれた。
Bradは何をどう思ったかはわからないが、しきりに沖を指差し、その写真を撮るように僕らに言っていた。

この頃から太陽が出てきて、暑くなってきた。
ケンさんが、「寒い!」と言って上着を羽織に行く。
それを見てビコウさんは何も言わないのだった。
(そこはビシッとつっこむところだろ、と)
すると1時間ほどでケンさんに初ヒット。

強烈な絞り込みで流れを遡っていこうとする魚。

キングサーモンだろうか・・・。
固唾を飲んで見守っていると、水面を豪快な波しぶきを立てながらジャンプ。
「King! Buzuuuuu!」
Bradが叫ぶ。

豪快なファイトになるも、数分でランディング。


初めてのキングサーモン。
そりゃ重いよね。
でも、Bradが言うにはBabyなんだそうで。

ケンさんが作っているロッド、BEAMS、いい仕事してた。
僕も次を狙うが、バイトが取れない。
2回ほど、もぞっとしたバイトを感じたが、よくわからない感じ。
だけど、底の様子やバイトが出るイメージはかなり詰められた。

そんなこんなで、初日は終了。

フィンランドチームは大型を2本も釣っていたけど、話を聞けば、祖国では滅多に釣りをしないんだとか。
全然、猛者でもなんでも無かったのだ。
彼らに付いたガイドの人はとても一所懸命にやっていて、僕らの仕掛けもまめにチェックしてくれて直したり、ランディングネットも常備し、サービス業としての仕事の仕方をきっちりとしていた。
そういうことが結果として出たんだろう。
一方、Bradはというと、ランディングネットは積んでないし、タックルボックスは乱雑で何かが常に無い感じだし、仕掛けも心配でぐっと引っ張ると簡単にノットが抜けたりして、ホントに大丈夫なのかと。
ひどいようなら、Alanに言ってガイドを変えてもらおうという相談をしながらの帰着。
そう、僕らはどこか焦っていた。


フィンランドチームはレンタルしたキャンピングカーでアラスカ中を旅していると言っていた。
両サイドとも駐車中は中から外にスペースが引っ張り出る感じになっており、快適性は極めて高そう。
レンタル代は14日間で3000ドルだそうだ。

夕食はフィンランドチームキングサーモンをお裾分けしてもらったので、バター焼きにしてみる。

肉厚なので火を通すのに20分近くかかる。

その他にチャーハンやチキンスープなどでおなかいっぱいに。

キングサーモンの味はというと、衝撃の美味しさだったらしい。

北海道で夏から秋になれば多くのサケを仕留める彼らが言うんだから間違いないんだろう。

脂が乗っていて、バターの風味と醤油が抜群に合った。
キングサーモンは美味しい魚だった。
ビコウさんは夕食後は寝てしまったので、僕とケンさんは誘われるままにフィンランドチームのキャンピングカー内へ。

これがすこぶるご機嫌な空間で、次回アラスカに来るときはこのスタイルで旅をしてみようと思ったのだ。
心配なことは一つだけだった。
ガイドのBradのことだけだった。
ポイント選びについても、適当な感じがどうしてもしてしまう。
まあこの点だけはこの河を知らないので何とも言えないけど、、、、。
僕らは、アラスカの地でとてもピリピリした夜を過ごしていた。

しかし、今日はまだ序の口だ。
キングサーモンの釣りはあと3日もある。
そう思ってベッドに入った。
疲れもあって、いつになくすんなりと深い眠りに落ちていった。
その3へ続く
その1はこちらから。
PCの方はBGMをどうぞ。
朝、いつの間にか寝入ってしまった僕は、けたたましい目覚ましの音で目が覚めた。
いよいよ、キングサーモンに挑む日がやってきたのである。
どんな河かも、どんな流れかも、どんな釣り方かもよくわからない。
わからないなりに想像して持ってきたタックルで、どう挑むのか。

朝の空気を吸いに部屋を出ると、大量の蚊が襲いかかってきた。
またたくまに数十の蚊が僕の周りを囲む。
蚊の一つ一つが大きく、動きは鈍いのだが、衣服の上からも血を吸おうと針を刺してくる。
何匹か両手でパチンとやっつけたが、その手のひらの成果を眺めている間に他のところを刺されるような感じ。
こりゃたまらん。
僕は急いで部屋に戻って、虫除けスプレーを塗った。

ケンさん達の部屋に行き、朝食を作って食べる。
今朝はサンドウィッチとオレンジジュース。
とっととやっつけて、準備を終えてロッジを出る。
ロッジの前にはすでにガイドの人らしき人や車や、他のお客さん、そして車のトランクに大きなゴムボートが用意されていた。

外に出てすぐにわかったことがあった。
日本の虫除けはまるで効果が無いのである。
日本で最も虫除け効果の高い製品は医薬品の虫ペールなんだけど、それをしっかり塗ったのに知らない間に10ヶ所ほどやられていた。
小屋の中から、貸しヒップブーツを選んで車に乗り込む。

アラスカの河はニュージーランドの河などで問題になっているディディーモの移入防止のため、フェルトソールのウェーダーが禁止になっている。
ディディーモ問題、日本の美しい渓流を守るためにも、釣り人の高い意識が必要だ。

ぜひこのサイトで知識を得て欲しい。
「ディディーモを広げるな。」
今日は土曜日という事もあり、お客さんがいっぱいいるようだ。
話を聞くと、彼らはフィンランドからキングサーモンを釣りに来たと言っていた。
世界中からキングサーモンを狙う猛者が集まっている。
その時はそう思った。
車の中には大量の蚊がいた。
刺されてはたまらないので、移動時間の1時間ほどで僕は数十の蚊を撃墜しながらの移動となった。

車は荒れたダート道をひたすら走り、1時間ほどでようやくボートを下ろすポイントに到着した。


釣り方はこうだ。
まずはボートで川を下りながらの移動。
動力は無しで、ガイドがオールで漕いで中州や岸際の浅瀬に乗り付ける。
そこで釣って、また移動して、、、、
という感じらしい。
まずは早々にフィンランドチームが河に出て行く。
彼らは貸し竿だった。

僕らも船に乗る。
「My name is Brad.」
僕らを担当するガイドはそう名乗った。

彼とは5日間の全釣行を共にすることになるのだが、、、、

初日、僕が用意したタックルはシイラタックルをベースにしたもの。
ロッドはソルティガのドラド70S、リールはソルティガの4000。

PEラインは5号を200m巻いた。
結論からいうと、これはベストに近かった。
他にもマグロ用のタックルを用意しておいたが、これは結局出番が来ることが無かった。
岸を漕ぎ出てから30分近く、河の中を流れに流れ、僕らはようやく一つの岸にたどり着いた。
200m上流で川の流れが左右に割れ、中洲になっている。
その中洲が再度合流してくるところの右岸。
奥側を本流の流れが走り、僕らの手前は右岸側を流れてきた流れのとろみになっている。
Brad は水深2.5mだ、と足下を差して言った。
気温は12度だ。河の水温は10度前後くらいで、川面を流れてくる空気はかなりひんやりしていた。
ビコウさんがアウタージャケットをもう1枚羽織ったので、僕も今はいいけど、これは確実に冷えてくるなと思ったのでヘリーハンセンのウェアをまとう。
一方、ケンさんは、「気合い入ってきたぜ!」と上着を脱いてTシャツ1枚になった。

なんていうか、つくづく魅力的な人だ。
で、釣り開始。
まず僕らはルアーマンであるので、キングサーモンもルアーフィッシングで仕留めたいという願望があった。
そう考えていたが、何はともあれ、まずはキングサーモンをこの手にすることが目標である。
だから、Bradが薦める餌釣りの仕掛けを僕らは結んだ。

どんな仕掛けかというと、こんな感じだ。
80lbフロロカーボンのラインに、シングルフックを2つ結び、その間には2~3cmほどのフロートを入れる。
そして上の針にループを用意しておき、赤いネットで包んだ乾燥イクラを結びつける。
これがリグである。

リーダーは50cmほどのところに三方サルカンを結び、その一つに20~30gくらいの糸鉛を輪ゴムで結びつけるリグである。

オモリがボトムの石などに引っかかっても、ワゴムが切れて仕掛けは無事に回収できるということ。
三方サルカンのもう片方にはメインラインを結ぶ。
僕はビミニツイストでダブルラインを作り、そこにチチワ結びでつないだ。
エサはイクラに何かの粉をまぶせて、乾燥イクラみたいになったもの。

釣り方は言葉で書くと簡単そうだが、奥の深い難しい釣り方だった。
まずはアップストリームにキャスト。

45度~70度くらいの角度で30mくらい上流側に投げ込む。
流れに乗せながらラインスラックを回収するとボトムを感知できるようになる。
コンコンコンコンコン・・・・・流れに洗われて丸くなった頭蓋骨~拳位の大きさの丸い石がボトムである。
その上をシンカーがコンコンと引きずられていくので、それを感じながら仕掛けを下流へと流していく。

この時、ラインが余りすぎていると流れにラインが持っていかれてオモリを下流に引っ張ることになり、仕掛けが早く流れやすくなって喰いも悪いし、石と石の間にラインが挟まれてオモリが引っかかりやすくなる。
エサと針は、フロート材とのバランスが取れ、ボトムのちょっと上をふわふわと転がりながら流れている感じ。
要するに、サケの鼻っ面に流し込んでやらないと口を使わないということ。
アユの転がし釣りのように、流れにしっかりと対応して仕掛けを流し続けないといけない。

バイトはその流れの中に転がっている大石や地形のちょっとした変化があるところで良く出る。
同じ立ち位置で何度も何度も投げていると、根掛かりしやすい場所、何も無い場所、バイトが出やすいヨレがある場所、などがだんだんとわかってくるのだ。
そこに確信を持てるようになると、結構この釣りは魚をヒットさせることができるようになる。
このポイントでは誰もバイトが無い。
開高健が著書に書いていた、アラスカでキングサーモンを手にするのは、1年間に延べ80000人が訪れて7000本くらいとか。
簡単では、なさそうだった。
ポイント移動することに。

新しいポイントに付くと、フィンランドチームが先に来ていた。
ボートにはキングサーモンが3本結んであった。

こいつがキングか。
しばし、見とれた後に話を聞くと、全てここでヒットしたという。
こちらのガイドが僕らの仕掛けを見て、これではダメだという感じで、乾燥イクラから生イクラにエサを変えてくれた。
Bradは何をどう思ったかはわからないが、しきりに沖を指差し、その写真を撮るように僕らに言っていた。

この頃から太陽が出てきて、暑くなってきた。
ケンさんが、「寒い!」と言って上着を羽織に行く。
それを見てビコウさんは何も言わないのだった。
(そこはビシッとつっこむところだろ、と)
すると1時間ほどでケンさんに初ヒット。

強烈な絞り込みで流れを遡っていこうとする魚。

キングサーモンだろうか・・・。
固唾を飲んで見守っていると、水面を豪快な波しぶきを立てながらジャンプ。
「King! Buzuuuuu!」
Bradが叫ぶ。

豪快なファイトになるも、数分でランディング。


初めてのキングサーモン。
そりゃ重いよね。
でも、Bradが言うにはBabyなんだそうで。

ケンさんが作っているロッド、BEAMS、いい仕事してた。
僕も次を狙うが、バイトが取れない。
2回ほど、もぞっとしたバイトを感じたが、よくわからない感じ。
だけど、底の様子やバイトが出るイメージはかなり詰められた。

そんなこんなで、初日は終了。

フィンランドチームは大型を2本も釣っていたけど、話を聞けば、祖国では滅多に釣りをしないんだとか。
全然、猛者でもなんでも無かったのだ。
彼らに付いたガイドの人はとても一所懸命にやっていて、僕らの仕掛けもまめにチェックしてくれて直したり、ランディングネットも常備し、サービス業としての仕事の仕方をきっちりとしていた。
そういうことが結果として出たんだろう。
一方、Bradはというと、ランディングネットは積んでないし、タックルボックスは乱雑で何かが常に無い感じだし、仕掛けも心配でぐっと引っ張ると簡単にノットが抜けたりして、ホントに大丈夫なのかと。
ひどいようなら、Alanに言ってガイドを変えてもらおうという相談をしながらの帰着。
そう、僕らはどこか焦っていた。


フィンランドチームはレンタルしたキャンピングカーでアラスカ中を旅していると言っていた。
両サイドとも駐車中は中から外にスペースが引っ張り出る感じになっており、快適性は極めて高そう。
レンタル代は14日間で3000ドルだそうだ。

夕食はフィンランドチームキングサーモンをお裾分けしてもらったので、バター焼きにしてみる。

肉厚なので火を通すのに20分近くかかる。

その他にチャーハンやチキンスープなどでおなかいっぱいに。

キングサーモンの味はというと、衝撃の美味しさだったらしい。

北海道で夏から秋になれば多くのサケを仕留める彼らが言うんだから間違いないんだろう。

脂が乗っていて、バターの風味と醤油が抜群に合った。
キングサーモンは美味しい魚だった。
ビコウさんは夕食後は寝てしまったので、僕とケンさんは誘われるままにフィンランドチームのキャンピングカー内へ。

これがすこぶるご機嫌な空間で、次回アラスカに来るときはこのスタイルで旅をしてみようと思ったのだ。
心配なことは一つだけだった。
ガイドのBradのことだけだった。
ポイント選びについても、適当な感じがどうしてもしてしまう。
まあこの点だけはこの河を知らないので何とも言えないけど、、、、。
僕らは、アラスカの地でとてもピリピリした夜を過ごしていた。

しかし、今日はまだ序の口だ。
キングサーモンの釣りはあと3日もある。
そう思ってベッドに入った。
疲れもあって、いつになくすんなりと深い眠りに落ちていった。
その3へ続く
- 2012年8月2日
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