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▼ アラスカ釣行2012 その6
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- (area-釣行記-)
アラスカ釣行2012 その6
その1はこちらから
PCの方はBGMをどうぞ。
朝、アラスカは見事なまでの天気に変わっていた。

前日に飲み過ぎた事もあり、Bradが遅刻することも予測して、僕らは集合時間に起きたのだが、今まで時間通りに来たことがないBradがなんと見事に集合時間に来た。

僕らが今起きたことを告げると、ノープロブレムと言ってロッジの中にコーヒーを飲みに行った。
僕らは大急ぎで、荷物をまとめて、釣りの準備をして、ロッジを出た。
今日は半日の釣り。
狙いはキングサーモンではなく、ライトラックル。
アラスカの渓流で様々な魚を釣ろうという予定。

今までと違う道を走らせる。


そして着いた美しい河。
ロッドはアピア風神ADネオンナイト。
シーバス用だが、おそらくPEで渓流ミノーの釣りをやるなら最強のロッドの一つだと思う。
4軸カーボンの細くて強く、そして良く曲がるブランクスはミノーのトゥイッチなどがとてもやりやすく、そして何より軽いので疲れない。

ルアーはシーライド30gを結んでみた。
スプーンジグとしての潜在的な可能性をとことん追ってみようという気持ち。

ところが、準備を始めると僕とケンさんのヒップブーツがサイズ違い、しかもびちょびちょ。
Bradが間違えたのだが、いつものこと。
何を持ってきてるんだ、と思うわけだが、もう小さいことなのである。
僕はこの格好で、とりあえず代わりのものをAlanが取りに行っている間、釣りをしていた。

30分後、代わりが届いて気を取り直して出発。

ポイントは目の前だった。
小さなワンドを控える瀬の終わり。

恐ろしい数のソッカイがいるらしく、水面に尋常じゃない波紋が広がっている。
すぐにケンさんが1本。

気持ちのいい時間を過ごす。

月虫66を小刻みに動かしていると、グレーリングがヒットした。

背びれの美しい、日本でいえば川ヒメマス。
そしてまた移動。

全ての生き物が太陽の光を一杯に浴びていた。

またもグレーリング。

ソッカイも飽きるほどヒットした。

釣りを楽しむというより、アラスカを楽しむ時間。

グレーリングを釣ったのは僕だけ。くひひひ。
月虫が効いた。

ケンさんは、二日酔いがひどく、
「今日の釣りはほどほどでいいわ。」
と言っていたが、気付いたらビール片手にBradとわいわいやっていた。

1本空けると、
「ううっ二日酔いが気持ち悪い。」
と言って寝てしまった。

僕が、「むちゃくちゃだなぁ」、とつぶやくと
「Bradとあんまり変わらないっすね。」
ビコウさんがボソリとつぶやいた。
僕は広い河原を散策しながらの釣り。
開高健の本を読んでいればわかる、ナースログを見つけて、しばしその上に座り込んだ。

シーライドは十分にマス族に通用した。
ソッカイを釣ることには飽きていたけど、シルバーサーモンやコーホーサーモンが出るかもしれないので、ひたすら投げてはソッカイを釣っていた。

アラスカの夏は短いからこそ、美しい。
それはアラスカに住んでいない僕たちでも、根源的などこかでそれがわかっているのだろうか。


きっと、同じ春が、全ての者に同じよろこびを与えることはないのだろう。なぜなら、よろこびの大きさとは、それぞれが越した冬にかかっているからだ。冬をしっかり越さない限り、春をしっかりと感じることはできないからだ。それは幸福と不幸のあり方にどこか似ている。
by 星野道夫 「オーロラの彼方へ」

そう、9ヶ月間も雪に閉ざされるBradにとって、夏は爆発的な喜びなのだ。
2時間の遅刻も、仕掛けが無いのも、ラフティングでびしょびしょに濡れることも、釣りエサが無いことも、すべてが彼の夏の楽しみなんだろう。
10月、僕がスズキを追い、ケンさんやビコウさんがサケやイトウを追う頃、Bradは雪と氷の世界に閉ざされるのだから。


もうどうやってもソッカイしか釣れない。
そして、何時間かの楽しい時間が過ぎ、Bradは両手を挙げて、僕たちのアラスカの終わりを告げた。

ロッジに戻り、シャワーを浴びて、急いで荷造り。

Alanの運転で、また何時間かの空港へのドライブが始まった。

ケンさんとビコウさんは後ろの席で速攻に睡眠。
僕はアラスカの最後の景色を楽しんでいた。
Alanは英語の得意ではない僕にゆっくりと様々な話をしてくれた。
アラスカの自然のこと、鮭のこと、自然のこと、オーロラのこと、空のこと、、、

途中に寄った景観ポイント。




アラスカらしい景色を堪能し、僕らはアンカレッジ国際空港へ到着した。
チェックインを済ませてアラスカでの最後の夕食。
次はいつ来るか、そんな話で盛り上がった。
人間とは面白いもので、決めることができた人にとってはアラスカといえど、いつでも来られる場所になるのだ。
そして決められない人にとっては、永遠に遠い場所なのだ。
それは場所だけでなく、仕事でも人生でも、似ている事がいっぱいあるように思える。

僕らは、シアトル行きの飛行機に乗って、アラスカを後にした。
その7へ進む(未執筆
その1はこちらから
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朝、アラスカは見事なまでの天気に変わっていた。

前日に飲み過ぎた事もあり、Bradが遅刻することも予測して、僕らは集合時間に起きたのだが、今まで時間通りに来たことがないBradがなんと見事に集合時間に来た。

僕らが今起きたことを告げると、ノープロブレムと言ってロッジの中にコーヒーを飲みに行った。
僕らは大急ぎで、荷物をまとめて、釣りの準備をして、ロッジを出た。
今日は半日の釣り。
狙いはキングサーモンではなく、ライトラックル。
アラスカの渓流で様々な魚を釣ろうという予定。

今までと違う道を走らせる。


そして着いた美しい河。
ロッドはアピア風神ADネオンナイト。
シーバス用だが、おそらくPEで渓流ミノーの釣りをやるなら最強のロッドの一つだと思う。
4軸カーボンの細くて強く、そして良く曲がるブランクスはミノーのトゥイッチなどがとてもやりやすく、そして何より軽いので疲れない。

ルアーはシーライド30gを結んでみた。
スプーンジグとしての潜在的な可能性をとことん追ってみようという気持ち。

ところが、準備を始めると僕とケンさんのヒップブーツがサイズ違い、しかもびちょびちょ。
Bradが間違えたのだが、いつものこと。
何を持ってきてるんだ、と思うわけだが、もう小さいことなのである。
僕はこの格好で、とりあえず代わりのものをAlanが取りに行っている間、釣りをしていた。

30分後、代わりが届いて気を取り直して出発。

ポイントは目の前だった。
小さなワンドを控える瀬の終わり。

恐ろしい数のソッカイがいるらしく、水面に尋常じゃない波紋が広がっている。
すぐにケンさんが1本。

気持ちのいい時間を過ごす。

月虫66を小刻みに動かしていると、グレーリングがヒットした。

背びれの美しい、日本でいえば川ヒメマス。
そしてまた移動。

全ての生き物が太陽の光を一杯に浴びていた。

またもグレーリング。

ソッカイも飽きるほどヒットした。

釣りを楽しむというより、アラスカを楽しむ時間。

グレーリングを釣ったのは僕だけ。くひひひ。
月虫が効いた。

ケンさんは、二日酔いがひどく、
「今日の釣りはほどほどでいいわ。」
と言っていたが、気付いたらビール片手にBradとわいわいやっていた。

1本空けると、
「ううっ二日酔いが気持ち悪い。」
と言って寝てしまった。

僕が、「むちゃくちゃだなぁ」、とつぶやくと
「Bradとあんまり変わらないっすね。」
ビコウさんがボソリとつぶやいた。
僕は広い河原を散策しながらの釣り。
開高健の本を読んでいればわかる、ナースログを見つけて、しばしその上に座り込んだ。

シーライドは十分にマス族に通用した。
ソッカイを釣ることには飽きていたけど、シルバーサーモンやコーホーサーモンが出るかもしれないので、ひたすら投げてはソッカイを釣っていた。

アラスカの夏は短いからこそ、美しい。
それはアラスカに住んでいない僕たちでも、根源的などこかでそれがわかっているのだろうか。


きっと、同じ春が、全ての者に同じよろこびを与えることはないのだろう。なぜなら、よろこびの大きさとは、それぞれが越した冬にかかっているからだ。冬をしっかり越さない限り、春をしっかりと感じることはできないからだ。それは幸福と不幸のあり方にどこか似ている。
by 星野道夫 「オーロラの彼方へ」

そう、9ヶ月間も雪に閉ざされるBradにとって、夏は爆発的な喜びなのだ。
2時間の遅刻も、仕掛けが無いのも、ラフティングでびしょびしょに濡れることも、釣りエサが無いことも、すべてが彼の夏の楽しみなんだろう。
10月、僕がスズキを追い、ケンさんやビコウさんがサケやイトウを追う頃、Bradは雪と氷の世界に閉ざされるのだから。


もうどうやってもソッカイしか釣れない。
そして、何時間かの楽しい時間が過ぎ、Bradは両手を挙げて、僕たちのアラスカの終わりを告げた。

ロッジに戻り、シャワーを浴びて、急いで荷造り。

Alanの運転で、また何時間かの空港へのドライブが始まった。

ケンさんとビコウさんは後ろの席で速攻に睡眠。
僕はアラスカの最後の景色を楽しんでいた。
Alanは英語の得意ではない僕にゆっくりと様々な話をしてくれた。
アラスカの自然のこと、鮭のこと、自然のこと、オーロラのこと、空のこと、、、

途中に寄った景観ポイント。




アラスカらしい景色を堪能し、僕らはアンカレッジ国際空港へ到着した。
チェックインを済ませてアラスカでの最後の夕食。
次はいつ来るか、そんな話で盛り上がった。
人間とは面白いもので、決めることができた人にとってはアラスカといえど、いつでも来られる場所になるのだ。
そして決められない人にとっては、永遠に遠い場所なのだ。
それは場所だけでなく、仕事でも人生でも、似ている事がいっぱいあるように思える。

僕らは、シアトル行きの飛行機に乗って、アラスカを後にした。
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- 2012年7月31日
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