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▼ アラスカ釣行2012 その1
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- (area-釣行記-)
アラスカ遠征釣行2012 その1
「大切なことは、出発することだった。」
by 星野道夫 「旅をする木」より
昨年の11月に、北海道へイトウ釣りへ行った。
その時のメンバーは
北海道の鬼才アングラー赤塚健一氏(ケンさん)
それから凄腕年間GP獲得者の小野寺氏(ビコウさん)
思わず口を出た自分自身の言葉にはっとした。
海外は初めてでは無いけど、まともな海外旅行をしたことが無いという中でのアラスカ釣行の決断。
多くの出張や遠征の中には、その想像が追いつかず、消化試合のように進んでいくものも多かった。
そして出発。
そしてサンフランシスコでの5時間ほどの乗り継ぎ時間を経て、アラスカアンカレッジ空港へ。
空港には僕らが泊まるロッジのオーナー、アランが空港まで迎えに来てくれるとのことだ。
荷物を集めて、さあ出発というところでケンさんが叫ぶ。
「俺のロッドが無いぞ。」
ユナイテッド航空の荷物センターに問い合わせると、なんと誤配でアンカレッジでは無く、アラバマ空港へ向かってしまったらしい。
すでにその荷物の誤配が発覚しており、アンカレッジに向けて荷物は移送中であるとのこと。
到着次第、ユナイテッド航空の荷物クルーがで急いでロッジに持って行くので、、、、
という話になったので、先にロッジへ向かって出発。
途中のウォルマートで5日分の食料を買い込む。
今回の旅は全ての日程で釣りをする予定だ。
朝食と夕食は自炊し、昼食はお弁当、というサイクルを5日間繰り返しながらの旅となる。
そして、ひたすらに走ること6~7時間だろうか。
ちょっと素敵なロッジに到着。
時間は午前2時。
この時期のアラスカは白夜。これでも最も暗い状態。
翌朝は9時頃に釣りに出るということで、各自荷ほどきと釣りの準備をする。
明日は少し遅めの出発とわかっていても、誰もが興奮を隠せないでいた。
それは僕も同じであり、布団に入っては、何かが気になり、布団から出ては道具をいじるという時間が続いた。
その2へ続く。
「大切なことは、出発することだった。」
by 星野道夫 「旅をする木」より
昨年の11月に、北海道へイトウ釣りへ行った。
その時のメンバーは
北海道の鬼才アングラー赤塚健一氏(ケンさん)
それから凄腕年間GP獲得者の小野寺氏(ビコウさん)
どちらも北海道を舞台に結果を出してきた男達。
それはアラスカへキングサーモンを釣りに行くという計画だった。
アラスカ、それはとても遠い場所である。
距離的には直行便があれば6時間ほどで行くことができる距離である。
しかし、釣りのできる夏はアラスカへの直行便が無く、アメリカ本土に1度飛んでそこからアラスカ入りするため、乗り換えも含めると丸々1日以上の時間を要する。
時間的には南アメリカやアフリカに行くのと変わらないくらいの遠さである。
日数は8日間、費用は50万円ほどと聞いて、
「いいなぁ、行きたいなぁ・・・。」
思わず口を出た自分自身の言葉にはっとした。
それは、きっと「アラスカに行かない」返事。
僕自身が過去に様々な遊びを考え出したときに、さんざん聞いてきた言葉だった。
小学生の頃から冒険心溢れる僕は様々な遊びや企画を思い付いた。
こんな事したら楽しい。こんな事したら最高。こんな事で天下が獲れる。
だけど、その多くは一人でやることになった。
「いいなぁ、行きたいけど、、、、」
そんな言葉の中で、黙々とそれを遂行することも多かった。
アラスカは、中学生の頃に星野道夫の本を読み出してその場所を知ってから、いつかは行きたいと思っていた場所だった。
写真家、星野道夫はアラスカの原野で何十日も野宿をしながら様々な野生動物の写真を撮った人である。
果てしない極北の原野で、野生動物を撮影するために野営を続け、いつになるかも分からない瞬間を待ち続けている間に生み出された彼の様々な言葉は僕の人生に大きな影響を与えてきた。
果てしない極北の原野で、野生動物を撮影するために野営を続け、いつになるかも分からない瞬間を待ち続けている間に生み出された彼の様々な言葉は僕の人生に大きな影響を与えてきた。
大切なことは、あの時の星野道夫と一緒で決めることだった。
「俺も一緒に行きます。」
その決めた瞬間、あまりにも遠かったアラスカは2012年の最大の旅先予定地へと変わった。
ビコウさんもそうだったのだろう。
海外は初めてでは無いけど、まともな海外旅行をしたことが無いという中でのアラスカ釣行の決断。
行くと決める、やると決める、人は決めた瞬間に己の人生すら変えてしまうことがある。
日数的にも費用的にもそれは決して壁なんかじゃ無い。
様々な問題の多くは、行くと決めて必死にやればクリアできる問題なはずなのだ。
「超えられないなにかがあるからこそ、私たちは想像力をかき立てられる。」
by 星野道夫
決めた瞬間、僕たちの心はアラスカへ飛んだ。
村 「ところで、ケンさんは英語しゃべれるんですか?」
ケン 「いや、まったくダメだけど、アメリカだし日本語でなんとかなるだろ。」
ビコウさんは僕を見た。
僕はゴクリとつばを飲んで頷いた。
凄い旅になりそうな予感が心いっぱいに渦巻いた。
この春からアラスカまでは僕の過去の人生でも記憶に無いほどの忙しさだった。
4ヶ月もの間、中1日、中2日の間隔でひたすら続いた出張と遠征取材の連続は、まさに文字通り心を無くすほどの忙しさだった。
旅の楽しさはその瞬間までにどれだけ想像力を働かせるかで決まる。
それは苦労する作業であるけど、その作業無しに楽しさはあり得ない。
お任せのツアーで味わう楽しさもあるのだろうけど、自分たちの想像力の中に作られる旅の楽しさはその比では無い。
多くの出張や遠征の中には、その想像が追いつかず、消化試合のように進んでいくものも多かった。
アラスカの旅についてようやく心を向けられるようになったのは出発3日前だった。
6時間ほどインターネットでキングサーモンについての情報を収集。
しかし、結論から書くと何も分からないという感じ。
それはそうで、あの広大なアラスカのそれぞれの河を登るキングサーモンが同じ釣り方のはずも無い。
僕らが向かう河の釣り方が何であるか。
それはどんなに想像しても想像しきれないくらいであった。
先行してがっちりと調べているケンさん達からも情報をもらい、ロッドもリールも積載重量やバッグのスペースの限りの中で最善と思われる道具を用意した。
そして出発。
そしてサンフランシスコでの5時間ほどの乗り継ぎ時間を経て、アラスカアンカレッジ空港へ。
空港には僕らが泊まるロッジのオーナー、アランが空港まで迎えに来てくれるとのことだ。
荷物を集めて、さあ出発というところでケンさんが叫ぶ。
「俺のロッドが無いぞ。」
ユナイテッド航空の荷物センターに問い合わせると、なんと誤配でアンカレッジでは無く、アラバマ空港へ向かってしまったらしい。
すでにその荷物の誤配が発覚しており、アンカレッジに向けて荷物は移送中であるとのこと。
到着次第、ユナイテッド航空の荷物クルーがで急いでロッジに持って行くので、、、、
という話になったので、先にロッジへ向かって出発。
途中のウォルマートで5日分の食料を買い込む。
今回の旅は全ての日程で釣りをする予定だ。
朝食と夕食は自炊し、昼食はお弁当、というサイクルを5日間繰り返しながらの旅となる。
そして、ひたすらに走ること6~7時間だろうか。
ちょっと素敵なロッジに到着。
時間は午前2時。
この時期のアラスカは白夜。これでも最も暗い状態。
翌朝は9時頃に釣りに出るということで、各自荷ほどきと釣りの準備をする。
明日は少し遅めの出発とわかっていても、誰もが興奮を隠せないでいた。
それは僕も同じであり、布団に入っては、何かが気になり、布団から出ては道具をいじるという時間が続いた。
その2へ続く。
- 2012年8月2日
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登録ライター
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