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村岡昌憲

東京都

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そして、笑顔の君が戻ってきて

何度かこの話は書いている気がするんだが、今回も改めて書いておく。

中学生の頃に天文関係の本ばかり読んでいた時があって、その時にこの地球が数十億年後に膨らんでくる太陽に飲み込まれて消滅することを知った。

「どーせ地球はなくなっちゃうんだし。」

どんなに勉強したって、地球なくなっちゃえば関係ない。

良い大学行って出世したって地球なくなっちゃえば関係ない。

地球温暖化防止とか言ったって、最後太陽に飲み込まれるんだぜ?



色々と言葉を換えながら説得を試みた先生の全てがさじを投げた。

大人に見捨てられた俺は、かなり荒れた少年時代を送ることになる。

遊ぶ仲間もそんな連中ばかりだった。

だけど、いつも心のどこかで、その一緒につるんでいる連中と自分は違うという意識があった。

目の前の苦痛から逃げるのと、50億年後の絶望から逃げるのは全然違うと。

アホなのと勉強しないのだけは一緒だけど、中身はまったく違うんだと信じ込んでいた。

だが、結末は一緒だった。

どんな理由だろうと、社会のはみだしものであることも一緒だった。




俺が作った走り屋のチームは頑張ったおかげで東京都で最大級の規模まで育ったけど、結局はその分だけおまわりさんがうちに来るだけだった。

歳を重ねるごとに、境遇に変化が起こる度に、徒党を組む友人は変わっていったけど、総じて空回り。得るものは多かったけど信じられる友人は一人も見つけられなかった。






一方、そんなこととは関係なく、小学生から2人、中学生から3人、高校の時から2人と長く付き合う親友も俺にはいた。

彼らは俺に影響されて悪ぶることも無く、常にピュアで常にマイペースだった。

特に未来を語ることも無いし、先を憂うことも無い。

目の前にある出来事だけに単に一喜一憂しているだけ。

最初はそんな風に馬鹿にするくらいに思っていた。

でも、そんな色々な時代を経て、今の俺が付き合っている古き友人はこの7人を含む10人くらいだ。

特に濃密な刺激があったわけでもないけど、結局はいつも一緒にいた連中だけが今も周りにいる。

若い時はもっと刺激的な何かがあると探していたけど、決してそうでも無いということを彼らから学んだ。



20歳を過ぎたある日、いつものようにテーブルを囲んで麻雀をしていた時に、俺は彼らの精神性に打ちのめされたことがある。

自分は誰よりも葛藤し、憤怒し、情熱的に生きてきたつもりだったが、最後死ぬ時にはこいつ等の方が幸せに死ぬんだろうな、と痛感した。

幸せという点で彼らに勝てないという事が理解できた時に圧倒的な敗北感が身を包んだ。



俺は、ここでは無いどこかを目指して、もがいていた。

彼らは、目の前のことから逃げずに、目の前のことだけをしっかりとやっていた。

地味だし、コツコツだけど、それは力強い。

これが人生を豊かにする力なんだと打ちのめされたんだ。





俺は性格的にはそれはできなかった。

けど、それでも、

「どーせ、地球無くなっちゃうなら、やりたい事をやっていこう。」

と思うようになった。

好きな事、やりたい事をできるだけコツコツやる。

そこから今の自分がある。

このブログも17年だ。






スズキを守ろうなんてよく書いているけど、地球がなくなっちゃえばおしまいだ。

だけど、守りたいと思うから、守ろうと言う。

できることをコツコツやっていく。

彼らに学んだことは、目の前のできることからやること。

そして、そんな当たり前のような事こそなかなかできないことを、自分はそれをやるようになってから改めて学んだ。

できれば何事もうまくいく。



そんな尊敬する仲間だけど、なぜか結婚していない点が心配だった。(女性に見る目が無いね)

地味だからか、奥手だからか、、、。

俺もかなりの数の女性を紹介したんだけど、結局実らなかった。

けど、今年、なんといきなり2人の友人が結婚することに。
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自分のことのように嬉しくなる気持ち。

こんな気持ちを毎日感じて生きていけたら最高だよね。

お幸せに。









で、気分が良いので、どーんと散財。
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10年ほど使っていたクラブを一新。

グローブライドのオノフ。

ブランディングはちょっとうまくいっていないのかな?

ゴルフ業界ではイマイチ存在感に乏しい。

でも、長年ゴルフやっている人はみんな口を揃えて言う。

「モノは超一級品だよ。間違いないよ。」

ということでドンと購入した。


ところが、このクラブが届く前の日の雑誌の取材で、右手首を故障。それをかばって一日やったら左肘もちょいと痛い。

ということで、今は使う日を楽しみに眺めてばかり。




昔、敬愛する金さんが言ったんだ。

「マサッチよ、金で買えるスコアはあるんだぜ。」、と。

これでパープレーできますように。











先週からはママがいなくなって子供と2人暮らし。

寂しがらないように、毎日とびっきりのスペシャルメニューを用意してあげる。
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ご飯もいつもは経験しないようなメニューで。

これはたこ焼き器で作るプチホットケーキ。
チーズ入れたり、チョコ掛けたり。
とても喜んでくれた。




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日が暮れてから2人で神社に行って、鳥居の前からリハーサルをしながら、しっかりとお参りをした。

神社を包む静けさに顔を上げれば、風も無く静かな夜。

期待と不安の心は胸一杯で見上げた空には月は無く。

新月大潮。





娘との時間がこれほど濃密な時も今までそんなに無かったわけで。
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いないということが、存在感の大きさを作り出すのだろう。

俺も娘も普段より少し口数が少なかった。

その存在感を噛み締めていた。








夜、寝る時、娘は泣いた。

「ママがいないと眠れない。」

こたつに座った俺の膝の上で、シクシクと泣いていたけど、やがて泣き疲れたんだろう。

娘は眠りに入った。

俺は彼女をそっと布団に運んで、そして外に出る着替えをした。









そして深夜、けたたましく電話が鳴り、心臓はバクバクと高鳴り、

1時間後、義理の母さんが家に来たと同時に俺は家を飛び出した。







焦りながら夜道を病院に車を走らせる。




ナースセンターに駆け込むと、看護師さんが「こちらです!急いで!」と。


防護服を着て、手を消毒して、部屋に飛び込んだ。







最初に目に飛び込んだのは鮮血だった。

疲れた表情のかみさんが、こちらを見て少し笑った。

手袋が血だらけのお医者さんが、

「お父さん、あと1分間に合わなかった。でも全て順調でしたよ。」




そのベッドの横に、一つの結実。












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俺は声が出なかった。

ただ静かに涙が出た。

家族が1人増えたんだ。




言葉にならない感動と言葉になったとしても口にしたら壊れてしまいそうな覚悟や感謝やいろんな気持ちで胸一杯になって、俺は家に戻った。

決して順風満帆だったわけではない、自分の人生。

だけど、いつもチャレンジを繰り返して、
多くの人に助けられて、こうして今があって、、、
色々な事を考えて眠れなかった。





次の日、子供と2人で朝ご飯を食べながら、話をした。





「君はおねえさんになったんだよ。」





面会は午後2時までできないので、それまでの時間を釣り堀で過ごす。
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ぼんさんと娘さんが一緒に遊んでくれた。ありがとう。






午後から病院へ。
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俺はこの子のためにも、より強く生きよう。


弟に初めて会ったお姉さんは最初は恥ずかしがっていたけど、とっても嬉しいようだった。
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夜はまた娘と2人。

昨夜寝ていないのであまりの眠さにうとうとしていると、娘は俺の膝元に絵本を持ってきて、自分で読み始めた。

「ママがいなくても大丈夫。」

また一つ君は大人になったね。

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俺は思うんである。

50億年後に地球が無くなってしまうのは避けようのない事実だ。

だからといって、無気力になってはいけない。
(そんなのお前だけだ、というツッコミはいらない)

目の前に幸せは当たり前のようにある。

その目の前の事を大事にする。

コツコツと正しいことをやっていく。

次の世代につないでいく大切な物がある。






一方、また闘いが始まろうとしている。

もしかしたら人生最大級の闘いになるだろう。

だけど、心強い人たちが俺の周りにはたくさんいる。

そんな人たちのために、そして自分の家族のために、俺は全力を尽くす。

今まで自分が築いてきたもの、みんなが守ってきてくれたもの、奪われるわけにはいかない。

必ず全てを守り通す。









そして、今日、最も大切な人が戻ってきた。

いつものような、いつもと違うような、笑顔ばかりの村岡家の日々がまた始まった。

42歳。

職業:旅人。

最高に楽しんでます。


 

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