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フィールドの分母を知る

新年一発目のログにて1095日(3年)掛けてメーターを超えるスズキを狙って獲ると決意表明しましたが、一歩目を踏み出した今描いているビジョンなどをログに起こそうと思います。
 
狙って獲るというからには、何故その場所に行くのか?という点が明確でなければ、狙ってるとは言えないと自分自身は言い切ります。
 
今のところ自身の思い描くビジョンの核を成すのは"全ては逆算で導き出される必然"と考えていて、足し算でフィールドを選定するのではなく引き算でピンスポットに辿り着きたいと考えています。
 
"フィールドを知ること=選択肢の分母を把握すること"
 
ここから全てが始まると思っています。
 
 

■ 当初思い描いていたエリアの選定 ■
昨年の11月と12月の約60日間を準備期間と定めていましたが、その間に当初描いたビジョンは「年明けの冬から春にかけては◯◯川エリア、春は◯◯川エリア、夏は◯◯川の中流から上流のエリアで、秋はあの憧れの川で獲るんだ」というように四季それぞれにより強いと思われるエリアを重点的に通い込み、期間は一年間という縛りで考えていました。
 
大まかなエリアが決まったことで具体的なスケジュールを組んでいこうとしましたが、12月に入って「いや、ちょっと待てよ?」と自身の考えを改め始めます。
 
"そのフィールドエリアを選択した根拠は?"
 
それらは今までの経験が元でありつつも、部分的には自分以外の釣果情報やフィールドポテンシャルを元に導き出しただけの、ただの推測以外の何物でもありませんでした。狙うと言っておきながらそもそものエリアの選定を、ただの推測で決めようとしていたのです。
 
「その川もしくはエリアで狙う」というのならそれで構いませんが、自分が思い描く狙って獲るは「メーターが目的を持って入ってくる川やエリアを探し当て、捕食のピンスポットで迎え撃つもしくは狙い撃つ」ということ。
 
つまり、「◯◯川は大型がよく出るポイントだからそこにしよう」では、何を根拠にそこを選んだのかが一切不明のまま"フィールドに通うことを頑張ってただ釣りをしている"だけになってしまうと、自分は考えます。
 
危うく始めの一歩から、とんでもない過ちを犯すところでした。
 
自分の考える狙って獲るを達成するには、初めからエリアを選定して通いこむのではなく"どんなエリアがあるか全て把握すること"からスタートする必要があると、準備期間で気付かされたのです。
 
 
 

■ 鹿児島県の河川数 -160水系310河川- ■
そもそも鹿児島にはいくつの河川があるのだろう?とGoogleで調べてみると、その数はすぐに出てきました。
 
"160水系310河川"
 
一級河川と二級河川を合わせた数であり、用水路等は除いた数。そのうち一級河川は3水系あり、全国的に有名であろう川内川と肝属川、そして自分は馴染みがないのですが大淀川が指定されているようです。
 
おおよそ自身の年間釣行回数はここ7年を平均すると100日程度だと思うので、いつものペースで釣りに行ったところで日常生活がメインとなる365日では160水系全てを回りきれません。
 
結構あるなぁなんて思いつつ、Wikipediaの鹿児島の二級河川一覧で河川名と場所をチェックしていると(※Wikipediaでは172水系出てくるんですがとりあえずそこは目を瞑ります)、途中から地名にある変化が現れます。
 
「そうか、鹿児島は沢山の離島から成り立つ県だったなぁ」
 
160水系のうちスズキが狙える鹿児島県本土で括るならば88水系で、残りは離島の河川でした。
 
勝手な先入観で離島の河川が含まれるなんて思ってもいませんでしたが、今回のチャレンジでは離島は除きます。
 
調べると種子島や屋久島まではマルスズキも生息するとかしないとか出てきますが、ヒラスズキは聞くもののマルスズキを狙うために三年という決して長くはない期間で、フェリーを乗り継ぎ多くの費用を掛けて追い求めるわけにはいきません。もちろん離島のマルスズキにも夢があるので、それはそれで別のチャレンジとしていつか取り組める日があれば面白いと思います。
 
 
ということで、88水系なら一年で回れる。いや、一年で回り切らなければ次のニ年目の価値が全くもってなくなってしまう。
 
もちろん一回行けばそのひとつの水系を把握出来るか?と言われれば、それはノーと答えるのが一般的でしょう。
 
河口から源流まで数十キロの水系もあれば軽く百キロを越す水系まで実に幅広く河川はその表情を持ち合わせ、鹿児島市内在住の自分にとっては鹿児島県本土の端にある河川までの道のりだって決して見縊ることは出来ません。
 
ましてや普段の自分の釣りは、ココと決めたお気に入りの場所に通い続けその時を迎え撃つスズキ釣り。今回のチャレンジ一年目に思い描くスズキ釣りは、見事なまでに正反対の釣りになります。
 
初見の川を読み解く力、適応する技術、自然に対し身の安全を確保する冷静な判断…大切なことはとても多く、フィールドに立つことは大前提としつつも勉強しなけらばならない知識も山程あると心得ます。
 
成功のカギは逆算の精度。求めているのは逆算から導き出す答え。
 
フィールドの分母の選定はここも良いあっちも良いという足し算でなく、ここからここまでという範囲において必然を炙り出す消去法でたどり着く引き算の考え方。
 
ひとまず机上においては、フィールドの分母の数を把握しました。あとは実際に足を運び、目で見てロッドを振って、それらの河川をインプットしていく作業に取り掛かります。
 
 

■ 固定観念を持たずにフィールドを見る目 ■
誰しもが気付けば自然と持ってしまっている固定観念。それは釣りだけに限らず、日常生活や仕事等に於いてもそうだと思います。
 
最初に言っておくと、自分は固定観念の塊みたいな人間だと思います。人と釣りをしないところも、ここと決めた場所で浸かり続けるところも、その根底には無意識の内に作られていった固定観念が指令を出しているように感じます。
 
それが良いか悪いかは置いといて、2021年のフィールドの分母を知る上で大切だと思うのが、固定観念を捨てること。
 
例えば、堰があるからこれより上流にはスズキは遡上しない。◯◯川の秋シーズンは大型が出る。山型河川は満潮水位でないとスズキは河川に入ってこない…など。
 
一度それらを思考の外に追いやり純粋な目でフィールドを見ないと、本当の意味で分母は増やせないと思っていて。
 
大袈裟に言えば、水深10センチのドピーカンでベイトも何も姿が見えないけどロッドを振るとか、大型ベイトパターンに埋め尽くされたシチュエーションで全然関係なさそうな岸沿いに信じられない程小さくて波動の弱いルアーを投げ入れるとか。
 
それで何の結果がもたらされるか?何もないからBADではなく、何もないもひとつの成果と当たり前に捉えます。
 
 
自分が今までに構築してきた知識というのは、固定観念の存在を意識せずに身につけてきたものなので全く当てになりません。今年一年は真っ新な状況からスタートする必要があると考えています。
 
そういう意味において一番捨て去らなければならないのは、「小規模河川の上げのシャローの釣り」でしょう。
 
"自分が最も好きな釣りがこの一年においては一番の足枷になる"
 
8年掛けて脳内に構築された自身のスズキ釣りを完全に捨てて見るフィールドは、一体どんな新しいスズキ釣りを構築させてくれるだろうか。
 
二年目のフィールド選定の逆算に不可欠な要素を、確実に掴み取らねばならない一年目。フィールドを見る新しい目は、固定観念を完全に捨て去ることでようやく身につける資格を得られるスキルだと思います。
 
 
 
フィールドの分母を知ることは、何も今回のチャレンジだけに必要なことではないと思います。
 
普段何気なくしているポイント選択もその川があるエリア全体を知った上で見ると、「あぁこういう理由でベイトが入ってきてたんだな」とか「勾配が付いてて一番流れの速い川だったんだな」など、エリア全体のその川の持つ役割や立ち位置などにも気付くことにも繋がっていくのではないかと思います。
 
 
 
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