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よもやま話『鮎を食す』

  • ジャンル:日記/一般

○○鮎と言うように
全国にはその土地の名称を担ぐ鮎がいますね。

地域に根差した魚「鮎」

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美しくも儚い。人も魚も魅了する清流の女王。

鱸釣りでは川の筆頭ベイト。
今が旬の〝落鮎〟を楽しまれている方も多いことでしょう。


今回はそれを『食べる』という話。


ワタシの地元、宮崎県延岡市。

地元の人間でさえ〝陸の孤島〟と揶揄するくらいに交通の便が悪い場所ですが、グルメに至ってはチキン南蛮、辛麺の発祥の地だったり、近年知名度が上がった宮崎餃子のルーツと呼ばれる老舗があったりと「食」に関しては意外と充実してるのかもしれません。

実はそこに『鮎』も入ってきます。

古くから〝秋の風物詩〟として親しまれています。

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鮎にまつわる歴史は結構長く、平安時代まで遡るようです。

延岡市は宮崎県北部に位置する人口約11万人程の宮崎第三の市。主要河川が5本。基本的にどの河川にも鮎が遡上します。河川毎に源流が異なるため、それぞれに「性格」とも呼べる特徴があり、どの川も〝同じ様な〟とはならないのが面白いところです。

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抱卵した個体だろう腹が膨れた雌。ヒレの形状で見分けがつきます。

その中でも『五ヶ瀬川』といえば、鮎釣り界隈には深く知られ、過去には釣りビジョンのロケやトーナメント開催地になるなど著名な一面を持ち合わせていたりする市民には馴染み深い一級河川です。

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鮎やなが架かると秋本番。アングラーもソワソワします。

この五ヶ瀬川には秋になると「鮎やな」が架かり、産卵のために川を下る鮎を濾し獲る伝統漁法が受け継がれ、今に残ります。これは延岡市の重要な観光資源にもなっていて、川の中腹付近まで足場があり、渡ることができますので、鮎やなの構造や実際にやなに掛かった落鮎を観たりすることができます。そしてシーズンが終わると解体されます。

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消えゆく屋形舟。高齢化の波をそんなところから感じ、切なくなりますけども。

近年はほとんど見掛けなくなりましたが、昔は川に屋形舟が並び、鮎釣り師が竿を伸ばす姿があったものです。家には帰らず、ずっと川辺で鮎釣りに勤しむ釣り師たち。しかし、そんな光景は今や過去。

じわじわと廃れゆく延岡の伝統鮎漁。
天然遡上量の減少。漁協の衰退。川鵜。自然災害。

ワタシにとっては幼い頃の原風景ですが
遠い秋の記憶としていつも胸にあります。


前置きが長くなりましたが

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延岡には期間限定の鮎処が2軒。早めの予約が吉。

鮎を食べてきました。

これも「天然」と「養殖」とあって、養殖モノはスーパー等でもほぼ年中見かけることができます。養殖も普通に旨いです。また、養殖場から直接購入することもでき、贈答品としても人気があります。

一方で天然は珍重され、一般にはあまり出回ることがありません。おそらくは極一部の限られたルートで高級料理店行きなんだと聴いたことがあります。

例外としては、知り合いに鮎釣り師がいれば…そんな感覚です。


今回は天然が頂けるお店へ。

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尺近いサイズの特大。雌と雄どちらも頂けました。

とても画になるメインの「焼き」

塩と味噌の両方で鮎を堪能できました。

他には鮎の南蛮、なます、鮎飯。店によっては背越しも。

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はち切れんばかりに肥えた天然物。鮎独特の香りもまた最高。

特に雌は卵を持ち

体高も身幅も圧巻。

川魚なので好き嫌いがあるかもしれませんけどね。

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鮎の食べ方。作法は身をほぐし、尾を千切り、骨ごと頭から引き抜きます。

よく、「鮎の食べ方で育ちが分かる」とか言われたり。

ワタシはいつも〝頭取って、骨残す〟若輩者ですけど 笑


炭火で燻されながら囲炉裏に刺さる鮎。

年に一度くらいは風情ある贅沢な時間もたまりません。


恒例にしようかな。


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