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生物の毒とカラーセレクト



今日は久々の生物ネタです。

今日は生物の毒について。




綺麗は生き物には毒がある。






みなさん、既にご存知かと思いますが、綺麗な生き物には毒がありますよね。


写真のカエルはヤドクガエルの一種です。


うーーん。どう見ても毒がありそうなヤバそうな見た目ですよね。笑

ご察しの通り、このカエルには毒があり、生物界で2番目に強い毒といわれるバトラコトキシンを持っています。それはそれは強い毒で、このカエルを食べた生き物は即死。人間が皮膚で触れるだけでも危険と言われています。





そこで疑問が一つ……



このカエルを食べた生き物は漏れなく死んじゃうんじゃ……


この色のカエルは危険だと言うことを、覚える前に死んでしまう訳ですよね?(食べた時点で死ぬから)



という事は、このカエルを食べようとする生き物は、食べようとする時点で、このカエルを食べた事がないという事になりますよね?




つまり、食べた事がないから、このカエルには毒があることを知らない。





知らないから食べる→死ぬ
また別の個体がこのカエルを食べる→死ぬ
また別の個体がこのカエルを食べる→死ぬ


をどっちかの生き物が絶滅するまで永遠に繰り返す





ってこれじゃあ…




毒を持ってても、なんの得もなくね??



むしろ、警戒色は目立つから、ガンガン食われまくって損なような…







実は僕これ、小さい時からずっと思ってました。




まぁ現実、生物の特性に無駄なものはありません。
この相手を即死させるほどの毒を持っていることももちろん、生存戦略として有利だから持っている訳です。


今回は、普通に考えたらこの損をしそうな特性が、何故、生存確率を上げるために有利なのかを解説したいと思います!


なんだか、前置きが長くなってしまいましたが…
これがまた面白いんです!(鼻息)



遺伝的形質





生物の行動には大きく分けて、2種類の行動があります。


一つは学習行動。
これは、生きていく中で、学んで起こる行動です。
例えば、とある魚がフグを食べました。
その魚は、フグを口に入れた瞬間に、ヤバい味がしたのですぐに吐き出しました。

それ以来、その魚は、フグを食べようとは思いませんでした。


これが学習行動。





もう一つは、先天的行動。

学習するまでもなく、最初から遺伝子に、刻み込まれているためにする行動のことです。

例えば、生まれたばかりの子鹿は、誰に教えられる訳でもなくすぐに立ち上がろうとしますね。
これは、「生まれたらすぐに立つ!」と遺伝子に刻み込まれているためにする行動です。




食われた瞬間に相手を殺すほどの毒を持ってる生き物の生存戦略は、この先天的行動に大きく関わっています。





毒カエルとヘビの話





とある所に、ヤドクガエルとヘビが住んでいて、両種は互いに生息域が被っていて、ヘビは容易にヤドクカエルを捕食できる環境であったとします。




しかし、ヤドクガエルは猛毒ですから、食べたヘビは即死してしまいます。




そして最初に書いた通り、ヤドクガエルは食われて死ぬ。食ったヘビも死ぬ。と意味のない争いを繰り返すことになります。


この状況は圧倒的にヤドクガエルに不利です。
何故ならヤドクガエルは一種類ですが、カエルを食べるヘビは沢山いますからね。




しかし、そこで突然変異により、ヤドクガエルを食わない遺伝子をもったヘビが現れたとします。



するとそのヘビは他の仲間より死ぬ可能性が低くなるので、必然的にそのヘビは子孫を残せる可能性が高くなります。

またこのヘビの行動は学習行動ではなく遺伝子に刻み込まれた先天的行動なので、この行動はこのヘビの子孫にも受け継がれます。
そしてその子供もヤドクガエルを食べないので死ぬ確率が下がり、子供を残せる確率が高まります。




そして数万年の時が立ち……




いつの間にか、このヘビの全ての個体が遺伝的にヤドクガエルを食べない特性を持つことになるのです!





ここまでくれば、ヤドクガエルは最強!



天敵は既に、遺伝的にヤドクガエルを食べない訳ですから。
他の相手を殺さない程度の毒を持つ生き物は、仮に何かの環境変化で毒を持つ性質を失ってしまえば、たちまち天敵に食われて絶滅してしまいますが、ヤドクガエルは絶滅しません。


何故なら天敵は学習するまでもなくヤドクガエルを食べない訳ですから。




どうでしょう?
これって凄くないですか??


つまり強い毒を持ち、目立つ体色をしている生き物ほど、今は無敵でも、進化の過程で必ず物凄い不利な状況を絶滅しないで生き延びたという事になります。



こう考えると、生物って凄いですよね〜


そしてヤドクガエル。
天敵全員が遺伝的に、ヤドクガエルを食べない性質を持つ、何万年という長い期間。


きっと他のカエルより、体が目立つのですぐ発見されてしまうので、ガンガン食われたでしょう。(食った相手も死にますが)


よくその期間、絶滅しないで生き延びた!!!
偉いぞヤドクガエル!!!



とまぁ僕はこう思う訳です。

まさに今は辛いけど、未来で有利な性質を得るために、本当に気が遠くなるほどの期間を耐え続けてきた訳ですね。





とまぁここまでが、相手を殺すほどの毒を持つ生物の生存戦略の話。




ここから、ルアーのカラーの話です。


アピールカラーって…






今はヘビとヤドクガエルの話をしました。

次はルアーのカラーとブラックバスの話です。


うーん。ここまでくれば既にピンときた人も多いのではないのでしょうか?


僕もこのヤドクガエルの話を知った時すぐにこれって湖の天才ブラックバスと同じだ!と思いました。笑


ヤドクガエルとヘビの話はまとめると、警戒色のエサを食べない性質を持ったヘビは、生存率が上がり、子孫を残せる可能性が上がるのでやがては全てのヘビが警戒色のカエルを食べなくなるという話でした。



これをブラックバスに置き換えて考えてみましょう。



ブラックバスは、本来派手な色のエサがあればすぐに発見できるので、そのエサを食べますね。

しかし、人間はその習性を逆手に取り、派手な色のルアーでバスに発見させて釣っていきました。

すると、当然、釣られたバスは死んでしまったり弱ったりするので子孫を残せる可能性が下がります。

この状況の中で、ある日、遺伝的に派手な色に興味を持たないバスが誕生しました。

するとこのバスは釣られる可能性が下がり、子孫を残せる可能性も高くなりました。

その結果、その遺伝子をもったバスばかりが増えていき、最終的に全てのバスが派手なカラーに反応しにくくなります。





どうでしょう?ヤドクガエルの話とそっくりですね。




しかし、ヘビとヤドクガエルの話と、釣り人とブラックバスの話には一つ大きな違いがあります。



それは、期間です。
ヘビでは全てのヘビが警戒色のカエルを食べなくなるまでに何万年という期間が必要であると書きました。それならブラックバスでも、それくらいの期間が必要なんじゃない?

と思う人もいるでしょうが、ブラックバスではそんなに期間はいらないんですね。

なぜならブラックバスは閉鎖的な環境に住んでいるからです。
例えば、野池や一つの湖なんかです。


その一つの場所から出れないバスは、その中で暮らしているバスとしか子孫を残せませんから、あっという間にその遺伝子というのは、全体に広がっていくんですね。



今は、「派手なカラーに反応しない」という特性について書きましたが、これがもし、

「派手に動くものに反応しない」や
「小さいものに反応しない」

だったら?


ブラックバスはどんどん釣りにくくなりますね。


これが、今の超メジャーレイクにいる「天才バス」と呼ばれるバスの正体なんだと思います。

相模湖や津久井湖みたいな昔からバスがいて、他の新しいバスが入れられてない湖のデカいバスって、ほんとに魚かよ!ってくらいルアーに反応しないですよね〜


まぁこれは仮説ですが、多分あってると思います^ - ^





暇だったのでダラダラ書いてたら、物凄い長いログになってしまいましたが、何が言いたいのかというと……





やっぱり生物って面白い!






この世の中には生物がいっぱいです。
その何かの知識は、思いもよらない所で、別の生物に繋がってきたりするのが、この勉強の面白い所ですね^ - ^




今回の生物ネタは(今回も??w)合コンには使えないものとなってしまいましたが、次回こそ!
合コンに使える生物ネタを書いていければと思います!

ではでは〜

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