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▼ 魚がルアーにスレるということと、最近の淀川
- ジャンル:ニュース
- (シーバス 淀川 関西, テクニック)
最近、淀川でやってて思うのが、
「淀川シーバスってスレやすい」
と言っても、当然ですが、シーバスに性格があって淀川に入った瞬間にスレやすくなるなんてことは有り得ません。
ですので、淀川シーバスがスレやすいというよりは、元々全てのシーバスが持っている「ルアーにスレる」
という特性が、淀川という環境の中では特に際立ちやすいと言ったほうが適切ですね。
なので、今回は何で淀川シーバスはルアーにスレやすいのか?またそのような状況で何を意識して釣っているのか?
という部分を書いてみたいと思います。
そもそもルアーにスレるってどうゆう状態?
まず、曖昧な言葉である「ルアーにスレる」という言葉について、このブログの中での意味を定義しておきます。
当たり前ですが、そこにシーバスがいて、やる気がある時、1投目が1番反応が良くて、徐々に反応が悪くなり、最後には反応しなくなると思います。
整理すると
①1投目のルアーに1番好反応な状態
②徐々にルアーに反応しなくなってくる状態
③完全にルアーに反応しやくなる状態
この①〜③への変化が「ルアーにスレる」ということとこの記事内では定義します。
皆さんも経験があるのではないでしょうか?
例えば、最初はどんなルアーでも釣れたのに2.3匹釣ってスレが進行すると、レンジとルアーのアクションにシビアになってきて、それでもさらに何匹か釣ってスレが進行すると完全に釣れなくなるなんて。
またシーバス以外でもそうです。
例えば、オフショアのシイラ釣りなんかでも、最初に群れを見つけた時は、トップでもルアーの種類関係なく釣れたのに、スレてくるうちに沈めないと反応しなくなって、最後には釣れなくなる。
餌釣りでもそう。
穴釣りをしていても、魚がめっちゃいる穴を見つけた時、最初は何でも釣れたけど、何匹か釣ったら、誘い方や餌の種類にシビアになって、最後にはまだ魚はいるはずなのに釣れなくなる。
このように、魚釣りをする上で、「魚がスレる」という場面に遭遇することは良くあります。
スレにくい状態ってどんな状態
では次に逆にスレが進行しにくい時はどんな時でしょうか。
これも皆さんも経験があるかもしれませんが、例えば一つの明暗とかでいつまでもスレずにずっと釣れる入れ食い状態や、ヒラスズキで一つのサラシからいつまでも釣れる時。
そんなことが起こる理由として、まず1番は、魚が回遊していてどんどん新しい魚が入ってくる時。
これは、スレてもすぐに新しいスレていない魚が入ってきているだけなので、今回のブログの趣旨とは違うので、一旦考えないでおきます。
魚が入れ替わっていないのに、いつまでも釣れる時、すなわち、「魚がスレにくい時」は僕の経験上、間違いなく下記の2つの条件が当てはまっています。
(ちなみに理論的に証明することはできません。あくまで僕の経験上の話です)
①魚の数が多い
魚の数が多いとスレにくいです。
僕はスレは各個体ごとにに進むのではなく、そのルアーを通しているシーバスの群れ全体で同じようにスレると考えています。
魚は群れの中で同調心理があるのか、単純に他の魚に餌をとられたくない!という競争心理が働くのかは分かりませんが、群れの中の1匹がスレても他の魚がまだスレていなくてルアーを襲う行動を取れば、スレた個体も連れてまだスレていない個体と同じようにルアーを襲います。
なので群れの規模が大きいほど(魚の数が多いほど)、群れ全体がスレるまで時間がかかります。
これが魚の数が多いほどスレにくくなる理由だと考えています。
人間だって、自分がこれは間違った行動なのでは?と思っていてもその他大勢の人間がその行為をしていれば、大丈夫と判断して同じ行動をとりやすいですよね。
それにその行動をとっている他の人間の数が多ければ多いほど、その行動が間違っていると気付くまで時間が掛かります。魚もそんなイメージ。
②本物の餌の数が多い
本物の餌の数が多い時もスレにくいです。
これは単純にほとんど本物の餌がない時に、やっと流れてきたのがルアーだったら警戒しますが、どんどん本物の餌が流れてくる状況で、その中に一つ偽物であるルアーが流れていても、他の本物の餌の存在に掻き消されてあまり警戒しないという理由です。
僕の経験上、本当にいつまでたってもスレない時。
分かりやすいように具体的にいえば、秋の荒川明暗で下げ始めから下げ止まりまでずっと釣れる時なんかは、この①と②の条件を同時に満たしています。
魚だけ沢山いるけど、餌が少ない明暗では1.2匹釣ったら釣れなくなりますし、逆に餌は沢山あるけど魚は少ない時も簡単に釣れるのは最初の1.2匹だけ。
こんな状況って全国各地であると思います。
淀川がスレやすい原因とその対策
話を淀川に戻します。
では本題の、何故淀川がスレやすいか?
と言いますと、スレにくい状態の反対なだけです。
つまり
シーバスの群れの個体数が少なくて、ベイトが少ない。
ここまで最もらしいことを書いてそんだけの事かよ!
と思うと思いますが、、、
はい。それだけの事です!笑
まず淀川の場合、シーバスが大規模な群れで固まっていることが少ない気がします。
それは川に、それだけの群れが溜まるような魅力的な地形変化や、移動していた魚が溜まるであろう瀬がないのが理由だと思います。
(唯一の魚が溜まっているであろう淀川大堰は釣り禁止です)
なので、僕が普段メインで釣っているのは、シャローの小さな変化についたシーバスです。
自分なりにシーバスにとって魅力的な変化を探して釣りをしていますが、やはりそんな変化も淀川の川の規模から見たらごく小さな変化。
当然、そんな場所に着くシーバスは、数も少ないです。
実際に見た訳じゃないので、僕の感覚になりますが、居ても2、3匹しかいないイメージで、単体でいる場合も多いかと思います。
またベイトに関しても、淀川のメインベイトはイナッコ。
淀川周辺の神崎川などの他の川と比べても数は少ないです。
また河口域には場所によってはイナッコが溜まっている場所もありますが、そういった場所はシーバスが入るには変化に乏しい…
実際にこれだけ通っていても淀川で今までシーバスのボイルを見たのは2回だけです。
この2点の理由から淀川シーバスは①ルアーに好反応な状態→③ルアーに反応しない状態への変化のスピードが早い、つまりはスレるスピードが早いと感じています。
じゃあそれをどうやって釣るのか。
その答えは超簡単で
スレる前に釣る
具体的には、ルアーを投げる回数を極力少なくして、魚がスレる前の1番ルアーに好反応な①の状態の間に釣ることを常に心掛けています。
……………
……………
…………いや、そんなん当たり前のことだろ!!爆
と、ここまで読んで頂いた皆さんは思ったことでしょうが、これをちゃんと意識して釣ってるアングラーって意外と少ないと思います。
例えば、橋の明暗。
「釣れそうなのは、明暗とブレイクの交点のあのピンスポットだけど、その前にその周りから攻めたら、1.2匹追加できるかも知れないし、まずは周りから攻めよう。。」
↑
有りがちな思考回路ですが、これはダメです。
僕は淀川なら1番最初に1番良い場所に投げます。
そもそも淀川で一カ所から数本抜けることなんてなかなか無いし、無駄にルアーを見せてスレさせるなら最初から1本を獲りにいったほうが結果的に釣れます。
「まだ流れが弱いけど、強く流れたタイミングで釣れそうだから、投げて待とう。。」
↑
これもダメです。
逆にこう判断したポイントなら、流れが出るまで1投もしません。投げ続けてルアーを見せてしまえば、もう流れが出ても食わないことのほうが多い。
「食うのは下のレンジだろうけど、まずはセオリー通り、表層から攻めて徐々にレンジを下げていこう…」
↑
これももちろんダメです。
下のレンジで食う場所なら無駄にルアーを見せる前にいきなりそのレンジまで沈めて攻めます。
理想は常に1投で釣ること
これを心掛けるだけで釣れる魚の数は増えると思います。
最近の釣果
ヒットルアー:スキッドスライダー95s
この日は流れが強く出る潮周り。
この日は流れが強く出る潮周り。
良い流れが出るまで待って2本。
スキッドライダーは強い流れの中でもレンジが上がり難いシンペンなので、下で食わせたい時に重宝します。
この日は今日書いた内容と矛盾してしまいますが、雨後パワーで初めて淀川で一カ所から連発した日。
淀川でこんな日はなかなか無いので、後から来た方とせっかくなので一緒に楽しみました。
(物持ち写真ありがとうございます!)
2人で投げて一カ所で4ヒットもしたのは、これだけ淀川に通っていて初めてのことだし、ここまで個体数が多い群れに当たったのも初めてでした。
ただ、この日も魚はまだいたのに(バイブ投げると魚体に当たる)4ヒット目を最後に釣れなくなりました。やっぱり淀川ってスレるのが早い……。
ヒットルアー:ゲンマ85s
この日も淀川にしては珍しい規模の群れに当たったけど、釣れたのは2本。
1投目でルアーのレンジを入れすぎてしまい、魚体にルアーが当たる感覚がありました。なので魚がいるのは分かってたので水面直下で食うだろう良い流れが出るまでずっと待ってて、最も流速が出たタイミングで3投で3ヒット2キャッチ。
最後の魚を釣ってからはノーバイトな淀川らしい展開でした。
ヒットルアー:ジグザグベイト80s
この魚は今回のブログで書いた理想の釣り方に近かった1匹。
ここは水中に沈む石積みに流れが当たり掘れて、ストンと落ちている地形変化がある極小さなピンスポットで、シーバスが食うのはボトムレンジのポイント。
シーバスが着いていたとしても、1匹だけだろうから1投で釣りたい。
まずは別の場所に1投投げて流速をチェック。
流速が早ければジグザグベイトだと浮き上がってしまうので、スキッドスライダーにしようと考えていましたが、ルアーを流してみるとジグザグベイトでちょうどいい流速な事を確認。
そして本命ポイントにジグザグを投げた1投でヒット!
サイズ以上に釣り方が理想的でめちゃくちゃ嬉しかった1匹でした!
と、こんな感じで最近は釣ってます。
まだまだ釣るぞー!頑張ります!
ではでは!
使用タックル
ロッド : currentes82S
リール : 16CERTATE3012H
ライン : pe 1号
リーダー : フロロ 16ポンド
- 2020年11月19日
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