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村岡昌憲
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▼ 11月25日 T.S.S.T.クラシック その2
- ジャンル:釣行記
- (battle-闘い--)
まずはX-80SWをキャスト、魚がいるだろう場所に散らしていく。かなりスローにフラフラと脱軌道アクションで誘いを掛けるがバイトはない。しかし、一尾が付いてきた。そこでもう1本のロッドですかさずリップレスベイトをキャスト。
着水して30秒は沈めてから、水深5mラインのスローロール。
同時にリトリーブの強弱でリフト&フォールを軽めに掛ける。
ゴン!
食った。ここでアワせる。が、30センチ。ノンキーだ。
「魚がいるみたいだから10分ぐらい止め続けてください。」
と、またもやわがままな注文をする。
次の1投でまたもやヒット。
しかしまた25センチくらい。
小さいのが多いみたいけど、ファイト中に60ぐらいのも下に出てきた。
ここでクルクルをセット。
クルクルのいいところの一つは小さい魚に対してフックアップ率が極めて悪いというところであろう。
基本的にブレードにアタックしてくるので前の方にフックが一つしかないクルクルでは小さい魚はフックまで飲み込めない。
前は別の方法でそれをやってたんだけど、クルクルが出てからとても簡単にそれができるようになった。
キャストしてフォールを20秒。この間に船が動いたらこのメソッドは難しい。
弱いながらも風表で隼虎さんの必死の操船が続く。
僕はアングラーとしての実力をフルに出す。
7mラインを取ってからデッドスローでスローロール。リフト&フォールを少し混ぜる。
5mラインでコツン、コツンとバイトが出る。が、一切微動だせずにスローロールを続ける。
このノンキーのバイトが一瞬でも乗ると、面白いことが起きる。
ノンキーがフックを拾う。ククンッとティップが入る。そのままデッドスローを続けているとティップがピン!と抜ける。
その直後、ゴン!
水中ではノンキーが食い損ねたように思えるのだろうか、弾かれたルアーにその下の大きな魚がバイトしてくる。
高弾性カーボンロッドを使ったメソッドならではである。
でも41センチ。とりあえずキーパーなのでちょっと安心。
次の1投もコツコツが3回ほど続いて一瞬乗った後にゴン!でもう1本。
今度は42センチ。
その次も同じメソッドで41センチを釣る。リミットは揃った。
プラをした限りでは湾奥ではポイントは伸びてこない。
今日に限っては120ポイント出しておけば一ケタ順位は固いと踏んでいた。
ここからサイズUPに掛かる。
まずは乱獲作戦で行こう。
「隼虎さん、あと30分止めてちょ。」
難しいのを承知だけども、悪魔のごとく簡単に言い放ち、更に釣りを続ける。
魚の反応が薄くなったので、X-80SWで遠くの魚を、マーゲイSWのハイパートゥイッチを左右に散らして、自分の船の近くに魚を集める。
そこからクルクルのデッドスローで狙う。
またもやしっかり沈めての5mライン。
コンコンの後のグン!でアワせないでその後のガツン。
(どっかで使う表現だよね。サイズアップの大ヒント。)
42センチ。
次も同じで42センチ。
42が3本。このままじゃ勝てない。
42センチのファイト中に大きなサイズが何度も出てくる。
「ここで動いてもどこもきっと渋い。だったらここで心中しよう。」
自分に言い聞かせるように隼虎さんに言う。
コンコン、コンコン、ココン、ゴン、・・ガツン!
隼虎さんが「まるでキス釣りのようだな。」なんて笑う。
でも、これこそが船を止めているからこそのメソッド。
次に43。
スレだしたのか魚の反応が薄くなりだした。時計を見たらもう8時10分。始めたのが7時くらい。
ほんとに、トーナメントって時間が経つのが早い。
10時まで帰着という時間を考えると9時にはここを出たい。あとちょっとしかない。
焦らずにゆっくりと挑む。
リミット取っているのでちょっと余裕。
コンコン、コンコン、コンコン、ゴン、・・ガツン!
で掛かった40センチ級をアワせないで水中でエラ洗いさせた時にバラしてみる。
うまい感じでバレたのが2回。そのうちの1回に70センチ級がグワッと下から襲いかかる。
これが乗らなかった。残念。
途中、近くの穴に戻ってみたけど全然ダメ。あくまで今日は一つの船の下。
それもなんとか丸と書いてあるところの丸の真下だけ。
むちゃくちゃピンポイント。
5分ほどたって反応が無くなる。しつこくマーゲイを散らすとまた反応が出てくる。なんでかは分からないけどそういうものなんだ。
コンコン、コンコン、コンコン、ゴン、・・ガツン!
で、やっと重量感のあるフックアップ。
慎重にファイトしてタモ入れしたのが58センチ。
全長では61センチ。最初見た時は70センチはあるかと思った。目ジャーも全然宛にならず。魚に飢えると目ジャーは狂いだす(笑)
魚のバイトはいい感じで出続ける。ワンキャストで3~5バイト。ノンキーを掛けない。
小さい魚をフックアップさせない概念。
以前にミラクルワークスが浮力でそういうことを具現化して凄いと思ったことがある。
クルクルはそのフックの位置で同じ事を実現した。確実にバイトを呼ぶポイントからフックを一定距離離す。
まともにただ巻きしたら大きなサイズでも乗らないこともあるけど、リフト&フォールを混ぜればバイトを出すタイミングをこちらから選べる。するとサイズが選べるようになってくる。
5分後くらいに今度は46センチ。
ここで147。何とか150センチまでは持っていきたい。
と思ったところで上から声が。船を出すとのこと。
仕方ない。
でも、僕は気持ちよく竿を置いた。なんだか不思議と未練もなかった。他が渋いのは分かっている。
ノンキーを入れれば30本近くのシーバスを釣った。とても楽しかった、って気持ちのままで終わりたい。
まっすぐ会場に向かった。
ほとんど最初に帰ってきたので検量は一番。魚も元気で問題なし。
147センチという結果だった。普段ならお話にならないが、激渋の中で10位以内は行くといいなって思った。
で、結果はなんと3位。思わずビックリ、半分納得の結果だった。
ちなみに優勝した佐藤さんはTIP-OFFでおなじみのガクさん。
X-80SWを投げ倒して釣った魚3本だけ。それで180というストロングな勝ち方だった。
シーバスPEを一度使ってその飛距離や操作性、静粛性(ストレスがないってこと)
ファイヤーラインから全部乗り換えたと話してくれた。船にあるタックルにはスピニングからベイトまで真っ白なラインが。
開発者にとって、同じビジョンを共有してくれるってこんなうれしいことはない。
X-80SWとシーバスPEで優勝ってのはうれしいような悔しいような複雑な気分だった。
何はともあれおめでとうございます。
- 2001年11月25日
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