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プルクラのおかげで獲れた65cm10lbバス

ども、ビックリマン高田です。

今回のタイトルはプルクラのおかげで獲れた65cm、10LBバス。
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3/23の0時に釣獲。ルアーはアトリエループのクロニクルというラバージグ

いろんな場面で目にする
●●だから釣れた!
●●じゃないと獲れなかった!

という言葉。正直好きじゃありません。
特に僕らが作ってる竿についてはそうで、使い手のテクニック次第でどうとでも出来ることが多いし、結果的にどんなロッドでも釣れていた…と思うことが多いからです。

でも時々、それもとても大事な場面において
"この竿じゃなかったらダメだった"と心から思うことがあります。

反対に一生で一匹出会えるかどうかの貴重な魚を逃がしてしまい、
"こんな竿だったら獲れてたかもしれない…"なんて忘れられない記憶になることもあります。

プルクラはそんな悔しい記憶から生まれたロッドだったのですが
前回記事参照

今回の琵琶湖テンポンドバスは「プルクラ作ってよかったー!」と心から思える1匹でした。

外国人ゲストが琵琶湖にやってくる前日。下見がてら1時間だけ竿を出しました。
南湖東岸のピンスポット。魚が入っているかを確認するためにリップラップ際にルアーを放り込みます。

着水後、リーニングを開始してレンジを刻んでいきます。
フロロカーボン16LBの重さでルアーを引き、ラインがガイドに触れる感覚でボトムより20cmほど上をキープしていきます。

ボトムに沈んでいる岩の裏を通過した時、コツッ…というバイトが伝わりました。
40UPか50UPのバイトだと思い、翌日の外国人ゲストのためにこの魚は置いておこうと、フッキングを入れずにそのまま巻き続けていると、リールを回すハンドルが完全に止まり、竿がグーッと持ってかれました。

あ、これはヤバイサイズやつや…

気が付いたときにはフッキングのベストタイミングを逃していました。

やってしまった!

せめて追いアワセを入れようと、そこから強引にリールのハンドルを回した時、魚が強烈なダッシュをはじめました。
掛かってなければここで魚はポロリと外れます。

しかしダッシュを止めても、ルアーは外れません。
プルクラのティップのおかげでルアーを離さなかったし、巻き続けただけで張りのあるベリーがオートマチックで掛けてくれたのです。

魚がこっちを向いたときに、追いアワセを入れました。
これで戦える!

暴力的なファイトを見せるバスですが、プルクラの強靭なバットは必要以上のダッシュを許しません。

水面まで浮いてきた巨バスは水面で"ゴババババ!"と低い音を轟かせながら、エラ洗いを見せます。
プルクラのティップとベリーはそれにきちっと追従し、ルアーが外れる様子はありません。

緊迫したファイトにも関わず、自然と笑みがこぼれました。
これがプルクラを造った意味だと。

抵抗をやめた巨バスの顎を掴みました。

よっしゃぁぁぁぁ!誰もいない深夜の琵琶湖で一人叫ぶ。

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65cm 10LB(4600g)バス
今冬~早春シーズン5本目のロクマルは今シーズン最大サイズでした。
自宅の埼玉県から片道5時間半、遠征組として意地の1匹。

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モンスターバス特有のバケツ口。フッキングも完璧に決まっています。ティップは柔らかくてもベリーに張りがあればガード付きラバージグのフッキングもきっちり決まります。
かつて75cm級のモンスターバスを逃した時ことを書いた記事から(3/7)
時を経て、竿を造ることになって、
今思うのは、あの時の自分に「これ使えよ」って言えるロッドを造りたいということ。
あの瞬間プルクラ62Bを持っていたらどうなったんだろう。
でもどれだけ後悔してもあの時に手の中からスルリの離れていった魚に出会うことができません。
だから今自分が出来ることはこれから出会う忘れられない魚に対峙した時に、
後悔しないロッドを造ることです。
どんな竿でもラインスラッグを作ったり、工夫すれば魚を掛けることはできます。
でも、そうじゃないんです。皆さんだって経験があるはずです。
メモリアルな瞬間はいつも気が抜けた瞬間訪れる。
そんな時に、プルクラのティップとベリーがあれば、オートマチックに魚を掛けてくれたなら、夢を掴むことがきっと出来たのかなと。結果はわかりませんがプルクラで掛けられなければ諦めもつくのです。
強靭で復元力があるバットセクションも同様です。
あの時、掛けていても復元力がない竿だったなら強烈なダッシュを止められてないかもしれない。
だからこそバットまで全体で曲がる、ベントの美しい竿が評価される今の風潮に逆行してでも、バットが残って反発力で魚を止められる現場で求められる、魚を獲るための性能に特化させたのです。
それを自分が納得するまで世界、日本各地の水辺で狂ったように毎日竿を振り続け改良を重ねました。

 
メモリアルフィッシュは気の抜けた瞬間に訪れる。
今回もまさにそれでした。
自己記録には及びませんが、10LBバスは忘れることがないでしょう。そして殺気ムンムンで狙っているよりも、気が抜ける、偶然が生み出した釣果というのは記憶に残ります。

そんなときにプルクラがアングラーを助けてくれる。プルクラを握っていてよかったなんて思える、そんな竿に仕上がっています。

ちなみに冬~早春シーズンの琵琶湖釣行日数23日(案内とかしたり、駄弁ってたりしてあまり投げてない日を含む)でした。
釣れたのは計28匹。
65(10lb)、61×2、60.5、60、59.5×2、58、57、55×4、50up×9、40up×5、25up×1。
50アップ率は79パーセント。
ロッドは全てプルクラ62Bです。

例年よりもバラシやラインブレイクは圧倒的に少なくなってます。高弾性ロッドのティップとベリーがする仕事を実感したシーズンでした。

今回の遠征においては65cm以外にもいい魚を沢山ゲットしました。
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西根さんのルアー、チッパワRBスローフロートで春らしい体形の54cm。ティップとベリーがきっちり入るので巻物はプルクラの大得意分野。

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アトリエループのクロニクルは大活躍。
ライトウェイトスイムジグでのフッキング率の高さは異常といっていいほどでしょう。

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友人たちにこうやって投げて、巻いて、食うとしたらココ…でゴンっ!と来た、釣り方を解説中の1匹。琵琶湖は魚だらけでございます。

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こういう45cmクラスが元気になってくるのも春爛漫って感じですね。

プルクラの故郷の1つ琵琶湖。開発段階で沢山のテストをこなしてきたフィールド。ここで圧倒的な仕事をしてくれるのは当たり前なんですが、とても嬉しいこと。
高田は明日からプルクラのもう一つの故郷、ボルネオ島へ飛びます。

プルクラは予約販売もはじまり5月にはお届けできる予定です。
製品紹介ページはこちら
https://www.transcendence555.com/pulchra62b


予約注文ページはこちら
https://www.transcendence555.com/product-page/pulchra62b-%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%A962b-%E4%BA%88%E7%B4%84%E6%B3%A8%E6%96%875%E6%9C%88%E9%85%8D%E9%80%81%E4%BA%88%E5%AE%9A




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