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山鱸探索巡り旅 〝聖地〟『皐月の章』



緑深まる 稚鮎賑わう皐月


仮眠を。と
立ち寄った道の駅。


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この夜景で満たされるものがある。


世はゴールデンウィーク真っ只中。
案の定、駐車場は満車で溢れた私。近くの川辺で休息。

外からは河鹿蛙の鳴き声が聴こえてくる。
田舎生まれの私には最高のBGM。これは正解だった。


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今回は寝坊。ジタバタしても仕方ないのでコーヒーを一杯。


おかげでノンレム睡眠の底に堕ち寝坊。
兄弟子の電話で起きるというポンコツぶりを発揮。

まだ一時間以上はかかる道中。
先に出てもらい、後ほど合流することに。面目ない。


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先月にも増して深緑。生物達も活発になってきた。


4月に訪れた頃から、山々は緑がより鮮明に。
気温上昇も手伝って虫達も多くなっていた。

稚鮎は第一陣の成長が好調の様。
手には獲れなかったが目視7cm~10cm程はある。
これを求め鱸が遡上してくる。その引力たるや。



神の領域


ルアーセレクトは然程変わらず。デイゲーム、ナイトゲーム共にメインはトップ。フォローでミノー、スイミングペンシルが控える。

この釣りをしていると、使えるプラグ、そうでないプラグの明暗がはっきりしてくる。巷で人気をかっ拐うプラグ達が此処ではまるで使い物にならないということが起こる。そこが面白いところ。


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大小の瀬を一つ一つ撃っていく。ヘビーカバーのストリームゲームだ。


雨後1週間は経っているようで、前回の増水時とは異なり、平水状態だとか。流れには濃淡が生まれ、魚が着きそうなピンが更に絞りやすくなっている気がした。

水質は透明度が増し、水深の浅い範囲が大半を占めることから影は落とせない。立ち位置とアプローチには細心の注意が求められる。仲間達の手法は〝見て盗め〟なのかもしれないが、私の場合はダウンの釣りを展開。


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今回はスリーマンセル。


そして、神の領域に足を踏み入れる。
各々が岩を渡り、入水しながら景色に溶け込んでいく。


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荒々しい大岩の間から注がれる激流。


瀬の上流側に立ち、流し込んだり、引いてきたり。上を通し、下に入れたりと、柄にもなく丁寧さを心掛け、入念に探りを入れていく。魚は岩影やエグレに着きベイトを狙っていると思われる。そのため、しっかりルアーを見せること。そう目論むが如何に。


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ボトムは激しい起伏。スリットにも魚が着く反面、プラグの墓場でもある。


終始トップが主力。レンジを入れるのはあくまで次の手。ただ巻いて釣れることはなく、自ずとプラグのプレゼンテーションは難易度が高くなり、その一投一投が場を荒らすことに繋がる。

流れの筋を読みながら、どうプラグをトレースしていくか。そこにストーリー性は持たせたい。そう想いながらTKRP90を出し入れしていた時、黒い背中が急浮上し反転した。


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リップルポッパーを瞬時に見切って消えた銀鱗。残像が脳内に焼きつく。


魚は居た。正直、それが分かっただけでも十分なのだが、やはり何かが足りなかった。コース、プラグの挙動、レンジ。考えることが沸々と込み上げてくる。そうしていると上流側にいた仲間に待望の一本が出た。


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山鱸らしい黒褐色の背中。これが人を狂わす。


素晴らしい魚は逞しく美しい。反転した魚の動きを読み、間を空け、プラグチェンジし、目先を変えたことでバイトに持ち込めたそうだ。天晴れ。嬉しさでこちらが胸一杯になってしまった。

それからも各ポイントを巡り
自身、初見のエリアにも足を運ぶことができた。


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春はよく屍に会う。


崖を降り、屍を横目に。

どの流れにも魚は着いていそう。雰囲気は抜群である。手分けしながらのアプローチが続く最中、下流側にいた仲間にヒット。


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下流にいる仲間が一本追加。ジェスチャーで喜び合う。


目の前でのキャッチに嬉しさ倍増。
自分のことなんかどうでもよくなる瞬間が愉しい。


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激流に身を身を潜めた好敵手。


彼の周囲の洞察力と的確なアプローチは流石。その一挙手一投足が本当に勉強になった。私はキャッチに至らず初日を終えた。

夜は早めの休息。仲間達が集まってくれた。


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仲間の持ち込み「山鮪」山で鮪と対峙するというカオス状態。寿司、漬け、炙り。


釣り好きが集まると、ろくなことがない。
鮪の解体ショー、幽霊の話、出し抜かれた鬱憤とか。
兎に角、皆が元気そうで良かった。


翌日も感じるままにポイントに向う。

昨日、唯一反応が得られたエリアにも入った。下流に投じたTKRP90をゆっくり巻き上げてくる。途中、頭を出した岩の横に差し掛かったところで水面が捩った。


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このエリアに鱸が居る。それだけでも大きな収穫。


フォローを入れるか、もう一度通してみるかの二択。少し間を空けてから、もう一度通したコースで見事に飛び出た魚。スローモーションに映ったその魚体とTKRPは宙を舞っていた。 

空かさずフォローを入れるも無反応。
悔しさもあったが魚との駆け引きが最高に楽しめた瞬間だった。


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反応が得られない時間が続くがキャストは止めない。


時間的にもそろそろ釣りを終えようかという頃に入ったポイント。辺りはすっかり暗闇だが手前の岸際を急流が白く走っているのが分かる。その流れの際と反転流をスイミングペンシルで切っていく。

立ち位置を変えながら釣り上がっていくと小規模なワンドに差し掛かった。急流の向こう側に投じ、アップクロスで巻いてきたところでバイト。フッキングと同時に魚が飛んできてしまった。


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岸際を走る激流に面したちょっとした淀みから。ヒットルアーはCOO130F。


30cm程の魚。人には笑われるサイズでも私には何ものにも代えられない嬉しい一本となった。楽観的な私はこれを「また来いよ」のメッセージだと都合よく捉え、兄弟子と喜び分かち合い、天を仰いだ。

今回の釣行で一緒に回ってくれた同志。晩餐を愉快なものにしてくれた仲間達には頭が上がらない。この場を借りて感謝したい。



ただ〝魚が釣りたい〟なら行かない


滞在中は仲間達から有益な情報を貰った。
別エリアでの連日釣果はリアルタイムで聴くこともできた。


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釣友の言葉。『一本の川とどう関わるか』


おそらくは私に〝土産を〟と。
出し惜しみなく、その心遣いが嬉しく有難い。

しかし、ここで靡いては本来の目的から逸脱する。今シーズンのテーマも然ることながら、自身にも譲れない拘りがある。状況は決して悪くない山。そこにどうアジャストしていけるか。特にスキル面で足りないものが何なのか。この土地でしか確認できない事。その炙り出し。


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「釣果を聞いて行って釣る」
これが賢い立ち回り方ではある。

ただ、自分は器用でないし、一番やりたくない。酸いも甘いもすべて味わうには一筋の流れに身を捧げることでしか体験できないと思っている。

自身の足で回り、見て、感じて。
それを失えば此処を訪れる意味すら失うのだ。


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足掻いた二日間。最高に痺れたこの魚に感謝。
 

遠征先での0釣果。これを笑い飛ばせるか。
敗北を知り、落差あっての面白さ200% それを喰らいたい。


ビンタ。それも往復の。その後にあめ玉一つ。

これで良い。これが良い。


                fimo フィールドモニター ザキミヤ

「山鱸」セッティング
ロッド : BOMBADA Morena53

リール : SHIMANO Scorpion1501

ライン : 山豊テグス レジンシェラー2.5号
リーダー : VARVAS ナイロンVEP30lb.

ルアー : TKRP90、各種スイミングペンシル、マッチボウ120F、etc

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