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▼ 春の稚鮎シーズン〈ボックスの中身〉
出会いと別れの季節。
四十路に王手をかけましたワタクシメ。
30代最後のシーズン。
謳歌しようと思います。(大袈裟)
シーズナルパターンを唱える
それでも翻弄されるワタシたち人間。
なんせ相手は生き物。簡単じゃありません。
アーカイブには数年前に挫折した
シーズナルパターンを唱うお粗末なログの残骸。
この手の話、何も今に始まったことでもありませんし
当たり前のごとく、散々擦られまくってるんですよね。
結局は、誰ぞやの目論見として過去に埋もれていきます。
その時々の最善策であるパターンやセオリー。一生続く答え合わせ。
しかし、時期が来ると読み漁っていたり。
旬になれば誰かが掘り起こしてくれたり。
今回は四季(正しくは春夏秋)ごとに纏め。
概ね3ヵ月スパンで残そうかという魂胆です。
※4月~12月を3分割して書きます。
ワタシのログを読んで下さっている方なら
薄々お察しでしょうが「ベイトが鮎」による話です。
ここは不変なので
過去ログと内容が重複してきますが
その時は流し目でお読み下さい。
まずは4月~6月。
ワタシ自身はこの〝走り〟の3ヶ月間を
秋に肉薄するハイシーズンと位置づけてます。
何千何万回「稚鮎」と叫ぶ
稚鮎の遡上が皮切りとなる川。
いよいよ今シーズンの幕開け。
「遡上の合図は山桜の開花」と
これまでにも書いてきました。
4月ともなれば
河川内に第一陣の群れが入り込み、生命感が甦ります。
シーバスは少し遅れて遡上してくる印象です。
稚鮎は岸際を伝い、遡上します。
遠投して遥か沖の流芯を狙うより
近距離のブレイク戦に歩があると感じてます。
稚鮎シーズンは〝際(きわ)〟〝岸沿い〟への意識を強めます。
俗に「稚鮎パターン」と言われ、川の衆にお馴染みですが
実際にこのパターンに当てはめて釣りをするアングラーは
シーバス人口の中でも極少数派なんじゃないかと思います。
全国的には既に始まっている
ハクパターンメインのアングラーが圧倒的に多いでしょう。
稚鮎の釣りとは実に狭い世界。
それでも叫ぶんです。飽きもせずに。
ルアーシルエットにスポットを
偏食傾向にあると感じます。
〝春〟と仮定した4月~6月。
水の動くところに稚鮎あり。
ルアーもそこに適応させていくのですが
ワタシが重視するのは、「サイズ<シルエット」です。
具体的には
ファットな70mmのルアーではなく
スリムな100mmを好んで使っています。
たった「これだけ」のことでも
シーバスの反応に違いが現れます。
〝稚鮎目的に遡上したシーバスは稚鮎を選んで捕食している〟
そう考えています、仕事中も。
そのシーバス。
冬場産卵絡みからのアフター明けと仮定した場合
積極的に捕食したい時期ではないかと捉えてます。
稚鮎に限らず遊泳力の弱い稚魚が増える春は
幹事も助かる、格好の時間無制限の食べ飲み放題プラン。
岸際でボイルが頻発するのもこの時期ですね。
ハクパターンとリンクする点も多く、応用が利くと思います。
秋は型が出るハイシーズンとすれば
春は数が出るハイシーズンだと思います。
それほどシーバスのコンタクトが得られやすい
ベストなシーズンだと言えるかもしれません。新しいモノも程好く取り入れますが
闇雲にルアーを買うことはしません。
常に稚鮎ファーストな健気さ。。と言いつつ
マインド次第でルアー構成が一変する性分です。
(使用タックル)
ロッド:ベイトロッド7ft台. M~MHクラス
リール:ベイトリール100~200番台
メインライン:PE2.5号
リーダー:ナイロン25lb.
稚鮎シーズン メインセッティングです。
では食レポに移ります。
〝本気で魚を獲りにいく〟
そんな尻に火が着く?布陣はコチラ。
【トップウォーター】
瀬や流れ込みでのパイロットルアー。
TKRP90…高活性個体へのファーストコンタクトに。
DogX jr. コアユ…スローテンポ。ポーズはしっかり入れる。
ガボッツ90…ホッピングと水面皮一枚。貴重なポジション。
【ミノー】
春先~梅雨までの中心ラインナップ。ジャーキングさせず流れに同調させる。
マッチボウ100F…120Fのフォローではなく100mmの提案。
マッチボウ120F…広い流速域をカバー。ここを軸に全体構成。
レクター111F…マッチボウとのローテで好感触多数。
LaLa…マッチボウ、レクターより下はシリコンバレー。
ニーサン…ヤルキスパークリングサンダーローリングがツボ。
コモモカウンター125S…急流絡みでの水馴染みは秀逸。
【スイミングペンシル】
増水具合や鮎の発育次第で120mmクラスも追加。
COO100F…稚鮎不動の4番。小細工無しのただ巻きがマスト。
BMC100F…120Fよりも大人しく、COOより動かしたい場合。
シェリー95SS…人をダメにする禁じ手。流れの弱い淀みに。
モーキン109…中毒性の高い蛇使い。流れに身を任せる。
【シンキングペンシル】
後手のシンペンをローテーションの一角に。
ライジングミノー…沈めず表層付近をスピーディーに。
スキッドスライダー95S…雨絡み増水による流れの釣りに。
ロケットベイトライト95S…いつも未遂で終わる秘密兵器。
全体的にスリム形状なルアーをチョイス。
バイブ、ブレード系は未使用ですが有効性は感じます。
個人的にはシンキングペンシルへの意識が変わり
確かな手応えを得てローテーションに組み込みました。
ボックス1箱で収まります。現場で使うのは2、3本なんてことも多いです。
成長しましたね?ワタシ。
最後にルアー云々より大切にしているのは
居るであろう魚へ、どうルアーを宛がうかがテーマです。
頭から。側面から。横切らすか。引っ張るか。落とすか。
2~3投で終わらせることはなく、時間を要しても続けます。
アプローチ次第では突如反応が出ることも多くあります。
悪天候続く春先ですが
川にとっては非常に良い状況かと。
どうかご安全に。
- 3月24日 00:00
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