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村岡昌憲

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いよいよ登場!SNECON180Sの製品開発の記録

ブルーブルーからこの秋に発売となるスネコン180S。

ブルーブルーのルアーの中でもっとも、開発に時間がかかった商品となった。

ここ数年のフィッシングショーの開発ルアーコーナーに展示されていたので、皆さんよくご存知あったのではないかと思います。

その開発の歴史や開発者である自分の思いについて書いていきたい。



基本設計は2015年の2月にスタートした。

この時期はフィッシングショーで忙しく、ドタバタの中での基本設計。

スネコン130S の開発に成功し、90Sの発売も控えている中で、スネコンに他のサイズが必要かという議論をし、90S より小さい50S。130Sより大きな180Sと220Sの3つを開発しようということになった。

180Sで想定されるターゲットは、ボートシーバスのランカー狙い、オフショアのヒラマサやGT、ロックショアのヒラマサや大型魚などが考えられた。

そこで最初から貫通ワイヤー仕様は決定。

スネコンの最大の特徴であるすべての重心が固定されていない、いわゆる非安定式重心移動構造は当然。

重心移動の球を何個使うかがとても重要で、18cm のボディを大きく左右にスイングさせるにはそれなりの重さが必要と考えられた。



最初にできたプロトタイプは、2015年4月の長崎平戸一栄丸でテストした。

このときは頭のトサカをステンレス鉄板で作っていた頃。

写真左のガチペン200も思いっきり開発の初期段階(笑)
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この時のテストでは魚を捕ることできなかった。

アクションもまだ全然不安定で、S 字を描かないし、ひっくり返って回っちゃうしで、全くテストにならなかった。

一瞬頭の中を開発やめてしまおうかと思ったが、スネコン130Sのときも、何度も途方に暮れるタイミングがあり、だけど諦めないでやってきたから完成にこぎつけたのではないかと思い返して頑張るのであった。

2015年の夏頃にはようやくまともに動くサンプルができてきて、18センチのプラグをわずかな水流変化で揺らめかせる基本原理がわかってきた頃。

だけど、もっともっと独特の動きを出したい。

そんな思いで徹底した軽量化、重心の低重心化をどんどんと進めた。


そして、開発から1年4ヶ月たった2016年4月からようやくまともなテストがスタートした。

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同時に開発が進んでいた220Sも同じようなペースで開発が進んでいて、先に完成した方から発売しよう、ということをたつろーと話していた。
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2016年のスネコン180S の釣行写真がほとんど残っていない。

魚は釣れてるのだけど、アピールがとても強いせいかオフショア船でその日の最初の流しの一投目や二投目に出ることが多くて、その日の長い1日を考えると、ついつい写真はまた後で釣れた時でいいや。と考えてしまってほとんど取らないみたいなことになってしまった。

その後は魚が出なかったり、他のルアーのテストに時間が取られたりして、とそんな理由であまり写真がないのである。


2017年1月に長崎の五島列島のロックショアにソルストのロケで行った。

その際、最後量産モデルの重量調整をしていたガチペン200などと一緒にスネコン180S かなりの時間投げた。
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状況が激渋で、同行者を含めて青物全く出ない日になってしまったが、スネコン180の可能性を大きく感じた釣行だった。

まず飛距離。180mm で、100グラムボディ。重心移動構造によって素晴らしい飛距離を出してくれる。

船から釣る以上に岸からは飛距離が最大級でないと使い続けることさえ厳しい。

その中で満足いく飛距離を出してくれた。


それから、アクションレスポンスのよさである。

シンキングなので、放っておくと沈んでいく。このおかげで風が強い日や横風がある日に、フローティングのダイビングペンシルと違って、着水直後から水面に絡ませて動かすことができる。

レンジはどんどん下がるわけではなく、ジャークやリトリーブすると水面に上がってくるので、ほとんど水面もしくは水面下30センチぐらいである。


4月にはこのプロトを持ち込むこと3年目に突入した長崎平戸の一栄丸にてテスト釣行。

ガチペン200は発売直前だった。
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この時は本当に魚がよく出てくれて、長崎の横山テスターもSNECON180Sの可能性を絶賛してくれた。
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ガチペン200の発売直前の状況の中であり、メーカーの販売戦略としてはガチペンで大きな魚が釣りたいと考えていたので、スネコンを投げていて時間はわずかだが、素晴らしい反応のよさを得た。9i5t7ic5y3jsat358umn_480_480-ae88038c.jpg

たつろーも使ってみて、これで OK じゃないですか?という感じ。cjmhxhtkzdjvvzzkd6xz_480_480-ba69b203.jpg

とはいえ、テスト回数を重ねることが難しいのがこの大型プラグの特徴である。

陸っぱりのシーバスのように、サンプルができたらその日のうちにキャストして、その結果をフィードバックして、ということができない。

しかも、外房、玄界灘、GT、ボートシーバスというのは早々ホイホイ行けるものでもない。

完成と思われてからも、投げ込んでいって、その度に少し改良点が見つかってまたいじる一年となった。

特に、重心をより低くするために、ステンレスの頭のトサカを止め、貫通ワイヤーも腹部の接着面の中に埋め込むような構造とし、ウェイトボールを可能な限り下に配置したのがよかったようだ。

これ以上いじることがないという段階が2017年4月であった。


5月にはGT をねらって奄美大島のビッグディッパーへ。

スネコンにGTが飛びつくことはなかったが、220S を中心に180S もかなり投げ込んだ。
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180Sに80キロ近いサメがヒットし、すごい苦労して寄せた。t7jrh3hhobggnagxgifw_480_480-4c80717a.jpg

向井船長にあのルアーはプロトタイプで絶対に持ち帰らないといけないから何が何でも回収したいと伝え、何とか回収してもらった。



10月の玄界灘、トカラが台風で連続で中止になってしまって、最後の大型遠征になったインドネシアのバリ島GT。

220S で30kgkg級を2本。180S でも同じサイズをかけたが、バラしてしまった。​
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工場長の泉龍吾も、最初の方のサンプルで楽しんでいた。
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パラオではサイズこそ恵まれなかったが10kg級のGT?や様々な魚が遊んでくれた。
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220S も180S もほぼ完成の域に近づいてきたので、あとはテスターによるテストやより想定ターゲットに近いところでのテスト釣行が盛んになっていく。



今年2018年の春は主に外房で180S を投げ込んだ。

量産プロトの玄界灘でのテストもかなりよかったとのことで、外房のヒラマサでも相性を確かめておきたいと考えていた。
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この時に分かってきたのが、圧倒的な勝負の速さである。

どてら流しにおいて、飛距離にアドバンテージがあるのでポイントに真っ先にルアーが落ちる。

そして、思わず目を疑うようなワイドなS 字アクション。

もう一つ秘密があるが、これは使えばすぐにわかると思うのでここでは伏せておいて、使う人の楽しみにしておこう。

とにかく、同船者のルアーに比べて圧倒的に気付かれる力が強いのである。
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もちろん、そのためのある狙いが仕組まれている。



この結果を受けて量産を開始。

その後も、例によって量産を始めても変なところにこだわって時間がかかっておりましたが、この秋にリリースです。




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カラーチャートはこちら。
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