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▼ トカラGT釣行記 2018年4月 BigDipper
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- (elegy-つぶやき-)
2018年4月20日-22日 トカラGT釣行記
4月20日。羽田空港から伊丹空港経由、奄美大島へ飛ぶ。
2年ぶりの奄美大島。

初めてGTと呼べる30kgオーバーのロウニンアジを釣ったのがこの奄美大島。
空港に着くと、福井健三郎氏と向井船長が迎えに来てくれている。
今回お世話になった船宿はGTアングラー福井健三郎氏が経営するBIG DIPPER
日本でも最も予約の取りにくいGT船。

2年前に来たときは改装中だったので完成してからは初の訪問。とっても素敵。

過去の歴代の記録写真が順番に並んでいる。
60kg級から50kg級がズラリ。
夢の大物。
そんな魚を手にしてここにランクインできたら、、、、
写真を眺めながら全てのアングラーが思う事だろう。

写真奥にいるのが、茂木陽一さん。
大物釣りのスーパーレジェンド。今回のチャーターの引率。
最近は世界中を釣り歩いたからこそ気付いた、日本の水産行政のひどさに声を上げ始めて、着実に成果を出している人。
茂木陽一世界を釣る リンク
自分も日本の水産資源の減少が止まらないのは行政の怠慢だと考えているので、茂木さんの活動を微力ながら支援している。
今回の同船アングラーは5人。
みんなベテランだ。
思い思いにタックルを組み出す。

俺はこの時間がとても好きだ。
なぜならば、一番夢に近いと感じられるから。

多くの場合、この後に現実の厳しさを知ることになる。
だから、準備しているときが一番好き。
そして、この準備を後悔無くやりきった者のみが、船の上で後悔しない確率が高いことも経験を積めば積むほどわかってくる。
自分の場合はきっちりやりたいので、出発前日にリーダーは全て組んでしまうし、それ以外のできることも全てやっておく。
船宿でやるのは、ロッドを組んでリールをセットして、ラインを通してオーシャンスナップにリーダーを結ぶ作業。そしてドラグを合わせる作業。それだけでいいようにしている。
船は昼過ぎにはトカラに向けて出発。

天気予報は上々だ。

2年ぶりの向井船長。凄みが増した気がする。

2年前に会った時から数百本のGTを色々な状況で導いたのだから経験値は計り知れないものがあるんだろう。今回も率直な疑問を色々とぶつけたが丁寧に教えて頂いた。
奄美大島から一気に2時間走って、トカラ列島へ。

トカラ列島の島々。 画像引用元:十島村HP
話は変わるが、十島村のHPに今年の1月6日にタンカー沈没事故が起きた際の油流出事故の影響が報告されていた。何も被害が無いレベルで済んで本当に良かったと思う。
ただ、あの時に「日本の漁業は壊滅する」「政府はひた隠しにする」とか「マスメディアも徹底的に隠している」とかそういう派手な見出しのアクセス数を稼いで広告費をもらいたいだけのフェイクニュース(結果的にだが)これに見事に乗っかって多くの釣り人が拡散していたのは本当にダメだと思う。行政がなぜ何もしないのか?なぜメディアが報じないのか?
もしかしたらたいした影響がないと判断したからではないか?成分的にも問題が無いからでは無いか?もっと油の濃いエリアで徹底的に対策していたからではないか?????
要するに専門家でないとわからんのである。
自分は環境を大事に考えている。。。。そう思うことはとても重要だけど、フェイクニュースに踊らされてそれを書く人間の養分になってはダメだ。
個人も情報発信の力が増した時代、そのリテラシーを高めないと間違った情報を安易に拡散し、戦争や差別や不当なことに利用されかねないのである。
この件に関しては、ああいうフェイクニュースを無視するのが正解だったのである。
じゃあ、今の行政や政府を何でも信用した方が良いかというとそうでは無いわけで。難しいところである。
船は悪石島周辺でようやくスピードを緩めた。
東の風と西の流れがあまりマッチしてない3日間になりそうということだったが、風がそんなに強くないのでイケそうとのアナウンス。
全員気合いでキャスト開始。
俺はといえば、もちろん発売間近のガチスラ230HSで釣果を出したいというのが本音。
自分が思う違いが釣果に繋がれば嬉しい。
ということで、ガチスラを投げまくる。
2回目の流しで、ジャーク中にドンとバイト。
が、そんなにすごい引きではなく、上がってきたのはキハダの5kgくらい?

ガチスラを使うとわかるが、とにかく外道のアタックが多い。ダツが水面を飛んで近寄ってくる率も明らかに多い。
それが良いルアーと言えるのかはわからないけど、アタリが多いってのは集中力も続くので悪くない。

ポンポンと2連続でキハダをキャッチ。
他の人にもキハダが当たったようだがバラしたりで掛からずだったりで1本キャッチだった。
その後も1時間ほどやりこんだが、GTのバイトは船中誰も出ず。。

初日の釣りは終了となった。
船は中之島に向かって、民宿の海遊館にin。

ここは空間がとても素敵。
島に惚れ込んだ夫妻が移住したストーリーも素敵。
純木造の小屋やダイニング、イタリアン中心の料理も素敵。
明日の大漁を祈って乾杯!

今回は2泊とも同じ宿で荷物的にはすごく楽だった。
そして向井船長から告げられたのは、前釣行3回で38本ものGTが釣れたという情報。
こりゃ、明日はみんな釣れるに違いない!
そんな死亡フラグをあっさり立てる酔っぱらい達。
翌朝、8時頃に港を出港し、中之島周辺の島を回る。

が、なかなかGTの反応が出ない。

しかし、魚探反応はどのポイントもすごい反応。
船長に聞けば、中層にいるのはおそらくグルクンの群れで、GTはその下の方に付いている可能性が高い。(ほぼ100%だそうだ)
ところが全く反応がない。
そう、GTはほとんどのケースでルアーを見切っている、と自分は考えているのでそれをさせないためのガチスラなのである。
こういう時こそ活躍して欲しい。
2ヶ所目のポイント。
潮がかっ飛んでいて非常に良い感じ。
ガチスラをフルキャストして30mほど沈め、そこから超高速のただ巻きをしている最中、15mほどで強烈なバイト!
一瞬、ティップが入ったが掛かり切らず。
今のはGTだ!
確信の持てるバイトだったが、乗らなくて残念。

後ろから頭の方まで丸飲みしてもフッキングしないとは。。。
まあそれはシーバスでもよくあること。
4ヶ所目のポイントでも同じようなバイトが。
この時は沈めてから水面付近まで巻いてきてのスライドアクションに移行して5回目ほどだった。
ドン!
衝撃だけで終了。
1回目はGTと確信できるバイトと首振りだったが、今回のバイトはなんとも言えないバイト。
釣果は上がっていないけど、傷が確実に増えていくガチスラ。

その時の流しで同船者とラインが絡む。
ほどいた際に自分のPEラインが相手のフックリングに挟まってしまったので慎重に外す。
少しラインが潰れてしまったが、強度的には問題なさそう。
これがすぐ後に判断ミスとして顕在化する。
状況は渋く、みんな口数が少ないながら淡々と頑張っている中、自分は確信を持っているアクションでバイトが1回、怪しいのが1回。
それをなんとか目に見える結果にしたい。
そんな思いで集中していた。
大ドモでキャストすることになった次の流し。
30mの水深を20カウントして、そこから超早巻き、ソルティガ6500Hを1秒間に5回以上くらいのスピード、自分の限界の速さで10回転ほど巻く。
それが独特の波動を出す。
ガチスラは秒速5m以上のスピードになると独特の引き抵抗が出てくる。
普段は無抵抗に近いが、まるでブレードルアーやスプーンを引いているかのような重さに突然変わる。
ハンドル1回転あたり130cm以上のリールの高速巻きという人間が提供できる今のハイスピード帯域で強い波動を出すのがガチスラの真の狙い。
もちろん、その速さ、細さ、クリアがかった保護色といった要素も混ぜ合わせてトータルで見切らせない。
15回ほど巻いて、沈んだガチスラが水面に近づいてきて横移動し始めるとラインが一直線になるので引き抵抗が最大化する。
その瞬間にジャークしてスライドさせたり、ストップさせてバイトを誘うのだが、この時はジャーク。
だけど、今回に関しては1回目のジャークの瞬間は、もうアワセとなっていた。
ロッドが重みを受け止めてバッドがぶち曲がる。
「食った!」
短時間で2発続いたバイトもあったので、食った瞬間にGTだという確信の叫びを上げてアワセを叩き込む。
GTは首を数回振ってから、一気に潜り出す。
13kgのドラグが滑りだ、、、
す前にバチン!という音と共にPEがラインブレイクした。
「がぁっ!切られた!」
ラインをチェックすると、先ほどリングにラインが挟まったあたり。
ダイワソルティガ12ブレイドのPE5号は35kg近い直線強力がある。それが13kgのドラグも出さずに切れてしまう。
ラインに傷が入っていた。
そう考えるしかない。
そして、切られたんではなく、切れることをしたんだと。
しばし、放心し、反省。
もう2度とこんなミスはしない。
そう誓って次の流しは釣りをせず、丁寧にノットを組み直す。
PEも切れたところから10m以上ラインを詰める。
その先10mも傷が入っていないか、しっかりと太陽に透かして毛羽立ちがないことを確認した。
自分がラインを結んでいる間に大ドモに同船者が入ったので、復帰後はミヨシ側へ移動。
その間、同船者が良いサイズのGTを掛けたと思われたが結局サメで落胆感が船に漂った。
その次の流し。
水深65mのアナウンス。
ミヨシからガチスラをフルキャスト。
80mほど飛ばして沈める。
この時、ラインスラックを丁寧に取ることがとても重要(と思っている。検証中。)
そこから30カウント沈めて、超高速リトリーブ。
最大級の波動をしっかり出して、そこからガチンコスライドアクションを開始。
ジャークし始めて5回目ほど、潮も良い感じでガチスラも潮を掴んで左右にキレイにスライドしているのを感じながらその気持ちよさを味わっていると、ドン!というバイトが!
「食った!」
と小声で叫び、フッキングをする。
横にいた同船者が「船長、村岡さんに食ったよ!」
ああ、まだ自信が無いので言わないで・・・
GTは一気に20mほど下に突っ込む。

船長が「水深70mあるから大丈夫!」「念のため、根から離していきます。」とサポートしてくれる。
しかし、何が起こるか分からないのも釣りの面白さ。
心掛けているのは最初の30秒のうちは1mでも巻けるときに巻いておくこと。
それで切られたりする可能性がかなり変わると思う。
GTの足が止まって浮かせにかかるタイミングなら、あとは丁寧にやるだけだ。
ということで記念撮影。

あとはラインがたるまないように巻いてくるだけ。

ドドンと上がったのは37kg!

ガチスラ丸飲みだった。

しっかりと蘇生してからリリース。
そして、その後は船中誰もバイトが出なく、2日目を終える。
自分は昼過ぎから悪寒がして休み休みやっていたのだが、宿に帰って高熱が出てることが発覚。
すぐさま布団に入って最終日に備える。
最終日の朝も天気は良いが、風向きが良くない。
もちろん俺の体調も良くない。

朝の流しからバイトが出ない中、3ヶ所目の流しでガチスラを使ってみたいと言ってくれたので渡した同船者にヒット!

なんとか上げて欲しかったがフックアウト。。。残念。
次の流しでは自分にもヒット。
こちらは超高速リトリーブからのスライドダートに移行して、水面直下でギラギラやっているのを視認できるくらいの距離まで来たときに、ドン!とバイト。
一瞬、ラインが出たがすぐにフックアウト。
その後、また悪寒がしてきて、それに耐えながらも最後までやりきった。
マルバツツジが咲き始めたトカラの大自然。

川のように速い潮。

その後は船中誰もバイトが無く終了となった。
帰りは向かい風の中を奄美大島に戻るのでだいぶ時間がかかった。
奄美に戻り、港から船宿へ。
そこで着替えてシャワーを浴びる。(俺は悪寒がひどくてシャワーは浴びられなかった)
そして飛行機で鹿児島経由で羽田に戻った。
今回はガチスラには自分5回、同船者1回で合計6回GTのバイトがあった。
俺はガチスラしか使ってなかったから当たり前として、同船者はローテーションの中でガチスラに変えてすぐにGTを掛けている。
他の人も大半の流しはシンキング主体だったが、バイト含めてどうだったかはわからない。
とにかく渋い状況の中で、ガチスラは全部で6バイトを出した。
これはたまたまな気もするし、自分の狙いであるガチスラの速さやアクションが効いたのかもしれない。
これぐらいの数ではなんとも言えない。
今後も検証を重ねて、よりよいルアーにしていきたいと考えている。
ガチスラの紹介ブログ(使ってみたい人はコンセプトを理解してもらった方が絶対釣れるので必読)
ガチスラの使い方や動かし方のイメージは動画を見てもらった方が速いのでリンク先を紹介。
ガチスラ230HSの解説映像
で、いきなりお詫びです。
ガチスラ発売遅延のお知らせ
タックル
ロッド:ダイワソルティガエアポータブルC80HS
リール:ダイワソルティガ6500H
ライン:ダイワソルティガ12ブレイド5号300m
リーダー:130lb
ルアー:BlueBlue ガチスラ230HS

- 2018年4月25日
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