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キングサーモン パタゴニア釣行記 part1

トランスセンデンスのカタヤマンです。

2018年も秋に差し迫る中、北の大地ではカラフトマスのシーズンがそろそろやってきている頃でしょうか。

過去に行った遠征の紹介をしていきたいと思います。

今年の2月にあのアウトドアブランドでも有名なパタゴニアに行ってきました。

 
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パタゴニアは南米アルゼンチンとチリにまたがる広大なエリアに存在する氷河を含む大地の総称。
 
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Wikipediaによると”パタゴニア(Patagonia スペイン語発音: [pataˈɣoni̯a])は、南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称。アルゼンチンとチリの両国にまたがる。”とのこと。【引用:Wikipedia】

特徴としては風がとにかく強いこと。最大風速が60m/secを超えることも珍しく無いエリア。

時速に換算すると216km/h。実際に釣りをしている時の体感風速は軽く20m/secは超えていた。(元環境コンサルの肌感覚)

言ってみれば爆風の台風の時に釣りをしているようなもの。風で転けそうになることもしばしば。

完全に無風な日は1ヶ月にあるかないかだ。

そんな地球の果ての過酷な環境に息づくターゲットは氷河の王”Gracier King"ことキングサーモンだ。 学名:Oncorhynchus tshawytscha、標準和名:マスノスケ、英名:King Salmonだ。

 
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本来、キングサーモンはアラスカからカムチャツカのエリアを中心に生息するマス類だが、ここパタゴニアの大地に入植したヨーロッパ人が持ち込んだものが息づいている。

このキングサーモンは大西洋に注ぐサンサクルス川を経由し、カテリーナ川まで数百キロを旅し遡上してくる。この南半球を遡上してくるキングサーモンはアラスカのそれとはまた別の逞しさを持っている。

アラスカのキングサーモンと違い、イクラやイクラのようなルアーやスプーンを流して釣るのではなく、スプーンはもちろんミノーやバイブレーションでも捕食するのが特徴だ。

いつかはこの手にキングサーモンを抱いてみたい。そう思った頃にはこの地を目指す準備を始めていた。



成田空港からドイツのフランクフルトを経由して30時間以上の時間を費やし、パタゴニアの玄関口であるエル・カラファテに到着した。
 
憧れのパタゴニアの大地についた時には心から震えた。行きたいけどなかなかいけない場所だと思っていた場所に到着することが出来た。

空港からはタクシーでホテルへ向かう。

 
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エル・カラファテの町はパタゴニアの玄関口だけあって多少観光地の様相を呈していた。

もちろん観光が産業としての価値が高いためしょうがないが。

 
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仲間と夕飯をとる。明日からの6日間の釣りのために英気を養う。

翌朝フェリーへバスで向かい、最終目的地のロッジまで向かう。

 
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琥珀色の湖には流氷が浮かび、南極の大地に近いことを感じさせる。
 
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このときようやくパタゴニアに来たことを実感させられた。メーカーのパタゴニアのカタログ写真にありそうな風景がそこかしこに点在している。

フェリーで3時間ほどで最終目的地である国立公園内のロッジに到着する。

 
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荒野の果てに船着き場があり、そこに綺麗なロッジがたたずんでいた。

国立公園なのでレギュレーションがあり、皆で手続きを済ませ、おのおのロッジに入りタックルのセッティングをする。

湖用の9ft代のスピニングロッドと渓流用7ftのベイトロッドがメインタックルになってくる。

このパタゴニアは夜9時頃にならないと暗くならない白夜に似た時間の流れ方をする。

そのため、昼に到着し、夕方4時頃からハーフデイフィシングが可能だ。

抑えられない気持ちを抑え、ウェーダーに足を通す。準備が整ったところで車に乗り込み、荒野を20分走る。そこからはウェーダーで川にエントリーしていく。

これがパタゴニアの渓流部。最高のシチュエーションだ。

 
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1番流れの良さそうな場所を同行者のよっちゃんにゆずり僕は上流部にはいる。

すると少したつと下流からヒット!の声。

 
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嬉しい1匹目はメスのキングサーモン。オスもカッコイイがメスも魅力的な魚体だ。

この笑顔がこの地でキャッチした魚の感動をよく表している。記念撮影して自分のポジションに戻ってキャストを再開する。

流芯に入れたスプーンがひったくられる。小気味よい引きであがってきたのはレイクトラウト。本命ではないがこの黒光りした魚体がかっこよすぎる嬉しい一匹。

 

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同じくキャストをしているとよっちゃんからヒットの声。こちはレインボートラウト。
 
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そして程なくして僕のロッドにも少し強めのあたりがある。キングサーモンか。
 
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初めてのキングサーモンはメス。メスでもトラウトの王者としての風格はすごい。

この4本で初日は終了。

夕飯はこんな美味しい料理がパタゴニアの荒野で食べられるのかと感動する料理を堪能。

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今日の釣りの話やタックルの話をしながら夜が更けていった。
翌日からはより上流部の渓流部と山上湖での釣りだ。


 

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