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▼ 釣り道具の宣伝文句について、の話
- ジャンル:日記/一般
- (リール)
局所的に話題に上がっている、釣り道具の宣伝文句の話。
日本には宣伝に関してしっかりとした法律がありますので、
各社はしっかりとルールを守って宣伝しましょう。
ハイ終わり。
…
もちろん、各メーカーフェアな商売をするために宣伝のルールを守るのは、当たり前。前提条件です。
そのルールを破っているのなら、そらなりの批判とペナルティが与えられるのもまた道理。
さて、今回はそんな話がしたいのではない。
あくまで個人的な意見なので、異論も多々あるでしょうが、適当に垂れ流してみます。
⒈メーカーは耳慣れないフレーズを使う限りは、しっかりとその定義をユーザーに伝えるべき
⒉定量的かつ客観的なデータをわかりやすく伝えるべき
⒊真偽の確かめようのない話題は出さない
⒋経験則なら経験則でもいい。それならそれでそうとわかるように書けばいい
伝えたいのは大きく分けてこの四点です。
⒈波動って何だっていう話。釣れる波動、釣れない波動。
いや、自分も釣り人なので体感的に理解はできます。定量的かつ科学的に証明できないだけで、釣れるルアーはおそらく釣れる波動ってやつをもってるのでしょう。
自分は普段ボートシーバスやってますが、泳ぎの種類で確実に釣れムラはあると確信しています。
ただ、その泳ぎの質とか種類とかって、うまく言葉で説明、表現ができない。
説明がつかないのに、適当に耳障りのいい言葉で安易に置き換えて説明したつもりになっているのが問題の本質なんだと思います。
ウォブのヘルツとか、ウォブ幅とか、客観的かつ定量的なパラメータで説明してくれたらわかりやすいと思うんですが、いかがでしょうか。
⒉
ルアーに関して言えば、重さ、比重、潜行、材質、ウォブ幅、ウォブの振動数、泳ぎの大まかな種類はパッケージの時点で知れたら嬉しいと思う。
カラーとか塗装はあんまり気にしてません。
ロッドであれば、破断何キロとか、何度でリフト何キロまでオッケーとか
感度がどうこういうなら、竿先の振動が手元でどれだけ減衰するのかとか業界で決まったテストの方法を確立して、揃ってやってくれたらいいのにと思う。
全国釣り竿公正取引協議会とかいう立派な団体があるんだから、加盟メーカーに広告表示のフォーマットを定めて表示を義務付けて欲しい。
⒊これが言ってしまえば一番の問題ですよね。
このカラーが効く!
とか、このアクションが効く!
とか。
自分はねっからの理系人間なので、確かめようもないのに、さも真実かのように喧伝するのはとても不快感があります。
魚に聞いてみないとわからないのに。
とある事象が正しいか正しくないかを判断するには、実験を繰り返して再現性を確立するか、統計学的に確からしいかを調べるしかありません。
釣りって、そのどちらも極めて困難ですよね。
なのにメーカーはしれっと、確かめようもないことをさも真実かのように話す。
断っておきますが、メーカーやプロフェショナルなアングラーの知見が間違っているとか、馬鹿馬鹿しいということは全くありません。
あくまで、「真実かどうかわからないのに、さも真実かのように喧伝すること」が嫌いだということです。
そもそもこういったやり口は法律的にもアウトのはずなんですけどね、
⒋じゃあどうやって宣伝すればいいのか。
極端な話、『釣りうまの俺を信じて買え!』
これでいいんですよ。嘘も誇大広告もない。
経験則は極めて重要な論考の手法です。
我々のようなノンプロのアングラーよりはるかに場数を踏んで、なんらかの傾向を掴んで商品を開発しているわけですから机上であーだこーだいうよりも真実に近い可能性は高いでしょう。
経験則に従って動くのは、エセ科学に踊らされるよりよっぽど科学的な行いです。
- 2020年6月8日
- コメント(12)
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