貧乏ロッドビルダー奮闘記(たまにボートシーバス) https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ja ねじ込み式ハンドルの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7naaa67x 2024-04-19T08:28:00+09:00
各メーカーねじ込み式ハンドルのリールがあるけれど、同じネジでもピッチが違ったり径が違ったりで互換性はあったりなかったりする。

写真上はシマノのc3000番のネジ込み式ハンドル。
下はスピンフィッシャー の4400ss用

現在普及しているねじ込み式ハンドルの多くは左右兼用ですが、

基本的に
ギアに近い細い方のネジが右巻き担当
持ち手側に近い太いネジが左巻き担当

回転させる方向が逆になるため
右巻き用が右ネジ(世間一般で普及している普通のネジ)
左巻き用が左ネジです。


で、同じ直径でもピッチが違うとハマらない。



例えば、
シマノの右用m5 細目


スピンフィッシャー の右巻き担当
m5 並目


あれ?
ダイス両方とも回った…?














もとい。






奥の左巻き用は多分M6の並目(1.0ピッチ)ですが、左ネジのため右ネジ用のダイスはハマりません。

ダイワは右がM5細目
左がM6細目
(ダイワはギア側が雄、ハンドル側がメスですが)



例えばギアにm6細目の左ネジを生やす事ができればダイワのねじ込み式ハンドルをつける事ができるし
ギアにm6並目左ネジのタップを切ればスピンフィッシャー のハンドルをつける事ができます。


問題は…




左ネジってマニアックなので、左ネジの調達や左ネジ用タッピングにお金使うくらいなら既製品(zpiのdbシャフトとか)
買った方が安くて早いっていうね



m6のタップを切るにはこれくらいの下穴が欲しい。

これはスーパートーナメント ss800i
六角軸なんですが、よくある対辺4.5ミリではなく対辺5ミリ。
謎サイズ。

しかし対辺4.5ミリにm6のタップ切るのは結構きつい気もするから丁度よろしい

こっちがよくある対辺4.5


イメージ。


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貧乏ロッドビルダー
95ツインパワー3000XTDHと4000XTH https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7nhz45gn 2024-04-18T17:57:00+09:00
愛してやまない95ツインパワーxt3000
ここ数日バラしては組んで
バラしては組んで

どうしても回転がよくならないので、手持ちで1番回転がいい個体とパーツ一つずつ入れ替えて悪いパーツを洗い出します。


左が95ツインパワー3000XTH(※市販のラインナップに3000XTHは存在しません。4000XTHに3000のスプールとローターを移植したものです。ボディは共通です)

右がジャンクで買ってきた95ツインパワー3000XTDH。
DHてのはダブルハンドルの事ですな。






4000XTHのメインギア
亜鉛製
ねじ込み式ハンドル。

そして驚くべきことに刻印がSTL4H


そう。
このメインギアは95ステラ4000Hと同じです。
お値段なんと1000円。
やっす!




え?
ステラのギアはジェラルミンじゃないの?
って疑問に思われるリール大好きっ子もいらっしゃるかも知れません。

その疑問はごもっとも。


95年組は基本的にはステラだけジェラルミン製
ツインパワー以下は全て亜鉛製

この認識で間違いはありませんが、このハイギアモデルだけはなぜか亜鉛製、そしてツインパワーとコンパチです。


理由はわかりません。
ジェラルミンのギアに雌ネジを切るのがめんどくさかったのかも知れません。



以前カーディナルⅢsxの記事の時に、亜鉛の軸にねじ込み式ハンドルの雌ネジを切っているので、強度が怪しい。
みたいな話しましたが。

このツインパワーもまさにそれが当てはまります


負荷の大きいハイギアで亜鉛製なんで、正直そこまで無理はさせられないかなと。












閑話休題。
写真撮ってませんが、ひとつひとつパーツを入れ替えてはハンドルを回し、どのパーツが悪さをしているのか洗い出します。


その結果、ピニオンギアをはまた、上からローラークラッチを組み付けたら回転が悪くなる事がわかりました。

どちらのパーツでもその症状が出たので、ピニオンギア(とベアリング)ではなく、ボディの歪みが原因と当たりをつけました。

ので、ピニオンギアとベアリング、ベアリングとボディの はめあい部分を研磨して、クリアランスを広げるみると多少回転が軽くなりました。

もっとグラグラにしても良かったのですが、あんまりやりすぎるとそれはそれでガタが気になりそうだったので適当なところで打ち止め


ついでに摺動部分も研磨しておく。

完成。

まあまあ回転の回復した今回の個体を合わせて95ツインパワー3000XT3兄弟(H、ノーマル、ダブルハンドル)


10002000番ももう二台くらいほしいなあ
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貧乏ロッドビルダー
95ツインパワー3000xtの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7widurwf 2024-04-17T07:54:00+09:00
前回全バラ注油しても回転がよくならなかった95ツインパワー3000XT

本日二度目トライ。


前回の印象ではメインシャフト、ピニオンギア、ローラークラッチの誰かが悪くなっていると思われる。
ベアリングの回転は悪くない。





シャフト。
目に見える曲がりは無し。

ピカールでピッカピカになるまで磨く。





ついでにクロスギアの上下に630のベアリング追加。
下端はポン付け
上端はベアリングの厚さ分だけ樹脂カラーを削って装着。

少しクリアランスが変わってしまったのか、スプール摺動中下端で異音が出てしまうことになった。

ぶっちゃけここ以外の回転が悪いので効果の実感は無し。

他の部分の調子が良い固体で試すべきだった…



ピニオンギア、メインギアが悪くなっているのなら他のリールから移植を…
同番手の95バイオマスター3000XT

ですが、結論から言うとピニオンギアの互換性はありません。
メインギアは互換性ありますが、ピニオンギアは微妙に長さが違うため互換しません。



スプールは互換性あり






ローターも互換性あり

しかしピニオンの形状が違う(ツインパワーの方がピニオンが短い)ため、ツインパワーにはスペーサーというパーツがあひます。





ボディ重量は同じですが、
金属製のツインパワーの方が細身に仕上がっています。





スペーサー
これね。

内部構造はほぼ同じ。
親の顔より見たクロスギア。

バイオマスターは樹脂ボディのため
各部のカラーにフランジがついていたりパーツ形状に自由度がある。



メインギアは同じ
刻印95B3
95年ラインの3000番用メインギアの意味だと思われる。

メインシャフト微妙に長さが違う。

長い方がバイオ
短い方がツインパワー

なんでこんなことするん…?


ピニオンギア
左がバイトマスター
右がツインパワー

試してませんが
ツインパワーのピニオンギアをバイオに入れることはできるけど、バイオマスターのピニオンギアをツインパワーに入れるのは難しい。

まあ、どちらも普通の真鍮製なんで性能の差はないと思われる。





地味にクロスギアも違う。
下端ですが、ポッチが長い方がバイオ
短い方がツインパワー。

これはわざと下位機種にベアリング足せなくするための措置ではないかと思う。
バイオの方はここにベアリング足すとはみ出して蓋が閉まりません。





ボディ重量はほぼ同じ。
亜鉛ギアとビルトインローターが重量級なのでその分もあるけど、ボディの剛性感は流石の一言。


バイオマスターからのパーツ移植は諦めて、クロスギア上下にベアリング追加、シャフト、ギアを研磨、
さらに禁断のローラークラッチの玉抜き。



6→4に





ここまでやって、やっと普通の巻き心地。

しかも異音というかシャリ感は消えず。

クロスギアにBB追加した影響でスプール摺動の折り返しの時にこつんこつん音がする。



もうね。
今回は降参です。


何かがどっかで擦れてるんだけど、

わからん。


次の一手は調子のいい同番手と一個ずつパーツ交換して悪いパーツの洗い出しなんだけど、
そこまでやる気と時間が…


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貧乏ロッドビルダー
負けた… https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7xgi2w6m 2024-04-15T08:25:00+09:00 何台目かわからない95ツインパワーXT

ハンドル逆転、回転激重、防水キャップ欠損のジャンクコンディション。

オッケーオッケー

95XT族はお手のものですよ…

パーツも各種取り揃えております…





ラインローラー、

死亡確認!(by王大人)

ベアリングが錆びで完全に固着。
中の玉は生きていて、普通に回るので見える錆だけ落として注油。
普通に回復。

そしてこのベアリングサイズちょっと特殊というか今はあまり見ないサイズだったきがする。
840だったかな…?





ローラークラッチ(瞬間ストッパー)


うーん…


明らかに具合が悪い感じもしないが…


ワンウェイローラーの内側ブッシュの下にスペーサーがありますね。

上にスペーサー
下にブッシュが正しい気がする。






オイルが回っています。

逆転の原因はこれでしょう。

パーツクリーナーで噴いておきます。

薄ーくオイルを引いてもいいが、
まあなんもなしで大丈夫でしょう。





内部。
左ハンドル側が蓋なんだよなあ…

個人的にはこっちが足つきボディの方が精度も強度も出そうな気がするだけど。






はいはい
抜けない抜けない

これだから亜鉛ギアは…


ベアリング自体は生きているのでこのまま進めます。



親の顔よりみたクロスギア。




パーツ数が多いでござる…











ベアリング入れて欲しそうにしている樹脂ブッシュ。
サイズ測るの忘れたけど、以前アルテグラの同部位ブッシュをベアリングにしたことあるので手持ちのベアリング入れても良い。

ただ、この部分のベアリング追加はマジで気分の問題です。

どうせならクロスギア上端にもベアリング入れたいけど、それは構造的に難しそうなんですよね…

いや、意外といけるか…

要検討










オシュレートスライダーをひっくり返さないとネジが見えない。

芸が細かいというかなんというか。









ハイハイ

抜けない抜けない
(本日二回目)

古今東西ピニオンギア組の抜けない現象は何らかの固有名詞がつけられて然るべきレベル。





でもまあ…













抜きます。(筋肉スマイル)

アラフォーサービス業の日頃のストレスをぶつけたら大抵の物理障壁は抜けるのです。

そのうち黒(ブラック企業)魔法とかも使えるようになるかも知れん。






全バラ完了。

パーツ数10を超えると脳の容量がオーバーするので、こまめに写真を撮っておきます。

でも脳の処理能力をオーバーしているので、高頻度で写真を撮り損ねます。

重要な箇所に限って…



逆転不良は改善しましたが、回転激重はほぼ改善せず。

なんとなくだけど、ピニオンとメインシャフト絡みなきがするなあ…

ピニオン外す時に割とぶっ叩いたからなあ…(自業自得)



次はシャフト曲がってないかを確認して、
ギア類も研磨してみましょかね。

ボディが歪んでるとかだと手に負えませんが…


そう考えると
エアドライブシャフトってえらいなあと思う

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貧乏ロッドビルダー
オールドリールでどうしても許せない事の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7m99ncnj 2024-04-12T17:07:00+09:00
愛してやまない95ツインパワーxt…

では無く。


使ってると一瞬でグラグラになるワンタッチハンドル。


これはどうしても許せない。

なんでこんな構造にしたん?

ぜったいグラグラなるやん



異音も逆転もサビも許せる心の広いジャンク屋を自認している私ですが、

このワンタッチハンドル及び、グラグラのハンドルだけは絶対に許せない。


このハンドルを最初に普及させたメーカーがどこかわからないけど、
本当に余計な事したな、と思う。

折り畳みたいなら、大森みたいにねじ込み式にするか、ミッチェルやスピンフィッシャー のようなスクリューロック式にするか、供回りにして緩めたら折りたためるようにするか、

方法はいくらでもあるはずなのに、わざわざ不格好で構造的に脆弱で、なにより大して省スペースにもならんという。


後世の人間があれこれ批評することは卑怯だとわかってはいるけれど…


当時から他の方式がなかったわけではないんですよね。
それでなおワンタッチ折りたたみハンドルに拘ったのはシンプルに失策だと思う。









明らかにクリアランスが広い。
ガッタガタです。









どうしても我慢できないのでこうします。












市販最強エポキシの呼び声高いオートウェルド!

こいつでにっくきワンタッチハンドルのガタをうめてやります。




隙間にたっぷりつけて…






がっちゃん。


溢れた分は拭き取って綺麗に整えます。



完全硬化したら

全くがたつきません。


成功です。



折りたたみ機能は使えなくなるので、後々スイッチ部分は削り取ってしまいましょう。


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貧乏ロッドビルダー
アブガルシア 20 Revo ALX theta 2000sを買った話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7nvn2usz 2024-04-11T08:20:00+09:00 次期バス、ライトソルト、トラウト用スピニングリール は厳正な審査の結果Revo ALX theta 2000s
に決定しました。

惜しくも選外となったカーディナルⅢ STXにも拍手。

決めてはフルメタルモノコックボディとエアドライブデザイン…


じゃなかった

ワンピースデュラメタルボディとフリクションフリーメインシャフト

です。
最近のスピニングリールにおける技術革新を二つも備え尚且つ本家の1/3-1/4程度の実売価格。
これは行くしかない…!

(スローオシュレーション…?
それミドスト用でも同じこと言えんの?)



本家に砂を掛けるような振る舞いと言う勿れ。

贈答用とはいえ、24セルテート二台も買ってるので多少はお目溢し頂きたい。

そもそもセルテートが良すぎたからrevo買ったみたいなところもある。







新品のダイワリール買ったの何年振りかしら…

旧レガリスが最後だったような…


 ALXのALはアルミボディということでよろしいか?



諸元。
pe0.6 100mなんすね。

そしてこだわりのノーマルギア。

ぜひミドストで活躍させたい。







いちおう腐ってもRevo。

フラッグシップモデルのミドルクラス…

もうこれわかんねえな…


あ、今のフラッグシップはゼノンか。





説明書ほか種類が曲がってるのはご愛嬌。
どうせやったらサイズそろえーや…



ユーザーズカード!
一年補償。



デン!

アクセントのカーボン調デザインがかっこいい。

中華系コピーリールと同じアトモスフィアを感じる。

あ、こっちが先行か。



ベールアームめっちゃ硬い

リターンも硬い。
リターンは手でやるので気にならないけど、ベール起こすのがめっちゃ硬い(大事なことなので二度言う)

これは使ってる間にどうにかなるやつか…?

あとハンドル回転がノーマルギアとは思えない程思い。
そしてめっちゃシュルシュル言う。
中開けてないからなんとも言えないけど明らかにどこかしら接触してる。

通販で買ったので他の個体がどうかはわからないけど、もし店舗でこの個体が出てきたら間違いなくチェンジ案件。

グリス替えたらなんとかなるかなあ…?






うーん…


代替わり前の叩き売り系かと思ったが

店舗に出せないB品を通販で捌いてるパターン…?


真偽が確かめようないのであまり適当な事は言えませんが、そういう噂があるのは確か。


今回通販を頼んだ業者と値段は伏せておきます。





多少音がなろうが全く気にしませんし、クレームを入れる気もありません。

どうせ自分で整備するし。



ただ、異音とか気になる人は通販避けた方が無難かも知れません。











鱒レンジャーと



自作ロッドと




ワンピースデュラメタルボディ!

あ、よく見ると六角レンチスクリューなんすね。






ごんぶと、シームレスのベイルアーム。

自分ここの継ぎ目でなにかトラブルが起きたこと一回もないんですが、
まあ貰えるものは貰っておきましょう。





新旧ライトソルト用リール。











この個体に初期不良疑惑があるので単純には比べられないが
巻き心地はトーナメントx 1500cの圧勝です。


やっぱすげえなトーナメント…


軽巻きモンスターですわ…




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貧乏ロッドビルダー
せっかくだしスピンフィッシャー 4300ssをバラしてみよう https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7j5hbjo7 2024-04-10T08:15:00+09:00
先日ミッチェル308x goldの金色スクリューロック式ハンドルを移植して更にスピンフィッシャー 力が上がった4300ss

しばらくバラしてなかったので、ついでにバラしてみます。


ラインローラーは軸に直受けです。
特に支障を感じたことはないが、何かしらスリーブなりあっても良かったとは思う。

サビを落としたのですこし塗装がケバだってローラーの回転が悪い。

ま、支障がないので良いんですが(ジャンク屋特有のおおらかさ)

そう言えばベイルアームのスプリングが、ラインローラーの反対側のアームに収まっています。
最近はだいたいラインローラー側ですよね。

重量バランス的にはスピンフィッシャー のほうが正解なのでは…?

悪名高きトーションバネ

3回巻きです。

自分は折った事ありませんが、多分同じ機種を何台も所持して満遍なくつかってるからだと思う。


ボディの蓋は右手側。
4本のスクリューを緩めれば、ローターを外すことなくギアに辿り着きます。



何故か前側の一本だけ短い…

ボディは樹脂製ですが、真鍮製の雌ネジを埋め込んでいますので、メートルネジをつかって蓋を閉めます。
バラす側からするととてつもなくありがたい構造です。
樹脂製だからとタップネジで組み付けるのは本当に良くない。

すぐネジが悪くなるし、ネジ穴も悪くなる。良いことない。




94年製ですか。
94なんと言うと94ツインパワーとかトーナメントのiシリーズがでた年ですよ。

世間は完全並行巻きとかロングオシュレーションとか言ってる中、
昔ながらのカム式正弦波オシュレート。
勿論摺動の上下幅もゲキ狭。



まあ、それでも普通に釣りになるんですよね。

釣りって本当に適当。







一個ずつパーツを外していきます。





お、オシュレーションギアを留めるスクリューに緩み止め塗ってる。
芸が細かい。




メインギアの左手側に、ストッパーギアが。




ペン謹製のドッグアンドラチェット方式。

本来ローター下に納めていた逆転防止機構をメインギア(の左手側)に納めてしまうのは非常に理に適っていると思う。

他では見たことない構造ですが、
アリですね。

真ん中より上がかなりスッキリします。


ピニオンギア。
下端はボスで止まっています。

これは実にいい。


うろ覚えですが、
ピニオン下端のボスが無いスピンフィッシャー もある。450は有るけど、5500とかなかったんびゃなきかな…?



ピニオンギアはステン?
すげえな…




パーツ数すくなっ!

そしてベアリングが三つとも同サイズ。

これは本当に偉いと思う。

なんて懐に優しい設計なんだ…

今日も回転が悪くなったピニオンギアのベアリングとハンドルのベアリングをコンバートして応急処置。

完成。

いつもよりほんの少しグリス少なめ。

最初は結構巻きが重いですが、暖かくなったらまた軽くなりますねね


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貧乏ロッドビルダー
スピンフィッシャー 4300ssにカッコいいハンドルを付ける話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7xtkyeao 2024-04-09T06:27:00+09:00
92年製
penn スピンフィッシャー 4300ss

四桁スピンフィッシャー で樹脂ボディになりました。



普段愛用している三桁スピンフィッシャー 430ss
80年代中盤より。

金属ボディ(ボディの蓋プレートは樹脂ですが)左巻き専用モデルで、個人的にスピンフィッシャー の最大の魅力の一つだと思っている金のスクリューロック式ハンドルを備えています。




4300ssを振り返ると、やはりこの素っ気ないハンドルがあまり好きになれない…

同じ悩みを持つ同志は多いのでは無いでしょうか?


世代が進むと、4300ss用の金色のマシンカットハンドルが実装されることになるのですが、
やはりあのスクリューロックの独特な形状にしか出せない風合いがあります。

ちなみに
430ssは専用設計のためハンドルの移植は不可。

440ssはサイズが合わず移植不可です。












で、色々探してやっと見つけました。

ミッチェル 308x gold
スクリューロック式のねじ込み式金ハンドル!

これですよ。


古き良きミッチェルからかけ離れたデザインでオールド好きから見向きもされないかわいそうなリールです…

(個人的には進化させるべきところと残すところを弁えた佳作だと思うんですけどね。
普通に使えるリールだとおもうんですが、確かにフル樹脂ボディ、瞬間ストッパー、盛られたベアリング、といったオールド好きから嫌われやすい地雷をこれでもかと踏み抜いた感は否めない)


こいつを移植します。





実は既にとあるブログの先達がミッチェル310xからの移植を成功させたという報告をしているので、私が初めてと言うわけではありません。

ただ、その方の報告では右巻き時のみ可能だとおっしゃっていたのですが、
構造的にそんなことありえるかいな?

とふと疑問に思い今回の挑戦とあいなったわけです。



なんか微妙にネジのピッチが合ってないように見えますが目の錯覚でしょう(すっとぼけ)

大森リールのように右巻き左巻きの両ネジを切ってあるタイプが特殊であって、
おおかた太い方のネジが左巻き担当、細い方のネジが右巻き担当です。
(上級機種や、旧スピンフィッシャー のように右巻きと左巻きのスクリューが別途用意されているパターンもありますが)



というわけで、トライ。









入りました(あっさり)






逆に右巻きは途中で止まって奥までねじ込めない。

何故だ…?

また時間がある時にゆっくり考えます。











そして、スピンフィッシャー のハンドルがミッチェルには付かない謎。

なんでや…

そこ互換性ないんかい…


謎は深まるばかりですが、
この度めでたく4300ssに金のスクリューロック式ねじ込みハンドルを装着することができました。






金属ボディが好きなので、基本430ss使ってそうですが、海水だと4300ssの出番ですね。








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貧乏ロッドビルダー
新しいスピニングリール が欲しい https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7iaffkop 2024-04-08T10:29:00+09:00 やっぱり専用タックルが欲しいなあと感じた今日この頃。





24セルテートは期待を裏切らない高性能で、もし自分が石油王ならバス用とライトソルト用にセルテとエアリティ買い揃えるところでしたが…
(写真の24セルテートは友人の結婚祝いに買ったもので、実釣性能テストの名目で強奪したもの。
釣りの後ちゃんと洗って返しました)


残念ながら石油王ではないない私は限られた予算でやりくりする必要があります。


※三月四月で買い漁ったジャンク品の総額をもってすれば24セルテート買えた説もある。


で、今やってる楽天市場の買い周りキャンペーンで、17%ポイント還元が受けられるこのタイミングでちょうど良いスピニングリール を見繕っております。



最初に目に止まったのがこれ



皆様ご存知カーディナルⅢsx

恐らく主要メーカーでねじ込み式ハンドルの最安値でしょう。

もうこれで良いかなとも思ったんですが、
こちらのリールおそらくですがハンドルをねじ込むメキンギアの軸部分も亜鉛なんですよね…


30年ほど前の韓国製リール、ピナクル社の デッドボルトというバイオマスターとアルテグラのパチモンみたいなリールは低価格にも関わらずねじ込み式ハンドル採用でたいへん注目を浴びたものですが、
そのリールもねじ込み式ハンドルなのに軸は亜鉛。


これの何がまずいって、亜鉛に雌ネジきっただけだとヒベーユーズに耐えられずネジ穴が悪くなったり、
軸が変形してベアリングが抜けなくなったりします。

なので、軸も亜鉛で使ってるローコスト仕様は地雷の可能性が高いと判断します。


ので、安いのは大変結構なんだがその辺がちょっと心配

ポイント還元もろもろ考慮したら2500円相当。
新品この価格は魅力ではある。



そして次の候補





カーディナルとの大きな違いはなんも言ってもアルミボディでしょう。

ポイント還元もろもろで5000円。
この価格帯でアルミボディ、ねじ込み式ハンドルは価格破壊といっても過言では無い。

このなんちゃってモノコックボディは素晴らしい営業努力ですね(京都人特有の言い回し)


ただ、こちらのリールもメインギア軸は亜鉛のようです。

左ハンドルにした場合はメインギアの円盤部分からのキャラが短く、また軸の外周はベアリングとアルミボディで包まれる構造になるので、そこまで強度的な不安は無いが…


ラインローラーにベアリングがないとか、
ユニフローベールではないとか、
ハンドルノブがはめ殺しであるとかは瑣末な問題であります。



そして最後の候補
Revo ALT Θ

伝統のRevoブランドで、
しかもオタク心をくすぐるθの号。

なんかリガズィ(リファイン・ガンダムΖの略。要はワンオフのハイエンドの量産化なんだけど、不要な機能はオミットしつつ、実用性整備性を高めた高機能量産機。ということ。まあとりあえずかっこいい量産機という認識でいいです)



なんちゃってモノコックボディはそのままに

機能的に目を引くのが
ユニフローベールと、フリクションフリーメインシャフト支持ですね。

ダイワのエアドライブシャフト風
これまた素晴らしい営業努力(京都人風言い回し)

巻き心地がどうとかも勿論大事なんですが、

ベアリングの役割で摩擦の軽減と同じくらい大切なのは摩耗対策なんですよね。

摩擦するパーツはいつか摩耗して取り替えないとなりません。
ベアリングに摩耗を肩代わりさせ、パーツ交換の無駄を省くことにベアリングの真価があります。

ベアリング数を競うことに意味はありませんが、
道具として必要な位置に過不足なくベアリングを配置することは極めて重要です。

そう言った意味でこのフリクションフリーシャフトは価値のある設計でしょう。

そして、メインギアは軸が真鍮で、歯面がアルミ合金。

ねじ込み式ハンドルを運用するならこれが正解でしょう。



さて、
そう言った意味でこのリールを振り返ると


スペック的に文句が全く無い。

満点はなまるです。

フラッグシップのゼノンと比べると、
ゼノンが新型ローターを搭載してもろもろデザインが違うってぐらいの差でしょうか?

使い心地に差は出るかもしれませんが、カタログスペックを見る限りリールの中身的にはほとんど遜色ないんじゃないでしょうか。



シマノにおけるストラディック
ダイワにおけるカルディア、タトゥーラ

ラインのハイエンドに迫る性能を待つミドルクラスって奴ですね。

ちなみにポイント還元もろもろで10000円程度。





悩ましい。


実に悩ましい…




2500円
5000円
10000円

それぞれ値段以上のコストパフォーマンスだと感じますが…


正直メタルボディが望ましいので、スーペリアかシータの一騎打ちみたいなところある


もう少し悩みます


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貧乏ロッドビルダー
大森製作所 ダイアモンドキング2の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7mnpdc3f 2024-04-07T02:02:00+09:00 大森製作所最後のリール。


1991年発売。
大森製作所名義の新作リールとしてはこのダイアモンドキング及びタックルシルバー、タックルセブンが最後となったようです。

91年となると韓国大森製作所が稼働しているはずですが、このダイアモンドキングはジャパン製らしいです。



個人的に大森製作所凋落の象徴だと思っているワンタッチハンドル。

take先生も指摘されているように、このワンタッチハンドルは百害あって一利なしのダメ機構です。

大して省スペースにならん上に使っていくうちにすぐガタが出る。
本当にダメです。



音が出るドラグノブとか気の利いたギミックもある。


ドラグはこんな感じ。
フェルト3枚の多層ディスクドラグ。

ドラグ性能は悪く無いです。

しかし、下位機種のタックルシルバーでも同じドラグだし、ドラグ音はちゃちい。

一応このダイアモンドキングって当時のフラッグシップモデルなんだけど、ぶっちゃけ特別感はない。



ハンドル軸はまさかの金ピカ。
真鍮?
なにかのメッキ?

よくわからん。
そもそも供回り式ってどう言うことか…

明らかに退化しとるやないかい…




ラインローラーも大森伝統のルーロンスリーブを捨てて軸にラインローラー直受けです。

この個体も錆と塩でごりごり。

根気強く磨いて実用レベルにまで持ち直しました。



中身はまさかのクロスギア式オシュレート
ダイワから技術供与でも受けたのか?

実にダイワっぽい作りをしています。






逆転防止はサイレント式
これは大森お得意のサイレントスプリングです。
これは針金型ですが、
マイコンなどではサイレントカムといわれる樹脂製のパーツでした。



画像ではボディの中に入って見えませんがピニオンの上側にストッパーギア(音響ギア)が収まっており、それに爪を引っ掛けて逆転防止したり音を出したりするわけですが、

メインギア正転時は先ほどのサイレントスプリングが音出しの爪を傾けてストッパーギアから離してくれるので、無音で正転しますが、ハンドル停止時及び逆転時は音出し爪がストッパーギアに引っかかるため逆転しません。

このサイレントスプリングによる逆転防止はダイワのリールでも見られます。

大森から技術供与うけたんでしょうか?





一丁前にクロスギアの下端にベアリング入っています。







全バラ洗浄

組み付けはけっこうコツがいる。

整備泣かせ。


樹脂ボディなのでネジは基本的にタップビスなんだけど、ちょっと油断するとすぐねじ頭舐めそうになる。


樹脂ボディ嫌い。

同じ樹脂ボディでもスピンフィッシャー なんかは金属製の雌ネジを打ち込んでたりなかなか良心的であるのに、日本の樹脂製スピニングリールで金属の雌ネジが埋め込まれているのを見たことがない








恐らく対抗機種として想定されていただあろう90ツインパワーgtx

見た目も立ち位置も結構よく似てるんですが、

実際に使ってみるとツインパワーの圧勝ですわ。

そもそもこのダイアモンドキング造りが雑すぎてどれだけ丁寧に整備してもまったく巻き心地が安定しない。
これがフラッグシップとは天下の大森製作所の名が泣きますわ



まあ、結局大森製作所はこの後退場するわけですが…


キャリア2とかシグマとかマイクロ7cとかねじ込み式ハンドルで使いやすい機種もあったはずなのに、わざわざフラッグシップモデルにこんな時代遅れのリールを送り出した当時のスタッフに理由をきいてみたいところである。

サイレントで、ねじ込み式ハンドルのシグマは長らくアメリカで売られていたみたいですが







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貧乏ロッドビルダー
シマノ 92エクセージ20 の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7us6genu 2024-04-06T01:00:00+09:00 日本で4人くらいしか興味がないであろうベイトリールをバラしていきましょう。

92エクセージ20です。

前の持ち主によって素敵な塗装がなされています。
敬意を表して塗装はそのままにしておきましょう。

シマノのエントリーモデルからミドルクラスのリールで、ローラークラッチを使った瞬間ストッパー仕様のエクセージ100A 200A(定価14000円)
と、昔ながらのギア式ストッパーのエクセージ10 20(定価9500円)のラインナップがあります。
右巻きオンリーで、今回のものはエクセージ20となります。

90バンタム スコーピオン 1000 2000
から
91バンタムエクセージ (マグブレーキ実装の下位グレード)
ときて
今回の92エクセージという系譜です。
逆転切り替えとフリッピングスイッチを廃止して多少のプライズダウン。

後継の97エクセージxt は悪名高い外部調整遠心ブレーキモデルなので、

シマノにあってマグネットブレーキ搭載機という括りでいくと
91バンタム TX
91バンタムエクセージ
そしてこの92エクセージの三機種は強烈な個性を持っています。

その後は97バスライズでマグブレーキ搭載のエントリーモデルというキャラクターが復活するわけですね。



ただ、
92年は赤メタという歴史に名を残す名機種が同期に名を連ね、
93年は本格的な左巻きベイトリール、スコーピオン1500/1501が発表されるなど、エクセージの影は霞みまくっています。

悪いリールでは無いんだけどなあ…




メイドインジャパン!
ミドルクラスでも日本製。
良き時代でしたね。

噂のマグブレーキ。
ダイアルでマグネットが埋め込まれたプレートが上下してブレーキ力を調整します。
仕組みとしては現在でも変わりません。
リニアマグだのマグトラックスだのといわれているアレと同じです。



スプールおっも!










この時代フロントカバー開けるの流行ってましたね。
初出はどのリールなんでしょうか

アブのスプリーム2スピードはフロントカバー開くタイプでした。

知ってる人是非教えて下さい



上位機種のエクセージ100/200Aでは
ここにローラークラッチが収まるわけですね。








ザ・シマノといった構造。
実家のような安心感である。





瞬間ストッパーではないので、
ストッパーギアです。
ペンで言うところのドッグアンドラチェット。
アブで言うところのアンチリバースポール

このリールに限った話では無いけど、

ストッパーギアがクラッチレバーのキックを兼ねているのは本当に美しい。

クラッチ関係といえば


シマノとアブは半クラ問題
ダイワはクラッチ戻らない問題

メーカーによってトラブルの出方に違いが出るのもおもしろい。




ギアシャフト根本は金属製ブッシング

これでいいんだよ、これで。








全バラして超音波洗浄機にぶち込みます。
淡水使用のみらしく、ぜんぜん汚れてませんでした。

ガッカリ。





完成。
すこぶる快調です。

ベアリングはギアシャフトとボディの間とスプールのハンドル側のみ。

足すならスプールのブレーキ側とギアシャフトの根本か。


足しませんけど。




このリールを貶める気は全く無いけど、

92赤メタの完成度の高さにビックリする。

SVSはリールの実釣性能をぶち上げたのは間違いないのだけど、

個人的に素晴らしいなと思うのは、スプールを保持するブレーキ側の本体B受ケ組をメインフレームにねじ込んで固定するっていうこと。
これは本当に革命的なんですよ。

強度的にも精度的にも最強です。

私が折に触れ旧SVS機が最強と言い続けているのは単なる懐古厨というわけでなく厳然たる事実なのです。

話が逸れますが、そう言った意味では
アンタレスARは最強オブ最強なんですよ。

やっぱり大事なものはねじ込まないといけません。

15バンタム mglが出た時に強いだなんだとえらい騒がれていましたが、
そんなのは自分たちが10年以上前に通った道でしかないわけですよ。



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貧乏ロッドビルダー
ジャンク屋は回転の悪くなったハンドルノブをなんとかしたい https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7wsodfa2 2024-04-05T00:23:00+09:00 先に断っておくと、今回の試行は可もなく不可もなく。
正直人に勧めるほどもない方法です。

ふと思いついたので、備忘録代わりに書いておきます。


今日のネタはこれ
90年代前半のダイワベイトリールのハンドル。
ベアリングはない上に下位機種はキャップもないので軸にゴミがはいって一瞬で回転が悪くなる
オフセットしてそうで、よく見るとほとんどしていない。
加水分解でノブがベッタベタになり、最終的に割れる。
ナットリテーナーがプラスチックですぐ割れる上に互換性のあるタイプでも無く壊れると割と取り返しがつかない。


まあまあジャンク屋泣かせなハンドルです。

手元のこれはトライフォースxについていたやつですが、ご多聞に漏れずノブがベッタベタになった上に割れており、ノブの回転もすこぶる悪い。




普段は超音波洗浄機なんかをつかってノブと軸の間に詰まったゴミを洗い流すのですが今日はふと思いついたコイツを使ってみます。


パイプユニッシュ。
脂汚れや、ちょっとしたゴミなら強アルカリで融かしてくれる台所の強い味方です。

こいつをノブと軸の隙間に馴染ませて1時間置いて、
そのご流水で30分程度洗い流します。





ベタベタになったノブの上層は除去して、内側の硬質な部分のみのこします。

肝心の回転はと言うと、



まあまあ改善。

劇的とはいえない。

アルカリで溶けない砂利とか入り込んでたり、
樹脂が縮んでクリアランスが狭くなっていたらこの方法ではどうする事もできません。

ケルヒャーとかの高圧洗浄機つかったらもうすこしマシになるかな?



オマケ
除去したラバーの代わりに熱可塑性樹脂でノブを成形しておきましょう。


指の形に合わせたノブになりました。
さらにこの上から熱収縮チューブ被せたりしても面白い。











世の中にはノブ用のカバーが商品化されてるんですけどね(小声)

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貧乏ロッドビルダー
リョービ アラート海波 棚 ss300 の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7jb5kgyr 2024-04-04T03:40:00+09:00
今日本で2人くらいしか興味の無さそうなリールの話。

ネットで情報もないリョービの船小物用デジタルカウンター付き手巻きリールです。

リョービ アラート海波 棚 ss300

性はアラート、名は海波…
ではなくリョービの船用手巻きリールのブランド名ですね。
アラートミニをキャスティングリールに見立ててルアー釣りに使おうとした人は結構いたのではないでしょうか。

棚は棚カウンター付きであることを表し
ssはリールのグレード(上位からxx xs ssの序列。メタロイヤルのようなハイエンドはVSというのもあった)
300はリールサイズ。

要はデジタルカウンター付き手巻きリールのエントリーモデルということです。
多分90年代の物だと思われる。
ベアリングはメインギアとボディの間(最近のリールでワンウェイが収まっている部分)に一つのみ。

そして逆転防止はまさかの音響式の非瞬間ストッパーです。

まあ、シマノのアジマチックなんかも最近まで音響式でしたし…







オール樹脂ボディ。
ドラグやリテーナーも大変プラスチッキーであります。

こう言う船用リールあるあるなんなんだけど、両サイドのプレートがスクリュー止めされているため、
ドライバーがないとスプールを取り出すことが出来ない。

現場でライントラブルあったらどうするんだろう…








棚取りスイッチあり。
この場所はグッドですね。

フリッピングスイッチがリールの表面に設置してあるリールはあまり好きではない。
パーミングした時に指に当たる。



ラインストッパー。
これは助かる。

現代のリールにもぜひつけて欲しい。





プラスチッキーなドラグ。
六角ナットではなくギザギザの鬼目ナット(雌ネジ)が圧入されている。

コスト的にはこっちの方が掛かってそう。


ドラグ下のワッシャーは見慣れない組み合わせ。

ギザギザのワッシャーにはなんのミーニングが…?

ドラグの滑り止めになっているわけでも無く、よくわからん。


スプリングワッシャーも2枚組ではなく一枚だけ。

よーわからん。

純正じゃないのか?





こいつ、動くぞ…!


まさかカウンター生きてました。





パーミング側サイドカバー 
真ん中の白いギアがスプールの回転に連動するようになっています。

デジタルカウンターがギアに埋め込まれた磁石の磁力を拾って、ギアの回転数をカウントしているわけです。

残念ながら本来二つ埋め込まれているはずの磁石が一つしかありません。

そのため、本来の1/2の長さでカウントされてしまいます。
サイズの合うネオジム磁石がなかったので修理は断念。
まあ、1/2になるということを頭に置いておけば使えないこともない。



ギア側。
そこまで変わった構造ではない。
プラスチックパーツが少ないのは大変評価できる。

ピニオンヨークも金属製。

ギアシャフトが固定されておらず、普通にスポッと抜けるのは新鮮。
ギアシャフトの根本はメタルブッシングでした。
錆びないのでブッシングで全然問題無し。
そもそも音響式ストッパーなのでハンドルの回転性能とかあってないようなものです。




ハンドル側のサイドプレート。
なんかめっちゃ複雑。

リョービのダイカスト技術を褒めるべきか、
構造のシンプライズできてないことを謗るべきか悩ましいところ。




ドラグは潔い単層フェルトでした。




最初ハンドル回転が激重で何事かと思いましたが、
レベルワインド の分解清掃したら快適になりました。
グリスと潮が固着していたようです。





復活。
大変好調。
デジタルカウンターは特に不調もないので今回は手を出さず。


たまにはこう言うリールも良いですね。



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貧乏ロッドビルダー
ダイワ スーパーダイナミックx 早技 150iの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7fkhdg7w 2024-04-02T20:35:00+09:00
ジャンク詰め合わせに入っていたダイワのスーパーダイナミックx 早技150i

90年代の船小物用カウンター無し手巻きリール。

プロキャスター、トライフォース と同じボディで、オール樹脂。

3ベアリング(ハンドル軸根本、ボディとギアシャフトの間、スプールボディ側)
ワンウェイクラッチの瞬間ストッパー(インフィニットアンチリバース)

マグブレーキや遠心ブレーキはなしです。

スプールにはマグブレーキ用のローターも無し。


船小物用の最低限の機能っていう感じ。


トライフォース 、プロキャスターにも言えることですが、スプールとレベルワインド の距離がけっこう離れておりライン放出は優秀です。

スプールが激重なんであんまり恩恵は感じられませんが。






当時のダイワの印字の消えやすさは異常。






使いやすいウッドノブのシングルパワーハンドル。


早速バラしていきましょう。






うわあ…(大歓喜)



本当にバラしていなかったようですね。

一丁前にクリッカー付きドラグノブ




ブレーキ無し
いさぎよい。




エコノマイザー。
これは純正品かな?




中身

これはトライフォース 、プロキャスターもまったく同じですね。

ルアー用のプロキャスターや、トライフォース では、スプールのパーミング側とキャスコン内にベアリングがあります。


この辺もよくあるやつ。
フリッピングスイッチがあるのが時代を感じる。

いわゆる棚取りスイッチですが、
これの正しい活用法がいまだにわからん…





ここで問題発生
レベルワインド のパイロットガイドが錆び付いて取れない。

そして、無理にその状態で回してせいでウォーシャフトの溝が完全にバカになってしまった。
これではもう使えません。

生きてるパーツは超音波洗浄行き



そうそう

ドラグはコルクディスク単層。

こういうの大好き。






仕方がないので、
家に転がっているトライフォース からレベルワインド 一式を移植。



ん?
この組み付けをしたのは誰だ⁈(海原雄山)





あ、そうそう。
スプールのベアリングが抜けなかったので破壊して抜きました(筋肉スマイル)




ローターが無いので使えないのですがいちおうブレーキ用の磁石ユニットも移植しておきましょう



この意味ありげなダイアルはラインメモリー機能

何号を巻いてるか覚えておくためのありがたいダイアルです。



pe3号170メートル。
ジギング用かな⁈



グラスアップ

すこぶるご機嫌です。

あ、そうそう。
サイドカバー を工具なしで開けられるように、トライフォース からスクリューを竜頭ありの物を移植。





フル樹脂ボディで276g…



船小物用にしては重いな…



せっかくなのでマグブレーキ対応にしたいけど、
スプールがないのよね…





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貧乏ロッドビルダー
コーティングの剥げたRevoをどうにかする話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7koayxya 2024-03-31T10:01:00+09:00 愛してやまないRevo第3世代。
ビッグシューターコンパクト(BSC)
ブラック9(B9)

パーツ取り用にジャンクでお手頃価格があればコツコツ買い集めておりますが。



中には手酷くコーティングが剥がれている個体があります。

アルミのプレートにチタンコーティングされているのがこのリールの売りなんですが、

一部塗装が剥がれるとそこからアルミの腐食がすすんでどんどん拡大してしまいます。


タックルを直置きすると地面に当たってしまう部分なので、中古のリールは高確率で塗装が剥がれています。

多少塗装が剥がれても気にしないたちなのですが、BSCにしてもB9にしてもなまじチタンコーティングが硬いので剥がれた縁が手に当たってつかい心地を著しく損ないます。

これはよくない。




どうにかして塗装剥げを補修したかったのであれこれ試してみました。



案1
シールで補修
1番簡便。
リール用パーツとして諸々発売されてますね。
今回は100均のカーボン調シールを貼ります。

凹凸のない面にはピッタリきます。

楽ちんで見た目も悪く無い。

後はテープの強度ですね。

デザイン用のテープなんで、おそらく強度は大したことない。
ダメそうなら諦めてリール用のシール買います。



案2 UVレジン
色付きレジンであれば、見た目も悪くなさそうだけど、強度が欲しかったので今日はクリア。

掘れている部分の肉付けもかねて。
アルミの腐食した時に出る白い粉を綺麗に取り除いて、パーツクリーナーで脱脂したあとレジンをちょんちょんとやります。

しばし日光で硬化。


見た目では良くわかりませんね。
手で触るとコーティングが剥げた部分がしっかり塗装されており、段差もなくなっています。


案3 タッチアップペン

トヨタ用黒



広範囲かつ、立体的でテープの貼りにくいところに。

こちらも、白い粉を綺麗に取り除いて、脱脂したのちハケで塗料を塗ります。

15分程度乾燥させて二度塗り。




色目は明らかに違いますが、ぱっと見結構いい感じ。

ほんの少しですが厚みも持たせることができるので、コーティングの段差もそこまで気になりません。

完全に硬化すればそこそこ強度もあるっぽい。



お手軽塗装補修。
悪く無いですね。



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貧乏ロッドビルダー
リールを世代毎に揃える事のメリットの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7hcmwc3k 2024-03-30T09:35:00+09:00
私がバス釣り、その他諸々で愛用しているRevo第3世代。

これらは俗にエリート系と言われるワイドスプールの方です(LTなどのナロースプールとは少し系統が違う)

ご存知の方も多いと思いますが、ボディが共通でドラグは言うに及ばずスプールやギア、ブレーキ類にも濃厚な互換性があります。

ダイワのリアルフォーなど、互換性を売りにしたシリーズは過去にもあって、Revoを買う前は34ミリ径SVスプールを軸にタックルを揃えていました(TDZ、タトゥーラsvtw、ジリオンsvtw)



スプールとギアの互換性があるため


スプール三種類
ディープスプール20lb100m
ミドルスプール 16lb100m
ミドルシャロースプール14lb100m

ギア比5種類
5.6.7.8.9
(第3世代にはギア比10は無し)

単純計算で15種類のバージョンを使い分けることができるわけです。

社外品のシャロースプールなどを入れたらもっと選択肢は増えます。

まあ、良く使うパターンは限られてきますが…

なんにせよ限られたリソースを有効活用して釣りの幅が広がるのは大変宜しい。


中古釣具を推奨するわけでは無いですが、
ある程度のランクの釣具をあれこれ揃えようと思うとどうしても中古釣具を頼らざるを得ないわけで


また、同じ予算でエントリークラスで揃えようにもエントリークラスだと今いちスペックを網羅できなかったりするんですよね。



さて、本日の小ネタ。

ビッグシューターコンパクトギア比8とビッグシューターギア比9改造品。

ギア比9ともなると釣りするのが嫌になるくらい巻き重りがひどいのでギア比8を移植します。


ちなみにデフォだとビッグシューターはギア比7.1です。




メインギア組とピニオンギアをそっくり入れ替えるだけ。


左がギア比9(元々ブラック9に入っていたやつ。
ダイアモンドコーティングで黒いピニオンギアになってますね)
右がビッグシューターコンパクトのギア比8.0


これをポンと付け替えるだけです。


ギアを入れ替えて、
ビッグシューター 5.6.7.8.9を作ることが出来ます。

ソルティーステージLJ1のシャロースプールがあれば、それも使えます。(持ってないけど)

こういうパーツの組み替えができるから、世代毎にリールを揃えるのは辞められないですよね。




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貧乏ロッドビルダー
琵琶湖釣行 掌編(コンクエストにコンクエスト載せる話) https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7rokgu4k 2024-03-29T15:57:00+09:00


スペックは以下サイトから転載。

商品の特徴

全長(m):2.13 継数:1 仕舞寸法 (cm)213.4 自重(g):122 先径(mm):1.8 適合ルアーウエイト(g):10~28 適合ライン ナイロン・フロロ(lb):12~20 グリップ長(mm):260 カーボン含有率(%):99.9  世界が認めるG.Loomisのロッド設計思想と、シマノが誇る最先端テクノロジーが融合した次世代バスロッドのグローバルスタンダードがいざ降臨。過剰な装飾を良しとせずロッド本来に求められる調子に徹底的にこだわったブランクスには、ネジリ剛性を高めつつ強度と軽さを両立するスパイラルX及びハイパワーXを全機種に採用。いわば伝統と最新鋭のフュージョンは驚くべき高強度をマークする一方で、実に従来比15%以上の圧倒的な軽量化と優れた感度を身に付けることにも成功した。トルザイト&SiCリングを適材適所に配置したチタンフレームガイドを搭載。リールシートは信頼のG.Loomisオリジナルを採用。2つのDNAが生み出した革新。そこにはバスロッドの本来あるべき姿がある。844C MBR 「アキュラシー性を高めるヘビーバーサタイル」 ヘビーカバーにおけるジグ&テキサスリグのアプローチや、中型ビッグベイトのキャスティングを可能にするヘビーバーサタイルモデル。パワーと軽さの高バランスがキャストからファイトまで一連の動作でアングラーを有利にします。(2018年発売モデル) ※掲載している商品の画像は代表画像を表示しています。また実物と色が違って見える場合があります。あらかじめご了承下さい。

商品スペック

世界が認めるG.Loomisのロッド設計思想と、シマノが誇る最先端テクノロジーが融合した次世代バスロッドのグローバルスタンダードがいざ降臨。過剰な装飾を良しとせずロッド本来に求められる調子に徹底的にこだわったブランクスには、ネジリ剛性を高めつつ強度と軽さを両立するスパイラルX及びハイパワーXを全機種に採用。いわば伝統と最新鋭のフュージョンは驚くべき高強度をマークする一方で、実に従来比15%以上の圧倒的な軽量化と優れた感度を身に付けることにも成功した。トルザイト&SiCリングを適材適所に配置したチタンフレームガイドを搭載。リールシートは信頼のG.Loomisオリジナルを採用。2つのDNAが生み出した革新。そこにはバスロッドの本来あるべき姿がある。844C MBR 「アキュラシー性を高めるヘビーバーサタイル」 ヘビーカバーにおけるジグ&テキサスリグのアプローチや、中型ビッグベイトのキャスティングを可能にするヘビーバーサタイルモデル。パワーと軽さの高バランスがキャストからファイトまで一連の動作でアングラーを有利にします。(2018年発売モデル)※掲載している商品の画像は代表画像を表示しています。また実物と色が違って見える場合があります。あらかじめご了承下さい




アメロ好きにはたまらんロッド…

と言いたいところなんだけど、使ってみると普通にシマノのロッドっぽい。


正直見た目以外にあんまりジールーミスっぽさはない。


もしかしたら、『シマノっぽさ』の主因がスパイラルxとハイパワーxなのかもしれないと思う今日この頃。



スペックだけみたら完全に『ぼくのかんがえたさいきょうのばすろっど』なんだけど。


感度はよくわかりませんでした。

スイミングジグしかなげてないし、魚かからなかったので。




投げ心地はとても宜しい。


戻りが早くて、1/2オンスラバージグに5インチのスティックベイトがカッ飛んで行く。



初速が出過ぎるのでブレーキ結構気を使う。



間違いなく名竿なんだろうけど、



あまりジールーミスっぽくもないし、(ここ重要)



『伝統メーカーと,最新技術のコラボ』っていう話題性はとてもデカいんだけど、


使ってみるとスパイラルxとハイパワーxのキャラ濃すぎてジールーミスが霞んでしまう。


売り文句を信じるなら強度アップしてるらしいんで、それだけでも値打ちはあるのかな…?


値段が値段なんで、強度を競うとしてもワールドシャウラに手が届いちゃうのよね。













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貧乏ロッドビルダー
1番思い入れのあるアンバサダーの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7aibi7fv 2024-03-26T08:30:00+09:00
1番思い入れのあるアンバサダーというとそのリールになるでしょう。

実は記憶が定かではないのですが、大学生の時なんで多分15-20年ぐらい前だと思う。

当時は釣り道具に全く興味のないにわかアングラーで、そもそも部活とゲーセンとカードゲームに入れ込んでて、釣りはたまにやるぐらい。

勿論釣り道具蒐集もしておらず、アンバサダーっていうのもほんのり聞いたことがある程度。

アンバサダーに興味が湧いたのは、実は釣りと全く関係ない場面でして、
当時ハマっていたカードゲームの交換掲示板(こういう文化も今となっては懐かしいですな)で貴重なカード(高い時は4万円ぐらいしてた)とオールドアンバサダーと交換しても良い、とい書き込みを見かけのがきっかけでした。

中古のリールにそんな価値があるというのがまずびっくりでした。

そんなエピソードが頭の片隅にあり、ふらっと立ち寄った黄色いお店で出会ったのが最初のアンバサダー。



91年
アンバサダー 5501c3 バーガンディ
(写真のものは6501にコンバートしてますが)

ジャンクコンディションで3000円でした。

フレームが改造されレベルワインド がはまらない(BB仕様にして失敗したと思われる)
巻きも激重。

思えば最初のアンバサダーとの出会いは、ジャンク趣味の芽生えの瞬間でもあったようです。

当然そのままでは使えないけど、修理する技術もない。

ので、仕方なく買った値段より高いお金を出して修理に出しました。


その後は社外品をコツコツ買い集めて実釣に耐える性能に引き上げ今だに愛用中。

そして何よりオールド(ジャンク)リールの楽しさを教えてくれた大切な一台です。

自分でリールの手入れをする楽しさ、パーツをいじる楽しさを知りこの後は転がり落ちるようにアンバサダー沼に沈み、現在に至る、と。




さて、最後に少しこのリールの仕様について触れておきましょう。

c3左モデルの最初期型です。

メカプレート(ブレーキプレート)は復刻版5001cベースで、勿論インスタントアンチリバースはありません。

メインギアブッシングは左巻き仕様(初期の5001cは右巻きと兼用だったので、ドラグもナットも右巻きと同じです。8687の復刻版5001cで初めて左巻き用のメインギアブッシングが実装されました)

91年発売の5501c3はギア比が4.7から5.3にアップしつつ、パーミングカップ仕様になりつつ、フレームがアルミから真鍮に変更になったモデルという訳ですね。

後期型ではIARと、ポジションホルダーとクラッチアームを用いた今風のメカプレートが実装されるので、この仕様の初期型はぼちぼち珍しかったりします。(人気かあるかは別問題)







5001cの系譜。

左から復刻版5001c
ロイヤルエクスプレスLH(最初期型、4501型)
5501c3(最初期型…フレームはクロムメッキに変更)


やっぱりアンバサダーといえばがっちゃんがっちゃん遊びのあるギア式の逆転防止が好きです。


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貧乏ロッドビルダー
琵琶湖釣行準備の話(リール編) https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7enwtib8 2024-03-25T01:32:00+09:00 琵琶湖釣行を控えてリールの糸の巻き替えと、油差し。

この期に及んでまだどのタックル持って行くか悩んでおります。

使う仕掛けはほぼほぼ決まっているので、そこから逆算すれば自ずとタックルは決まるんですが、


いつもの悪い癖が出て、どうにかオールドタックルを捩じ込めないかと逡巡しているわけです。


まあ琵琶湖やったら多少タックルが怪しくても大丈夫やろ!

という愚かしいまでの楽観…




スピニング候補
スピニングは3セット持ち込む予定。
ジグヘッド
ダウンショット
ネコリグ

スピニングは手薄で、特にライトリグ用のちょうど良いシャロースプールのリールがほんとうに足りません。
(買ってもすぐ売っちゃうんですよね…)

長年の相棒09レアニウムc3000 とV2にそれぞれフロロ6lbとpe0.6号まいて主力として
もう一台は骨董品だけど手元のスピニングで一番巻きがかるいトーナメントz1500c(風トーナメントx1500c)が妥当なんですが…


どうしてもpennスピンフィッシャー でバスが釣りたい…

せっかくだし、多少変なことしてもバチは当たるまいて…


430ssにフロロ6lbは流石にトラブルが怖いので、フロロ8lbとpe0.8号にしています。








ベイトリール候補たち

使う予定の仕掛けは
スコーンリグ
ノーシンカー(ボトムジャーク系、スティックベイト系)
ラバジ
テキサス
ジャークベイト

手練れっぽく見せるために
アブか、ダイワか、シマノで統一しようかと本気で悩みましたが…

誰に見せるわけでもなし、凝ったチョイスはせず普段使い+使ってみたいリールに絞って持っていきます。


ブラック9
ビッグシューターコンパクト
revoLT

z2020
タトゥーラsvtw
アンタレスAR

アンバサダー5001c
アンバサダーロイヤルエクスプレスLH
18カルカッタコンクエスト101HG

打ち物は16lbフロロ
巻物、ジャークベイトはナイロン16lb(20lbでもいいかも『


ジャークベイトにはベイトフィネス用リールがめちゃくちゃマッチします。

これはガチ。


軽い
そんなに糸巻き量いらない
密度が軽く空気抵抗の大きいジャークベイトでもキャストトラブルが少ない。


ジャークベイトやるために生まれてきたんじゃないかと思うレベルで良いシナジーがある。


アンバサダーでバス釣りするのはちょっと苦しいかもしれんが、巻物やる分にはそこまで不利でもないかなと思ったり。



流石にこれら全部は持っていけないから、すこし削らないといけませんね。








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貧乏ロッドビルダー
エアマークのリスペクトとフェンウィックのゴールデンウィングコンペティションの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7d782xz3 2024-03-23T01:43:00+09:00
本日琵琶湖用の物資を買いに近所の釣具量販店行ったんですが、ついでに覗いた黄色いお店で良いものを見つけてしまいました。

2000年発売 フェンウィック ゴールデンウィングコンペティション
64SML

当時のフラッグシップモデルにして、ゴールデンウィング第二世代です。

ネットによると40tの高弾性カーボンを使用しつつ、用途によって細分化したトーナメント志向のシリーズとのこと。

振ってみるとかなりのシャッキリ感。

最近のロッドみたいなカチカチでもないけど、軽くてブレの収まりは早い。

当時は高感度を売りにしていたらしく、確かに触っただけでなんとなくその片鱗は掴める。

文句なしに良いロッドです。

チタンフレームガイドでまた軽いんですよ。

やっぱりスピニングロッドは軽いに越したことはない。



勿論わざわざ買ったのには理由がありまして…


ガイドが一本もげています。

これだけで相場の半額以下なんだから、勿論買い、です。


ちょうどこれくらいのレングスでジグヘッド、ミドストなどにマッチするロッドを探してたんですよ。
ばっちりハマりそうです。






ガイドの付け替えはお手のものです。


リールシートのナットが壊れて、修理しようとずっとほったらかしにしていたエアマーク時代のリスペクトからガイドを一つ拝借。




同じ色のスレッドがなかったので似た色で間に合わせですが、これはこれでアクセントに見えなくもない。


フェンウィックは頭でっかちのヘンテコな独自のリールシートが好み分かれそう。
自分はあまり好きではないので機会があれば付け替えようと思う。




ガイドを一つ横流ししたリスペクトもこの際手直しします。


新しいフードナット装着。

最近めっきり見かけなくなりましたが、SBSのパイプシート(リールシート)です。
これ現在主流であるSD系フードナットが微妙にハマりません。

使うならほんの少し加工が必要です。




せっかくなんでガイド総取り替え
かなり軽いブランクス(エアマーク特注のエアブランクスというらしい。どこがどう特別なのかもはやわかりませんが、なんせ軽くて強いブランクスであります。)なので、
軽さを極めるATガイド。(ティップは普通のkガイド『

虎の子のチタンフレームです。

いや、やっぱりチタンフレームガイド軽いわ。

これで慣れるともうステンレスには戻れませんね…

結構高弾性よりのブランクスなんですが、スピニングロッドにおいて軽さは正義みたいなとこある。


もともとボートシーバスロッドなんで、頑丈さは折り紙付きですし、なんとも気の利いたロッドです。

ミノーを投げてシーバスをぶっこ抜くロッド(自分個人は魚のぶち抜きは反対です)ではありますが、これだけ高弾性ならノーシンカー、ダウンショットもできるでしょ!(楽観的)



琵琶湖釣行に向けて最後のピースが埋まりました!


あとはジャークベイトロッドやな…(最後のピースとは)







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貧乏ロッドビルダー
正反対な友人 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7cgd6s97 2024-03-21T13:20:00+09:00 高校の同級生で、大学の学部も一緒、
結局同じ職種について現在も腐れ縁継続中。

来週一緒に琵琶湖行く同行者です。



第一の釣り仲間でもあるんですが、釣り道具の好みな180度違う。


自分は公私共に認めるジャンク蒐集家。
彼が自分につけたあだ名が『業者』。

言い得て妙なり…



で、彼は常にハイエンド志向。
あまり頻繁に買い替えるわけでは無いが、その時必要なタックルを予算の上限で買う。

そのくせに整備とかは全く無頓着。

こないだも気がつけばソルティガ買ってやがった…(羨ましい…)
マグロ釣るからとか言って、結局一回も使ってないことを知っている。



16アンタレスMDとワールドシャウラ買ったと思ったら旅先で折ってそのままお蔵入り。
久々にアンタレス触ったらベアリング錆びてたわ!
とか宣う。

誠にけしからん男であります。


高級品買うくせに自分で何を所持しているのか全く把握していない(忘れたり、どこかにしまったままにしてあるらしい)ので、釣りに行く時はこっちがタックルの指示をする笑


今回もこっちから『アンタレスMDとスティーズATWとジリオンsvtwとカルコン持ってるはずやからもってこい!』
と指示したらスティーズATWとジリオンは行方不明らしい。

勿体無さすぎる。

使わないならよこせと…






こんな感じの凸凹コンビですが、

案外これくらい趣味志向が離れている方がうまく行くのかも知れません。

嗜好が近いとぶつかることもあるが、嗜好が離れすぎてて衝突することもない。


もう少し道具を愛せと言いたいが…



そんな彼がこの度結婚するとのことなので、餞別を買ってみました。




おくさんの分は番手違い。
これで2人に結婚祝いを贈る体を整えつつタックルの幅を広げる作戦であります。





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貧乏ロッドビルダー
諸々準備中の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos72d36a5j 2024-03-21T00:03:00+09:00
来週琵琶湖行き決定しました!

わーぱちぱちぱち


長らくバスからは遠ざかっていたので、大昔に作ったバスロッドを引っ張り出しました。


技術的に未熟すぎて、見てられない…



補修もかねてすこし手直し。
ガイド付け替えたり、スレッドコーティングをやり直したり。

もう一本くらい試したいブランクスがあるけど、流石に時間切れか…



ベースロッドはダイコーのカリスマスティックMH610
カリスマスティックは本当に良くできたロッドですね。
堅牢性と感度が高次元で融合しています。
文句なしの名竿。
穂先を3センチくらい詰めています。
詰めなかったら良かったです(後悔)
kガイドのスパイラルセッティング。
もともと岸ジギで使おうと思ってたんですよね。

今回はテキサス要員です。


ベースロッドはたしかハンティングシャフトボロンのMH60
MHとは思えないカチカチロッドです。
グリップ延長、ガイド付け替えでMH69(他社ならHかXH)

ラバジ、スコーン要員


ベースロッドは
メジャークラフトのMS ML60かな?記憶が曖昧。
一応当時のフラッグシップです。高弾性カーボンにチタンガイド。

メガホン状カーボングリップを継いでスケルトンリールシート仕様。
これ10年以上前に作ったロッドですが、普通にアイデアがすごいと思う(自画自賛)
シマノがモノコックグリップとか言い出すはるか前ですからね。
ただ、自分は知りませんでしたが、すでにバーチカルプロは発売されてたっぽい。

まあ、素人が思いつくようなことは誰かが先にやってますわな。

ML66。ノーシンカーとか担当。







つい先日作ったマタギ のtr76M HF
これもなんとなくスパイラルセッティング。

お手本はエルホリゾンテ75です。

ビッグベイトスイムベイト要員…

なんだけど、扱える仕掛けはなんでも使いたい。
ヘビーバーサタイル。


長年の相棒
ジールーミス gl3 783 テキサス
穂先を詰めつつ、グリップ延長して H69相当。
チタンのLNガイドなんだけど、kガイドにするか悩んでるうちに今に至る。

テキサス、ヘビダン要員。
今回巻き物用持っていく予定は無いんだけど、もし巻くならこいつか、マタギ のTR76MHでやる予定。

エポキシ補修中…







今ちょっと気になっているロッド

TDトルネード
69MH
2000年のロッドだそうで

手元にあるロッドの中では若い方です笑

なんだかんだMVFグラファイトってすごいよねっていう話。
なんせ軽い。
同世代のバスロッドでも頭ひとつ軽い気がする。



というのも
同行者から66前後のジャークバイト用ロッドもってこいと言われておりまして。
軽さを活かしてこいつを持っていこうかなと。




ただまあ個人的にジャークベイトは6フィート以下の短竿でやるもんだと思ってます。
6.6とか7フィートだと横にしか竿捌けないじゃ無いですか。

プロフェッショナルは長めの竿でジャークベイト使ってるので、それが正解なんでしょうけどどうにも釈然としない。

ま、百聞は一見にしかず。
とりあえずこいつで長尺のジャークベイトロッドってのを体験してみたいと思います。










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貧乏ロッドビルダー