貧乏ロッドビルダー奮闘記(たまにボートシーバス) https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) 創作意欲を刺激する https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7d77moif 2024-09-19T10:51:00+09:00 サクラ(櫻井釣漁具)のグリップ
あれこれ手を加えていますが、元のロッドはとてもとても古い物です。
おそらく50年ぐらいは前。

このタイプのリールシートは汎用品で、色々なメーカーが使用していますね。

上の三つはサクラの物ですが、いずれも上級機種から取ったもので、バットジョイント式です。

内径は統一で約10.5ミリ

汎用のフェルールを使い回しすることができます。



しかし、

上質のメッキとウッドのコンビネーションがなんとも魅力的です。


材質的に仕方ないんですけど、無茶苦茶重いです。


ま、当時はグラスとかバンブーブランクスしかなくブランクスが大変重い時代だったので多少の手元が重くても気にならないわけですね。









トリガーを増設して、ベイト仕様に。
リールはもちろんダイレクトの黒潮70D

正真正銘和製タックル。



これは普通に実用タックルです。
ヘチとかに良さそう。


竹も良い。




いやあ、
創作意欲が掻き立てられる。



次はフライ用のブランクス使って餌釣り用の竿でも作りましょうか
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泣き虫土龍@ビルダー
ついに壊れた95ツインパワーxt https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7gcvymmx 2024-09-15T15:46:00+09:00
長年自分のボートシーバスを支えてくれた95ツインパワーxt 1000

最近はスピンフィッシャー だの大森リールだのに出番を譲ることも増えましたが。

このヌメヌメした巻き心地と、頑丈さは堪らん。



で、久々に箱から取り出してハンドルクルクルしようと思ったら、ハンドルが動かない。

これは大変嫌な予感がします。


ちなみに、ここで無理に回すとだいたい取り返しのつかない事になるので、それ以上は回さず速やかに分解しましょう…


とくに、この時代のギアはほとんどが亜鉛なので、ちょっとした衝撃や異物の巻き込みで簡単に歯がおれます。

いやまあ、ギアの材質はあんまり関係ないか…

どんな材質であれギアのトラブルが少しでも疑われる時はそれ以上ハンドルを回さない。

ジャンク屋の鉄則です。







開けてみて、


あちゃー…


ワンウェイクラッチの切り替えレバーが明らかに曲がっています。

昔のシマノリール数少ない弱点。



あとカバーを外すと、謎の金属片がギアの間からでてきた…


なんぞこれ…?

とりあえず切り替えレバーを取り外そうと少し力を加えるとあっけなく折れてしまいました。





仕方がないので、ワンウェイクラッチのオンオフ切り替えは省きます。

最近は結構逆転切り替えのないリールが増えましたね。

これは大変よろしい。





レバーの穴が開きっぱなしになる


水抜き穴と言い張ってもいいんですが、




パテで穴を埋めておきましょう。






30年前のリールですが、あと10年は頑張って欲しい。



うちに中古で来たのが2010年前後だったと思う。

いくつかのジャンク個体から三個一にして具合のいい個体を作ったのは良い思い出。



壊れない壊れないと思ってましたが、思わぬところで疲労が溜まっていたようです…
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泣き虫土龍@ビルダー
神は細部に宿る https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7u5om874 2024-09-13T09:33:00+09:00




つい先日こんなリールを手に入れました。



商品説明

  • okumaが世界のエンジニアを駆使して完成した世界基準リール。リアルテクノロジー「RQD」を追求したokuma初のメタルボディスピニング。

商品詳細

  • 最大巻上長(ハンドル一回転):81cm
  • ギア比:4.5:1
  • ベアリング:14HPB/E2BB+1
  • 自重:470g
  • 最大ドラグ力:12.0kg
  • 糸巻量:5号/220m、6号/180m
  • 錆に強いHPBを14ヶ採用
  • 滑らかさと耐久性を約束するE2BBセラミックBB採用
  • 堅牢で精度を追求したALCアルミライトボディ&ローター構造
  • 精密なEOSオシレーションシステム
  • ステンレスとフェルトワッシャーで構成される従来防錆ドラグと大型フェルトワッシャーをメインとするスムースで強力なDFDダブルドラグ
  • スムースな動作を約束する1WAYクラッチ
  • 鍛造アルミワンタッチハンドル
  • 鍛造アルミスプール
  • スペアスプール付
  • ノンツィストラインローラー
  • ニュ-バイオフィットノブ
2005年のリール。


台湾のオクマです。
日本ではあまり知られていませんが、世界では認知されている釣具メーカー。

このVSシリーズは当時のフラッグシップモデルです。
ベイトリールのフラッグシップモデルであるvs200とvr200は当時愛用していました。
もう手元には残っていませんが、そこそこ使いやすかったです。
05メタxtをデッドコピーしたようなリールでしたが…


さて、このvs55はジギングなどのベビーデューティ仕様を謳うだけあり、
なんとも剛毅なカタログスペックです。

ローターを含めたフルメタルは素晴らしい。

また、この時代にしてスプールを上下から挟むダブルドラグを採用していて素晴らしい。


他にもどこかで見たようなラインローラーや、14bbという過剰ともいえるベアリングを装備。

これで当時2万円切るというのだから恐れ入る。





………



もはやタイトルでネタバレしてるので、ここらですぱっと切っておきますが、
このリールははっきり言ってカタログスペック先行の地雷リールです。


斬新な試みが各所に見られる魅力のあるリールではありますが、実用性という面で考えると厳しい評価を下さざるを得ない。



とりあえず見ていきましょう。

例によってジャンクコンディション。



ベールワイヤーが抜けています。
ラインローラーの受け部分も割れている。
非常に細いワイヤーで心許ない。



みんな大好きオートウエルドで接着しておきます。



ついでにベイル下がりの症状も見られたため…




ゴム板を挟んでベイルアームを底上げしておきます。


オッケー
(まだちょっと下がってる…?
ハハハっ 目の錯覚ですよ…)




メインシャフト細すぎ問題。

ステンレスっぽいので多分大丈夫なんでしょうけど、スピンフィッシャー とかで慣れてるとどうにも頼りなく感じる。

シマノもここは無茶苦茶細いですよね…




リールの尻部分はプラスチックのカバー。
まるでパンツ。





内部はシンプル。





オクマリール最大の特徴。
楕円のオシュレーティングギア
EOSというらしい。
これがまた曲者。

パーツの組みつけがめんどくさく、ぶっちゃけ精度がイマイチで巻き心地が極めて悪い。

個体差もあるんでしょうけど、

この形で精度を出すのはなかなかむずかしかろう…

並行巻きにしたかったんでしょうけど、



あと、ギア類は亜鉛ダイキャスト。

昔のリールは大体亜鉛ダイキャストなんで、それ自体はまあ良いんですけどね。




ワンウェイクラッチは切り替え機能なしの汎用品。
これは偉いと思う。
逆転スイッチ要らない派です。




オシュレーションギアが楕円なので、
メインギアの方も楕円です。



ダブルドラグ。
なのだが、設置面が小さすぎて意味無さそう。

なんでもダブルにすりゃ良いってもんでもない。




そして最大のがっかりポイント。

供回りは良いとして、細軸の六角です。

このサイズのリールで、この長さのハンドルで細軸はダメです。
しかもメインギアは亜鉛ダイカスト。

この個体も完全に穴が広がってガバガバになっています。




応急処置として、アルミテープで嵩上げしておきます。

これでだいぶマシになったが、

そもそも構造に無理があります。


ジギングで使うなんてとんでもない。


設計した人は釣りを知らない。






あとバネで固定する折りたたみハンドル。

バネのチカラがよわく、ガタが大きい。

これでははっきり言って釣りにならない。


折りたたみ機能は要らないので、使うなら接着してしまいましょう。




総評としては、
心意気は買うが、釣りに対する理解が浅いな、という印象。

カタログスペックは華やかなんですけどね。

スプールの中に3個ベアリング入っていますが、何の意味もない。
ローターを止めるナットにもベアリング入ってますが、これもまた全く意味がない。





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泣き虫土龍@ビルダー
棒高跳びのポールの話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7eizpnds 2024-09-12T12:10:00+09:00 人間が生身で扱う棒状の道具で一番負荷のかかるモノはなにか…


と思ってあれこれ思い浮かべてみると。



多分これじゃないかな。



棒高跳びのポール。




人間の体重がモロに掛かっても折れない強度。

そういえばフランスオリンピックで、大道芸人がポールの先に固定されてビョンビョンしてましたが、
あれも大概高負荷ですね。


メーカーの紹介によると、
1960年代にグラスファイバー製のポールが登場して劇的に記録が伸びたそう。(それまでは竹!釣竿と同じですな)

その後徐々にカーボン製ポールも登場したが、
グラスファイバーポールが登場した時はどの記録の躍進は無かったそうです。

現代でもグラスかカーボンかは割と好みで選ばれているようで、
特に資金力のない学生選手はリーズナブルなグラス製のポールをつかうことが多いとのこと。

高級なカーボンポールは数十万。
グラス製が10万円以下と考えると非常に意義がある。

また、何よりもグラスの方が折れにくい。


某サイトで紹介されていたグラフを拝借してきました。

以下サイトより抜粋

図に示したのは、カーボンとグラスファイバーの歪-応力曲線というものです。

この場合は、横軸がどのくらい伸びるか、縦軸はその伸びに対してどのくらいの力を示すかです。線が切れたところで繊維が破断するという、一般的なイメージです。


 これを見ると、カーボンは伸びる量が少ないうちに大きな力を出しているので、急な曲線を描き、かつ早い段階で線が切れています。一方で、グラスファイバーの中でもE-glassというものは緩やかな直線を描く代わりに、カーボンより低い力で線が切れます。実は、グラスファイバーやカーボンといっても、色々な種類があります。E-glassというのは広く一般的に使われているものと思ってください。一方、S-glassというものは、良く伸びるのに加えて力の値もカーボンと同じか少し高く、航空部品などに使われるそうです。NISHIさんのカタログを見ると、S-glassを使用という記載が見られますが、このグラスファイバーをGILL社、UCS社は使っているようです。ただ、ちょっとこのイラストはS-glassが優れていますよ、という風に見せているようにも思えるのであくまでカーボンは伸びにくい、グラスファイバーはカーボンより良く伸びるというくらいに思ってください。


 ここから何が言いたいかというと,カーボンは伸びにくく、大きく伸ばすと折れやすいということです。逆に言うと、大きく伸ばすためには、大きな力が必要だという事です。

 ポールで言えば、グラスファイバーと同じくらい曲げるのにはそれだけ大きな力が必要であるということ、また、伸びないということは復元力が大きいので、ポールが真っすぐになろうとするまでの時間が短いということです。



と紹介されていて。まさにロッドでも同じことが言えるなと納得したわけです。


竿は曲げてなんぼ。

曲がられないカーボンロッドは絵に描いた餅でしかない。


であれば、しっかり曲がってしっかり戻る。

そして折れにくいsグラスブランクスはまさにロッドの本質を備えた素材といえるのではないか…

まあ、かなり重いですけどね。







厚く巻くと硬くて使い物にならない高弾性カーボンロッドの難しいところですね。

最近は多種多様な釣りが盛んで、バスロッドの呪縛から業界全体が脱しつつあると感じています。


カーボンロッドの父ともいえるゲイリー・ルーミス翁は常々プログレッシブなテーパーが全ての基本だと説いてきたにもかかわらず、

日本の歪なトーナメント信仰のお陰でおかしな味付けのロッドが世に溢れてしまいました。


バスのトーナメンターにとっては、あるいはそれが正解の一つだったのかもしれないが


多くの釣り人にとっては曲がらない、折れるロッドはただのお荷物でしかない。



トップランナーを模倣して、満足感を得る事を否定しませんしが、それだけではなく自分にとって何が大事なのかをもう一歩踏み込んで考える習慣をつけていきたいと思う。







話があっちこっちいきましたが

棒高跳びのポールを通してグラスロッドの可能性を示しているようで嬉しくなる記事だったのでご紹介。

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泣き虫土龍@ビルダー
傑作に手を加える勇気2 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7c8u2x2t 2024-09-11T16:49:00+09:00

リスペクト REB503R5



商品説明

  • 低弾道キャストが必要なバースポイントで、リストキャストを使ったストラクチャーの攻略のために欠かせないモデル。

商品詳細

  • 長さ:5’3”
  • ルアーウエイト:1/4~3/4oz
  • ライン:10~16lb

バイヤーオススメコメント

エアマークが実戦の中から導き出した、ボートシーバスゲームに特化した専用ロッド「リスペクト」に搭載されているブランクスには、特注ブランク「エアカーボン」を採用して、軽くて、しかもトクルフルな使用感を持たせ、今までにないフィーリングでアングラーを魅了します。「リスペクト」は、巨大なシーバスの強引なファイトにも余裕で対応し、終始リードされる事無く引きを味わいながら魚を浮かせてしまうまさに、ゲームを楽しむためのロッドとして誕生しました。


とのこと。

大阪湾ボートシーバスにマッチするショートロッド。

まあこれに関しては地域によってボートシーバスのスタイルが違うから大阪湾以外だとお呼びでないかも。


とはいえ、アンダーハンドキャストのしやすさ、10g前後のミノーの投げやすさは特筆すべきものがある。


短さと、張りを活かしてジャーキングやトップのアクションも決まりやすい。

とにかく、近距離のプラッギングに大層強いロッドであります。


さて、そんな名竿ですが、20年前のロッドで当然ながらkガイドではありません。


正直なところ、純正のLNでも困ったことは無いんですが、
今後peでの運用も増えてくる事を見越してkガイドに交換します。
例によって純正がチタンガイドで、今回新たにつけるkガイドは、ダブルフットはチタンですが、ティップのシングルガイドはステンレスです。

しかも8点から9点に変更しているため重量は増…

誤差っちゃ誤差なんだが
どう転ぶか…

まあ、もう一本手をつけてないのが残ってるから、使い分けということで。



トップから
5555556812

(純正が6666781016)

全体的にセミマイクロ化。





先日ガイド付け替えたHOA hasegawa とお揃いの黒金スレッド。




とりあえずボートシーバス用ロッドのkガイド入れ替えが一通り終わりました。



ミノー用ベイトロッド
ジグ単、ミニプラグ用スピニングロッド
バイブレーション、鉄板用ベイトロッド
岸ジグ用ベイトロッド
ビッグベイト用ベイトロッド
ビッグベイト・ジャーキング用ベイトロッド

フルセットで6タックル
同船者いたら、3-4に絞る感じ。




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泣き虫土龍@ビルダー
92バイオマスター3000 の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7sorbk6h 2024-09-10T23:39:00+09:00 92バイオマスター3000




音響モデルですね。

当時は音響モデルとサイレントモデルが2種類ラインナップされていました。

当時は既にサイレントストッパーが普及しているのですが、巻く時にチリチリいわないと落ち着かない!っていうアングラーが一定数いたということですね。

今でもリーリングのリズムを取りやすいから音響の方がいい、という方もいらっしゃいますね。



逆転防止機構はローターの内側にひっかけるタイプ。
ステラなんかもこれですね。

95、xtからワンウェイクラッチが導入されました。



内部構造はシンプルそのもの。

クロスギアですね。

摺動子のガイドは一本。
手元側。



音出しの爪を取り外せば普通のサイレントになります。

ストッパーのoリングが痩せてしまってカラカラ異音がでるので、当たる部分を削ります。






95XT族
左がツインパワーxt 右がバイオマスターxt



ワンウェイクラッチが鎮座しています。

ここからスピニングリール のワンウェイクラッチを守る為の闘いが始まった訳ですね。

自分に言わせれば92のローターに爪をかける機構で充分だと思うんですけどね。
遊びもほとんど無いし

ワンウェイクラッチみたいに錆びたら一発でオシャカになるわけでもなし。


ま、とはいえ技術の発展にケチをつけるつもりは全くありませんし
今後もどんどん新しいリールを使って欲しいと心から願っています。

一方、自分のようにリール=道具は自分でバラして手入れしたい、っていう層も少なからずいると思うので、
そういった偏屈者に寄り添ったリールもこっそり出して頂ければ幸いです…




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泣き虫土龍@ビルダー
ジャンク品、ガイドの方が高くつく(五七五) https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7k2f5wdw 2024-09-09T23:26:00+09:00 いつものお店で穂先の折れたバスロッドを買ってきました。

一応彼のお店はジャンク品の販売はしないって聞いた事がありましたが、各店舗の裁量ってやつでしょうか。


テイルウォーク デモン
というバスロッド。

DC66MR/G
6'6"
167
1/8-1/2
8-20
Medium
-
25,000
「ノセ」重視のプラッキングモデル。

15年以上前のロッド。
値段的にはミドルクラスですが、テイルウォークの価格帯的にはほぼハイエンド機種といえます。

[説明]
 巷に闊歩する、名ばかりの高弾性ブランクや一部だけ採用されるチタンフレームSiCガイド。
 ”アングラーの要求を上回る、高い性能を有する”には、一切の油断、隙、妥協を排除せねばなりません。
 軽さだけを追求する為に選ばれてしまうトルクの無いブランクは、バスを寄せきれずスピーディーな釣りを妨げ、
 強いてはアングラーの”直感”すらもスポイルしてしまいます。
 どんな体勢からでも瞬時に反応できる遊びの無いレスポンスをもたらす事もありません。
 それら命題にDEMONはフルスペックで臨みます。
 特化した日本のコンペティションスタイルにあわせ、
 多彩なブランクマテリアル(カーボンチューブラー・グラス・フルソリッド・ソリッドティップ)をチョイス。
 「喰わせ系スタイル」「撃ち込み系スタイル」「リーリング系スタイル」といったあらゆるスタイルに、
 このシリーズならではのアジャストをしていきます。
 全てのガイドは、ステンレスフレームガイドに比較して重量で約40%、強度で約3倍、
 の富士工業TITANIUM SiCガイドをフルに装着。
 ”Casting” ”Retrieving” ”Hooking” ”Fighting” ”Landing”
 といったRODの基本能力向上に努めます。

説明文を読む限り、好感が持てます。

個人的には某メジャークラフトより遥かにこっちのメーカーの方が好きです。
完全な邪推ですが、

名ばかりの高弾性ブランクや一部だけ採用されるチタンフレームSiCガイド。
 軽さだけを追求する為に選ばれてしまうトルクの無いブランク

これって多分メジャクラのこといってますよね。

価格帯的にもライバルなんで、こっちは竿の本質わかってるからな。
っていうバチバチの対抗意識を感じます。




さて
話は戻ってこちらのロッド。


竿先がガイド一区画分折れています。

仕掛けを巻き込んだか、ドアで挟んだか、よっぽど重いルアーを変な長方で投げたか

はっきりとは分かりませんが、グラスのブランクスで普通に使ってる分にはここが折れる事はない気がする。

ま、その辺は想像の域をでませんが早速折れたところにトップガイドを付けていきましょう。




お、sグラスっぽいですね。

これは良き。


というか、近代的なバスロッドをグラスで作ろうと思ったらsグラスは基本ですね。




サイズ6

ティップのガイドこれ5.5なんで少しサイズ違い。




せっかくなんでガイドスレッドはできる限り再現します。






ほぼ完コピ。

ぱっと見では補修したことがわかりません。

ガイドの数数えたらバレますが。




10センチ短くなり、
66MR→62MRにコンバート。


sグラスとチタンガイド、しかもグリップがセミダブルでいかにもグラスの先重り感はなし(それでも先重心ですが)

ディープクランクとか、羽ものを投げたくなるロッド。

62という絶妙な短いので、
ナマズロッドなんかとしてつかえば非常に面白い。



しかしこのロッド
1/8-1/2ozって

流石に嘘でしょ

竿先詰めた影響が大きいとしても振った感じは1/4-1oz
が妥当。
1/8はなげれん。


いよいよズーナマロッドですね。

グリップが長いってのも良い。
巻き抵抗の大きいルアーはグリップエンドを体に固定して巻きたい派です。




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泣き虫土龍@ビルダー
傑作を作り替える勇気 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos73xhcais 2024-09-08T21:04:00+09:00 良くできた専用ロッドには、生半可なDIYでは太刀打ちできない。

そう思わせたロッドの一つ。

神戸のボートガイド、トップノット 長谷川船長がプロデュースしたと思われるボートロッド。
ボートシーバスや、ライトオフショアゲームに強みのあるショートロッドです。

ショートロッド故の取り回しの良さ。
チタン、ゴールドサーメットガイドを採用して、大口径ながら非常に軽やかな使い心地。
シャッキリとむっちりが高次元で融合した超超超名竿です。


本当に良いロッドで、ボート釣りの時はとりあえず持って行く相棒です。


難しいのは、竿なんて用途によって求められる性能は大きく変わるし、なにより釣り人の好みで良し悪しの評価が変わる。

なもんで、他の釣り人にとってこの竿が名竿たりえるかは全く別の問題…



と前置きしつつも

、ボートシーバスやライトオフショアゲームに求められる性能をハイレベルにクリアしているのは間違いないかと…

いつの間にかウェブサイトが無くなっていたので、買うのは中古になってしまいますが、
今後も見かけたら買い込んでいく所存…







このうねうねのショートグリップも大変よろしい。

まあ、スピニングロッドだからこの部分の形状はあんまり関係ないんですけどね。





チタンフレーム、ゴールドサーメットガイド
大口径7点

これがまた良い。

なんせ軽い。




なんですが…




最近
peを使うことも増えたので、


思い切ってkガイドに換装します。






オリジナルに倣って、大口径7点


残念ながらチタンフレームが手元になかったのでステンレスフレームです。

まあ、強度的にはこっちの方が安心できる…






ガイドセッティングもほぼそのままです。


オリジナルのセッティングが神すぎて、下手にいじって使い心地を損なったら泣ける…




このへんが、良くできたロッドに手を加える時のジレンマ。



金の下巻きに黒でダブルラッピング

フレックスコートライト2度塗り




黒金と言えばやっぱりコレ。

スピンフィッシャー 440ss









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泣き虫土龍@ビルダー
アグリースティックに思いを馳せつつ https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos75rt876g 2024-09-07T00:28:00+09:00 数日前から取り組んでいる折れたロッドにグラスソリッドブランクスを継いで、アグリースティックみたいなロッドを作るっていうやつ。





折れたハンティングシャフトボロン HSBは60MLF




腐ったコルクを除去して、ダイソーの耐水エポキシパテでグリップを成形


折れたところから鱒レンジャーを継いで


コーティングを落としつつ、グラス部分は糸巻き。



ガイドは元のロッドから使えるものを回収しつつ手持ちからいくつか追加。

ティップから
66678101630 
バットガイドデカすぎ問題。
そして妙にリールから遠いのでガイド配置は一から調整してきめます。




出来上がり。

悪くない。








色遣いがおかしいのは自分が一番良く分かってます(開き直り)


ボロン補強カーボンチューブラーバットに、グラスソリッド ハイブリッドロッド。


グラスなのでかなりのライトアクションに仕上がってますが、まさにアグリーなスティックを彷彿とさせる強度を秘めている。

良く曲がるのに折れないってカーボンロッドだとあまりなかったりする。

この辺はグラスソリッド の面目躍如といえる。


感度も悪く、キャスティング性能は低いが、

ボートの小物とか、餌釣りに活躍しそうなアクション。

手漕ぎボートに乗り、こういうロッドでキスとか釣ったら最高だろうな…
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泣き虫土龍@ビルダー
100均ラインの使い道の話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7r7bu6ht 2024-09-06T08:33:00+09:00 並行巻きで100円とか頭おかしい…(褒め言葉)



さて、百均ラインです。

先に申し上げておくと、
個人的にはこれらのライン、特に道糸をメインに使うのはあまりお勧めしません。(特にベイトリール)


品質の偏り、個人の技量、もろもろ要因はあるでしょうけど、明らかに強度に不安があります。


自分の技量不足が招いた面も大いにありますが、つい先日バックラッシュ→ほどく→改めてキャスト→ブチっとたかぎれ。

を二回やらかしてしまいました。

同じ3号で、以前ハリス3号40メートルっていう商品があったんですが、そっちはハリスを謳うだけあり非常に品質の高いラインでしたが…
最近見かけなくなりましたね。
流石に採算取れなかったか…



太ければ、強度的な不安はマスクされやすいもので、リーダー用ナイロン 5/7号 50mは強度的な不安もなく非常に使い易く個人的にとても気に入っています。
(これまでジギング以外のリーダーは銀鱗という餌釣り用ナイロンハリスを愛用していました。)



さて、強度に不安があるこのナイロン道糸2/3号200mですが

それで尚非常に価値のある商品だと思っています。


それは何故か。




実釣での性能及びコスパで言うとこの辺のボビン売りのナイロンが勝っていると思いますし、自分も愛用していますが。(ハイエンドのラインは一旦横に置いておく)




100均ラインの良いところは、ボビンのハイコスパラインより更に安くて小分けになっているところ。

要はバッキングラインとして大変優秀ということです。


自分はオールドリールを使う機会が多いため、バッキングは必須。


例えばアンバサダーの一般的なラインキャパ

4000番が3.5号165m
5000番が3.5号225m

でpe1号を運用しようとなっても馬鹿正直に1号を通して巻く事はあり得ません。

そこでバッキングラインの出番ですが、バッキングの適切な量を目分量で決めるはなかなか難しい。


そこで長さが決まった小分けのナイロンラインの出番な訳です。


前述のアンバサダーを例にすると


4000番の場合、
ラインキャパは3.5号×165mで577.5m・号
そこに2号200mをまるまるバッキングで巻いたら

577.5-2×200=177.5m・号

177.5m・号はpe1号177.5m
1.2号147.9m
1.5号118.3m
相当なので、メイン用に用意するラインの長さの目安が分かります


長さを区切っていないボバン巻きのラインでは出来ない芸当です。

1号200m 200m号
5号50m 250m号
7号50m 350m号
2号200m 400m号
3号200m 600m号

と使い分けもできる。

覚えておいて損はないかと思います。


もちろんバッキングはスプールが重くなるので、シビアなキャスティング精度を求めるなら避けた方がよく、どちらかと言えばスプール重量が重くても影響が、すくないバーチカルゲームや、スピニングリール 用のハックかもしれません。




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泣き虫土龍@ビルダー
君はアグリースティックを知っているか? https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7j45dfga 2024-09-04T21:54:00+09:00 いや、実は自分もよく知らないんですが…(即落ち2コマ)



グラス・カーボン…

じゃなかった、超人ハルク・ホーガンがつの字曲げかましてたり、ワイフが折りたたんでゴミ箱にぶちこんでも折れないタフ・ロッドの代名詞ともいえるアグリースティックですね。


これまで興味はあるものの、新品も中古もお目にかかった事がなく、さりとて自分から通販で買うまでのモチベーションもない。
それくらいの距離感のロッドでした。




説明読んでもロッドの構造がイマイチわからんのですが、
要はグラスソリッド ティップ
バット部分はカーボン芯にグラスファイバーでカバー…



……?


やっぱりよくわからん。



カーボン芯っていうくらいだからカーボンソリッドってことか?

それに弾性と強度に劣るグラスファイバーを外周に巻いてなんの意味が……?


ソリッド構造にするのは大変意味があります。
チューブラーのブランクスが破損する時は大体管腔が円を保てずに破断するわけですが、ソリッド構造の場合は管腔の歪みが起きにくいので結果的に破断には強い。
ソリッドが折れる時は、曲げの外側のファイバーが切れたり、ファイバー同士の結合が解けたりして折れるわけです。

そう言った意味では、ソリッド芯でベンドをデザインしつつ、伸び率の高い外周にグラスファイバーを配するのは合理的…

なのか?





さて、
手にしたことのないアグリースティックに懸想しつつ、手元のロッドの仕立て直しを行います。


カーボンチューブラーのバットにグラスソリッド でベリーからティップを継いでいきましょう。



今回のベース。
ただ同然で手に入れたマミヤOP ハンティングシャフトボロン HSB60MLF
往年の名竿。
お求めやすいボロンロッドとして大変な人気があったそうです。

まあ、どれほどボロンを含んでいたかは定かではありませんが(5%以上含んでいたらボロンロッドを名乗っても良い)、確かに初代コンバットスティックに通じる筋肉質で硬的な感度を待つ佳竿でした。

(こいつは手に入れた時点で折れてましたが、同番手と他のベイトロッドを所持しています)

ボロンファイバーはその重量ゆえティップ寄りに巻くと先重りが大変残念な感じになるので、多くのボロンロッドは、ボロンファイバーをバット側に重点的に配置しています。

ボロンファイバーが含まれてるかどうかは見た目ではほとんど分かりませんが、ノコギリで切ったら明確にわかります。
普通に硬くて金属切ってる感覚なので。
燃やして燃え滓で判断するみたいな猛者もいますが、要は廃棄覚悟で調べないとわからんという事です

(ボロンロッドって実は結構折れます。ここから先は完全な邪推ですか、ボロン配置部分と非配置部分で強度差が生じて、結果的にそこで折れてたんじゃないかな…と。このロッドもそうですけど)

この辺の作業は前回記事参照







グラスソリッド は繊維がささくれるので、厚めにコーティングするか、糸巻きするのが望ましい。

先おもりを助長しますが、これをおこたるとろくなことになりません。

容赦なくグラスファイバーが手に刺さります。



飾り巻き



今日はここまで。
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泣き虫土龍@ビルダー
折れた竿をみてロッドビルダーはどう考えるか https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7gke7r2g 2024-09-02T21:36:00+09:00
バットガイドの上でばっきり折れています。


経験上縦に大きく亀裂が走るタイプの折れ方をするロッドは基本的に修復困難です。


今回は割と横方向の破断。

これならまだ修繕の見込みあり。




亀裂がある部分はすっぱり切り落とします。




で、ここから。
折れた竿を修繕する場合

①スピゴットを継ぐ。印籠継に仕立て直してもよし、一本に接着するもよし

②全く別のブランクスを継ぐ

大まかに分けて選択肢はこの二つ。



①は調整が少し手間で、スピゴットの強度の塩梅が大変むずかしい。
弱すぎれば、そこでおれるし、逆に強すぎたらベンドが狂ってまた別のところが折れやすくなる。

要は難しい。

②は内径のあうブランクスさえあれば簡単に継ぐことができます。

今回は②でいきましょう。





みんな大好きマスレンジャー。
折れた切断面の内径より少し太い外径でマスレンジャー切断。

テーパーを軽く合わせて竿尻から振り出します。

バット側とティップ側で径に差がでますが、
ソリッドブランクスを継ぐので多少径が細くなっても致命的にベンドが損なわれることがありません。






バット側のブランクスが裂けないようにカーボンロービングで補強しておきます。




こんな感じ



こんな感じ。



後は竿先を良い感じに詰めて、使いやすいアクションに整えます。


今日はここまで。
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泣き虫土龍@ビルダー
penn スピンフィッシャー 716zをサイレント化する話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7mirpyfx 2024-09-01T20:29:00+09:00
ジャンクのスピンフィッシャー 716zを手に入れました。
420ssと同サイズのインスプールリールですね。

世代でいうと3桁ssスピンフィッシャー の前身という位置付け。

デフォルトだと音響ストッパー(ラチェット音がカチカチいうタイプ)です。




ローターだけが違うのかと思いきや普通にボディの形状が違います。




中身はというと…





昔ながらのウォームギア。



420430ssと
大まかな構造はほぼ同じ。


zの方はピニオンギアの山が上の方まで切ってあります。
パーツの間合いなんかは同一。
各パーツの互換性あり。



さてさて、今回は716zをサイレントにしていきましょう。
やり方は簡単。
420 430ssからメインギアとアンチリバースドッグを移植します。



左が716z
右が430ssです。

430ssの方はドックがくっついてますね





細かな違い
716zの方はアンチリバースクローをギアに押し付けるスプリングがあり、アンチリバースクローはネジ止め式です。
(それはそうと逆転スイッチを制動するスプリングが欠品していますね…)




かたや430ss
アンチリバースドックはメインギアのラチェットを挟んでいるため、ネジ止めではなくポールに差し込むだけになっています。
当然スプリングもありません。





あとはポンとメインギアとアンチリバースドックを移植します

なお
716Zのメインギアとアンチリバースクローを430ssに移植するわけですが、クローを固定するネジがないので使えなくなりますので注意。




430ss 716z 420ss

後は714z欲しいなあ…







基本的にインスプールの方が巻きが軽くてバランスが良い事が多いのですが、

今回は大差なし。
個体差なのか、パーツの相性が悪いのか分かりませんが。
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泣き虫土龍@ビルダー
お安く…お安く… https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7bmdcthu 2024-09-01T08:00:00+09:00 ボロボロのグリップを仕立て直し、後半。



最初




古くなったコルクを剥がして…



ダイソー
耐水エポキシパテ





何となくウネウネさせてみる




そしてグリップエンド。
同じく耐水エポキシパテとフジのエコノミーラバーキャップ。200円なり。

多分ロッドビルド向けのグリップエンドパーツてしては最安。

昔はソフトギンバルキャップが一番安かったが、度重なる値上げで今や結構高級品。
500円。
500円出すならもう少し出してコルクやウッドのええ奴買います。





テサテープで嵩上げしつつエポキシパテを盛り付け




こんな感じ。
カーボンパイプの地が見えているところは後で磨いたおきましょう。


エポキシパテは結構重量があるので、
グリップ全体がずっしり。


まあ、これはこれで…


オールドリールは重いものが多いので、多少グリップが重い方が意外とバランスは良いかもしれない



しかしまあ…


タダ同然で手に入れたジャンクロッドの仕立て直しにコストをかけるのは本末転倒…?


エポキシパテ ×3 300円
エコノミーラバーキャップ 200円

すでに500円。失敗して捨てたエポキシパテ200円あるので既に本体代金を大きく上回る出費

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泣き虫土龍@ビルダー
アンバサダーハイスピードウインチというリール https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7eox3eiy 2024-08-30T08:15:00+09:00 アンバサダー 4600c ハイスピードウインチ

6500ハイスピードウインチとチャンポンにしたうえに、ハンドルも変わっているので、この個体を4600と呼ぶかは微妙なところですが…





ハイスピードウインチシリーズは、99年発売。
オフショアのバーチカルゲームを想定したベビーデューティ仕様です。
俗に言うUC系です。

UCはウルトラキャストの略だとされているが、
現代においてウルトラキャストといえば現行アンバサダーにも採用されているスプールとシャフト分離型の設計をさすことが多いので、UC系なのにウルトラキャスト(スプールシャフト分離式)じゃないの?といった混乱が見られる。

厳密に言うと、UC系に採用されているのは、uc concept (ニュー・ウルトラキャストコンセプトと呼ばれることもありますが、公式でそのように呼称していたソースなし)新設計なんですが、その辺りの経緯は歴史の影に追いやられた様子。

掻い摘んで説明すると…
従来のウルトラキャストデザインの弱点とされた高不可時のシャフトの撓み。
このハイスピードウインチに採用されたアンチディストーションスプールはそのシャフト撓みに対する回答です。


スプール両脇にベアリングを配し、そのベアリングをフレーム、ブレーキプレート一体のリングで支持しています。

構造的には100点に近い。

というか、最近のリールは基本的にこれにちかい構造をしているので、アンバサダーが後追いという形になる。

とはいえパーミングサイドの支持については、ダイワのセットプレートやその他メーカーの多くが樹脂製であることを考えると、このハイスピードウインチの堅牢さが際立ちます。

ベビーデューティを謳うだけあって、構造的にはまったく文句がありません。


また、6.3のステンレスギア(メイン・ピニオンともに)は大変心強い。

アンバサダーらしいブラスの柔らかい巻き心地とは一線を画するが、それだけ設計者の本気が伺える。



pe使用が前提なのか、ラインキャリッジは昔ながらのワイヤーではなく小径のセラミックラインガイドを採用。


名前が似ている
c3 ハイスピードウインチとは全く異なるリールです。
あっちはあくまでc3ベース。

c3ハイスピードウインチや、ハイパーウインチはギア比を上げたり、海水仕様にしたり、パワーハンドルつけただけの従来のウルトラキャスト機なので、中身からして違います。










4600から4500にコンバートしている関係で、サムバーの差し込み穴が開けっぱなし。

水抜き穴と言い張る…










スプール 重量が重く、カスタムの軽量スプールが存在しないため、キャスト性能はウルトラキャスト機に劣るとされていますが…

仕掛けの重さによってはまず遜色なし。

重量物投げる分にはむしろスプールの暴れが少なくなるから回転が安定するまである。


ようはよっぽどライトな仕掛けを使わない限りは支障がないって認識で良いかと。




個人的にはアンバサダーの一つの終着点だと思っているのだけど、現在は廃盤。

同様の構造の後継機も無し。


ビーストシリーズはありますが、日本未発売で、ハイスピードウインチ、UC系とは微妙に構造が違います。

この話はまたいずれ


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泣き虫土龍@ビルダー
実験リベンジ https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7x4puc5v 2024-08-29T11:27:00+09:00
先日実験したやつ。
IPSリールシートのグリップをダイソーの耐水エポキシパテで成形する話。
後編です。





前回はマーブル模様を残したところ混ぜが足りずにあっけなく硬化不良。
これでは使えません。





今回はしっかり発熱するまでコネコネしてから成形。

これならしっかり硬化しました。

強度的には、ちょっと弱い気もする

硬さは大丈夫そうだけど、
爪たててむしろうと思えば簡単にむしれてしまう程度の強度。



evaでもコルクでも剥がそうと思えば剥がせるレベルではありますが…



まあ普通に使う分には問題ないでしょう。
多分。



総評。

これは悪くないですね。



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泣き虫土龍@ビルダー
実験実験 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7fd4u7sg 2024-08-27T20:43:00+09:00
IPSのコルク、evaの代用品を探す。



各方面で評判のダイソー
耐水エポキシパテ



マーブル模様が面白いかなと思って混ぜ切らずに盛り付け。
二つ分(二百円)






ちゃんと混ぜなかったから硬化不良起こした件。

マーブルは諦めます…



コンセプトは悪くない…



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泣き虫土龍@ビルダー
そっち削ったかあ…っていう話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7ywid684 2024-08-26T17:09:00+09:00 韓国大森製作所の話題を出すときに避けては通れないのがシルスター。

今でもバンバン釣具を作っている韓国釣具メーカーの雄です。

大森製作所亡き後も、大森イズムを感じさせるリールを販売し続けていました。




さて、そんなシルスターから92年に発売されたCT50

上位機種からABCの順にランクが下がる。
末尾にXがつけばリアドラグです。

このCはオール樹脂ボディのエントリークラスの扱いです。

ベアリングもピニオンに一つだけ


まさかのねじ込み式ハンドル
ですが、大森製作所おなじみの両ネジではなく、太さを変えて左右のネジを切る現代風のねじ込み式ハンドルとなっている。

また、スクリューはタッピングです。

まあ、樹脂だからね
仕方ないね。


メインギアの両端はプラスチックブッシュ。
多分ベアリングに交換できそう。





問題のコストダウン箇所。

まさかのピニオンが亜鉛ダイカストです。


これはぶっちゃけ頂けないですね。

なんでもコストカットすりゃいいってもんでもない…





あとこのリール本来はサイレントのはずなんですがカリカリなるのでなんでじゃろと思ったら

サイレントスプリングがついてません。





文字が潰れてて見えづらいですが、
35 A-R crow ADJ S/P

アンチ・リバース クロー アジャスト スプリング
と読むんだと思いますが、



この時代は樹脂製のサイレントバーから、針金を曲げたスプリングに変わっています。
強度的には安定しそうなので、個人的には大歓迎。

前の持ち主がパーツ取りに使ったのか、
サイレントが気に入らなくて外しちゃったのか分かりませんが。




とにもかくにも、


なんでもコストカットすりゃいいってもんでもない。
っていう話。

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泣き虫土龍@ビルダー
シラスについたシイラのボイル https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos78k7vwu6 2024-08-25T12:27:00+09:00
馴染みのボートガイドにお願いして、夜明け前に神戸沖に出発。
1人チャーターなんで目一杯タックルを持ち込みます。


万博の木造建築物を眺めつつ一路神戸沖へ

結構はなれてるのにここまで木の匂いが届く。

これ現地は匂い凄いのでは…









お目当てのストラクチャーでは早速ボイル連発



なんだけども、全然ヒットしない。

チェイスはあるけどもヒットしない


最初はブレードジグだのミノーだの投げるが反応なし。


なんとか活路を見出そうと手を替え品を替え…





やっとファーストヒット。

目の前でアジがシラスを吐いたのが見えたのでシラスにサイズを合わせた5gのジグ(ダイソー)をナブラにぶち込んだら一発で食いました。

この後もいいナブラに当たればヒットする。

あれこれ試してやはり、ルアーが小さいと食う。


これぞまさにマッチザベイト。







ナブラが沈んだので戯れにトップウォーター、サミーなげたら交通事故的な一発。

とても嬉しい。

なんちゃって誘い出し成功。




ヒットルアー
ダイソージグ 5g
ダイソージグ 3g
ダイソースピンテールジグ 7g
サミー




シイラを堪能してベイエリア帰還。

わずかな残り時間は穴うち。
エアディープで45センチの良型マチヌ
同じくエアディープで30ちょいのキビレ


いやほんとチヌ増えてますね。




久々ですが大満足釣行中でした。






シイラ
アジ
サバ
マチヌ
キビレで五目達成。







ビッグベイト、ビッグベイトジャーキング用は出番なし。

この辺も使って行きたいが、なかなか
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泣き虫土龍@ビルダー
ボートシーバス準備号となんだかんだ専用設計は強いっていう話 https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7hnvvehp 2024-08-24T07:54:00+09:00 明日は超久しぶりのボートシーバス(台風大丈夫なら)

シイラ、サゴシのナブラが立つかもしれないので、ライトキャスティングの二本立て(台風大丈夫なら)



ふう…

これだけフラグ立てておけば大丈夫でしょう(フラグ)


久々ということで、道具立ても入念に…

使い慣れた定番のタックル
お楽しみ用のオールドタックル
新しく手に入れたお試しタックル

この三段構えでいきましょう。



ボートシーバスにおける相棒。

エアマーク  リスペクト 503
ミリオネア改

HOA HASEGAWA
ツインパワーxt 改

これまで50本以上ボートシーバスロッド取っ替え引っ替え試しましが、結局専用ロッドを超えるものを作れなかった。

脱帽です。
やっぱり専用設計はすごい。
もちろん各人が望む性能は違うので、刺さらない人もいるとは思いますが…


リスペクトはミノーの穴打ち用

HOAhasegawaの方はジグ単とか小さいミノー用です




トップノット のハセガワ船長がプロデュースしたオリジナルのオフショアロッド(だと思う)

もうホームページも観れなくなってるので詳細不明。

短くて、軽くて、とにかく頑丈。

ボートロッドかくあるべしという素晴らしいロッドです。




前述のロッドをお手本にしてみずからブランクスの選定、リビルドしたロッド。

ベイトの方は
ジールーミス gl2 crb721
先先代のシリーズになるのかな?

巻物ロッドとして申し分ないんだけど、もう少し張りが欲しい

リールはアブのロイヤルエクスプレスLH
非IAR.プッシュボタン式の最初期モデル。そこそこ珍しい。

スピニングの方は
ジールーミス gl3 ライトプラッギング721
先代モデル

リールはご存知大森製作所 ダイアモンドマイコンno.2

用途は上に同じ

新戦力組
マタギ TR76MH  ベース
スパイラルガイド仕様
メーカー曰くナブラうちに最適らしい。

個人的にはライトクラスのビッグベイトとかも投げたい。
リールはスコーピオンmd301xg
pe4号にナイロンリーダー80lbはちょっとやりすぎたか…

右のはダイワ TDトルネード 69ベース

バットジョイントにコンバート
手製の45度カーボン補強
スパイラルガイド仕様

16タトゥーラsv xh
旧34ミリsvスプールなので、先のミリオネアとスプール共用です。

替えスプール運用の幅が拡がって大変よろしい。


TDトルネードは岸ジグ用。





持ち込むかは悩んでいるが、
スコーピオン1601改

バットジョイントにコンバート。

全長7.4ft
ライトなプラッギングには大変使いやすい。

リールはその辺に転がっていた5501c3





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泣き虫土龍@ビルダー
韓国で作られた真面目なリール https://www.fimosw.com/u/kajiharataishi/8nddos7jacry9t 2024-08-21T22:43:00+09:00 結構前に中古釣具店で掘り出したリール。

haidong attack1000
made in korea

樹脂ボディ、樹脂スプールのリアドラグリール

haidongというメーカーっぽいが詳細は不明。
現在も細々とリールパーツを供給しているみたい。

名前の響き的に中国のメーカー?

と言うか、どこかで見たような形

そしてメイドインコリア。


韓国大森製作所が何らかの形で関わっているのは明白。

無断でパクってたりしない限りは…(絶対にないと言い切れないのが彼の国…)


ちなみに、ネットで調べたところmasterと呼ばれる上位機種もある模様。


展開図をみる限りこのattackなるリールはシルスターのexシリーズのほぼコンパチだと思われる。






韓国リールには大森スピリットが宿っている。
元ネタと思われるex2130は85年製のリールでなおかつローグレードですが、しっかりネジ込み式ハンドル。


ベイルアームの指示は簡素なビス一本止め。
ラインローラーもシャフトに直受けです。
大森お得意のルーロンスリーブは省かれている。
こういうところは細かくコストカットされてますね。



そして
どこかで見たようなボタンが…




そう。
ベイル折りたたみ機能付き。

これはすごい。




ベアリングはピニオン部分に一つ。
ダイアモンドマイコン でベアリングになっているメインギア左側は金属製のブッシュです。
これだと簡単には取り替える事ができませんね。

感心したのが、ボディ自体は樹脂ですが、ボディの蓋を止めるスクリューがタッピングビスではありません。
ボディに金属の雌ネジが埋め込んであります。

スピンフィッシャー の4300ssなんかもボディは樹脂ですが、スクリューはこの方式です。

メンテナンス性を考えたら、大正解。




サイレント逆転防止です。
ピニオンにアンチリバースクローをかけて、メインギアに装着したサイレントバーと連動させる方式。

いかにも大森風ですが、音響をはなからオミットしているためアンチリバースクローをピニオンギアに押し付けるためのスプリングがありません。

ハンドル正転時はサイレントバーがアンチリバースクローをピニオンから引き離し、逆転時は押し付けるのみ。

サイレントバーといえば、しばしば突起部分が折れますが、このリールのサイレントバーは初代マイコン のサイレントバーに比べて突起が大きく頑丈そうであります。




ギア式のシンプルな正弦波オシュレート

仕方ないですが、トルクの変化は結構感じる。

ローターとスプールの回転ブレも結構ある。

ローターの回転バランスは悪くない。
こういうところも大森製作所。



回転のブレは値段相応、ボディ強度と精度を考えたらむしろ頑張ってる。






ギア比5.2  ハイギアや!

ラインキャパはご覧の通り。

1000番台。


大森製作所のスピリットを随所に感じる韓国リールでありましたとさ。


競合的にはシマノのカスタム、カスタムexでしょうか。

あっちはあっちで良いリールですけどね。



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泣き虫土龍@ビルダー