中古釣具屋なんかでたまに安くなってる石鯛針。
針としての性能は抜群に高く、強度や形状もアシストフックとして申し分ない。
のだけど、チモトの形状が特殊(穴あき)であるためワイヤーを使った石鯛仕掛け以外になかなか流用ができない。
今回はアシストフックとして流用すべく、2個ほどアイデアを絞り出してみました。
案1

スプリットリングを繋いで、接着剤で補強する。
これで、縦アイ状態になるのでプラグ用のフックとして使えるかも…
穴あきの径が小さいため、そこまで太いスプリットリングは通せませんでした。
太軸の4号がかろうじて通る。
65lbクラス
今回は開き予防の為、金属用エポキシ樹脂のオートウエルドで継ぎ目部分を接着してみました。
結果は………
針が伸びる遥か手前で樹脂が割れて、スプリットリングが伸び始めました。
多少は何も補強しないスプリットリングより耐えましたが、これは誤差の範囲でしょう。
ちなみに、世の中には今回使ったものより同じサイズでももっと強いスプリットリングがいくらでも存在します。
それらを使えば更に高強度になったのでしょうが、そもそもそこにコストをかけるのは本末転倒、今回の趣旨から外れますので検討もしません。
高価なスプリットリングをつけるぐらいなら最初から普通のジギング用アシストフック を使います。
案2
正攻法ですが、摩耗に強いケブラーコンポジットのアシストラインを使って結束してみましょう。
結び方は穴明ニックプロが推奨している丸結びを用いた結束です。
アシストラインを穴に通して、結びコブをつくります。
画像のごとく、ジグリングの方を二回軸に巻きつけて引っ張ります。
こんな感じ。
コブに引っかかって結び目が上の方に抜けてきません。
これで接着剤でも垂らせばまず抜けることはないでしょう。
懸念があるとすれば、穴の内側はそこまでスムーズに研磨されてませんので、長く使ってるとそこで擦れてアシストラインが切れちゃうんじゃないかというところ。
(元々はワイヤーを通す前提の穴なので、結構バリが残ってたりします)
自分で軽く研磨してもいいかなと思いました。
案2は十分実用に耐えると感じました。
繰り返しになりますが、これはあくまで穴あきの石鯛針が安く手に入った時のハックであって、わざわざ通常価格で買ってまでやることではないということはお忘れなく…
とは言え、穴あきの結束方法は知っておいて損はないかと思います。
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