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トップだけがリバーシーバスじゃない 前編

前回のログで『明日は市内漁港で青物狙い』ってワザワザ予告したにも関わらず、次の日の朝、雨後の影響の残るいつもより冷えた川岸に僕は立っていた。


1からの釣りへ…なんて言って色々考えたが、考える論点がズレていたというかなんというか。

そもそも、僕はリバーシーバスをトップルアーでしか釣ってないじゃないか。
50前後の個体がアベレージサイズとなるポイントで、大きい個体を狙って釣ろうとしていないじゃないか。

なかなか寝付けなかった夜にこれら二つの核心に気付き、市内漁港青物狙いからリバーシーバス狙いに変更したのだ。


あまり大きな音は立てないように、ゆっくりと川岸までの草を掻き分けながら進む。

この時期の川岸に生える草達は、驚く程早く成長することを知った。
たった1日で昨日あったはずの50センチ程の通り道が早朝の草達の葉で埋まる。
その緑の葉にたくさんの雫を蓄え、歩く僕のスボンをあっという間に濡らす。

いつもと違い肌を触る空気が冷たい。
静かだがしっかりと力強く流れる水面を、息を殺しじっと見つめる。
至って静かな水面。

まずはいつも通り入ろう。
自作トップルアーのP.P.Bをセットし、良い条件の日は一投目で必ずでるコースへと、日の出の時刻ぴったりにキャストし今日のリバーシーバスゲームを開始した。


アップクロスで投げたルアーは着水と同時にすぐに流れに乗って流される。
いつもより早い流れは雨後の影響か。
2回から3回スプラッシュを含めたドッグウォークをしてステイを繰り返すも…一投目は出ない。

正面へキャストした二投目も反応はなく、三投目はダウンクロスでキャスト。
すると…すぐに答えは出た。

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50ジャストって感じのセイゴ。
小さいなぁなんて思いつつ、早々と一匹が釣れて今日も良い一日になったなと胸を撫で下ろす。

…って、今日はそうじゃなかった。
目的は別にある。

すぐにリリースし、試しに同じコースにすぐ投げてみた。

すると…ここからが、怒涛の一言だった。
とにかくワンキャストワンヒットのセイゴの入れ食いが始まったのだ。

こんな経験は初めて。
ただ釣れるのはすべてセイゴサイズ。
だけど、そんな時だからこそ試せるコトがあった。

エラ洗いをワザとさせて、どうやったらバレるのか?を試したり、ファイト時のロッドの曲がり方、ドラグの作動の仕方などを目視で確認したりした。
なかでも一番の収穫だったのは『どうやったら小さなセイゴクラスのバイトを一発で掛けるか』という以前考えた問題に対する僕なりの一つの答えが出たこと。


『ダウンクロスでキャストし、アクション後の流れによってその場に止まるステイ又はちょっとバックするステイ』

あくまで僕が実際に体験したケースという断定だが、トップルアーにミスバイトする個体は、ルアーの後ろにバイトする場合か、ルアーにバイトし水中へ反転する時にフックを魚体が拾わずそのまま空中へと弾かれるパターンが多かった。

後ろにミスバイトするケースは、アップクロスでキャストするケースに多発した。
たぶん、アクション後のステイは流れに乗っているせいで本当にステイはしていないのが原因の一つじゃないかと思う。

アップクロスの中でもルアー後方から出るバイトはミスバイトが多く、斜め手前からのバイトはほとんどフッキングした。
出方の方向も問題か。

変わってダウンクロスでキャストするケースは、どの方向からでもしっかりとフックアップしてくれるケースが今回では多かった。
今までアップクロスの場合10回出て半分乗らなかったのが、今回のダウンクロスでは余裕で半分以上フックアップした。

これには自分自信が1番びっくりしたし、今回のとりあえずの予想の答えから実証し続けて確信に変えていきたいところ。


さすがに30分くらいやったとこでトップに反応がなくなってきて、足でポイントを回って打つもバイトなし。

いつもの沈み瀬などもチェックしたがどうも魚がいないよう。
たぶん、いつもより流れがキツイからベイトとなる稚鮎もいないんじゃないかと予想する。

最初のポイントは、強い流れがちょうど緩やかになっている場所だったよなぁなんて思いながら、再びトップで反応がなくなった場所に戻ってきた。


いつもならトップで出る場所へ移動する所だが…今回の目的はここからが本番だ。

ルアーを85ミリのサスペンドリップレスミノーに付け替える。

一投目…アタリまくり。
何度目かで掛けた。

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セイゴだけど、結果が出た。

あんだけトップで釣って反応がなくなった後、自作ミノーに変えたらバイトの乱舞…今までほとんどトップしか投げなかった自分(トップ楽しすぎるから)。
どれだけ魚が見えてなかったんだろうね。

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丸呑み風。


このリップレスミノーでもたくさん釣った後、やっぱりスレて反応がなくなったので、今度はアクションの違う75ミリの自作リップレスミノーCIBICCOさんに変えてまたも一投目…


バイトはセイゴ級だった。
寄せてみてもすぐに寄ってきた。

…と思ったら、足元からいきなり元気に走り出した!

ん?なんだ?ドラグ緩め過ぎたか?なんて思ったけど、ドラグは適性だと思う(ちなみに僕は手でラインを出すのがキツイくらいドラグはしっかりと締めてるから、しっかり強いアワセを入れても1ミリもドラグは出ない)。


寄せてくる過程で少しずつドラグを緩めるようにしたらフッキングがしっかり決まってるからかバラしがほとんどなく、尚且つマニュアル感もあって楽しいコトに気付いてからずっとこのスタイル。

久々に楽しいファイトを味わって、途中でラインを障害物に擦られたりもしたけどランディングしたのがコイツ。

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自己記録更新の初めての70UP!!

今日は珍しく、小学生の家庭の授業で買わされた裁縫セットに入ってるメジャー(嫁さんの)を、勝手に持ってきてたのだ。

ちゃんと測ってみると72センチ。

今までの最高は60センチ台(サイズにこだわりのない自分は、ちゃんと測ったコトなくて正確な長さはわかってなかった。笑)だっただけに嬉しい一匹。

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久々のCIBICCOさんの登場だったけど、コイツ意外と良い仕事してくれる。

思えば、最初にこの場所でデカイの掛けた時もCIBICCOさんだった。

残念ながらバラしちゃったけどエラ洗いの時見えた魚体にちょっとビビったもんなぁ。
その時は、半信半疑でキャストしたCIBICCOさん…今回も半信半疑だったわけだけど、ホントに良い仕事してくれた。笑


トップでしか釣るコトを知らない自分が一日でリップレスミノーでの攻め方も気づくコトが出来たし、何よりもセイゴパラダイスで何度もキャストし続けたコースで、一発シーバスクラスが出たってのに価値があった。


"トップだけがリバーシーバスじゃない"


なんて、普通の人ならすぐわかることをだいぶ時間を掛けて理解した自分…
その答えを教えてくれたのが、ずっとルアーBOXに入ってて、ずっと持ち歩いていたのに投げられるコトのなかった自作の作ったルアーだなんて。

作ったのは自分なのに、自分で作り出したルアーを信じないで投げもしないなんて。あぁ、なんてコトだ…


だけどココで気付けて良かったと、愚かな自分を攻めるのはもうやめにして、ニヤニヤしながら人生初の二桁釣果を経験した釣り場を後に帰宅したのであった。


次の日も行ったので、トップだけがリバーシーバスじゃない 後編へと続く。


tackle deta
shimano DIALUNA S900ML
daiwa 14CALDIA3012H
VARIVAS Avani SeaBass PREMIUM PE 150m 1.5号
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P.P.B,CIBICCOさん,コハク…etc.



<2017.12.13 記事の一部をリライトしタグを追加しました>

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