プロフィール

BlueTrain

茨城県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

アーカイブ

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:44
  • 昨日のアクセス:932
  • 総アクセス数:1230999

QRコード

水温とヒラメは全てがイワシ。

  • ジャンル:日記/一般
サーフヒラメ釣りっていうのは条件を外したら釣れないもの。

今年は黒潮の位置が例年より南だから南東向きの地形が良いと予測している。



・水温の話。

クール麺といってソバ、中華そばの発注数のモデル式を立てた事がある。

クール麺の当日の売り上げは、前日の売り上げ+気温変化に比例するという式を立ててフィッティングした結果が、ほぼほぼモデルが合っていた。

このモデル式を立てて気づいたのが、セブンイレブンが2月に中華そばを登録している事。

さすが絶対王者という事か。

こういう経験からすると、釣りの場合においても水温は絶対温度よりも相対温度のほうが大事な気がしていた。

が、実際は絶対温度で寄る魚と相対温度で寄る魚は別々だった。

僕はヒラメ=イワシだと思っているけど、そのイワシが、

・マイワシは地域にもよるが20℃

・カタクチイワシは30℃までなら温かい水に動く

という事が分かっている。

マイワシの場合はとても面白くて、大型化すると好む水温が下がる傾向があるらしい。

例えば、10cmそこそこの鹿島灘のマイワシは20℃くらいで東北のイワシはそれより低いが詳しい水温は失念してしまった。

そう考えると極低水温、9℃といった状態でもヒラメがサーフから釣れるのは大型化したマイワシがベイトであるので東北以北だと考えられる。

カタクチイワシの場合は水温が高ければいい。


同じ人の研究によると、ヒラメは高水温や低水温を好んで移動する魚ではなく、死ぬ水温でなければ移動しないらしい。

ここら辺はシーバスとヒラメで生態が違うので、誤解が蔓延している。

シーバスはカタクチイワシと同じで30℃までは水温の高い方を好む。

なので水温は高い方がいい。

水温の結論としては、

ヒラメの場合、ヒラメ自体に水温は関係ないが、そもそもイワシを追って接岸しているので、カタクチイワシがベイトとして考えて釣る場合は水温が高い方を選ぶ。

マイワシがベイトとして考える場合は水温が鹿島灘の場合20℃に近い方、全国においてはその地域による水温を選ぶ、というのが正しい。


昼間はイワシは群れになって泳いでいるので水温で接岸していると大量に打ち揚ったりする。

そういう事がいかに少ないか、という事を考えると、やはりヒラメは朝マヅメ、しかも日の出1時間前後を狙うのがどれだけ効率が良いかということになる。

(因みに、遠浅サーフがよく釣れる理由と朝マズメにヒラメがよく釣れる理由は同じである。

水深に関しても誤解されている説が多いが、これは去年、科学的(笑)に説明した。)

ヒラメ釣りの水温に関してはそのくらい。
http://www.kaiseiken.or.jp/publish/reports/lib/2002_04_02.pdf

沿岸性魚類の温度選好に関する実験的研究
参考論文。


まとめると、A地点の水温が15℃  B地点は20℃  C地点が25℃と仮定。

この地域に黒潮が当たっている場合、C地点を選ぶ。

それ以外の場合はB地点を選ぶ。

うん。珍しく話がまとまった。

コメントを見る