アイザー160の間違った使い方

昨年だったか、ここfimo上でアイザーとカゲロウの仁義なき戦いがあったとか無かったとか…

そんなネタが出るって事は、お互い同じフィールドの攻略を軸としたルアーであろうと。

当然そのフィールドとは河川・港湾問わず「シャロー」であることは明白。

…だって、シャローランナーって言われるカテゴリだもんね。

当然、魚が上ずっていればどんな場所でも関係無いし、事実私もカゲロウで何度も救われている。

この手のルアーってのは、トップの後のフォローベイトとして最適。

なので、今年の正月に抱き合わせ商法から逃れていた1本を購入したって訳。


話変わって今年のチヌ。

ここ数週間で湾奥の水が一気に秋めいてきて、何処へ行っても超クリア。

魚は嫌って程居るのに、竿先の動き一つで散っていく始末。

それでも何とか1~2枚は捕っていたのだが、いい加減シーバスゲームにも目を向けようかと。

ただ、最近は通常サイズのルアーを使う気がホントに起こらず…ってな訳でビッグベイトゲームをw


向かったのはシーバス狙いでは初めて行くポイント。

…ええ、日頃の癖でチヌのポイントに行っちまった(爆)

到着時点での足元の水位は2m程で、奥は知らんが最低でも3~4mはあるかと。

先ずはオープンエリアでトップから刻むも、一度ダウスイに数匹(魚種不明w)のチェイスがあったのみ。

そこで3~40m程先のストラクチャー狙いに切り替えるも、そのタイミングから南風爆風(泣)

トップはまだしもジョイント系はまともに飛ばんし、何処に行くかも判らん状態。

手詰まりになった状態でBOXを覗いたら、年始に買ってそのままだったアイザー160と目が合う。

確かコイツ、かなりの飛距離出せるのよね…

となれば、ブレーキなりサミング強めにしてもストラクチャーの先に飛ばせるし、そうすりゃラインコントロールも容易。

問題は結構水深がある場所で、ベイトもロクに居らず、ライズどころか追われている様子も無い。

更に問題は河川でもなく潮もあまり動かん日なので、流れも殆ど無いに等しい。

そんな場所でシャローランナーって…

とりあえず少し外れた場所で投げてみると、飛距離は充分出る。

更に、着水後は頭を突き出して浮いているので、場所の確認も容易。

ってな訳で、風計算した上で多少余裕のある場所へ落とし、1分程待って狙いのコースが通せる事を確認。

ゆっくり巻き始めて、ストラクチャーの角で1ジャークしたら



サイズは大した事無いけど、ちゃんと食ってきた。

更に他の場所も撃っていくと、サイズ的には40~50クラスではあるが、3匹のシーバスが足元までチェイス。

ジョイント系なら止めておくだけでも反応する事もあるので、一旦止めてみる。

すると流石に一本物、2秒程で「散っっ!」と掛け声でも掛けたように方々に散っていったw


ここで一つ勝手な持論なのだが、よく「ビッグベイトは魚を寄せる」と言われている。

が、私はその意見には反対で、「引き付ける」と思っている。

何が違うんだ、というツッコミはごもっとも。

簡単に言えば、寄せるってのは遠くから集める能力・引き付けるってのは追わせる能力。

経験上、70㎜のルアーだって2m以上離れた場所から寄ってくるんだから、「寄せる」ならばその数倍はあって当然。

が、実際にそんな状況になった事が無いw(見えシーバスにて散々検証済)

その代わり、(動きが必然的にゆっくりなので)見切り反転されるまでの時間は長いので「引き付ける」と。

これまで「引き付ける」のはジョイント系の専売特許かと思ったが、1本物でもそれなりの能力があるのが判った。

これが今回の一番の成果かなと。


これまでトップ以外はジョイント一択だったビッグベイトゲームだが、あらゆる偏見を無くして楽しもうと思う。



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