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▼ 追憶のfimoオリカラ vol.2〝地獄の淵から〟
- ジャンル:日記/一般
- (fimoフィールドモニター, スラムドッグモンスター, 【fimoアイテム】, fimo, 【fimoオリカラ】)
独創性の追求。
立ちはだかる既存色。
鬩ぎ合いの渦中に飲み込まれる。
自分の色…
打診したカラーはすべて
バッサリ。
4色のうち、3色はテーマにすら届いてませんでした。
方向性は異なれど毒々しさは無く、クリア系を過意識。
何より
オリジナリティの面で達してはいなかったんです。
残りの1色。これだけ画像が残ってました。
先の3色とは違い、かなり奇妙な色彩パターン。
これをクリア系で打ち出すには違和感が残りましたね。
問題は他にもあって
カラーを考えるがあまりの『懲りすぎ』
最終的にカラーリングを施すのはイマカツさん。
数あるルアーメーカーの中でも
優れたペイント技術を有するイマカツさんですが
私の提示したカラーは一般常識の範疇から逸脱。
実現しようとした場合、あまりにも行程が複雑。
作業面、コスト面で現実的じゃなかったんです。
振り出しに。
『テーマ : 毒』と『クリア系』の両立。
ここから一直線に迷宮入り。
その後も生まれては消え。葬ったカラーは6色ほど。
どれも半端。
仕舞いには既存色とカチ合う始末。
「オリカラ」は他にはない色が大前提。
しかし、そこらじゅうに地雷だらけ。みたいな。
特にショップさんのオリカラたちが行く手を阻む阻む。
まったく話になりませんでしたね。
fimoとディスカッションした際
途中経過と配色の難しさ、色被り伝えると
注文の一つだった『クリア系』を外してもらいました。
これでハードルが一つ下がったように思ったんです。
すると
最後にfimoから一言。
『ザキミヤ君の色を』と。
〝自分の色〟ってなんだ? うっ、頭がっ…
スキルもセンスもない私。
飛び道具ないんですよ?
酷ですわ。笑
これが相当悩みました。
いちシロウトである私が
ルアーカラーを考えるその意味。
すべてリセットし、瞑想という逃避行。
その果てに絞り出た答えは
〝ボツになった中の1色を再構築したい〟
どうしても諦めら切れなかったんです、あの色。
ここから「色の引き算作業」が始まりました。
それはコロナ療養下で生まれた
生かすも殺すも自分次第。
それからも毎日オリカラを考える日々が続きました。
トライ&エラーのループ。何度仕切り直した分かりません。
ただ、少しずつ配色がハマりだした矢先。
いよいよ知恵熱かと思えば、コロナ陽性。
熱に魘され、千切れそうな喉の痛みに気が滅入るも
タバコと色づけ作業は止めませんでした。爆
地獄の淵に立った1色。
除ける部分と譲れない部分が
一進一退を繰り返しながらも引き算調整を続けました。
すると、いつしか
次第に塗る側のことを考えるように。
行程に無理がないか、コストは問題ないか。
うまく意志が伝わってっかな。どう仕上がるんかな。
まるで、我が子を想う母親。
いつしか、苦しみは愉しみに変わってました。
自分の独りよがりでは何も生まれません。
fimo、イマカツさんの理解なくして成立はしませんし。
そして、ようやく納得するカラーが完成。

当初に比べ、主張を落とさずシンプルに仕上がった? 生還した奇妙カラー。
「これで駄目なら謝ろう」
腹を括って、fimoに再度提示しました。
既存色との差別化はクリア。
『テーマ : 毒』もクリア。
fimoからイマカツさんへ打診。
回答は
「OK」
ホッとした
というよりも脱力。
モノ作り。
デザインは感性に訴える重要な要素。
カラーは最後に加えられる個性そのもの。
ルアーメーカーの凄さを思い知るコロナ明けでした。
あとはカラーサンプルを待つことに。
つづく
fimoフィールダモニター ザキミヤ
- 2023年8月8日
- コメント(3)
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