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fimoオリカラ監修者 RATA氏と。


イエローボア
ライムヘッドアルビノ
マダラ
ヒョウモン

その感性たるや。



『R・A・T・A』


どこから書こうか。
こんな機会もないので。

fimo上で度々目にするアルファベット。

「RATA」

彼が何者なのか知らない人も多いはず。

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ナゲットはマスタード派。

今回、そんな彼に会ってきた。

互いに日本の片田舎、宮崎出身。
パーフェクトジャーニー最終回の舞台にもなった
「耳川」をホームとする彼は一つ上の先輩にあたる。

私はその隣町。
きっかけは言わずもがな。fimoだった。
かれこれ7、8年ほどが経つ。

今はfimoオリカラ監修者の他に
Pozidrivegarage トラウトモニター
ROUTEGARMENT ディレクター
異色な経歴の持ち主だ。

「飯行こう」

今思えば、社交辞令だったか。
一瞬、そう過ったものの後の祭り。

宮崎に向かった。



エンジンが違う。


いくら隣町、fimoで繋がったとはいえ
そう密なやり取りをしたことはなかった。
 
「同じニオイがする」

いいや。その真逆。
SNSで放たれる彼のリズム感はいつも新鮮なのだ。

概ね、生きてきたバックボーンが対照的。
ファッション、音楽、映画、スケボー、デザイン、カメラ等
各分野、カルチャーへの造詣深さを感じる。

私はどれをとっても疎く、引き出しはない。
率直に「馬は合ってない」と言える。

彼の中では常に複数の好奇心と思考が駆け巡っている。
釣りにおいても、その回転率は異常過ぎるほど早い。

一部では寝ていない説もあるとか、ないとか。
バイタリティ溢れる行動力は彼ならでは。

子年の彼と丑年の私。
ネズミとウシでは体内時計も大きく違う。
その土俵が鈴鹿か、近所の畑かぐらいに。



fimo ORIGINAL COLORS


かつて彼が放った言葉は刺さったまま。

「シーバスは真面目すぎる」

彼が監修に携わったfimoオリカラたち。

これまでのシーバス用ルアーでは
あまり見られなかった色調パターンだ。

シーバスフィッシングでは何かと
ルアーカラーに理論付けされるケースが多いと感じる。
そこが日本人らしいというか。生真面目というか。

「こんな時はこのカラー」

何も間違っておらず問題はない。魚も釣れる。
ただ、カラーリングのレパートリー自体は驚くほど少ない。

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お馴染みの『イエローボア』 ルーツは、あのコーチドッグに遡る。

fimoオリカラはカラーリングにより
裏テーマのようなものが存在しており
「毒」「毒々しさ」がまさにそれにあたるが
彼のカラーリングはまた一味違うテイストで魅了する。

私はモニターをさせてもらっているが
実に奇抜でファンキーなカラーが多い。
一般のルアーメーカーなら躊躇するだろう。

「これが釣れる」ではなく
「これで釣れたら面白い」

fimoの静かな提案。私はそう汲み取っている。

魚を釣ることも大事だが、その他の部分。
いかに〝エモーショナル〟を感じられるか。
これは遥か彼方を走るバスカルチャーが刻んだ道でもある。

こんなシチュエーションで効くとか、釣れるとか。
おそらく、そこに重きを置いていない彼。

むしろ

「好きに使ってもらえれば」
そんな声が聞こえてきそうだ。



シーバスシーンに何を思う


シーバスアングラーは黒尽くめ集団だ。
ファッションや道具をとっても多くのモノが黒基調。

そこに個性を感じるかどうかは人それぞれだが
皆同じように見えてしまうのは一理ある。

島国日本。ガラパゴス化が悪いとは思わない。
「日本の釣り」だと言えるほど特色があればだ。

ただ、その独特な文化の中に
無機質な雰囲気を感じなくもない。
少なからず「右にならえ感」というべきか。

どの時代もどの世界もどの分野も。
著名かつ影響力のある人が「右」と言えば
それが正義として成り立ち、他が追従する。
人類の歴史がそれを物語っている。

釣りにおいてもトレンドはそうやって巻き起こるもの。

シーバスシーン。
衰退はしないだろうが、発展はあるだろか。

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噛めば噛むほど面白い。話はペイントアイからメソポタミアまで飛躍した。

種の撒き方。実の熟し具合。
40代を目前にそれ相当の立ち位置にあることに気付く。
目上の世代、年下の世代に挟まれる我々世代の役目。

〝踏み台の世代〟とはよく言ったもので
後世に残せる『ナニか』を探していたりもする。

直接師事されなくとも、影響は受けているものだ。

かつての先代たちを見て育った我々世代のように
次世代もまた我々を見て追い付き、追い越して行く。

反面教師。華麗さはなくとも
「ダサさ」だけは引き継がせてはいけない。

そんな先を見ている彼が

「自分は斜に構えるところがある」と言った。

だから面白く、味があるのだ。


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