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ボラは冬になると視力が落ちる!?

  • ジャンル:ニュース

どうも!ナオです。

今回は冬になるとたまに聞くこれ

「ボラは冬になると視力が落ちる説」

について自分なりに考察してみたいと思います。



この説に根拠はあるのか




昔からたまに聞くこの説。

まずはこの説を客観的に裏付けるような論文や調査結果などがあるかを調べてみましたが、見つけることは出来ませんでした。

ただし、ネットでこの説について調べると、多くのサイトに以下のように書いてあります。


・ボラには目に脂瞼(しけん)という組織がある
・この脂瞼は冬になると脂が溜まり、白く濁ることから視力が低下する


もちろん、ネットに載っている情報がそのまま正しいと盲信することは危険なのは常識です。
ただ、ある県の研究機関のホームページにもこのような記載があり、何の根拠も無しに県の研究機関がこのような記載をするとは考え難いので、何らかの根拠があるのではないかと推測できます。

まぁなので、少しは信頼するに値する説なのではないでしょうか?






釣り人的にはどう思うか



次は釣り人的にはこの説はどう思うか考えてみます。


まず、ネットで調べて良く見たのが

「ボラのギャング釣り(引っ掛け釣り)には、ボラの視力が悪い冬が向いている」

との記載です。


これは実際に僕も、高知でボラのギャング釣りをしているおじさんから聞いたことがあります。

また冬になると良く見られる、外洋のオープンエリアで大型のボラが水面で群れになってパクパクしている姿。
これは殆ど視力が無くなったボラ達が身を守る為に群れになり、行う行動らしいです。

確かに僕も、考えてみると、港などで釣りをしている時に水面に群れで浮いているボラは冬しかみたことはないですね。


懐かしの淡路島コブダイ

冬の港でコブダイ釣りなんかしてると、良く水面で群れになってパクパクしてるボラって居ますよね。
確かにこれって冬しか見たことないな…


またネットによると、大型のボラは冬になると視力が落ちるけど、小型のボラは冬でも目が良く見えているとの記載もありました。
これはシーバスアングラーなら納得ですよね。
普通にイナッコは冬でもピンピン泳いでますから。笑



また信頼できるSNSで繋がりのある方からの情報として

「冬は、水面でプカプカしてるボラに、コマセを投げてもすぐには気付かないで横を通過して口にコマセが入った瞬間にコマセの存在に気付く」


「冬は夏よりボラが物音に敏感になる(これは視力の悪い魚の特徴)」


「冬の外用の大型のボラは、視力が悪くて海底の泥や苔を食べれずに水面でのみ餌を摂るので、身の臭みがなくなる」


などの情報も聞くことが出来ました。





シーバスとの関係



そして最後にシーバスとの関係です。


小型のボラは、冬でも視力が落ちないとのことなので、一旦イナッコについては除外して考えると


30センチ以上あるボラが釣ったシーバスの口から出てくるのって冬が多くないですか?


実際、ネットで検索しても、30センチ以上あるボラが口から出てるシーバスの画像は見かけますが、その多くは冬でした。



だいたいこの時期のバチ抜けパターン初期に、釣ったシーバスが大型のボラを吐き出すことが多い気がします。


そういえば、アイマさんの鈴木斉さんの動画で、釣ったシーバスの口から40センチくらいありそうなボラが出てくる動画も確か真冬の動画だったはず。


そして何より思うのが、


デカいボラってめっちゃ逃げるの早いです。
何でシーバスの動きも鈍いこの低水温期に逆に食われることが多いのか謎。
(過去に書いた、シーバスと食われるベイトの関係の記事についてはこちら→スズキは何を基準にベイトを選択するのか




と言うことです。
ボラの動きがめっちゃ早いという事で思い出すのはこの時の釣行。



確か3年くらい前の夏に、宮城県北上川水系に遠征した時のこと。

この時、何と50センチくらいあるボラを群れがシーバスに襲われて居たのです。
あの時のボイルの凄さとこんなデカいボラが狙われるのかよ!と思った衝撃は未だに忘れません。


ただ、この時思ったのが、


「デカいボラって逃げるの早!!!」


です。笑


良く見るボラのジャンプって、ピョーンと飛んで腹からバッシャーンと落ちるあれですが、この時のボラはまるで、イルカのように無駄のないジャンプで、かつ、餌を見つけてジャンプで近づいてくるシイラやダツのようなスピードの連続ジャンプで逃げ回っていました。


シーバスも果敢にボラが着水する瞬間を狙って、頑張ってド派手に捕食行動はしていましたが、多分このスピードじゃ食えてないだろうな…と言った感じ。


(ちなみにこの時、この群れのシーバスを1匹掛けたのにバラしました…あれは絶対メーターあったと思う!笑)


シーバスの身体能力が上がっている夏で、あれですから、大型のボラが本気で逃げたらシーバスじゃ追いつけないんだろうな…というのがこの時の印象です。
(カビボラパターンや弱ってるボラは別ですが)



にもかかわらず、逆にシーバスの俊敏性が下がるこの極寒期に大型のボラを食ってることが多いのは昔から謎だったんですが、もしそれが、冬になるとボラの視力が悪くなることが関係していたら、辻褄があうなーと。


(過去に書いたシーバスの身体能力と水温の関係についてはこちら→低水温期の魚と酵素の話



まぁ全ては主観的な経験からくる妄想で、実際の所は誰にも分からないんですけどね!笑
でもこうゆう妄想や推理って面白いですよね!笑





今年の初シーバス



今年の初シーバス。



ヒットルアー:クリスタルサリー60s




なんで、今回こんなことを書いたのかというと、上の今年の初シーバスを釣って写真を撮って居た時のこと。


この時は、15センチくらいのイナッコが入っているポイントで釣りをしていたのですが、この魚を釣って写真を撮っていたらなんと!


シーバスのお腹の中で、食われたボラが動いた!笑



まぁ直接関係はないのですが、そんな事もあり、なんとなくボラについて最近思っている事を書いてみました。笑



という訳で、今回の記事はあくまで僕の主観的な感想なので、そんな風に思っている人もいるなー程度に考えて貰えたら幸いです!



またもし、「冬になると大型のボラは視力が悪くなる説」を裏付けるような経験をお持ちの方は、個人的に興味がありますので良かったらコメントに書いて貰えると嬉しいです!



ではでは〜








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