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▼ アラスカ釣行2012 その7 最終章
- ジャンル:釣行記
- (area-釣行記-)
アラスカ遠征釣行 その7 ~番外編~
※その1以降の各編、加筆修正しました。これにて完結ですので、ぜひその1より通しでお読みください。
その1はこちら。
PCの方はBGMをどうぞ。
忘れ物を探しに行く旅がある。
探し物を忘れに行く旅がある。
釣り人は釣り旅をし続けることで、世界各地、日本各地に、多くの忘れ物を残していく。
そして、その執着にも似た思いは、いくつ歳を重ねても消えることはなく、むしろ心の中で魚を育て続ける人もいるのだろう。
過去に無いほど狭い機内のシートで5時間。
僕らは夜明けのシアトルに到着した。
シアトルには僕の友人がいる。
この5月まで日本にいたTifany。そしてその旦那のRyan(ライアン)。
シアトルでの乗り継ぎ時間は7時間。
その時間を退屈な空港で過ごすより、シアトル観光でもできないかと思って打診したら、シアトル案内をしてくれることになった。
空港に着いたら、Ryanが待っていた。
久しぶりの再開の握手。
ケンさんは日本語に片言の英語を交ぜて、端から見るとまるで通じそうにない会話をしているのに、誰とでも以前からの友人のように、あっという間に仲良くなってしまう。
本当に不思議で魅力的な人。
だけど、だから、北海道で彼があれだけ注目されている釣り人であることも納得がいくのである。
ビコウさんは、心の一部をアラスカに置いてきてしまったようだった。
忘れ物、取りに行くんだろうな。
Ryanはまず僕らにシアトルの街に昇る朝日を見せてくれた。
空港から街が近いって素晴らしい。
羽田の国際化をもっともっと進めて欲しい限り。
記念撮影。
僕とRyanがなんで仲が良いかというと、やんちゃぶりが一緒だからである。
彼は釣りをしないが、自然と遊ぶスタンスは僕と一緒の感性を持っている。
記念撮影した後に、僕が崖の下の木の実を指さして、
「あれはなんだ?」
と聞くと、柵を乗り越え、崖を降りて木の実を獲りに行く。そして口に含んで、
「これはブラックベリーだ。まだ早いけど。」、と。
全ての人は好奇心や探求心を持っている。
が、その心に素直かどうかは人によって全然違う。
僕はその好奇心や探求心に素直でありたいと常々願っているし、素直にやっている人がとても大好きなのである。
酸っぱすぎて、食えた代物じゃなかった。あと2週間。
彼らのアパートに到着して、Tifanyと再開を果たす。
相変わらずのいい女。だけど、ずいぶんとお腹が大きくなった。
そう、8月末に彼らの子供が出産予定なのである。
みんなでシアトルの街へ。
Pike place market(パイクプレイスマーケット)で買い物を楽しみ、、、
キングサーモンなんかも並んでいる。まだ銀色で海で取れたやつ。
念願だった、スターバックス1号店へ行く。
1971年開業ということは、僕の1歳年上。
この店でしか売っていないFirstShopマグカップを買う。
近くのカフェでブレックファスト。
シアトルの街は、何もかもがおしゃれに見える。
僕はアメリカという国を避けて生きてきたんだけど、今回のシアトルで非常に興味を持った。
アメリカ各地を回ってみようと思ったのだ。
まずは来年夏のフロリダのフィッシングショーでも行ってみようかな、と。
スタバに戻ってきて、カフェラテを飲む。
個人的にはVentiサイズにしたかったが、Granteで我慢。
その後、釣具屋さんも回ってみたが、たいした道具は置いてなかった。
第二の目的、マリナーズの本拠地セーフコ球場へ。
ところが、アラスカに行ってる間に、イチローはヤンキースに移籍してしまったという。
ええっ!?って感じ。
電撃移籍だったのね・・・。納得。
貴重な写真。
お土産買って空港へ。
シアトルのショートトリップ。
シアトルでも、キングサーモンやトラウト類がたくさん釣れるポイントがあるそうだ。
いつか行くことができたらいいあなぁ。
そんなことを思って、成田へ向かって飛んだ。
10時間後、僕は一睡もできずに成田空港へ到着した。
機内で今回の旅を振り返っていた。
まずは行くと決めて本当に良かったということ。
また、キングサーモンを釣ることができて本当に良かった。結果というだけでなく、魚を釣るまでの流れの中の釣り、流れの中での強烈なファイトなど、僕の釣りの技術を本当に上達させてくれる経験だった。
結果は8本掛けての5本キャッチ。
最高は40ポンドである。
Bradに棍棒で殴られたこの40lbは、半年後僕の家に剥製となって飾られる予定だ。
そして最高の同行者達。
色々な話をして心を通い合わせた。
旅は多くのものをその人にもたらす。
ましてや、釣り人の旅は、さらに多くのものをもたらしてくれると思う。
また、秋、また来年。
どん欲に好奇心の世界に飛び出してみよう。
探求心で我が身を震わせてみよう。
それをいつまでも忘れずに。
そして、これを読んだ皆さんもぜひ釣りの旅に出てみようと思ってくれることを期待して。
このログを完結する。
ご愛読ありがとうございました。
by 星野道夫
駆け込んだ成田空港のラーメン屋にて、この旅最後の1枚。
☆お好きなリンクコーナー☆
ブラックラインが活躍したアピアのサイトを見てみる。
キングサーモンの定番リール、ソルティガについて見てみる。
なんとなく、BlueBlueのサイトを見てみる。
いつも誰かに見られている気がする。
鬼才、赤塚ケンイチのキングサーモン釣行記を見る
ビコウさんのアラスカ遠征の釣りログを見る
そういえば、fimoサマフェスが気になっていた。
星野道夫のサイトを見てみる。
最近、人生の滞りを感じる。
その1へ戻る。
※その1以降の各編、加筆修正しました。これにて完結ですので、ぜひその1より通しでお読みください。
その1はこちら。
PCの方はBGMをどうぞ。
忘れ物を探しに行く旅がある。
探し物を忘れに行く旅がある。
釣り人は釣り旅をし続けることで、世界各地、日本各地に、多くの忘れ物を残していく。
そして、その執着にも似た思いは、いくつ歳を重ねても消えることはなく、むしろ心の中で魚を育て続ける人もいるのだろう。
過去に無いほど狭い機内のシートで5時間。
僕らは夜明けのシアトルに到着した。
シアトルには僕の友人がいる。
この5月まで日本にいたTifany。そしてその旦那のRyan(ライアン)。
シアトルでの乗り継ぎ時間は7時間。
その時間を退屈な空港で過ごすより、シアトル観光でもできないかと思って打診したら、シアトル案内をしてくれることになった。
空港に着いたら、Ryanが待っていた。
久しぶりの再開の握手。
ケンさんは日本語に片言の英語を交ぜて、端から見るとまるで通じそうにない会話をしているのに、誰とでも以前からの友人のように、あっという間に仲良くなってしまう。
本当に不思議で魅力的な人。
だけど、だから、北海道で彼があれだけ注目されている釣り人であることも納得がいくのである。
ビコウさんは、心の一部をアラスカに置いてきてしまったようだった。
忘れ物、取りに行くんだろうな。
Ryanはまず僕らにシアトルの街に昇る朝日を見せてくれた。
空港から街が近いって素晴らしい。
羽田の国際化をもっともっと進めて欲しい限り。
記念撮影。
僕とRyanがなんで仲が良いかというと、やんちゃぶりが一緒だからである。
彼は釣りをしないが、自然と遊ぶスタンスは僕と一緒の感性を持っている。
記念撮影した後に、僕が崖の下の木の実を指さして、
「あれはなんだ?」
と聞くと、柵を乗り越え、崖を降りて木の実を獲りに行く。そして口に含んで、
「これはブラックベリーだ。まだ早いけど。」、と。
全ての人は好奇心や探求心を持っている。
が、その心に素直かどうかは人によって全然違う。
僕はその好奇心や探求心に素直でありたいと常々願っているし、素直にやっている人がとても大好きなのである。
酸っぱすぎて、食えた代物じゃなかった。あと2週間。
彼らのアパートに到着して、Tifanyと再開を果たす。
相変わらずのいい女。だけど、ずいぶんとお腹が大きくなった。
そう、8月末に彼らの子供が出産予定なのである。
みんなでシアトルの街へ。
Pike place market(パイクプレイスマーケット)で買い物を楽しみ、、、
キングサーモンなんかも並んでいる。まだ銀色で海で取れたやつ。
念願だった、スターバックス1号店へ行く。
1971年開業ということは、僕の1歳年上。
この店でしか売っていないFirstShopマグカップを買う。
近くのカフェでブレックファスト。
シアトルの街は、何もかもがおしゃれに見える。
僕はアメリカという国を避けて生きてきたんだけど、今回のシアトルで非常に興味を持った。
アメリカ各地を回ってみようと思ったのだ。
まずは来年夏のフロリダのフィッシングショーでも行ってみようかな、と。
スタバに戻ってきて、カフェラテを飲む。
個人的にはVentiサイズにしたかったが、Granteで我慢。
その後、釣具屋さんも回ってみたが、たいした道具は置いてなかった。
第二の目的、マリナーズの本拠地セーフコ球場へ。
ところが、アラスカに行ってる間に、イチローはヤンキースに移籍してしまったという。
ええっ!?って感じ。
電撃移籍だったのね・・・。納得。
貴重な写真。
お土産買って空港へ。
シアトルのショートトリップ。
シアトルでも、キングサーモンやトラウト類がたくさん釣れるポイントがあるそうだ。
いつか行くことができたらいいあなぁ。
そんなことを思って、成田へ向かって飛んだ。
10時間後、僕は一睡もできずに成田空港へ到着した。
機内で今回の旅を振り返っていた。
まずは行くと決めて本当に良かったということ。
また、キングサーモンを釣ることができて本当に良かった。結果というだけでなく、魚を釣るまでの流れの中の釣り、流れの中での強烈なファイトなど、僕の釣りの技術を本当に上達させてくれる経験だった。
結果は8本掛けての5本キャッチ。
最高は40ポンドである。
Bradに棍棒で殴られたこの40lbは、半年後僕の家に剥製となって飾られる予定だ。
そして最高の同行者達。
色々な話をして心を通い合わせた。
旅は多くのものをその人にもたらす。
ましてや、釣り人の旅は、さらに多くのものをもたらしてくれると思う。
また、秋、また来年。
どん欲に好奇心の世界に飛び出してみよう。
探求心で我が身を震わせてみよう。
それをいつまでも忘れずに。
そして、これを読んだ皆さんもぜひ釣りの旅に出てみようと思ってくれることを期待して。
このログを完結する。
ご愛読ありがとうございました。
「いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえばこんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどう伝えるかって。」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、いや、やっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・。その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだって思うって。」
by 星野道夫
駆け込んだ成田空港のラーメン屋にて、この旅最後の1枚。
☆お好きなリンクコーナー☆
ブラックラインが活躍したアピアのサイトを見てみる。
キングサーモンの定番リール、ソルティガについて見てみる。
なんとなく、BlueBlueのサイトを見てみる。
いつも誰かに見られている気がする。
鬼才、赤塚ケンイチのキングサーモン釣行記を見る
ビコウさんのアラスカ遠征の釣りログを見る
そういえば、fimoサマフェスが気になっていた。
星野道夫のサイトを見てみる。
最近、人生の滞りを感じる。
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- 2012年8月7日
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