アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:52
  • 昨日のアクセス:434
  • 総アクセス数:17543451

プロフィール

村岡昌憲

東京都

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/12 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

検索

:

アーカイブ

2018年 2月 (3)

2018年 1月 (4)

2017年12月 (1)

2017年11月 (3)

2017年10月 (3)

2017年 8月 (1)

2017年 7月 (7)

2017年 6月 (4)

2017年 5月 (4)

2017年 4月 (2)

2017年 3月 (4)

2017年 2月 (4)

2017年 1月 (2)

2016年12月 (1)

2016年11月 (2)

2016年10月 (4)

2016年 9月 (4)

2016年 8月 (2)

2016年 7月 (4)

2016年 6月 (3)

2016年 5月 (5)

2016年 4月 (3)

2016年 3月 (6)

2016年 2月 (3)

2016年 1月 (5)

2015年12月 (3)

2015年11月 (7)

2015年10月 (12)

2015年 9月 (11)

2015年 8月 (7)

2015年 7月 (15)

2015年 6月 (7)

2015年 5月 (11)

2015年 4月 (13)

2015年 3月 (5)

2015年 2月 (5)

2015年 1月 (8)

2014年12月 (2)

2014年11月 (9)

2014年10月 (11)

2014年 9月 (11)

2014年 8月 (11)

2014年 7月 (8)

2014年 6月 (8)

2014年 5月 (10)

2014年 4月 (15)

2014年 3月 (10)

2014年 2月 (7)

2014年 1月 (8)

2013年12月 (5)

2013年11月 (9)

2013年10月 (8)

2013年 9月 (8)

2013年 8月 (13)

2013年 7月 (9)

2013年 6月 (9)

2013年 5月 (7)

2013年 4月 (8)

2013年 3月 (9)

2013年 2月 (15)

2013年 1月 (12)

2012年12月 (4)

2012年11月 (10)

2012年10月 (3)

2012年 9月 (5)

2012年 8月 (9)

2012年 7月 (7)

2012年 6月 (3)

2012年 5月 (4)

2012年 4月 (5)

2012年 3月 (6)

2012年 2月 (3)

2012年 1月 (9)

2011年12月 (8)

2011年11月 (13)

2011年10月 (9)

2011年 9月 (8)

2011年 8月 (9)

2011年 7月 (10)

2011年 6月 (7)

2011年 5月 (12)

2011年 4月 (7)

2011年 3月 (8)

2011年 2月 (7)

2011年 1月 (7)

2010年12月 (10)

2010年11月 (10)

2010年10月 (9)

2010年 9月 (7)

2010年 8月 (9)

2010年 7月 (8)

2010年 6月 (9)

2010年 5月 (11)

2010年 4月 (8)

2010年 3月 (7)

2010年 2月 (7)

2010年 1月 (5)

2009年12月 (7)

2009年11月 (8)

2009年10月 (8)

2009年 9月 (10)

2009年 8月 (13)

2009年 7月 (10)

2009年 6月 (4)

2009年 5月 (5)

2009年 4月 (5)

2009年 3月 (12)

2009年 2月 (5)

2009年 1月 (2)

2008年12月 (5)

2008年11月 (1)

2008年10月 (7)

2008年 9月 (9)

2008年 8月 (6)

2008年 7月 (8)

2008年 6月 (8)

2008年 5月 (9)

2008年 4月 (11)

2008年 3月 (10)

2008年 2月 (8)

2008年 1月 (2)

2007年12月 (5)

2007年11月 (4)

2007年10月 (8)

2007年 9月 (3)

2007年 8月 (2)

2007年 7月 (5)

2007年 6月 (6)

2007年 5月 (13)

2007年 4月 (11)

2007年 3月 (11)

2007年 2月 (7)

2007年 1月 (10)

2006年12月 (4)

2006年11月 (10)

2006年10月 (20)

2006年 9月 (13)

2006年 8月 (9)

2006年 7月 (9)

2006年 6月 (7)

2006年 5月 (14)

2006年 4月 (21)

2006年 3月 (8)

2006年 2月 (4)

2006年 1月 (12)

2005年12月 (6)

2005年11月 (1)

2005年10月 (3)

2005年 9月 (7)

2005年 8月 (3)

2005年 7月 (3)

2005年 6月 (13)

2005年 5月 (14)

2005年 4月 (6)

2005年 3月 (16)

2005年 2月 (9)

2005年 1月 (5)

2004年12月 (3)

2004年11月 (12)

2004年10月 (7)

2004年 9月 (5)

2004年 8月 (11)

2004年 7月 (8)

2004年 6月 (7)

2004年 5月 (8)

2004年 4月 (3)

2004年 3月 (5)

2004年 2月 (4)

2004年 1月 (5)

2003年12月 (9)

2003年11月 (10)

2003年10月 (7)

2003年 9月 (8)

2003年 8月 (10)

2003年 7月 (14)

2003年 6月 (9)

2003年 5月 (5)

2003年 4月 (5)

2003年 3月 (6)

2003年 2月 (10)

2003年 1月 (3)

2002年12月 (4)

2002年11月 (6)

2002年10月 (3)

2002年 9月 (10)

2002年 8月 (3)

2002年 7月 (2)

2002年 6月 (8)

2002年 5月 (4)

2002年 4月 (3)

2002年 3月 (9)

2002年 2月 (4)

2002年 1月 (5)

2001年12月 (9)

2001年11月 (5)

2001年10月 (2)

2001年 9月 (6)

2001年 8月 (7)

2001年 7月 (6)

2001年 6月 (3)

2001年 5月 (5)

2001年 4月 (2)

2001年 3月 (2)

2001年 2月 (5)

2001年 1月 (3)

2000年11月 (1)

2000年10月 (2)

2000年 9月 (1)

2000年 8月 (3)

2000年 7月 (3)

2000年 6月 (1)

QRコード

運河の90up(釣ってないよ)

この一週間の運河における釣果は見事にゼロだった。

ハイシーズンに運河で釣果が一週間ゼロだったのは、たぶん17歳以降この釣りを始めてから初めてのことだ。

だけど、非常に楽しい釣りだったので、釣果のないログを書くことにした。








少し前のログに書いたとおり、シーズンの進行は遅れると考え、例年10月下旬の大潮のピークを11月中旬に設定し、待っていた約束の潮回り。



ハイシーズンの大潮ともなると数も爆釣できるし、型も狙えるしの釣りができる。

湾奥のポイントは潮が動き始めればどこも人だらけ。

場所取りも取材の時は仕方なくやるときもあるけど、多くの場合はメジャーポイントは人に譲って自分は静かなポイントを開拓がてら回ることが多い。

これは以前、ソルトのプロアングラーの大先輩である、世界の丸橋こと丸橋英三さんに言われてから守っていることで、俺たちはお客さん達が釣りをすることで飯食ってんだから、ハイシーズンの状況いい時に良いポイントの場所取りとかして魚なんか釣ってんじゃないよ、ってことだ。

自分が釣る場所の分だけでもお客さんに入ってもらうのが商売人だろ!?と

まあ、俺はあんまり商売人って訳でも無いんだけど、否定できない側面でもある。

もう一つはハイシーズンの土日か釣果情報もわんさと出るので、自分がそこで釣って無くても状況が把握しやすいって事がある。

それに比べて、土日の自分が開拓した場所が、良かったのか悪かったのか?

俺はその場所で出なかったけど、メジャーポイントでは

そんな検証がしやすいのである。


まあ、そんなことで、運河もあまり人がいないところを回るのがこの数年の常。




この潮回りはなんとも言えない微妙なタイミングで他の予定が入っていて、前の週と翌週の遠征などの動きから、釣りに出られるのが3回ほどしか設定できない状況。



その1回目。

湾奥の動きを垣間見られる、いつもの橋。(両サイド立ち禁)

橋の上からライトをピカッと照らすと、80upが数本!

でかっ!

今週ハイシーズンがピークアウトする確信を得たのと、狙って獲れる確信を持った運河の80up。

川や干潟で獲るのとは格段に価値の違うその魚を獲るために、まずは一つ上流の橋に入る。

ここは海側に対して右岸側のみ入れるとこ。

潮は下げも始まったタイミング。

まだ潮位も満ち満ちの気配の中、相変わらず抜けないサッパの大群がキラキラと水中で輝いて見える。

先程覗いた橋と同じイメージでこの橋にも80upが付いていることをイメージして、先発は絶対的エースのスーサン。

橋の上にライトは1つ。

ということは、明暗部の通すべき所は1点。

そう、ピンポイントと考えて正解。



俺は、そこのいきなり美味しいところに入れると、アベレージの50cmが食ってしまう状況と判断していた。

大きいサイズが先に食うか、最後に食うかという議論において、俺の個人的な考えだけど、

流れの中なら良い奴から先に食ってくる。

流れが無いか、その場所の状況として流れが緩い状態だと小さいのから先に食ってくる

というイメージを持っている。



で、今日は大潮だけど、まだ緩い感じがあるので、真っ先に美味しいところに入れるとアベレージから出てきてしまう。

そういう時は、そのアベレージの活性を利用して、ピンの外まで魚を誘い出してきてバイトを取っていく。

そう、数を出すときの釣り方を利用して、大型にプレッシャーを与えず、逆にファイトのやり方次第では大型の活性を上げる方法。

昔の釣行記を読んでもらえれば、そうやって俺が湾奥運河の80upを出したことが書いてある。





ということで、最初はスーサンのU字の頂点がそのピンの2m遠くになるように通す。




が、ノーバイト。





2mを数回、1.5mを数回。




ノーバイト。





1m、80cm、60cm。



潮が緩いのと、小さい運河で投げる距離がそもそも短いので、ピンまでの距離だけでは勝負が難しいのである。

スズキはルアーが着水した瞬間から、その何らかは把握しているもので、そこからの引いてくる時間が長ければ長いほど、低い活性の魚も口を使ってくる。

で、見せられる時間が少ないときはフローティングをゆっくりと引くというのも良くて、できれば動いていて欲しいので、Gaboz!!!90なんかは本当に有効だったりもする。

Gaboz!!!90に変えて、もっとゆっくり攻めるべきかどうかを悩みながら、スーサンでピンに対して40cm、20cmと通す。



ここまで近ければ、小さいのが食えばある意味終わり。

一気に引きはがしたとしても、デカいのがボトムにいるような状況でもなければスレさせる要因になってしまう。

意を決して、暗いエリアに流し込んだ10数投目。








出ない。






スーサンを回収し、しばらく考える。





フォローで何を入れようか。


ナレージもありだし、Blooowin!80Sもいいだろう、X-80SWとかマリブ、ソバット、ごっつあん89、、、、






考えて、ここを上がることにした。

あまりこういう事はしないのだけど、その前の橋で見た80up。

それがいると思ったからこそ、ミスチョイスでのスレを嫌った。




橋の上に一度行って、サイドから目を凝らすように明暗を覗く。

(ちなみに街灯の真下から身を乗り出して覗くとスズキには人間の動くシルエットが丸見えで、確実にスレるのでこれから釣るときはやってはいけない)



目が慣れるまで凝視していると、明暗の頭に50cm台が見える。

暗い側にデカいのが絶対にいるはずだが、暗い側が見えることは東京湾奥の運河だとそうは無い。

あの50cmが食わないって事は、こいつは厳しいな。。。。



そう思って、ここをあきらめることにした。

街灯の下に入り、覗き込む。

ヘッドライトをピカリ。

その瞬間、暗がりに見えたのは文句なしの90upだった。

光に気付いて身をよじらせて沈んでいく。





水の中の魚は、陸上で見るより大きく見える。

あれは80cmある、と思って上げてみたら70cmくらいしかないもの。

そんなこと百も承知で、さんざんそれを経験してきている俺が言う、90cm台である。



どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

言葉ではあるが、全く意味の通じない呻き声を出した。





よし、明日また来よう。





そう思って、他の運河の橋をランガン。

が、なぜだろう。スレてるのかな。。。

他の橋でもノーバイト。

潮が動き始めた段階で干潟に向かってしまったので、その日の運河はノーフィッシュとなった。







次の日。

俺は前の日に良い釣りをした千葉の干潟に行くのを止めた。


昨日釣れなかった原因があるとしたら、

・魚がスレている
・潮時が悪かった


のどちらか。

最初の問題はどうしようもないので、潮時を合わせるしかなかった。

干潟に行くか、運河に行くか、だ。



今日、その90upがいるかはわからない。

が、たいていの魚は数日間はいるもので、雨が降ったり、風が吹いたり、何らかの自然気象の動きで移動する時が多い。

比較的天候が安定していたので、魚はまだいるはず。






下げ5分になるタイミングでその橋に到着。

一つ下の橋の対岸に先行者。

もうすでにここは叩かれてしまっただろうか。

そんな不安も頭によぎる。







最初に投げるルアーは俺が封印している禁断ルアーを出した。

この禁断ルアーは、とんでもなく魚が釣れるアイテムで、市販品ではないのだけど、どんな状況でも魚を出せるアイテム。





おそらく疑似餌釣りとしては最強最悪。

しかし、美学がないのである。

もし、俺が金儲けのためだけにこの仕事をやっているのなら、とっくにこれを製品化していただろうと思う。

が、俺にも美学はある。

こいつが、ルアーショップに並んだらルアー業界がカッコ悪くなると思っている。

釣りってのは遊びであって、釣果が全てではない。

ブラックバスを釣りたいっていって活きエビ使ったら、そりゃルアーなんてやってられない位釣れるわけで、だけど、バス釣りってそうじゃないでしょ!って話。

スズキの世界にもそういうゴールにしてはいけないゴールがあるのである。

だから、俺がいつも開発しているアイテムは、俺が思うゴールの中で、この禁断ルアーに追いつき追い越していく挑戦でもある。







まあ、そんなことより、その禁断ルアー。

運河の流れは今日の一日で最も速い状態。

活性も一番高まっているだろう。

迷わず1投目からドンピシャでピンに流し込んだ。




昨日見た時、90upはピンのやや左サイドにドーンと浮いていた。

そこに魚がいることをイメージして、そいつの鼻っ面に流し込んだ。














出ない。









思わず天を仰ぐ。








こいつで出ないのか。








2投目、と振りかぶって、投げるのを止めた。








俺とお前、だ。






1投がフェアじゃないかと思った。





アホと呼ばれてもいい。





橋の上からまた覗き込んだ。



本当は入れ替わりで立ち替わりでアングラーが訪れる運河でこれをやってしまうのは、あんまり褒められるべきことではないのは解っている。



だけど、見ずにいられない。




今回だけは許してくれ。




ヘッドライトの明かりを照らす。





どーーーーーん!



なんか、女性の着替えシーンを見てしまった時みたいな、見てはいけないものを見てしまったときのスピード感でハッとライトを背けた。



そして、照らしてしまった罪悪感。



その後は、にまぁ〜と来た。



やっぱりいるのである。(嬉)


嬉しくなって思わず橋の通行人に笑顔で話しかけそうになる。



ほら、いますよ。(笑)って。



そんな不審な想像と共に今日の釣りは終わりだ。


もしかしたら、先行者がすでに叩いた後だったのかもしれない。

むしろ、そうであって欲しい。

そう思っていた。












俺は橋の上で友達に電話をした。



明日、飲む予定を来週にズラしてくれと。



そうして、明日もここに来ることが決まった。







その夜はそのまま江東ベースに潜り込んだ。

ルアーを一から作ったのである。

955imfc3pg5bij9tydfj_480_480-4e7a44a8.jpg

禁断ルアーをさらに進化させることにした。

俺の釣りたい欲は美学を超えた。

一人の釣り人として、例え美しくなくたっていい!

俺はあいつを釣りたい!

もし釣ったとしたらブログには書かなかったかもしれない。

でも、釣れなかったから書いているんだが。。。





そして、

これで獲れる!


と思った。というか、願った。








次の日。


朝起きたら雨が降っていた。


まじ!?




天気予報を慌ててみたら、午後から本降り。


俺の挑戦は終わった。




夕マヅメにその運河に行ってみたが、だいぶ濁りが出ていた。

川の濁りと運河の濁りは大違い。





まだいるかもしれない。

いないかもれない。




早く投げた方が良いかもしれない。

潮が動くまで待った方が良いかもしれない。



車の中で悶々とした。


そして、やっぱり待つことにして、下げ5分に俺はそこに立った。



投げても数投。

それで勝負を付けるつもりだったので、土砂降りでもカッパは着なかった。





1投目。ドンピシャでピンに流し込む。

かなり濁っているので、少し浮かした。

バイトは無い。







2投目。

少し下のレンジをイメージして同じコース。






3投目。

少し奥に投げて、ピンの下流側に通るコース。

魚に触れてしまうかもしれない。

そう思っていたら、ラインが魚体に触れた。






魚は動いた。

あいつだったかはわからないが、俺の中でそれをやったら負け。


終わった。








橋の上からは覗き込まなかった。

いたところで、明日以降は釣りに来ることができないし、この雨で魚も動くだろう。






Gaboz!!!90だったら?

ライン先行で流し込んでいたら?

干潮潮止まりから攻め始めたら?

ワームだったら?

スプーンだったら?

デカいルアーだったら?

ワインドだったら?




釣りってのは様々な選択肢があり、その時合いの中で自分たちが選ぶことのできる選択肢は限られる。

どちらかというと、何を捨てるかを選んでおかないといけない。

あの魚が釣れないのが今の自分だし、なんか大それた言い方になってしまうのでちょいと恐縮だが、今のルアーフィッシングで釣ることのできない魚もまだまだたくさんいるのだって事。

俺はもっともっと上手くなりたいし、もっともっとルアーフィッシングに進化してもらいたい。


久しぶりに釣る時間よりも、頭の中で釣りをする時間の方が長い釣りだった。










 

コメントを見る

村岡昌憲さんのあわせて読みたい関連釣りログ