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泣き虫土龍@ビルダー

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▼ 新しくリールを買ってすごいがっかりした話（二ヶ月連続二回目）

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常々フルメタルなベイトリールが欲しいと思っています（挨拶）


さて、某天ポイントがいい感じだったので今年一年のご褒美リール（笑）としてこいつをチョイスしました。

ご存知剛性のハイエンド（）Revoブラック9でございます。

なんでわざわざ旧式の方にしたのかと言うと、


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これ







サイドプレートの開閉がカムロックスクリューだから。




Revo の4世代以降はサイドプレートの開閉がカムロックレバー方式になっています。

いつのまにかカバー外れてる事件の悪名高きアレです。




個人的にあの方式大嫌いなんですよね。
アブだけじゃなくて、シマノでもダイワでも。

やっぱり男なら大事なパーツはネジで締めないと。










と、

ここまでは良かった。





問題はここから。











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これ。


ブレーキハウジング。


ダイワで言うところのセットプレート。
シマノで言うところのフレームB受ケ組（本体枠B受ケ組）。









なんとなんと

剛性のハイエンドを謳うブラック9ですが。






このブレーキハウジングは金属ではなく樹脂です。




金属ではなく樹脂です（大事な事なので二度言う）









なんて言うか。





心底がっかりです。

タトゥーラ 300/400、スコーピオンmd、ビーストロケットのサイドカバーが樹脂と知った時くらいがっかりです。


なんでそこ樹脂やねん

と。



片手落ちも甚だしい。




いや、わかってるんです。

年間300日ストロングな釣りをする男やら、怪魚を求めて地球の裏側まで冒険する男が文句をつけない位には強度も問題ないんでしょう。


ソースが無いので断言は出来ませんが、スプールを受けるパーツを樹脂にすることでアブソーバーの役割を持たせているとかなんとか。

そのおかげでリールの寿命が伸びるとかなんとか。



いやまあ、実際そうなのかもしれないけど。



違うんですよ。



ここのパーツが樹脂だろうと金属だろうと実際問題大差ないのかもしれない。



でも、この手の尖ったリールを買う人間ってそういう「必要十分な」リールが欲しいんじゃない。


過剰品質ばっちこい！
重さこそパワー！
力こそ正義！



っていう変態的なリールが欲しいんだと思うんですよね。

なんて言うか、悪口でもなんでもなく不必要なところにリソースを割かないっていうのはたしかに美徳たりえるかも知れないけど。

ロマンとは対極にある職業者的な発想なんですよね。


自分は別に漁師とかプロのアングラーになりたい訳じゃなくて、
徹頭徹尾頑丈さに全振りしたロマン的リールを使って悦に入りたいだけなのです。




構造的な話に戻すと、リールの強度的な弱点はピニオンとスプール（シャフト）です。

そのものの強度を上げるのは限界があるので、
頑丈なモノで包むか、適度に遊びを作って衝撃を逃すかってことになります。


シマノとダイワはベアリング二点保持でピニオンを守り、セットプレートのメタル化でスプールを守りました。

対するアブはピニオンはベアリング一点保持のままだし、スプールを受けるブレーキハウジングは樹脂だし、どちらかというと全体で衝撃を逃す方向でデザインしているように見えます。

どちらが良い悪いと一概には言えないけれども。

間違いなく言えるのは、シマノやダイワの方がパーツの精度は出せる（アルミなので）だろうってこと。

そして、ロマンの面ではシマノやダイワの辛勝と言ったところです。


やっぱり、パーツの遊びで衝撃から守るっていうのは逃げみたいな感じがして好きでは無い…



以前ダイワのリール達のセットプレートが金属でサイドカバー が樹脂であることを酷評しましたが、

セットプレート樹脂、サイドカバー金属
セットプレート金属、サイドカバー 樹脂

なら、理論上恐らくセットプレート金属、サイドカバー 樹脂の方が頑丈で精度も出しやすいはず…

今回アブの現実を知って落胆を隠せません。

ブラック9とビッグシューターコンパクト には本当に期待していたんですが…





これで

ギア側サイドプレート
フレーム
セットプレート
ブレーキ側サイドプレート

の全てが金属のリールは丸型以外ではバンタムとアンタレスだけということになりそうです…










別にシーバスだなんだを釣る分にはブラック9で全く問題ないんでしょうけど。

ロマンが足りない…










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