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▼ ゼロからイチへ!スウィングウォブラー85Sでの1匹
- ジャンル:釣行記
- (14 CALDIA 3012H, GOLDEN MEAN -ゴールデンミーン-, 13Monsterleg -イチサン モンスターレッグ-, RIVER -河川-, 10Parabellum -イチマル パラベラム-, 下流域, SEABASS -スズキ-, Handmade Lure -ハンドメイドルアー-, 中流域, SUNLINE -サンライン-, DAIWA -ダイワ-, Cork -コルク-, NIGHT -ナイトゲーム-)
娘の小学校への入学式の日。
今までずっと晴れていたというのに、こんな日に限って雨風とも強く吹きつけた鹿児島市内。
前日が夜勤だったので少しばかり頭は重いが、そんなの関係ないとばかりに気持ちは"ソワソワ"…雨が降るとやはりあの川が気になる。
でもわたし、同じ過ちは"二度繰り返しません"!笑
(↑参照ログ:2018年のスタートを飾るスズキ)
夜はきちんと実家で娘の入学祝いの食事をして、家に帰り着いたのは22時半。
日付が変わる頃に出ようと思えば出れたが、この時点で疲労感は120パーセント。
すでに気絶しそうな程に疲れていたこともあり釣行は控え、休養を取ることを優先した。
…と言いつつ、バルサを型から切り出し削り始め気付くと深夜2時半。
左手で持ってるバルサを右手だと思い込みむ変な感覚に襲われ、脳が誤作動を起こしかけたところで気絶するように就寝。
釣り好き、ハンドメイドルアー好きもここまで来ると、自分のことだけどもう掛ける言葉も見つからない。笑
そして、翌日の晩。
春にやって来た寒波の影響はまだ残っていて、雨はチラつく程度だが風はまだしっかり残っていた。
こんな寒い夜中に玄関の戸を開ける自分に、大丈夫?と恐らく二つの意味で気にかけ見送ってくれた家族を背に、ホーム河川であるいつものちっちゃな川へ向かった。
狙うタイミングとしては上げの潮が河川内を逆流し始め、干上がっている浅瀬をジワジワと飲み込んでいく頃。
ベイトは川岸のシャローエリアはハクで、少し水深のある流芯エリアはイナっ子だ。
ベイトの姿は予想通りだったのだが、ひとつ予想が外れたのは雨の影響だった。
川の水はまったく濁っていない。
濁りが抜けるのが早かったのか、そもそもこの川の上流の山々にはそんなに雨が降らなかったか…
いずれにせよ、やる釣りは決まっている。
上げの潮に乗ってこの小さな河川にやってくるランカーを待ち伏せる釣り。
21時から23時の間、川は予想通り目まぐるしく流れを変化させ、干上がっていたシャローを飲み込んでいった。
釣れない時間が長く続くが変化は常に起こっていたので集中力が切れることはなく、フローティングミノーの10Parabellumを駆使して広い範囲をチェックしていく。
加えるアクションも色々と工夫するが、キャスト後に糸フケを取ったら1発トゥイッチ。
そのまま浮上させ水面を少し流れに乗せながら漂わせ、もう一度トゥイッチ。
それの繰り返しから入って、最終的には巻きで終わる。
他にリトリーブ中に当たるベイトの感触も"右手に持ったロッド"と"左手で巻くリール"に神経を集中させ、感じ取っていく。
普段使いのFishman Beams RIPLOUT 7.8MLとDAIWA ZILLION SVTWは右巻き。
今日の相棒は、スピニングタックルで今日が卸したてのGolden Mean OUTRANGE ORS-90MLにDAIWA 14 CALDIA 3012Hという組み合わせだ。
小潮の上げいっぱいをやってバイトは0。
リールがシャリシャリ言い出したので帰ってメンテでもしようかと思ったのだが、最後に橋脚の奥が気になった。
いや、でもこんだけ撃って出ないんだからどうせ出ないでしょ、と車のトランクを開けようとするが…
引き返してもう一度川辺に降りる。
"この最後のひとつの行動が良い結果を生むんじゃないか"と信じて。
3投して答えが出た。
ここにスズキはいなかった。
終わってみればスズキのライズは起こらず、シャローのハクの群れにエイが襲いかかるだけの厳しい状況の中での釣りであった。
帰ってリールをすぐにでもバラしたかったが、もうひとつ河川をチェックすることにした。
何度も言うが、そのひとつの行動が良い結果を生むと信じてとことん悪あがきしてやろう、と思うモチベーションがここ最近の出会いで培われてきた。
馴染みの橋脚で、上から水面の様子を見る。
小潮の最満潮だが予想通り水深はかなり浅く、根のストラクチャーもしっかり水面付近まで頭を出そうとしていた。
そんな中スーッと魚の影が見えたと思ったら、バシュっと1発ライズが起きた。
…いる!それを確認すると、そそくさと準備をして先発のCorkからくっきり浮かび上がる橋脚の明暗に向けてキャストを開始した。
シャローを引けるCorkだから選んでキャストしたのだが、たった2投目で根掛かりしてしまった。
かなり久しぶり(おそらく3年ぶりくらい)に入ったポイントではあったがストラクチャーの場所も頭にある程度入っていたので過信してしまったか、はたまた小潮のタイミングで今まで入らないエリアだったので水深の感覚が掴めていなかったのか。
外すのに時間もかかってしまい、心も折れかける深夜12時半過ぎ。
帰ろうか…そう思うけれど、時折水面のもじりも確認出来るし、バシュっとライズ音も聞こえる。
"諦めてたまるか"それはずっと自分に言い聞かせていたが、投げれるルアーがない。
ルアーケースを開けてアレコレ考えてみると、ひとつだけこのシャローの根掛かり地獄でも引けるルアーがあった。
ポジドライブガレージのスウィングウォブラー85S、CHモヒートカラーだ。
これでダメならもう投げれるルアーがないので諦めがつく。
そう思ってキャストすることに数投目だった。
グンっとルアーを止める抵抗を感じ根掛かりかどうか一瞬ティップで聞くと、僕はすぐにアワセを入れた。
グンっと確かな手応え!
思わずヨッシャー!と声に出る。
シャローでなおかつ辺りはストラクチャーだらけなので、ラインブレイクを避けるためにすぐに高速回収に取り掛かる。
グングンとあっという間に寄せて、最後はネットで丁寧にキャッチしたのはフッコクラスのシーバスだった。
【ヒットルアー:スウィングウォブラー85S】
粘り勝ちの一本だった…
諦めず最後まで悪あがきして、なんとか引きずり出した魚。
サイズは大きくないけれど、釣れたことの大きさは自分にとって大切な価値あるものだった。
その後、反応もなくなってしまっていよいよスウィングウォブラーでも釣りがやり辛くなったところで納竿とすることした。
厳しい状況での1匹。
ゼロのまま家に帰るか、イチとして家に帰るか。
また身を以て経験を積むことが出来たように思う。
【tackle data】
Rod:Golden Mean OUTRANGE ORS-90ML
Reel:DAIWA 14CALDIA 3012H
Line:SUNLINE CAREER HIGH6 1.7号(30lb.)
Leader:SUNLINE CUT IN SHOCK LEADER FLUOROCARBON 30lb.(#7)
Lure:10Parabellum,Cork,13Monsterleg …all handmade lures
ポジドライブガレージ スウィングウォブラー85S
【wear & tool data】
Cap:Pazdesign フラットバイザーIII
Protect gear:Pazdesign フェイスガード グレーカモ
Life jacket:Shimano XEFO ショートゲームベスト VF-274L
Wader:REALMETHOD チェストハイウェーダー ピンフェルト TG-2904
Fish grip:STUDIO OCEAN MARK OG2100Newbie M/Go
Camera:Nikon COOLPIX A900
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- 2018年4月9日
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