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▼ 砂と波が作るサーフの地形について。
- ジャンル:日記/一般
最近は本を買い漁って知識を貯めている。



残念ながら、知識というものですら信用してはならない。
本に書いてあることでも本当かどうかは追証しなくてはいけないのだ。
例えば、「散逸的な開放型のサーフに於いては、大型の生物は常駐しない」
ここでいう大型の生物というのはニホンスナモグリのような動物の事で、プランクトンよりも大きい、という意味。
散逸的、というのは砂が細かく、波が荒い、という意味。
本で読んだ知識でもそれが本当かどうかは、データを見せてもらってそれで自分が判断するしかない。
一体どれがどのくらい、どの時期に、といった情報も大事なんだけど、どの本も案外そういうデータが省かれてしまっている事が多い。
データの見方も大事なので、最近統計数学も勉強した。
今日はサーフの地形について得た知識。

サーフというのは大まかには3つの状態に分けて書いてあるものが多い。
散逸型、中間型、反射型の3つ。
1、散逸型というのは、全くフラットで地形が殆どない状態の事。

一面白波の状態。荒れた後に起きやすい。
またこういうサーフの特徴として、「砂が細かい」という事が挙げられる。
鉾田なんかは荒れると散逸型になりやすい。
そして凪が続くとサーフの砂は堆積によって地形に変化を齎す。
2、中間型は更に4つに分けられる。
2-1 沿岸洲ートラフ型

沿岸洲というのは瀬とかサンドバーとか言われている白波が立つ浅くなっている場所。
トラフとはヨブで深くなっている場所である。
これは散逸型の後に表れる。
2-2 波状沿岸洲型砂浜

段々堆積すると波状沿岸洲型になる。
沿岸洲の一部と砂浜のカスプ(馬瀬)がつながってたり、瀬の切れたポイントなどが出現したりする。
そこそこいい地形。
堆積が更に続くと沿岸洲とカスプが合体する。

2-3 横列沿岸洲型砂浜

通称、いい地形。
沖まで瀬が入っているのでイワシが手前まで波で流されてきやすい。
手前にヨコヨブみたいな流れが入りやすい。
自分はそういう場所で座布団を揚げたし、こういう地形はイワシさえ入っていれば出やすい事この上ない。
2-4リッジ・ラネル型
リッジは沿岸洲の発達したもので、沖の瀬が水面から飛び出た状態。
ラネルはヨブの名残みたいなもんで、まぁ水たまりの事。

鉾田でもべた凪の続く夏場に見えることがある。
どこ狙っていいか分からない。
3、反射型。
波が反射するような、べた凪の急こう配になった、礫石サーフに多い。

散逸型の鉾田サーフが堆積によって反射型になるような事は殆どないだろう。

この図はモルフォダイナミクスという考えで作られた図。
砂の沈降速度、波の周期、波砕波高で決まっている。
確か、√(H/H.)×B だったと思う。
この値の数字が1~6段階だと丁度このサーフの形になるらしい。
数式はちょっとあやふや。
こういう知識がサーフヒラメにどんな風に役に立つのか?
例えば鉾田と鹿島、どちらに行こうかという時に波が荒ければ鹿島の方が砂が大きいので地形が良い可能性がある。
逆に、反射型みたいになってしまうほど凪が続いているなら砂が細かい方がいい地形があるかもしれない。

鹿島の砂

鉾田の砂
鹿島の砂は前にもブログに書いたんだけど、鹿島港が利根川からの砂の流入を妨げたせいで浸食が激しくなったので茨城県が養浜事業を行った。
おかげで見かけの海岸は取り戻せたわけである。
鉾田は鹿島に比べると砂が細かい。
また、常磐サーフは石英質の砂で重いので、鹿島のようなサーフになりやすい(反射型サーフに寄りやすい)
今日は講義はこの辺で終わり。
ただただ、釣りをするよりも、役に立たないような周辺知識も入れておいた方が釣りをするのも面白くなるだろうと思う。
自分はこういう殆ど無駄知識になるようなものでも、勉強するのが好き。
ブログでこうやって書いておけば取り出すのも楽になる。
砂の形もどこの川由来のモノかを考えると大分面白いだろう。
魚だけに興味もいいけど、自然科学たる釣りの楽しさをまだまだたくさんある。
ここで大きな問題がある。
そもそも地形が良ければヒラメは多いのか?
実はこれについては既に実験されている方がいらっしゃる。
しかしながら、数は相当少ない。
リッジやラネルが魚のタイドプールになっている、とする仮説である。
そしてこれらに対する追証も行われている。
これはまた本をよくよく読みこんでから書きたいと思う。
そして、これらの実験の事に関して言いたいことは、
自分の「イワシは波でやってくる」説で大分片づけられると思う。
是非とも一度水産学会にも殴り込みに行きたい。
どうせアンチだらけになるのは目に見えているが。



残念ながら、知識というものですら信用してはならない。
本に書いてあることでも本当かどうかは追証しなくてはいけないのだ。
例えば、「散逸的な開放型のサーフに於いては、大型の生物は常駐しない」
ここでいう大型の生物というのはニホンスナモグリのような動物の事で、プランクトンよりも大きい、という意味。
散逸的、というのは砂が細かく、波が荒い、という意味。
本で読んだ知識でもそれが本当かどうかは、データを見せてもらってそれで自分が判断するしかない。
一体どれがどのくらい、どの時期に、といった情報も大事なんだけど、どの本も案外そういうデータが省かれてしまっている事が多い。
データの見方も大事なので、最近統計数学も勉強した。
今日はサーフの地形について得た知識。

サーフというのは大まかには3つの状態に分けて書いてあるものが多い。
散逸型、中間型、反射型の3つ。
1、散逸型というのは、全くフラットで地形が殆どない状態の事。

一面白波の状態。荒れた後に起きやすい。
またこういうサーフの特徴として、「砂が細かい」という事が挙げられる。
鉾田なんかは荒れると散逸型になりやすい。
そして凪が続くとサーフの砂は堆積によって地形に変化を齎す。
2、中間型は更に4つに分けられる。
2-1 沿岸洲ートラフ型

沿岸洲というのは瀬とかサンドバーとか言われている白波が立つ浅くなっている場所。
トラフとはヨブで深くなっている場所である。
これは散逸型の後に表れる。
2-2 波状沿岸洲型砂浜

段々堆積すると波状沿岸洲型になる。
沿岸洲の一部と砂浜のカスプ(馬瀬)がつながってたり、瀬の切れたポイントなどが出現したりする。
そこそこいい地形。
堆積が更に続くと沿岸洲とカスプが合体する。

2-3 横列沿岸洲型砂浜

通称、いい地形。
沖まで瀬が入っているのでイワシが手前まで波で流されてきやすい。
手前にヨコヨブみたいな流れが入りやすい。
自分はそういう場所で座布団を揚げたし、こういう地形はイワシさえ入っていれば出やすい事この上ない。
2-4リッジ・ラネル型
リッジは沿岸洲の発達したもので、沖の瀬が水面から飛び出た状態。
ラネルはヨブの名残みたいなもんで、まぁ水たまりの事。

鉾田でもべた凪の続く夏場に見えることがある。
どこ狙っていいか分からない。
3、反射型。
波が反射するような、べた凪の急こう配になった、礫石サーフに多い。

散逸型の鉾田サーフが堆積によって反射型になるような事は殆どないだろう。

この図はモルフォダイナミクスという考えで作られた図。
砂の沈降速度、波の周期、波砕波高で決まっている。
確か、√(H/H.)×B だったと思う。
この値の数字が1~6段階だと丁度このサーフの形になるらしい。
数式はちょっとあやふや。
こういう知識がサーフヒラメにどんな風に役に立つのか?
例えば鉾田と鹿島、どちらに行こうかという時に波が荒ければ鹿島の方が砂が大きいので地形が良い可能性がある。
逆に、反射型みたいになってしまうほど凪が続いているなら砂が細かい方がいい地形があるかもしれない。

鹿島の砂

鉾田の砂
鹿島の砂は前にもブログに書いたんだけど、鹿島港が利根川からの砂の流入を妨げたせいで浸食が激しくなったので茨城県が養浜事業を行った。
おかげで見かけの海岸は取り戻せたわけである。
鉾田は鹿島に比べると砂が細かい。
また、常磐サーフは石英質の砂で重いので、鹿島のようなサーフになりやすい(反射型サーフに寄りやすい)
今日は講義はこの辺で終わり。
ただただ、釣りをするよりも、役に立たないような周辺知識も入れておいた方が釣りをするのも面白くなるだろうと思う。
自分はこういう殆ど無駄知識になるようなものでも、勉強するのが好き。
ブログでこうやって書いておけば取り出すのも楽になる。
砂の形もどこの川由来のモノかを考えると大分面白いだろう。
魚だけに興味もいいけど、自然科学たる釣りの楽しさをまだまだたくさんある。
ここで大きな問題がある。
そもそも地形が良ければヒラメは多いのか?
実はこれについては既に実験されている方がいらっしゃる。
しかしながら、数は相当少ない。
リッジやラネルが魚のタイドプールになっている、とする仮説である。
そしてこれらに対する追証も行われている。
これはまた本をよくよく読みこんでから書きたいと思う。
そして、これらの実験の事に関して言いたいことは、
自分の「イワシは波でやってくる」説で大分片づけられると思う。
是非とも一度水産学会にも殴り込みに行きたい。
どうせアンチだらけになるのは目に見えているが。
- 2020年2月14日
- コメント(2)
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